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なぜ野党は安倍首相の外遊を阻止しようとしないのか
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2018-11-21 天木直人のブログ
臨時国会の最大の争点である外国人労働法案がいよいよ本格的に審議されるという。 ところが審議日程が窮屈で会期延長必至であるという。 なぜ延長しなければいけないほど日程が窮屈なのか。 それは安倍首相が外遊するからだ。 11月末にアルゼンチンで行われるG20首脳会議に出席するという。 百歩譲って安倍首相のG20出席を認めるとしても、その前後に多くの国を寄り道訪問する。 しかも、12月に入っても、英国をはじめ緊急必要性のない国を訪れる。 これはあまりにも国会軽視だ。 私は何度も書いて来た。 これほど頻繁に外遊する首相など見た事がないと。 しかも、どれも成果のない無駄なものばかりだ。 国会の審議の合間を見つけて外遊するのではなく、外遊の合間に国会審議が行われる。 なぜ野党はそんな国会軽視を許しているのか。 私は何度もそう書いて来た。 しかも、野党が追及する外国人労働法案が本格審議されるのだ。 その法案の唐突な提案と採決強行は、すべて安倍首相の責任だ。 だから安倍首相不在の国会審議など無意味だ。 野党は本気で外国人労働法案を阻止する気があるのか。 何故安倍首相の外遊を国会をストップさせる気迫で阻止しようとしないのか。 そう思っていたら、麻生財務大臣のG20出席外遊に反対したらしい。 その理由がふるっている。 東大卒業の候補者を税金泥棒呼ばわりしたからだという。 こんな理由で外遊阻止できるのなら、なぜ外国人労働法案審議を理由に安倍首相の外遊を阻止しようとしないのか。 そう思っていたところ、更に腰が抜けた。 麻生大臣はそれでも平気な顔をしてG20に出席するという。 外遊阻止の議決には、法的拘束力がないからだという。 何の事はない。 野党は、阻止できないことがわかっているのに、反対決議を採択した事で満足しているのだ。 こんな事では、安倍首相の外遊阻止など出来るはずがない。 いや、そもそも本気で阻止する気などないのだ。 いまの野党には安倍暴政を止める力も、意思もない。 安倍暴走に対する抑止力、監視力はますます弱くなりつつある。 安倍自民党政権に対する支持率が下がらず、その安倍政権の支持率より、支持なし政党の支持率の方が多くなるのも無理はない(了) 安倍首相、来月にオランダ訪問=南米2カ国も−政府調整 https://www.jiji.com/jc/article?k=2018112000924&g=pol 2018/11/20-18:47 時事通信 安倍晋三首相は12月に英国に加え、オランダ、ウルグアイ、パラグアイを訪問する方向で調整に入った。今月末からアルゼンチンで開かれる20カ国・地域(G20)首脳会議出席後、12月7日までの日程で検討。さらに訪問国が増える可能性もある。日本政府関係者が20日、明らかにした。 <衆院議運委>麻生氏の発言を問題視 G20出張了承せず https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181120-00000099-mai-pol 毎日新聞 11/20(火) 20:54配信 麻生太郎財務相=2018年5月8日、川田雅浩撮影 衆院議院運営委員会は20日の理事会で、政府が求めた麻生太郎副総理兼財務相のアルゼンチン出張(28日〜12月4日)を了承しなかった。麻生氏は福岡市長選の応援演説で、東大卒の北橋健治北九州市長を「人の税金を使って学校に行った」と批判。これを立憲民主党などの野党が問題視し、出張に反対した。 閣僚の海外出張は議運委の許可を得るのが慣例だが、拘束力はない。麻生氏は主要20カ国・地域(G20)首脳会議に出席する方針だ。 20日の衆院財務金融委員会では、国民民主党の前原誠司氏が「首長はどこの大学を出たかではなく、民主主義によって客観的に評価される」と指摘。麻生氏は「選挙の最中だから少々、アジったりあおったりする。少々言葉が足りなかったという指摘は、率直にそうなのかもしれない」と認めた。【田辺佑介】
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