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2018年11月13日 「ジャーナリスト同盟」通信
<93歳の大澤のぶさんの悲運に学ぶ将来>
人生に平等はない。様々である。最近は、近くの大澤のぶさんの悲運に、痛く衝撃を受けたばかりだ。幸い、木更津市当局の支援もあってか、危機を乗り越えているようだが、そこでのまた新たな衝撃は、当たり前の人助けを当局も、介護施設も「迷惑」に思っていることがわかった。以来、当人との接触を回避させてもらっているが、いつも93歳の、二人の子供を若くして亡くしたのぶさんの、名状しがたい思い出の中で、それでも必死で生きようとする姿が念頭から消えることはない。「明日は我が身」なのだろうか。
<壊れた人間関係>
世の中は、想像以上に世知辛くなっているのだろう。独り身の高齢者に駆け付ける救急車に、近所の誰もが反応しない。ご自分の生活でいっぱいなのか。彼女の身内はたった一人、86歳の実弟であるが、彼も30分近く、命がけのバイクに乗らないと、のぶさんのところに着けない。86歳のハンドルがどういうことかも、役人や若者にはわかるまい。
片方の目が見えない、耳も聞こえにくくなっている。足腰も障害がある。それでも、福祉の優遇を受けられる身障者手帳もなかった。そんなのぶさんは、カネもない、食事を買う力もない、つくれない。体が不自由で、石油ストーブも使えない。どうして冬を越せるだろうか。
都会では、とっくに近所隣の人間関係は、壊れてしまって、いい加減な名誉職的な町内会ばかりだが、田舎もそうなのだ。田舎道では、車の運転手も、おじいさんか、おばあさんである。農協の無能・無責任の成果だろう。農家の働き手も同様であるが、パートナーが欠けて人間一人になると、よほど幸運な人でないと、誰もがのぶさんのような人生が待ち受けている。
<福祉破壊・武器弾薬国家の日本ではお先真っ暗>
他方、日本丸は憲法の平和主義を破壊して、武器弾薬国家に必死の政権を、それでもNHK世論調査だと、50%近い内閣支持率という。政権にハイジャックされた新聞テレビの日本を象徴していることに、ひたすら愕然とするばかりだ。
いずれ必ずしっぺ返しが到来するのは、歴史の趨勢であろう。
そうしてみると、近年の公明党創価学会が、福祉と平和路線を放棄して、改憲軍拡の安倍・日本会議に屈してしまうことも仕方ないのだろうか。政教分離違反を、それでも追及しない新聞と野党も、国民政党の資格がない。
何もかにもがおかしくなってしまった日本は、地球の崩壊と比例しているのかもしれない。本物がいない。本末転倒の社会が目に付くばかりだ。サイレントマジョリティーは、いつか暴発するだろう。
<大木の伐採に頭抱える我が家>
ところで、話し代わって、昨日は、妻にも協力してもらって、屋根に登って、大きな楠の木の枝を、自動鋸で伐採した。昔は一人で出来たが、最近は植木屋でも梯子から落下して死んだ、という話も聞くので、注意しながらの伐採だった。なんとかやり遂げて満足感に浸ることが出来た。
幸い、山好きの仲間が手伝ってくれたので、本日午前、大木の幹を切り倒すことが出来た。埴生の宿の土台を揺るがせる危ない大木に育ってしまったので、腹を切り裂かれる思いだったが、住む家がなくては身動きできない。船橋から息子も駆けつけてきたので、無事に終えた。
急に我が家も明るくなってきた。
電線近くの大木は、東電に働きかけると、代わって関電工という会社が現れてきた。そこは伐採業者に見積もりさせているようだが、役人仕事か、なかなか返事が来ない。催促したところ、近く相談に行く、という返事だ。
どうなるものか。1本の杉が枯れているものだから、こちらは気が気ではない。
<55歳で次男の医療事故で暗転した人生>
ところで、なぜ大澤さんにこだわるのか。それは、彼女の娘は千葉大学を卒業して教師に、息子は東京音楽大学を出て、声楽家としてデビュウーする矢先に、それぞれ亡くなっている。
我が家は、早稲田を独力で卒業した次男が、税理士になる直前に医療事故で植物人間、6年間の入院生活の後、7年間の自宅介護中、誤嚥性肺炎で東芝病院に救急車で搬送、入院数時間後にタンがのどに詰まって窒息死。カルテを取り寄せてみると、なんと1時間20分も看護師が姿を消していた。それでも反省と謝罪はなし。
その非情な仕打ちによる衝撃で、妻が重い病にかかって亡くなってしまった。一人で生きられないか弱い貧乏ジャーナリストは、ようやく再婚にこぎつけたが、故人の厳しすぎる死が脳裏から離れることはない。思えば、次男が倒れたのは55歳の時だった。
それゆえに大澤のぶさんの、家の中さえも自由に動けない一人住まいに、ただひたすら感嘆するほかない。
<新パートナーの評判>
20年以上も前になろうか、友人のE君とよくカラオケを歌ったK店の、いまはおばあさんになった方と散歩の途中でばったり。
彼女は現在、体調を崩した夫の介護と病院通いで大忙しだという。そのことを報告してくれたあと、わが再婚相手を誉めちぎったのだ。「庭がとてもきれいになったと評判ですよ」というのである。
よくも悪くも人の噂話は、千里を走るというが、いい話はうれしいものだ。ジャングル庭も改善されてきている。内心、感謝感激である。そればかりではない。
周囲の人達との交流も際立っていい。自分で庭の柚子をもいで、それを柚子好きの人に差し上げる。無農薬・無添加の柚子ジャムも喜ばれている。それは庭先のフキもそうだった。
彼女の作るチャーハンも大人気だ。むろん、餃子や焼餅、そして小龍包と、地元のおかみさんよりも料理の腕前が、手前みそではなく間違いなくいいのだ。
「養生文化を日本に定着させたい」という夢を追っている。
彼女の「手助け」から、かの大澤さんとの出会いが出来たものだが、そうした彼女の特性は、祖母から学んだものなのだ。「手元にあるものは、食べ物でもなんでも、他人に差し上げる、いわば助け合いの精神」である。
大事に育ててくれた祖母の姿を、孫も実践しているのである。和気あいあいの社会づくりに貢献している。むろん、宗教とは無縁で、何かの野心があってのことではない。
われながら、すごい女性と再会できたものである。昨夜独身の小作さんに電話すると、再婚はまだだという。再婚すべしと薦めて電話を切った。
そういえば、庭先に波多野さんが野菜を置いてきてくれていた。日頃からの支えあいも大事である。
2018年11月13日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)
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