http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/205.html
Tweet |
安田純平会見に『バイキング』坂上忍、東国原、土田らがゲス全開バッシング!「シリアの話より反省聞かせろ」
https://lite-ra.com/2018/11/post-4348.html
2018.11.02 安田会見に坂上、東国原、土田らがゲス全開バッシング リテラ
会見する安田氏(日本記者クラブ公式HPより)
本日11時より日本記者クラブでジャーナリスト・安田純平氏の記者会見がおこなわれた。
拘束中も日記をつけてきた安田氏は、約3年4カ月におよんだ拘束生活について、かなり詳細にわたって説明。その内容は、シリアにおける武装勢力の内情を伺い知ることができる貴重な証言となっていた。しかも、身動きを禁じられるという厳しい状況下で、1日に5回は礼拝で身体を動かせることからイスラム教徒に改宗したり、ハンガーストライキに打って出るなど、拘束中も知恵を絞って危機回避や抵抗を試みていたことがわかった。その詳細な証言からは、ジャーナリストとしての安田氏が、いかに中東情勢やイスラム教に対する深い知識と冷静な観察力、タフな精神力を持っているかも伝わった。
だが、この会見がおこなわれていたのと同じ時間に放送されていたワイドショーでは、生中継でその模様を伝えながら、醜い自己責任論が吹き荒れた。安田氏が解放された当初から自己責任論を煽りに煽った『バイキング』(フジテレビ)だ。
たとえば、安田氏は会見冒頭で「今回、私の解放に向けてご尽力いただいたみなさん、ご心配されたみなさんに、お詫びしますとともに、深く感謝申し上げたいと思います」と述べたのだが、東国原英夫はこの言葉について、こんなことを言い出した。
「最初に謝罪とお礼等々がありましたので。あれで一応、僕の気持ちはホッとしました。あれがなかったら、ちょっと席立とうかなと思ったくらいです」
そもそも、安田氏が会見で「お詫び」する必要はどこにもない。逆に、「お詫び」をさせてしまうこの国の受け止め方、空気のほうこそ問題なのだが、それを東国原は“謝罪がなければいきりたつところだった”と言うのである。
だいたい、安田氏と対論しているわけでも、会見場にいるわけでもなく、たんに番組でコメントするだけの人間が「立つつもりだった」などと言うこと自体が笑止であるが、一体、安田氏が東国原にどんな迷惑をかけたというのか。しかし、こうした東国原の上から目線の発言に対して何のツッコミもないまま番組は進行した。
この最中、会見では、拘束から解放にいたるまでの過程が事細かに安田氏より説明されていたのだが、これに対しても、土田晃之は「ぶっちゃけ早く質疑応答が聞きたい」「『観音開きの窓』(と安田氏は説明していたが)、いや窓2個でいいじゃないっていう。細かいディテールをすごく話してくださっているんで」と言い、安田氏の説明が長すぎると批判。さらに、元衆院議員で弁護士の横粂勝仁は、こう話した。
「理路整然として、ものすごい誠実に説明されているのは感じるんですが、少し気になったのは事実ばかりであって、内心、感情というのがほぼ言われていない」
「人質になってしまった瞬間のこと、日本政府を巻き込んでしまったときのこと、後悔とか恐怖とか、そういうものは何も語られていないので、質疑応答でそれがどう語られるかですね」
拘束中に何が起こったのかという細かな事実よりも、日本政府を巻き込んでしまったときの感情、後悔を語るべき──。つまり、東国原や横粂弁護士らは、「事実を語る説明会見」ではなく「後悔を語る謝罪会見」を求めていたのだ。
現に、横粂弁護士は、安田氏が家族に対するメモのなかで、身代金要求を「放棄」しろ、「払っちゃあかん、断固無視しろ、無事帰る」というメッセージを暗号にして伝えていたことについても、「ご本人が払わなくていいと言ったって、結果払うだろうって気持ちがあったのかも聞きたい」「結果払うというのが世の中なので、それに対するどれくらいの覚悟があったのか、自分だけで完結できないってことがわかっていたかどうか聞きたい」とコメントした。
拘束されて身の危険に晒されているなかで、「助けてくれ」ではなく「無視しろ」と暗号メッセージを送ることはバレるリスクを考えればとても勇気のいることだ。しかし、そうした状況への想像力を働かせることもなく、“本当のところ、日本政府が身代金を払うと思っていたのでは”とゲスの勘ぐりをして、「覚悟があったのか聞きたい」などと言い出す……。これは「日本に甘えるんじゃねえよ」とバッシングしているネット上の自己責任論者とまったく同じだ。
■東国原は、安田氏「凡ミス」発言に噛みつき、「ジャーナリズムでなくただの個人的欲求」と
さらに、記者会見で安田氏が、シリア入りの際に拘束されてしまったことを「私の凡ミス」と語ったことについて、坂上が「衝撃的なワードが出てきた」と言うと、東国原は鬼の首を取ったかのように安田氏を責めはじめた。
「自分の行動を『凡ミスだった』と言い放ったのはいかがなものかと思っております。あの部分で、もし自分が疑っていたら、慎重な行動が取れたはず」
はっきり言って、紛争地に単身で入ったこともない坂上や東国原が、何を知っているというのだろう。国内外の多くのジャーナリストたちが指摘しているように、現在のシリアのような混沌のなかで誰が正しい案内人なのかや何が安全な選択肢であるかを完全に見極めることは困難なことであり、実際にシリアでは安田氏だけではなく海外のジャーナリストたちもジャーナリスト以外の人も何人も拘束されている。橋下徹も〈安全対策をきっちりと行える者が行くべきだ〉などと叫んでいるが、紛争地では絶対の安全対策など存在しないのだ。
しかも、東国原はつづけて、耳を疑うようなことを主張した。
「使命感や正義感が勝ったのか、それとも自分の欲求が勝ったのか、そういう論点は僕は明確にしていただきたいと思いますね。正義感とか使命感とか、そういうものを表に出せば、それはジャーナリズムの正義が立つでしょうよ。でも、この方はね、『あー、おかしいな』と思いながらも入ったということは、自分のジャーナリストとしての、自分が知りたいという、知らせたいではなく自分が知りたい欲求が勝ったのではという疑義がある」
東国原は何を言っているのだろう。ジャーナリストの使命感や正義感と、知りたいという欲求は、明確に分けられものではなく地続きのものだ。何が起こっているのか、人びとの暮らしはどうなっているのか知りたい。ジャーナリストたちのそうした内発的な欲求、問題意識があってこそ、わたしたちは知ることのできない世界の現実を見ることができる。内発的・個人的な欲求があるからこそ、踏み込める取材もある。それをたんなるのぞき見趣味のような個人的欲求だと矮小化することは、橋下の主張と同じで、まったく報道の意義というものを理解していない証拠だ。
■坂上、土田、安藤が安田会見に「自分の話が長い」「話のスキルない」「自己責任の話しろ」
だが、スタジオでは、横粂弁護士がまたも「取材の自由を考え直す必要がある。表現の自由は無制限ではなく公益、公助のために制限がある」「本人の認識では、まだ恐怖とか後悔とか反省が感じられないので、それをもっと言っていただいて議論すべき」などと言い放った。
挙げ句、土田は再び「話し方のスキルは必要だなと」と言ったり、橋本マナミも「要点がわからなかった」と、安田氏の「事実の説明」に対して不満を漏らし、番組終了直前に会見が終わると、次に始まる『直撃LIVE グッディ!』の安藤優子とのやりとりで坂上が「国民の関心事である自己責任についてどうなんですかといった質問はこれからだったのに」「ご自身の話も2時間もかかってる」と言うと、安藤も「(自己責任論について)核心をつく質問も出てこなかった」などと同調したのだった。
安田氏のシリアの現状にまつわる重要なディテールに富んだ貴重な証言の数々を「喋りのスキル不足」「時間をかけすぎ」と批判し、自己責任を追及することこそが「核心」だと言い張る──。ようするに『バイキング』では、シリアの武装勢力の実情や拘束者が置かれている状況などにはまったく関心はなく、たんに“安田氏が責められる場面が見たい、開き直ったなら叩きたい”といやしい欲望しかみせなかったのだ。
これはこの番組だけの問題ではないだろう。実際、ネット上では、安田氏の自己責任を叫ぶ主張が再び大量に投稿され、バッシングはピークに達している。帰国時から「早く説明しろ」と会見を要求する声は大きかったが、結局はシリアに関心を寄せるでもなく、安田氏の「謝罪会見」「バッシング会見」を見たがっていただけなのだ。
このように「事実」には無関心の状況では、紛争地にジャーナリストが赴いて報道することの重要性をいくら説いても、その意味は通じない。本日の『バイキング』は、この国の劣化を象徴する放送だったと言えるだろう。
(編集部)
バイキング 11月2日 181102
東国原
— R (@OPPUC3jc1KAe21o) 2018年11月2日
なんで安田氏にそんなに上から高慢にコメントしてるの?薄汚いコメンテーターが胸糞悪い#バイキング
引き回しの刑のように見えました。 https://t.co/HXDBRgONoe
— meme (@MemePxl05751) 2018年11月2日
バイキング。
— やんきの (@yankino52) 2018年11月2日
東国原、オマエは何様だ。
「凡ミス」突っ込み過ぎだろ💢
オマエの犯罪は凡ミスではすまないよ‼#バイキング#東国原英夫 https://t.co/QUX18YkWHv
坂上忍が解放されたジャーナリストの会見後激怒した理由に一同驚愕!橋下徹,ビートたけし,高須院長,フィフィ発言! | そろそろ最強論客を決めようじゃないか https://t.co/yl3CjXTouV via
— 高須克弥 (@katsuyatakasu) 2018年11月2日
坂上忍、安田純平さん会見に「肝心なところが尻切れとんぼに…」 https://t.co/lRpP6QnOaF pic.twitter.com/TVbNSPNykq
— スポーツニュースボット (@spopostbot) 2018年11月2日
実に不愉快、ひどすぎる番組だった! https://t.co/sUZPUH1Dhy
— kukunba (@kukunba) 2018年11月2日
これでは批判精神と独立心のある報道が萎縮し、ジャーナリズムが政府の広報係になってしまうのも無理はない。
— 汐見悠渡 (@yuhto1118) 2018年11月2日
その損失は決して小さくはない。
安田純平会見に『バイキング』坂上忍、東国原、土田らがゲス全開バッシング!「シリアの話より反省聞かせろ」 https://t.co/MooWCGa69U @litera_webから
脳みそ空っぽな連中が恥ずかしげもなくほざいてる。https://t.co/9Ji3MdRtiP
— 鄭kangHeon (@ChungKangHeon) 2018年11月2日
そうだろうよ。坂上忍だの、東国原だの、土田だの、偉そうにさも知ったような顔してしゃべるくせに、なんの中身のない連中、元々でー嫌いなんだ。https://t.co/219o3YC4oO
— 汚れちまった悲しみに (@koyoimomata) 2018年11月2日
なかなか、すごい。これ品性下劣で非常識な人間がやってるんじゃない。むしろ善良で社会的な立場もあり社会に適応している人が公然とテレビカメラの前でやってるからすごい。俺は一瞬でみんな大嫌いになったけどな。https://t.co/pYEpC3fhpd
— とげあり (@togeari) 2018年11月2日
常に安全地帯にいて、能書きを垂れるだけの、コメンテーターと言う芸人風情が、何様のつもりか、呆れてものが言えんわ・・世界の事実や真実と言うものに、関心が無いと、自ら告白しているようなもの・・何故そんな奴らに、謝る必要があるのかという事。
— momongaaman (@momoteku) 2018年11月2日
https://t.co/6c0mr8eOCX @litera_webさんから
このように「事実」には無関心の状況では、紛争地にジャーナリストが赴いて報道することの重要性をいくら説いても、その意味は通じない。本日の『バイキング』は、この国の劣化を象徴する放送だったと言えるだろう。(編集部)https://t.co/VNwS8I7gzV
— ゆみ (@yumidesu_4649) 2018年11月2日
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK253掲示板 次へ 前へ
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK253掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。