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与野党ドタバタで未遂に…高市早苗氏の国会“破壊”計画
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/240600
2018/10/31 日刊ゲンダイ
高市議運委員長(左)と“改革”私案/(C)日刊ゲンダイ
臨時国会の論戦は予期せぬ波乱で幕開けとなった――。29日の衆院本会議直前に湧き起こった、高市早苗・議院運営委員長の国会改革“私案”を巡るひと悶着。高市氏が委員長として公表していた国会改革案に野党が猛反発し、午後1時開会の本会議は45分遅れでスタートした。実は、この与野党攻防は、国会の“命運”を決めるドタバタ劇だったのである。
■まともな民主主義国家ではあり得ない越権行為
問題となったのは、高市氏が作成した「議院運営委員長として実現を目指す事柄」という一枚の“改革”私案だ。先週25日、高市氏が超党派議連「『平成のうちに』衆議院改革実現会議」のメンバーらと会談した際に、この私案を公表。野党側は、「野党の議論封じ」「職権を逸脱する行為」などと反発していた。
高市氏の私案の中には、「コスト削減」や「審議の充実」「議員立法の増加」など、耳当たりのいい文言がちりばめられ、一見すると、マトモなことを主張しているようにみえる。いったい、何が問題なのか。
「大前提として、高市さんは、議会の健全な運営を担う議運委員長です。いわば、法案に賛成か反対かを協議する場の行司役。その肩書を持つ人が、名前と日付まで入れた国会改革案を勝手に公表するのは、越権行為ですよ。いわば、行司役が自分で勝手にルールを決めて相撲を取っているような感じですね」(野党国対関係者)
この“高市案”は与野党で協議されたものではなく、個人的なメモだという。加えて、最大の問題は高市氏が考えている国会改革の中身だ。高千穂大教授の五野井郁夫氏(国際政治学)がこう言う。
「国会審議には基本的に、議員が何を質問してもいい『一般質疑』と、政府や議員が提出した法案を審議する『法案審議』があります。この2つの審議を繰り返して国会は成り立っているのですが、高市さんの私案は、『法案審議を優先せよ』という。これは、立法府である国会が、内閣から出された法案の審議さえすればいい、ということでしょう。国会は、行政の下請け機関ではありません。国権の最高機関である国会だけでなく、民主主義をも“破壊”するような話です。近代民主主義は、議会主権を強化することで始まってますから。高市さんは、国会の権威を理解しているとは思えないし、まして行政府の権限を強化するなんて、まともな民主主義国家がやるべきことではない」
要するに、高市案が実現すると、政府と一体となった与党が法案審議を優先して、耳触りな意見はシャットアウト。ひたすら自分たちの通したい法案を数の力でいくらでも通せるということになりかねない。高市氏本人に私案の内容や狙いについて聞くと、次のように弁明した。
「(私案は)国会改革に関する自分自身の“目標ペーパー”で、議運委員長として配布したものではありません。公的なものであるとの誤解を与えたことは、申し訳なく思います。ただ、質疑を削減するとか、議論封じとかいうご指摘にはあたらないと考えています。(国会改革については)議員立法の審議時間を確保するために、いろんな工夫ができると思います」
高市氏は、野党の反発を受けて、私案から議運委員長の肩書や日付を削除。しかし、国会改革に関する根本的な考えは維持したままだ。
今回、高市氏による国会の“破壊”は未遂に終わったが、いつか本当にぶっ壊す日が来るんじゃないか。こんな人物が議会の行司役なんて、夢なら覚めて欲しい……。
29日、高市議院運営委員長が出した“私案”に野党が反発、本会議が45分遅れました。「法案に賛成か反対かを協議する場の行司役。国会改革案を勝手に公表するのは、行司役が自分で勝手にルールを決めて相撲を取るようなもの」と野党国対関係者は言います。 https://t.co/LaRGuNoEcF #日刊ゲンダイDIGITAL
— 日刊ゲンダイ (@nikkan_gendai) 2018年10月30日
「こんな電波オンナこそ排除しなきゃ‼️」
— ピリ辛 (@mdu492) 2018年10月30日
解任もんでしょ⁉️🔥💢🔥💢🔥💢
与野党ドタバタで未遂に…高市早苗氏の国会“破壊”計画 https://t.co/iM3fmVN9Mq #日刊ゲンダイDIGITAL
高市は法案以外に何を聞いてもいい一般質疑はやめ、政府が提案する法案質疑にのみ国会質問を絞る、質疑内容の無駄を省くスリム化を提唱しているが、内実は政権に都合の悪い質問はシャットアウトしたいだけ、しかも高市は議運委員長。行事が質問制限しろと提案する越権行為。https://t.co/GFwMDlSUAG
— nohohonhonkan (@nohohon6098) 2018年10月30日
未遂に終わったとはいえ、又安倍政権の独裁政治強化の試みが露わになった。三権分立の本筋から言えば、法案提出は国会が全て行うべきであり、必要であれば法案の裏付け資料を行政府に依頼する仕組みとすべきだ。今の与党国会議員の多くが居眠り内職野次しかしていない https://t.co/ipG7eaqNIm
— Maxi4858 (@maxi4858) 2018年10月30日
与野党ドタバタで未遂に…高市早苗氏の国会“破壊”計画
— uresy ( I'm not ABE) (@uresy1st) 2018年10月30日
高市案が実現すると、政府と一体となった与党が法案審議を優先して、耳触りな意見はシャットアウト。
ひたすら自分たちの通したい法案を数の力でいくらでも通せるということになりかねない。https://t.co/e3agagJ5K0 #日刊ゲンダイDIGITAL
うわぁ😨
— cocochan (@cocochan000700) 2018年10月31日
この人…怖い人なんですね😣
与野党ドタバタで未遂に…高市早苗氏の国会“破壊”計画 https://t.co/IMmVNeEQfy #日刊ゲンダイDIGITAL
安倍ならず者政権!次から次へと暴言噴出
— INSAI.K (@dyFYKlBDcKWjfa4) 2018年10月31日
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与野党ドタバタで未遂に…高市早苗氏の国会“破壊”計画 「高市さんは、国会の権威を理解しているとは思えないし、まして行政府の権限を強化するなんて、まともな民主主義国家がやるべきことではない」 https://t.co/HCm9ADYkT3 #日刊ゲンダイDIGITAL
— Koji (@kwave526) 2018年10月30日
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