★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK252 > 643.html
 ★阿修羅♪
▲コメTop ▼コメBtm 次へ 前へ
「明治に倣い国難対処」とはアナクロニズムも甚だしい。(日々雑感(My impressions daily))
http://www.asyura2.com/18/senkyo252/msg/643.html
投稿者 笑坊 日時 2018 年 10 月 24 日 08:08:17: EaaOcpw/cGfrA j86WVg
 

https://okita2212.blogspot.com/2018/10/blog-post_63.html
10月 24, 2018

<政府は明治改元から150年を迎えた23日、憲政記念館(東京都千代田区)で「明治150年記念式典」を開いた。安倍晋三首相は式辞で、来春の皇位継承に触れ「平成のその先の時代に向け、明治の人々に倣い、未来を切り開いていく。平和で豊かな日本を次の世代に引き渡していく決意だ」と表明した。

 式典には、大島理森衆院議長、伊達忠一参院議長、大谷直人最高裁判所長官をはじめ、閣僚や国会議員ら約400人が参列した。

 首相は、明治改元当時は欧米列強が植民地支配を進めており、「国力に後れをとっていた我が国は国家存亡の危機に直面していた」と指摘。現代の急速な少子高齢化や急激な国際社会の変化を「まさに国難だ」と位置付け、「明治の人々が勇気と英断、たゆまぬ努力で、新しい時代の扉を開けたことに思いをはせながら、この難局に真正面から立ち向かい、乗り越えなければならない」と訴えた。

 さらに若い世代に向けて「我が国の近代化に向けて生じた出来事に触れ、光と影、さまざまな側面を貴重な経験として学び取ってほしい」と呼びかけた。

 菅義偉官房長官は式典に先立つ23日の記者会見で「明治の人々の志や努力に学び、それを将来に伝えていくことは極めて重要だ」と強調した。慶応から明治に改元する詔は1868年10月23日に発され、政府は改元100年にあたる1968年10月23日にも式典を開いた>(以上「毎日新聞」より引用)


 立憲主義を蹴散らす政治手法で強行突破を重ねる安倍晋三首相が憲政記念館(東京都千代田区)で「明治150年記念式典」を開くとは。憲政記念館と安倍氏は最も似つかわしくない。

 そこで「明治の人々に倣い、未来を切り開いていく」とはいかなることを明治の人に倣うのだろうか。歴史家でなくとも、明治日本と現代日本とは明らかに異なる。明治時代の「富国強兵」策を日本が執ったなら、国際的な反発を招くのは論を俟たない。

 若い世代に向けて「我が国の近代化に向けて生じた出来事に触れ、光と影、さまざまな側面を貴重な経験として学び取ってほしい」と呼びかけたというが、明治がいかなる時代であったかご存知なのだろうか。

 たとえば現在NHKでプロパガンダさながらに西郷隆盛の一代記を放送しているが、彼が唱えた「征韓論」を正確に理解している日本国民が何人いるだろうか。ことに若い世代はどうだろうか。

 「征韓論」はまさしく朝鮮半島を「征服」してしまえ、という武力侵略推進論だ。その手法として西郷隆盛が他の征韓論者たちと異なり、自らが李氏朝鮮へ赴き「開国」を迫る、という「遣韓論」だった。

 ただし肝は西郷が李氏朝鮮政府に「開国」を持ち掛ける。そうすると反日意識の強い朝鮮人によって西郷が討たれるだろう。政府高官の西郷が討たれたことを理由にして半島へ出兵して征服し、南下して来るロシアと戦う足場を築こうという作戦だった。

 現代の世界でそうした策略を用いる国はない。開戦にしても実に慎重だ。明治時代の日本なら海洋進出を続ける中国なら間違いなく戦争になっている。

 しかし人類は歴史に学び英知を少しだけ身に着けた。人を人とも思わない植民地政策を取る欧米諸国は一つもない。日本を侵略支配しようと虎視眈々と狙う国もいまはない。だからといって戸締りをしなくて良いというのではない。日本国家と国民を守るために自衛のための用意は抜かりなくしておくべきだ。

 ただ軍を海外へ派遣して紛争に介入するのは避けるべきだ。日本は「国際紛争を武力で解決することを永遠に放棄」している。かつてのようにシベリア出兵は出来ないのだ。

 ただ安倍氏は米国のポチとしてなら自衛隊を海外派兵することも「出来る」とする「戦争法」を成立させてしまった。立憲主義や憲法遵守の意味を知らない男に総理大臣をさせてはならなかった。明治から連なる日本国民として、日本国憲法を守り戦禍が再び日本国民と人類に及ぶことは避けるべきだ。そうした決意こそ立てるのに相応しい場所が憲政記念館ではないか。


 

  拍手はせず、拍手一覧を見る

コメント
1. 2018年10月24日 12:12:37 : A4AvZivHZs : VNftEPmtM9w[771] 報告
本当のことを言えば 「富国強兵」 は嘘である 「貧国強兵」 が正しい

明治から昭和にかけての軍国体制は 国民から搾り取った血税を 軍と外地の整備に湯水のごとく注いだ
そのせいで国内産業は疲弊するばかりで、高い技術は持っていたものの 国によるインフラ整備は外地優先で
戦後 外地をことごとく取り上げられ、国内産業を育成する以外に手段が無くなってからが本当の技術開花で
もっと初めから同様の事に取り組んでいれば、あと50年は 経済大国として発展する契機は早かっただろう

戦後の日本が 奇跡的な発展を遂げた理由として よく言われていたもっともらしい理屈は
「日本人の勤勉さと 手先の器用さが 功を奏した」 という分析がまかりとおっていたが
それ 完全に まやかしである

なぜなら 日本人は 戦争に負けたから急に手先が器用になった訳でもなく 戦争に負けたから勤勉になった訳でもない
手先が器用 勤勉 これらは、戦前の日本人も戦後の日本人も同じ事、いやむしろ戦前の日本人の方が
勤勉さと言う点では勝っているといって過言はない やれ労働運動だのストライキだのとか言い出す戦後の日本人
それに比べれば 戦前の日本人の方が 粗食に耐え過重労働に不平も言わず 「おしん」 のようにひたすら働いた

戦前の日本人と 戦後の日本人 何が違うのか 違いが在るとすれば 軍部と言う金食い虫 寄生虫のような存在が
有るか無いか これだけの違いでしかないのである。


明治以降の軍国体制とは 日本の悠久の歴史に突然現れた寄生虫 癌細胞のような存在だったのです。


2. 日高見連邦共和国[11128] k_qNgoypmEGWTYukmGGNkQ 2018年10月24日 17:09:36 : pYBiRhRShY : JUWRjmwQc1E[2534] 報告
誤解と批判を恐れずに言えば、明治維新など“クソ”だ。そこから生まれた『大日本帝国』もね!
3. 2018年10月24日 20:29:19 : A4AvZivHZs : VNftEPmtM9w[773] 報告
少なくとも 最低でも 明治以降の軍国体制は 320万人の日本人を犠牲にした上に戦後の壮絶な苦しみを
もたらしたばかりか、アジア近隣諸国に多大な迷惑と混乱を
これでもかと言うほど もたらしたという歴史的事実は 人類の歴史が続く限り覆す事は出来ない負の歴史である
「都合の良い部分だけを眺めて オナニーに耽る」 というウヨ連中ならともかく
聡明なる日本人は 負の歴史を決して忘れる事はないのである。
4. 2018年10月25日 19:12:45 : UGd5uG6y2Q : _7yrpMxYnqY[541] 報告
支配の手 「植民地」より 巧妙に

▲上へ      ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK252掲示板 次へ  前へ

  拍手はせず、拍手一覧を見る

フォローアップ:


★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
投稿コメント全ログ  コメント即時配信  スレ建て依頼  削除コメント確認方法

▲上へ      ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK252掲示板 次へ  前へ

★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/ since 1995
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。
 
▲上へ       
★阿修羅♪  
政治・選挙・NHK252掲示板  
次へ