http://www.asyura2.com/18/senkyo252/msg/629.html
Tweet |
核軍拡と貿易戦争 とんでもない時代になる「平成」の次
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/240087
2018/10/23 日刊ゲンダイ 文字起こし
危機演出は延命手段(C)共同通信社
国際社会が一気にキナ臭くなってきた。震源地は劣勢が伝えられる米国の中間選挙(11月6日投開票)に向けて、「米国第一主義」をわめき立てるトランプ大統領である。およそ8000億ドルに上る対中貿易赤字をヤリ玉に挙げて一方的に仕掛けた米中通商紛争の次は、中距離核戦力(INF)廃棄条約の破棄をブチ上げた。INF廃棄条約は旧ソ連時代のゴルバチョフ書記長とレーガン大統領が1987年12月に調印し、88年6月に発効。米ソ両国は地上配備の中・長距離核ミサイル(射程500〜5500キロ)の全廃で合意し、91年までに両国で計2692基を廃棄したが、トランプが意図するINF廃棄条約破棄の標的はロシアにとどまらない。
国際ジャーナリストの春名幹男氏は言う。
「中国をにらんだ動きです。トランプ大統領はINF廃棄条約破棄を主導したボルトン大統領補佐官(国家安全保障問題担当)をロシアに派遣し、ラブロフ外相やプーチン大統領に説明をさせています。正面衝突を辞さない構えであれば、協議の余地は残しません。むしろターゲットは通商紛争でこじれる中国で、トランプ大統領は政治、軍事、経済で全面対立する米中冷戦を仕掛けたと言っていい。中国が実戦配備する『空母キラー』と呼ばれるASBM(対艦弾道ミサイル)の『DF(東風)21D』(射程1500キロ)や、通称『グアムキラー』の最新型中距離弾道ミサイル『DF26』(射程3000〜5000キロ)に神経をとがらせてきた。10月4日にペンス副大統領がワシントンで行った演説は脅しではありません。徹底的に宣戦布告したのです」
■NPRで方針転換、核兵器開発着手
中国の政治体制そのものを否定するペンス演説はまさに好戦的だった。中国が世界各地で軍事・外交面で強引に影響力拡大を図り、宣伝工作などを通じて「米国の民主主義に干渉しようとしている」と非難。「中国は対空・対艦ミサイルを配備している」と南シナ海の軍事拠点化を批判し、9月末に航行の自由作戦を実施した米イージス駆逐艦に中国軍駆逐艦が約40メートルまで異常接近したことを「無謀な嫌がらせ」と指摘。丸5年を迎えた現代版シルクロード経済構想「一帯一路」にも矛先を向け、アジアやアフリカ、欧州、南米の国々に累計800億ドル超の巨額融資を通じて影響力を強める「借金漬け外交」を繰り広げているとも糾弾したのだ。
軍拡が持論のトランプは2月に公表した「核戦略見直し(NPR)」で核軍縮の方針を大きく転換。「柔軟かつ多様な核戦力」の必要性を強く打ち出し、通常兵器や大規模なサイバー攻撃への報復にも核使用を排除しない方針を表明した。核の先制不使用も否定し、潜水艦発射弾道ミサイルに小型核の導入や海洋発射型の核巡航ミサイルの研究開発を提案。すでに国防総省は核兵器の開発に着手したと報じられた。その縛りとなるINF廃棄条約の破棄をロシアに通告すれば、6カ月後に失効する。09年にオバマ前大統領が「核なき世界」でノーベル平和賞を受賞、16年には現職の米大統領として初の広島訪問につながった。核軍縮の流れはどうなってしまうのか。
核兵器禁止条約の国連採択に主導的な役割を果たしたとして、昨年のノーベル平和賞を受賞した国際NGO「核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)」国際運営委員の川崎哲氏は言う。
「冷戦後の核軍縮はINF廃棄条約から始まりました。それが失効してしまえば、冷戦期の核軍拡競争時代に後戻りしてしまう。2月のNPRによって、新たな軍拡時代に突入する懸念が国際社会に広がっていましたが、それがより現実味を帯びてきました。事態を大変憂慮しています」
戦争がなかった平成は6カ月あまりで幕を下ろす。この国は改元だ、五輪だと浮かれているが、その先はとんでもない時代が待ち受けているのではないか。能天気に浮かれている場合なのか。
中国叩きに躍起(C)ロイター=共同
トランプ暴走に黙り込む小手先の“外交の安倍” |
トランプの暴走に欧州はすぐさま反応した。フランスのマクロン大統領は電話首脳会談で「欧州の安全保障とフランスの戦略的安定にとって重要」と直接伝え、ドイツやEUも遺憾の意を表明した。ところが、世界で唯一の被爆国である日本はどうだ。菅官房長官は「米国がこの条約を実際に離脱せざるを得ないような状況は望ましくない」と言うにとどめ、外交ルートでの懸念伝達を避けている。安倍は8月に行われた長崎、広島での平和記念式典で「『核兵器のない世界』の実現に向けて粘り強く努力を重ねることは、わが国の使命だ」と明言していたが、やはりいつものデマカセか。
「昨年7月に国連で122カ国が賛成して採択された核禁条約に安倍政権は反対票を投じました。米国による『核の傘』を否定することになるとの配慮からです。核拡散防止条約(NPT)などによる核軍縮を理由に核禁条約を突っぱね、安倍首相は『安全保障の現実を踏まえることなく作成されたことから、核保有国は1カ国として参加していない』とまで一蹴した。いま現実は核軍縮とは逆方向に進もうとしています。軍縮で筋を通すのか、なし崩しの軍拡を容認するのか。『核保有国と非保有国の橋渡し役を通じ、国際社会をリードする』とした安倍首相の発言の真価が問われています」(川崎哲氏=前出)
“個人的な友情”を誇るオトモダチの掟破りを黙認しながら、中国や韓国にどの口で「法の支配」「国際合意」の履行を求めるというのか。今や最大の政治リスクとなった「トランプとの蜜月」と飛んで火に入るような「訪中」。どう考えてもこの国は最悪の首相で最悪の時代を迎えつつある。
トランプににらまれ、報復関税の応酬で体力を奪われつつある中国経済は失速し始めた。18年7〜9月のGDPは物価変動を除く実質で6・5%(速報)となり、4〜6月期より0・2ポイント減速。リーマン・ショック直後の09年1〜3月期以来の低水準となった。
■米中対立に乗じた軍拡リスク
「米国との対立を深める中国はあからさまに日本に接近しています。世界1位と3位の経済大国が手を組んで経済や安全保障で圧力をかけるのを回避する狙いのほか、日本との関係改善は対米交渉の外交カードになり得るからです。米国に対抗するため、中国が妥結を急ぐRCEP(東アジア地域包括的経済連携)のスピードアップも求めてくるでしょう。日本にとっては12年の尖閣諸島国有化以来、膠着状態が続く日中関係を大きく前進させ、米中を相手に二正面外交を打ち出す好機ですが、小手先の“外交の安倍”に大きな外交戦略があるとは思えません。22回も首脳会談したロシアのプーチン大統領からは年内の平和条約締結を持ち出され、北朝鮮を巡る6カ国協議からも外されて右往左往している。米中ロの狭間でますます浮いた存在になってしまうのではないか」(春名幹男氏=前出)
安倍は日中平和友好条約発効から40年の節目として、25日に訪中。中国からの求めに応じて経済界から大規模な代表団を同行させる。習近平国家主席と首脳会談するほか、両国の閣僚や企業が第三国でインフラ投資を話し合う経済フォーラムなどに参加するという。
政治評論家の本澤二郎氏は言う。
「解せないのは、米中対立が激化するこのタイミングでの安倍首相訪中に、なぜトランプ大統領は口を挟まないのか。憲法改正が悲願の安倍首相は関係改善を求める中国と折り合いをつけ、軍事国家づくりを正当化する土壌を整えれば、米国製兵器をどんどん購入できる。トランプ大統領にこううそぶいているのではないか、と思えてなりません。これほど露骨な売国奴政治は戦後例がありません」
安倍は核・ミサイル開発に猛進する北朝鮮を「国難」と呼んで緊張を高めて軍拡に突き進み、「政権の骨格」の麻生財務相は昨年の衆院選圧勝を「北朝鮮のおかげ」と言ってのけたものだ。核戦争、貿易戦争前夜の様相に無定見のレームダック政権が危機をあおり、再び戦争の時代になる恐れすらある。
日刊ゲンダイ
— 宮澤 望 (@yuakira1) 2018年10月23日
核軍拡と貿易戦争 とんでもない時代になる「平成」の次
私見:それでも安倍はトランプの太鼓持ち続ける? https://t.co/7KEL8JZ9Vm #日刊ゲンダイDIGITAL@tim1134 @iwakamiyasumi
とんでもない時代になる「平成」の次 浮かれる日本人の能天気 今や最大の政治リスクとなった「トランプとの蜜月」と飛んで火に入るような「訪中」など、どう考えても最悪の首相で最悪の時代を迎えるシミュレーションと問われる国民の覚悟 トランプ暴走に黙り込む小手先の外交の安倍(日刊ゲンダイ) pic.twitter.com/0T5Bllp1Y8
— KK (@Trapelus) 2018年10月23日
「とんでもない時代になる「平成」の次」⇒ 漢字も読めない、書けないアホ晋三をトップにして元号が決まるとなると、とんでもない元号になるんじゃないかと心配。「李下に冠を正さず」しか言えないアホ晋三。「瓜田に履を納れず」ということもあるんだよと、美智子皇后。
— オゼヤン (@ozeyan99) 2018年10月23日
浮かれる日本人の能天気
— Хишатоши (@gkPRpzBE8bv2RxC) 2018年10月23日
では外遊などしなければ良い。こいつが外交の真似事をすればするほど、日本の国益を失う。
— 総ての自公議員にモリカケ疑惑の怒りを! (@skyhigh0521) 2018年10月22日
北方領土は永遠に戻らなくなったし、米国には莫大な貢物とFTAを強制された。中国・韓国・北朝鮮からの信頼は地に堕ちた。
>安倍首相「60超えると、つらいものがある」外遊で疲労 https://t.co/eJY194RKQW
安倍首相が中国を訪問して、習近平主席と会談します。長く冷え込んでいた日中の関係ですが、日本の首相の訪中は、国際会議を除けば7年ぶり。急接近の背景にはなにがあるのでしょうか。https://t.co/VZLuMLoAys pic.twitter.com/A2hpaIWUDA
— 朝日新聞(asahi shimbun) (@asahi) 2018年10月23日
アベ〜子ども並みのオツムか!中国に媚びを売る前に尖閣諸島などの中国覇権主義に日本の姿勢をきちんとテーブルについて論破しなくちゃ。外交の基本でしょうに!日中首脳会談の目玉 安倍首相“パンダ外交”で人気取 - 北海道は素敵です!! - Yahoo!ブログ https://t.co/uEYXsUNwNw
— 松本 美紀子 (@yuuta24mikiko) 2018年10月19日
日本の安倍晋三首相は25日から27日の日程で中国を公式訪問する。日本の首相の訪中は7年ぶり。安倍首相の訪中を直前に控え、新華社記者は東京で街頭インタビューを行った。多くの民衆は中日関係が良い方向に発展してほしいと答えた。 pic.twitter.com/Rf5366a8dx
— China Xinhua News (@XHJapanese) 2018年10月21日
安倍首相が財界トップ500人率いて中国に土下座外交というスレッドで安倍首相に対する複数の殺害予告が書き込まれてる。朝から元気がいい。
— むちち (@shiridashi) 2018年10月23日
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK252掲示板 次へ 前へ
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK252掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。