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2018年10月18日 「ジャーナリスト同盟」通信
<ホーキング博士の遺言の波紋>
英国の有名な宇宙物理学者・ホーキング博士が、亡くなる前のインタビューで「神は存在しない」と語ったということが、一部で話題を呼んでいる。当たり前のような指摘が注目されるということは、いまだに宗教が人類を封じ込めている証拠なのか。昨今はロシア正教会の分裂、バチカンと中国政府の関係など、政治と宗教の話題は尽きない。聖職者の性犯罪も日常茶飯事のようだ。日本では神社神道や創価学会の政治関与が注目を集め続けている。
<政治屋は神仏利用の大天才>
いわゆる宗教屋は、金儲けの天才であるし、政治屋は宗教利用の天才である。双方は見事に連携して、神仏なる架空の存在を悪用して、権力と金を懐に入れているのだろうから、歴史は数千年前から止まってしまっている。
善良な人間は、そこまでは落ちることが出来ない。
勝てば官軍という言葉は、今も生きているのだろうか。神社神道の政権が、権力を私物化して、やりたい放題の安倍・自公政権だ。政教分離を踏み倒して、靖国神社の秋の祭礼とかに関与している。首相と衆参議長にあきれてモノも言えない。「神社に死者の魂を合祀する」という、ありえないトリックを信じ込んだ日本人が、今も本当にいるのだろうか。
宗教団体が存在すると、それを利用する政治屋がまとわりつく。共に甘い蜜を吸っている。馬鹿を見るのは、その宗教を信じて、せっせと金を運んでいる豊かと言えない信者である。
<歴史の教訓=文殊の知恵>
「考える葦」である人間の進歩は、宗教にはない。歴史にある。歴史の教訓にあるのである。
人間は過ちを犯す。完璧な人間はいない。必ず失敗する。腕のいい医師を「神の手」と持ち上げる向きがあるが、断じて「神」は存在しない。医療事故は相変わらず多い。隠蔽してやり過ごしているだけだ。
他方、過ちから教訓を学ぶことが出来る人間でもある。反省する人間が有能な人間である。「3人集まると文殊の知恵」という諺は本当であろう。人類は知恵で進歩することが出来るのだが、これを無視して同じ過ちを繰り返す、歴史の教訓を学ぼうとしない人間がいる。
自己の利益のために他人を陥れる人間がいる。いまの政権は、その典型である。
<神道と財閥の復活=47トンのプルトニウム+54基原発=軍国主義>
神社神道は、半島から伝来したものであろう。刀剣を祀る戦いの原始的宗教である。靖国神社はその代表格といっていい。ここの宮司が「天皇が靖国をつぶそうとしている」とわめくのもゆえなしとしない。彼は、日本国憲法が象徴としている天皇を理解できないのだ。ほかには、戦前同様に「必勝」を神社に祈願する学生までもいるから、これは驚きだ。
悩み事をなんでも神仏に祈願する人間がいる限り、宗教屋も政治屋も無くならないだろう。人類の進歩はない。時計が止まったままである。
思うに、明治の悪賢い人物は、中央集権体制構築のため、天皇の神格化と神道を国教にして、仏教を退治した。鹿児島県に寺は少ないという。山口県も同じではないか。廃仏毀釈運動の実績である。
とはいえ、仏教の方が、思想哲学的には、神道よりはるかにましな宗教である。理由は、教義が殺傷を禁じる平和主義のためだ。だからといって仏が存在するわけではないが、教えそのものはまともなものが多い。宗教のレベルでは、仏典は神道をはるかに超えている。
靖国宮司によって、キリスト教の影響を受けた雅子妃が、神社神道嫌いだという事実を明らかにした。当たり前に頷ける。「お祓い」信仰に執着できるのは、田布施の人たちで、多くの日本人は興味など示さないだろう。
戦前の日本は、天皇神格化+国家神道+教育勅語+大日本帝国憲法でもって、侵略と植民地支配を強行して敗北したが、物理的な推進勢力は、政商からのし上がった財閥と神道である。財閥が神道と連携して、軍閥から政党を動かして、暴走したものである。
その結末が2発の原子爆弾である。それでいて、核の教訓を学ぼうとしなかった。なぜか。財閥と神道が復活したからである。彼らが軍国主義を復活させたのだ。米国の日本研究第一人者のハロルド・スヌー博士の指摘でもある。現在、54基の原発から47トンのプルトニウムが蓄積されている。原爆・核兵器6000発分の量という。
これをどう処理するか。方法は全くない。54基の廃炉の目途も立たないありさまである。歴史の教訓を学ばない日本の為政者の罪は、何としても重い。孫や子の世代に引き継がせているのだが、引き継いでも処理は不能である。
いま生きている強力な推進論者は、知る限り中曽根康弘と読売のナベツネである。原発再稼働させてる安倍晋三の自民党と山口那津男の公明党の責任も、問われ続けるだろう。
日本の前途は、悲しいかな暗澹たるものである。
2018年10月18日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)
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