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知られざる日米交渉の裏側「トランプがシンゾーに仕掛けたドッキリ」
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/57851
2018.10.06 歳川 隆雄 ジャーナリスト 「インサイドライン」編集長 現代ビジネス
米重要人物たちはトランプの「対中強硬路線」支持
今、本稿をニューヨークで書いている。ワシントンに5日間滞在した後、当地に移動した。
11月6日の中間選挙を控えた米国は現在、テレビも新聞も”政治一色”である。と同時に、政治の都であるワシントンも、そして金融の中心地のニューヨークは共に、現下の絶好調経済でお洒落なレストランはどこも満員。これにはビックリした。
ワシントン、ニューヨークは米国の縮図ではあるが、特例なのかもしれない。それにしても、先月下旬の国連総会期間中のニューヨークは一夜にして物価が急騰、ホテルなどは場末の三流ビジネスタイプが一泊250ドル(約2万8000円)で、各国からの取材チームは泣いていたそうだ。
それはともかく、本題に入る。ワシントンで多くの人たちと会った。日本政府関係者では杉山晋輔駐米大使を筆頭に各省庁の出先機関の責任者、米政府関係者とも会談した。取材ではなく意見交換という名目での面談なので、名前を挙げることができない。それでも米国家安全保障会議(NSC)や国務省幹部、そしてジェームズ・プリスタップ元国務省政策企画局長(現・米国防大学国家戦略研究所上席研究員)など元高官から長時間、話を聞く機会があった。
米政府関係者の話で共通していることは、対中国政策、今後の米中関係について非常に厳しい見通しを語っていたことだ。米議会の共和、民主党を問わず、トランプ政権の対中強硬政策を一様に支持している。
さらに言えば、ドナルド・トランプ大統領の強気一辺倒の通商・貿易では、メキシコに続いてカナダのジャスティン・トルドー首相まで北米自由貿易協定(NAFTA)に残留するためか、トランプ氏に平伏すことを余儀なくされたのだ。
トランプ氏のイケイケドンドンは止まることをしらない。では、9月26日午後(米国東部時間)にザ・ニューヨーク・パレスホテルで行われた安倍晋三首相との日米首脳会談はどうだったのか?
たしかに、前回指摘したように、安倍首相は日本にとってのワースト・シナリオであった自動車追加関税25%発動を回避できた。満額回答を得たとも書いた。
だが、そこに至る過程での事前協議についての詳細は日本で報じられていない。筆者は、それに関するディープな情報をワシントンで入手した。
閣僚級日米貿易協議(FFR)がそれだ。茂木敏充経済再生相とロバート・ライトハイザー米通商代表部(USTR)代表の9月25日夕と26日午前の協議は、それこそ熾烈な交渉だったという(ちなみに、2回も行われたことは報道されていない)。
「カンマの位置」で変わるニュアンスでにらみ合い
安倍・トランプ会談後に発表された「日米共同声明」(7項目)に、そのタフな交渉を窺い知ることができる。
第3項目は、次のように記述されている。「日米両国は、所要の国内調整を経た後に、日米物品貿易協定(TAG)について、また、他の重要な分野(サービスを含む)で早期に結果を生じ得るものについても、交渉を開始する」。
この記述で看過すべきでない箇所は、英文で読むと、よく分かる。"for a Japan-US Trade Agreement on goods, as well as on other key areas including services, that can produce early achievements."の中に記されている2つのカンマが重要である。
前者のon goodsの後にあるカンマは茂木氏が求め、後者のservicesの後のカンマを主張したのがライトハイザー氏であった。
日本側は「結果を生じ得るもの」を取り、米国側が「重要な分野(サービスを含む)」に力点を置き、今後の交渉を進めるという、言わば完璧な”玉虫色”表現なのだ。
この共同声明最終案が出来上がったのは、何と日米首脳会談開始1時間半前だったというのだ。安倍首相はこの説明を聞き、これからTAGという用語で進めようと、自らが決断したともいう。
関係者を凍り付かせた「トランプの発言」
それだけではない。まさに会談の真只中に、安倍氏がトランプ氏に「自動車関税は見送りでいいですね」と念を押したところ、「いや、ダメだ」と即答したため、同席した関係者は一瞬凍りついた。
が、トランプ氏は役者である。その後、続けて「シンゾーとの友情がある。今回は止めておこう」と、ニンマリ笑って答えたというのだ。同席した政府関係者は筆者に、「心臓が止まるかと思った」と回想した。
であるとしても、年明早々に「関税関連問題の早期解決に努める」(第7項目)ことになっており、ブラジル、韓国、メキシコ、そしてカナダが呑まされた「数量制限」を求められる懸念がある。
一難去ってまた一難ではないが、安倍政権は引き続きタフな貿易交渉をやらなければならないのだ。
「アベ、自動車関税は見送りでいいですね、トランプ、いやダメだと即答‼️こんな交渉が」 知られざる日米交渉の裏側「トランプがシンゾーに仕掛けたドッキリ」 米現地からインサイドをリポート https://t.co/x3U6wjHoQB #スマートニュース
— エイユー8379 (@AU_8379) 2018年10月6日
「シンゾーが止まるかと思った」w
— モリカケ王©! (@yzjps) 2018年10月5日
関係者を凍り付かせたトランプ
安倍「自動車関税は見送りでいいですね?」と念を押したところ
「いや、ダメだ」とトランプが即答https://t.co/ttBVQLCAw1
が氏は役者である
その後、続けて「シンゾーとの友情がある。今回は止めておこう」と、ニンマリ笑って答えた
なるほど。😋、
— 前田音楽文化人類学新研究所前田和秀 (@1130maeda1130) 2018年10月6日
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