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自壊へ一直線 「安倍改造内閣」国民唖然の酷い顔触れ<中>
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/238744
2018/10/03 18:09 日刊ゲンダイ 文字起こし
加計学園の“闇献金”に説明なし(C)日刊ゲンダイ
フダツキが憲法改正を仕切るマンガというか呆れた神経 |
内閣総辞職モノの不祥事に何度見舞われたか分からないほど醜聞まみれの安倍が総裁3選に突き進んだのは、悲願の憲法改正を実現するためだ。連立を組む公明党は事前協議を拒んでいるが、会見で安倍は「真摯に議論する。具体的条文を示さなければ理解は得られない」と受け流し、「自民党がリーダーシップを取り、次の国会に改正案を提出すべきだ」と重ねて強調した。
それを支えるのが、今回の内閣改造・党役員人事だ。改憲論議を含めた意思決定機関を束ねる総務会長に安倍シンパの加藤前厚労相を充て、憲法改正推進本部長に側近の下村博文元文科相を起用した。下村といえば、加計学園の獣医学部新設プロセスに関わり、学園から200万円闇献金を受け取った政治資金規正法違反疑惑が浮上。
下村は「都議選後に説明する」と話していたが、いまだ明確な説明から逃げている。
「分かりやすいほどの憲法改正シフトです。盟友の加藤総務会長もそうですが、安倍首相と思想信条が近い下村氏を本部長に据えることで、党内の反発を抑え込み、改憲論議を強引に加速させる思惑がミエミエです」(五十嵐仁氏=前出)
こんなフダツキに憲法改正を仕切らせるなんてマンガというか、ホトホト呆れた神経である。
「睡眠障害」は完治したのか/(C)日刊ゲンダイ
金銭醜聞の甘利の復権もオドロキならば選挙責任者という国民への挑戦 |
それにしてもオドロキなのが、口利きワイロ問題で大臣を辞めた甘利明元経済再生相の復権である。安倍の片腕と評され、総裁選で安倍陣営の選対事務総長を務めたことで再入閣も取り沙汰されていたが、結局は党4役の選挙対策委員長に就任。グレーな人物が政権の命運を握る来年の統一地方選や参院選を陣頭指揮するというのである。一体どういう了見なのか。
安倍は会見で「TPPを合意に導く上において、米国とも相当タフな交渉をしていただいた。実績、手腕、調整能力、党内でも、ほとんどの方々が高く評価をしているのではないか」などと褒めそやしていたが、甘利は大臣室や事務所で建設業者から現金計100万円を授受。あっせん利得処罰法違反などの告発を受けた東京地検特捜部は不起訴処分(嫌疑不十分)としたが、本人も授受を認め、つい最近まで「睡眠障害」を口実に国会をサボってきた男である。
「大臣室での金銭授受が発覚した政治家は、日本の政治史上初めてのケースではないか。強権的な安倍政権が法務・検察を抑え込んだことでブタ箱入りを免れ、命拾いできただけで、本来であれば永田町から排除されるべき人物です。安倍首相自身、99年の下関市長選を巡り、対立候補の選挙妨害を依頼した暴力団と報酬でモメ、自宅に火炎瓶を投げ込まれた騒動が持ち上がっている。選挙で勝つためには、倫理も法令順守もクソ食らえということなのでしょう」(本澤二郎氏=前出)
トコトン国民をナメている。
初入閣を果たした桜田義孝五輪相(C)日刊ゲンダイ
いくらなんでも酷すぎる滞貨一掃組の能力、資質、危うさ、人格 |
初入閣したのは12人で、全閣僚の半数以上を占めた。新聞・テレビは「安倍内閣で最多」と大々的に報じ、安倍が改造前に言っていた「幅広い人材」を起用したように見せているが、とんでもない。12人のうち、衆院で当選5回以上、参院で当選3回以上のいわゆる「待機組」からの起用が10人。つまり、各派閥から「待機組」をねじ込まれただけで、滞貨一掃の人事なのはハッキリしている。
しかも、その顔ぶれが酷すぎる。危ういのは、安倍と同じ右派思想が目立つことだ。日本最大の右翼組織「日本会議」のメンバーである桜田義孝五輪相は、慰安婦問題に「職業としての娼婦、ビジネスだ」とトンデモ発言をして問題になったし、竹島、尖閣諸島の領土問題で先鋭的な論陣を張る原田義昭環境相は、日韓合意に「納得しがたい」とイチャモンをつけ、韓国の反発を買っていた。
能力、資質にクビをかしげたくなる人物も少なくない。地元・大分の支持者らを官邸に招いた際、階段に並ぶ組閣ごっこの写真を撮って大ハシャギしていた岩屋毅防衛相、TPP対策委の委員長代理兼事務総長時代に“ワイロ授受疑惑”を報じられた宮腰光寛1億総活躍・沖縄北方相、「赤坂自民亭」を発案したとされる石田真敏総務相、「大臣になるのが目的で国会議員をやっている」と揶揄されていた渡辺博道復興相――など、とてもじゃないが「適材適所」とは思えない。
「この改造人事は論評に値しません。総裁選で自分を支持した派閥領袖の言いなりで待機組を受け入れただけ。専門分野も何もあったものではない」(元NHK政治部記者で評論家の川崎泰資氏)
滞貨一掃どころか、“不良債権”のバルクセールだ。
米カジノ企業が岩屋防衛相のパーティー券購入(C)共同通信社
野党も週刊誌も腕をまくる醜聞大臣探し |
よこしまな論功行賞人事を受け、野党や週刊誌は早くも醜聞探しに走っている。いつ、スキャンダルがハジけてもおかしくない状況だ。
自民党のカジノプロジェクトチームの座長を務め、カジノ推進の旗振り役の岩屋防衛相は、米カジノ業者のパーティー券購入リストに名前が記載され、実際、14年からの2年間で計74万円のパー券を買ってもらっていた。石田総務相は、14年末の衆院選で陣営の運動員が選挙活動を手伝った女性に報酬を支払い、公選法違反(買収)でパクられている。
肝心の身体検査も、「甘すぎる」との声が聞こえてくる。
「派閥推薦を優先したので、官邸はロクに身体検査ができていないようです。実際、ある大臣には、秘書や職員へのパワハラ疑惑が浮上している。自民党内でも『いつ醜聞が飛び出すか』と不安視されています」(永田町関係者)
政治評論家の山口朝雄氏はこう言う。
「今回の改造は、大臣待機組を手なずけることが目的。おのずと人選は『滞貨一掃』となるわけで、問題を抱えた人物が入り込んでいてもおかしくはありません。野党にとっては格好の追及材料となる可能性があります」
野党もメディアも手ぐすね引いて待っている。
抱負を語る山下貴司法相(C)共同通信社
何ものなのか、石破派の3回生 |
改造人事で注目を集めたのは、石破派に所属する山下貴司法相。「魔の3回生」から異例の入閣だ。
山下は岡山県出身で東大法学部卒。1992年に検察官となり、東京や横浜などの地検で勤務した後、米国日本大使館や法務省刑事局付、東京地検特捜検事などを歴任した。憲法の司法試験考査委員や慶大講師も務め、法務・検察の出世街道を突っ走っていた2012年、衆院選に出馬して初当選。リベンジポルノ防止法などの議員立法も手掛けた。
石破派にもかかわらず、安倍はなぜ、「冷や飯」を食わせなかったのか。
「安倍さんと思想が近いからでしょう。憲法審査会では、憲法解釈の変更について〈国民の負託を受けた議会に立脚した内閣が、直面する諸課題に対応するため憲法解釈の変更を行うことは、むしろ立憲主義にかなうものである〉と是認していたし、9条についても〈9条の限界、解釈の限界としてどこまで許されるのかということ、これを私は国会で徹底討議すべき〉と発言しています。改造人事で党選対委員長に就いた甘利氏に批判が出ていますが、過去の参院の中央公聴会で、甘利問題を指摘した元検事の郷原信郎弁護士を批判したことも“評価”されているのでしょう」(与党担当記者)
要するに挙党体制でも、適材適所でもない。安倍が改憲を進めるための人選ということ。
万が一、法務・検察から改憲の進め方に異論が出た場合の「お目付け役」なのだ。
「内閣総辞職モノの不祥事に何度見舞われたか分からないほど醜聞まみれの安倍が総裁3選に突き進んだのは、悲願の憲法改正を実現するためだ。連立を組む公明党は事前協議を拒んでいるが、……」
— AnserAlbifrons (@MnaganM) 2018年10月3日
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【ポンコツ内閣醜聞噴出必至】フダツキが憲法改正を仕切るマンガというか呆れた神経 金銭醜聞の甘利の復権もオドロキならば選挙責任者という国民への挑戦 いくらなんでも酷すぎる滞貨一掃組の能力、資質、危うさ、人格 野党も週刊誌も腕をまくる醜聞大臣探し(日刊ゲンダイ) pic.twitter.com/eUZ9TPN5Ud
— KK (@Trapelus) 2018年10月3日
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