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安倍政権も大マスコミも 朝鮮戦争終戦に「難癖」の奇怪
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/238305
2018/09/27 日刊ゲンダイ 文字起こし
言い分を垂れ流すだけ(C)共同通信社
北朝鮮を取り巻く状況は、目まぐるしく変化している。
「北朝鮮はミサイルも発射していないし、核実験も行われておらず、関連施設の破壊も始まった。金委員長の勇気と行動に感謝したい」
25日に国連総会で演説した米国のトランプ大統領はこう言って、北朝鮮の金正恩委員長を持ち上げた。昨年の演説で「ちびのロケットマン」と罵っていたのとはエラい違いだ。24日には、2度目の米朝首脳会談にも意欲を示していた。「遠くない将来」に「シンガポール以外の場所」で開かれると発表したのだ。
18〜20日に平壌で南北首脳会談を行ったばかりの韓国の文在寅大統領も、国連総会に出席。トランプとの首脳会談を経て、米FOXニュースに出演し、米朝首脳会談は「年内にあると思う」との見通しを明らかにした。
その上で「朝鮮戦争の終戦宣言の早期実現が望ましいという共通認識が、おおむねできている」と踏み込んだ。
北朝鮮、韓国、米国が終戦宣言の早期実現についての認識を共有している――。つまり、今回の南北首脳会談で合意された北朝鮮の非核化に向けた具体的措置が実行されれば、早々に2回目の米朝会談が開かれ、朝鮮戦争の終戦宣言についても本格的な話し合いが行われる公算が高い。
6月の歴史的な米朝首脳会談から、しばらく滞っていた朝鮮半島和平への行程が、再び大きく動き出そうとしているように見える。
これに難癖をつけているのが、わが日本政府だ。
■米朝首脳会談の誘いに乗らないようクギ
昨年の国連総会では北朝鮮への圧力強化に演説の9割を割いた安倍首相も、さすがに今年はトランプに遠慮して「圧力」の言葉は封印。「拉致問題を解決するため、金正恩委員長と直接向き合う用意があります」とか言っていたが、本音は違う。裏では「朝鮮戦争を簡単に終戦させるな」と米国や韓国にご注進して回っている。
25日の産経新聞が、ニューヨークに着くなりトランプとの夕食会に臨んだ安倍の胸の内をこう書いていた。
<改めて対北国際包囲網の重要性をトランプ氏と共有する>
<トランプ氏が年内の朝鮮戦争終戦宣言や2回目の米朝首脳会談の誘いに簡単に乗らないよう改めてクギを刺す狙いもあった>
27日の日米首脳会談でも、非核化の実現まで北朝鮮への圧力を維持することを確認する意向だ。
「北朝鮮は核実験をやめ、ミサイル発射もやめている。これは日本の安全保障にとって大きなプラスです。朝鮮半島が一触即発の事態に陥れば、真っ先に被害を受けるのは米国ではなく、韓国と日本なのです。半島の和平が進めば、日本にとって喜ばしいことなのに、日本政府は朝鮮戦争の終結宣言は時期尚早という立場で、安倍首相は制裁を叫び、『北朝鮮を信用してはいけない』などと、緊張を煽るような“口撃”を続けている。半島に平和がもたらされたら都合が悪いのでしょうか。日本の国と国民の安全を考えているとは、とても思えません」(元外務省国際情報局長の孫崎享氏)
北朝鮮の核・ミサイル実験をとことん政治利用してきたのが安倍だ。早朝にJアラートを響かせて国民の不安を煽り、昨年は北の脅威を「国難」と称してドサクサの解散総選挙に持ち込み圧勝。麻生財務相は「明らかに北朝鮮のおかげ」なんて言っていた。
なぜ平和を喜べないのか(朝鮮中央通信撮影・共同)
半島和平で困るのは脅威を利用できない安倍政権だけ |
「北の脅威を口実に軍拡を進め、戦争ができる国にするため、憲法改正にも利用しようとしている安倍政権ですから、対北融和ムードが広がると困るのでしょう。拉致問題を解決できない失態を覆い隠すためにも、北朝鮮憎しの国民感情が醸成されていることが好都合で、北朝鮮には常に悪い国で孤立していて欲しい。だから、朝鮮戦争の終結へ向けた国際社会の動きに反発し、何とか決裂させようと、横やりを入れているのです」(政治評論家の本澤二郎氏)
いかにも安倍が考えそうなことで、こんな猿知恵で対北強硬論に固執しているようでは、激動の東アジア情勢で日本が蚊帳の外に置かれるのも当然だろう。
解せないのは、身勝手な理由から朝鮮半島和平を望まない日本政府の姿勢に、大マスコミも同調していることだ。
和平ムードを歓迎するより先に、まず「非核化の先行」や「制裁の継続」をわめく。政府の言い分を垂れ流しているに過ぎない。
「日本の安全保障担当者は、米国の国防省や軍事産業の考えに沿って動いている人が多い。危機を煽って、イージス・アショアなど高額の武器を売りつけているだけなのに、隷従している。そういう構造にどっぷり漬かってきた大メディアも、米国の利益が日本の利益だと思い込み、日本政府の方針に異を唱えるという発想を持てないのではないでしょうか」(孫崎享氏=前出)
■韓国大統領を英雄扱いしたくない
ジャーナリストの高野孟氏も日刊ゲンダイ連載コラムで「『朝鮮戦争終戦』を警戒」という9月24日付東京新聞3面の見出しには、当初、我が目を疑った」と、こう書いていた。
<世界中の人々が朝鮮戦争の再発を警戒し、その危険を除去するための南北、米朝の対話が成功して、1953年の休戦協定が恒久的な平和協定に置き換えられる日が来ることを祈念しているさなかに、朝鮮戦争の終戦を警戒している人がいる?ということは、朝鮮戦争が休戦状態のままで、いつ戦闘が再開されるか分からないという状態が続く方がいいと思っている人がいる? さて何のこっちゃ。そういう人がいるとすれば誰なんだ――と思いつつ記事を読むと、驚くべきことに、それは「日本政府」なのだと言う>
<南北が軸となり、中国やロシアも支援して、トランプが気紛れを起こしてちゃぶ台返しの挙に出ないように、ガラス細工を積み上げるように息を詰めて真剣な作業に取り組んでいるというのに、安倍はトランプが簡単に和平に応じないよう足を引っ張るという粗暴行為に出たのである>
こんな政府でいいのかと、メディアはいさめ、批判すべきだろうが、朝鮮戦争終戦に対する安倍の「懸念」を解説するだけ。半島和平への動きを文とトランプの人気取りだと決めつけ、安倍の恥ずべき言動を正当化する余地を残すのだ。
確かに、経済の悪化で下落していた文の支持率は、南北首脳会談を機に70%台まで急上昇した。トランプも11月の中間選挙を控え、目に見える外交実績が欲しいことは間違いない。
だが、大事なのは結果である。平和を歓迎しない国際社会があるか。朝鮮戦争が終結して困るのは、北の脅威を利用できなくなる安倍政権くらいである。
「平和条約が結ばれて朝鮮戦争が終結すれば、米軍は東アジアから撤退・縮小というシナリオも現実味を帯びてくる。辺野古の新基地だって必要なくなるのです。絶好のチャンスを潰そうと画策する安倍首相は、日本国民の方を見て政治をしているとは言い難い。自分の政権延命と、改憲の野望のために北朝鮮を利用したいだけなのです。いつの時代も権力者は脅威をつくり出し、求心力を高めるために利用する。それにメディアが加担してきたのが先の戦争の教訓だというのに、全く生かされていないことに愕然とします。慰安婦問題にフタをしたい政権の意向を踏まえ、朝鮮半島和平に尽力した文大統領を英雄扱いしたくないという思惑もあるのでしょう。終戦宣言をせっつくなら分かりますが、平和ムードに水を差す安倍政権に同調するメディアには、空恐ろしいものを感じます」(本澤二郎氏=前出)
国民は本当のことを知らされず、権力者の威勢のいい言葉に踊らされて、不幸に巻き込まれていく。そんなことが繰り返されていいはずはない。大マスコミは、政府見解を垂れ流す愚行の弊害をどこまで認識しているのか。おかしいことは「おかしい」と言わねばならない。「新潮45」の休刊騒動は決して他人事ではないことを肝に銘じるべきだ。
日刊ゲンダイ
— 但馬問屋 (@wanpakutenshi) 2018年9月27日
【朝鮮戦争終結に『難癖』の摩訶不思議】
『平和に冷水、安倍政権と大マスコミ』
「いつの時代も権力者は脅威を作り出し、メディアにそれを煽らせてきた」
「米朝首脳会談を文、トランプの人気取りと決めつけ、“非核化の先行”“制裁の継続”とわめき続ける真意はどこにあるのか」 pic.twitter.com/VsVdcMeEug
普通の人なら喜ばしい限りなのに未だに平和への歩みに水を差し続けるとは...
— Dimension Data (@tsukunebou1919) 2018年9月27日
総裁選前の討論会で拉致問題を解決できるのは安倍政権だけだと言ったことは1度もないと豪語しておきながら、演説では拉致問題の解決という真逆の発言。そして朝鮮戦争終結は嫌だ。
こいつ正気か?
朝鮮戦争が終われば、主に歴史認識や戦後処理問題で、東アジアのアンチパシーが一挙に日本に向かうでしょうから、何としても朝鮮戦争の終結は阻止したいのだと思います。
— ちぇべ (@PUNK_CHEBE) 2018年9月27日
支持者はそこまで考えてなくて、「他人の不幸は蜜の味」くらいのゲスな心根なんでしょうね。
安倍に核ミサイルや拉致問題を解決する能力は全くないですね。金正恩はこれまで何度も国際社会を騙し続けており核査察を受け入れず誤魔化す可能性も十分あり拉致問題にも誠意ある対応をしないと思います。しっかりとした外交能力のある政治家が首相にならないとダメですね。
— 産経新聞とネトウヨが大嫌いな保守 (@wanpakuamatsuka) 2018年9月27日
モリカケ疑獄追及の再燃を恐れ、行政私物化を継続し、米国製武器を買いまくると共に、核武装、壊憲まで狙う極右ファシスト #安倍瓶三 。
— freedomk1 (@119freedom) 2018年9月27日
瓶三は、北の脅威を煽るだけの、無能で危険な生き物だ。よって朝鮮戦争終結を妨害する💢。結果は蚊帳の外😀。
一刻も早く国政から排除せねば!#アベが国難
日刊ゲンダイ巻頭特集
— 宮澤 望 (@yuakira1) 2018年9月27日
安倍政権も大マスコミも 朝鮮戦争終戦に「難癖」の奇怪 https://t.co/VQDLYnFAVd #日刊ゲンダイDIGITAL
私見:安倍さんは平和主義者じゃないからわかるが
『平和主義』標榜するメディアは和平の道を探れ@tim1134 @iwakamiyasumi
安倍政権も大マスコミも 朝鮮戦争終戦に「難癖」の奇怪 有りもしないサリンmサイルが日本を狙ってると北の脅威を煽って拉致被害者を騙し米国から大量の武器購入でトランプのご機嫌取り、血税泥棒の詐欺政権
— 小山徹 (@_2125591496592) 2018年9月27日
頭貸して尻隠さず。Jアラートはいつ鳴らす。
— projim (@projimsao) 2018年9月27日
安倍政権も大マスコミも 朝鮮戦争終戦に「難癖」の奇怪 https://t.co/SbldgqK6xz #日刊ゲンダイDIGITAL
菅原一秀とかいう安倍の茶坊主が今年に入ってミサイルが来なくなったのは安倍の外交の成果だとか言ってるけど、韓国がお膳立てをしアメリカと北朝鮮を結び付けて非核化の為に汗かいているそばでアホみたいに口あけてオコボレを待ってるだけの安倍が、菅原の目には外交してるように映ってるようです。
— アームズ魂 (@udongurai) 2018年9月27日
★巻頭特集 安倍政権も大マスコミも 朝鮮戦争終戦に「難癖」の奇怪ー(日刊ゲンダイ) 北朝鮮を取り巻く状況は、目まぐるしく変化している。 「北朝鮮はミサイルも発射していないし、核実験も行われておらず、 (cont) https://t.co/poru8GlTKc
— 市村 悦延 (@hellotomhanks) 2018年9月27日
朝鮮戦争に「難癖」の摩訶不思議【平和に冷水】安倍政権と大マスコミ ようやく、朝鮮半島の安定に動き出した南北首脳会談や近く2度目が行われる米朝首脳会談を文、トランプの人気取りと決めつけ、「非核化の先行」「制裁の継続」とわめき続ける真意はどこにあるのか(日刊ゲンダイ) pic.twitter.com/exOwj9O3yJ
— KK (@Trapelus) 2018年9月27日
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