http://www.asyura2.com/18/senkyo250/msg/771.html
Tweet |
http://blog.livedoor.jp/jlj001/archives/52224637.html
2018年09月17日 「ジャーナリスト同盟」通信
<安倍晋三の圧勝への大きな関門>
9月20日投開票の自民党総裁選で、現職の安倍晋三が圧勝する?もう一部の世論調査も公表されている。本当だろうか。安倍三選で動いているのは事実だろうが、現実はもっと複雑である。「安倍圧勝でいいだろうか」という嫉妬・妬みの票の行方に注目したい。なにしろ総裁選を逃げて、ロシアのハバロスクで、中国やモンゴルの指導者の前で「領土返還なし」という外交的大敗北(タス通信東京支局長)を喫したばかりでもある。公正な選挙が担保されていると仮定すると、圧勝は厳しいのではないか。
http://www.asyura2.com/17/senkyo228/msg/604.html
<屑の岸田や小泉の倅に助けられて圧勝?>
今回の総裁選で、男を下げた人物は宏池会の岸田である。派内から会長交代論が噴き出してきている。もう一人が、マスコミにちやほやされる不思議な小泉の倅である。
小選挙区制に起因しているものだが、それにしても自民党の現状は心もとないほど腐蝕している。確かに急激な円下げ・円札刷りで、安倍スポンサーの財閥1%は恩恵を受けた。株屋も連動した。財閥の内部留保金は、もう500兆円前後とみられている。
他方で、日本の価値をその分、引き下げている。
むろん、大恐慌が押し寄せると、500兆円の価値はゼロになる。国民の財産である年金基金を株式に投入したり、中央銀行までが株価の買い支えをする危険度は、国民の生命財産を破たんさせる行為に等しい。
経済の複雑な絡みを凡人はわからない。いえることは、安倍圧勝の原動力は財閥資金である。改憲も軍拡も財閥の指令なのだから。
<それにしても迫力不足の挑戦者>
総裁選を低調にさせている犯人は、挑戦者である。「軍事オタク」のせいでもあろうが、ともかく迫力がない。
事情通は「小泉のような人々を扇動するような迫力がない。国民からすると、期待外れに映ってしまう。確かに主張は、安倍よりも優れているが、それ以上のモノがない」と肩を落とすのである。
挑戦者の宿命でもあるが、現職を圧倒する主張にパワーがないと、有権者の心を動かす力にならない。
<モリカケ強姦事件を追及できない石破候補>
安倍改憲案は公明党案であるという事実を引き出した点は、見事であると拍手したい。ならば「なぜ公明党案なのか。公明党と談合して強行するのか」と追及すればいいのだが、石破にはそれがない。
そして日本国憲法が立憲主義の憲法であること、よって行政権が改憲を主張してはならないという当たり前の憲法認識を示して、安倍の非を指摘しなければならない。
石破も立憲主義を理解していないのであろうか。
国民の関心事は、モリカケ強姦もみ消し事件の追及である。野党とマスコミの追及の不足をカバーする絶好の機会を、石破は利用していない。
モリカケ強姦事件は、明らかな権力犯罪・不正腐敗の最たるもので、いかなる政府も許容できない重大事件である。検察の出番である。なぜ、これを追及しないのか。この点で、石破も安倍と同類と見られてしまう。安倍三選でいいのか、の流れを作ってしまう。
要は、石破に諸葛孔明がいない、孫子の兵法を知る者がいないことになる。敗北必至の挑戦者となってしまう。
<史上最低の心臓三選圧勝?>
かくして安倍三選は、予想した通りの圧勝ということになる。
とはいえ、安倍は史上最低の自民党総裁候補で、首相候補でもある。そこには近代の民主主義の観念がない。岸信介の生まれ変わりでしかない。
靖国・伊勢・出雲といったお祓いの原始宗教の信仰者で、それを主権者に強要しようとしていることに、近代の人々に違和感と反発を呼び起こしている。「天皇のために死んでくれ。死んだら英霊として靖国に祀ってやる」と言われて、はいそうですかと屈する、現代の日本人はいないはずである。
「いや、そんなことはない。私はこれを国民に強要する。そのための改憲だ」と言われると、多くの国民は抵抗するだろう。14億人の中国人も反対する。
<正義無縁の利権集団>
自民党総裁選の有権者は、自民党議員と党員・党友である。ほとんどが、自由と民主主義にあこがれているわけではない。しっかりとした信念に裏打ちされての支援者ではない。
ほとんどの有権者が、権力に吸い寄せられている人たちである。いわば利権集団である。
利権と金は結ばれている。そこに理想はないに等しい。
正義など無縁である。候補者にとって、国民は票でしかない。昔の宏池会や三木派には、護憲リベラル・民意を重視する政治が存在したが、いまは無くなってしまった。
倫理・道義・廉恥と無縁であることは、麻生太郎や心臓を観察していれば、誰にでも理解できる。
<圧倒する現職の金力>
安倍の最大の特徴は、資金力である。カネの力を有効に行使している。
「公明党に対しては当然のことながら、マスコミにも官房機密費で日常的に配って、口とペンを封じ込めている。官房機密費を公開させれば一目瞭然だ。昔からあったが、いまはそれが極端すぎる。それをマスコミの親分が率先している。マスコミが乱れに乱れていて話にならない」とは、いつも自宅に電話をしてくる事情通である。
圧倒する金力が、いうなれば安倍の強みであるが、発覚すれば、致命傷となる。
<嫉妬・妬みは人間の性(さが)>
この夏に同級生が運営する虐待児童の保護施設で、同窓会を開いた。このすばらしい施設を立ち上げた努力は、筆舌に尽くしがたいほどである。一度本人から話を聞いてみたい、という思いで計画したのだが、意外や参加者は少なかった。
嫉妬・妬みである。これ人間の性・さがである。そうしてみると、安倍三選で、特に甘い汁を吸う輩は特定している。総裁派の細田派でも数人、三選を吹聴してきた二階も幹事長を首になる。菅と麻生は安泰だが、岸田が幹事長になれるか怪しい。政界の嫉妬・妬みは、庶民を超えている。果して圧勝なのか?
2018年9月17日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK250掲示板 次へ 前へ
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK250掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。