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自民党総裁選の政策論争から逃げまくる安倍首相  天木直人 
http://www.asyura2.com/18/senkyo249/msg/733.html
投稿者 赤かぶ 日時 2018 年 8 月 27 日 08:40:05: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

自民党総裁選の政策論争から逃げまくる安倍首相
http://kenpo9.com/archives/4129
2018-08-27 天木直人のブログ


 予定通り安倍首相が自民党総裁選出馬の表明をきのう8月26日に行った。

 5年8カ月もの長きにわたって首相を続け、何一つ成果を見せられなかったのに、さらにあと3年とは、いくら何でも厚かまし過ぎる。

 しかし、私がここで言いたいのはその事ではない。

 とっくの昔に表明していたはずなのに、延期、また延期で、なぜがここまで遅れたかである。

 それは、政策論争から逃げまくっているからだ。

 きょう発売の週刊現代(9月8日号)が教えてくれた。

 某テレビ局が討論番組のオファーを出したところ、まだ正式に表明していないと言って取りつく島もなかったというのだ。

 それなら、公式表明をしたのだから、これから政策論争に応じるのか。

 応じない。

 逃げ続ける。

 総裁選の公示日は9月7日だ。

 公開討論は公示日の後に堂々とやる。

 そう言えばいいのだ。

 公示日の9月7日から投開票日の9月20日まで2週間ある。

 公開討論に十分すぎる時間がある。

 その間にいくらでも出来る。

 そう言って、また逃げるだろう。

 ところが公示日後も、安倍首相は9月11日からロシアの東方経済フォーラムに出席する事が決まっている。

 この東方経済フォーラムには、当初、金正恩委員長が出席することが見込まれ、だからこそ安倍首相が出席して、そこで日朝立ち話首脳会談が行われるかもしれないと期待されていた。

 しかし、金正恩委員長の出席が無い事が公表された。

 その時点で東方経済フォーラムに出席する意味はほとんどなくなった。

 せいぜい習近平主席が出席して中露関係の結束を宣伝するような東方経済フォーラムに、日本の首相がのこのこ出かけて何の意味があるのか。

 しかもプーチンとの首脳会談は、何度くり返しても、共同経済開発プロジェクトさえ進める事の出来ないほど不毛であることが証明されている。

 それでも安倍首相は予定通りに出席するというのだ。

 その間はもちろん、政策論争などできない。

 結局は総裁選の直前まで政策論争をする時間はなくなる。

 そして、総裁選の直前には、メディアは安倍圧勝の予測数字を書き立てて、いまさら政策論争など意味がないと言い出すだろう。

 かくて安倍首相は最後まで政策論争から逃げまくるつもりだ。

 なぜ安倍首相はそこまで政策論争から逃げるのか。

 それは総裁選においてもモリカケ疑惑が追及されたら今度こそ困るからだ。

 忘れかけた世論を目覚めさせることになる。

 それだけは避けたいのだ。

 ならば石破候補はこのモリカケ疑惑を徹底すべきだ。

 実際のところ、このモリカケ疑惑はいまでも安倍首相にとって最大の弱点なのである。

 なにしろ国民の7割以上が今でも納得していないからだ。

 ところが石破氏は脅かされてあっさりと封印してしまったごとくだ。

 だから石破氏は駄目なのだ。

 どうせ勝ち目がなく、負ければ干される事はわかりきっている。

 野党のようなマネをするなと批判されれば応酬すればいいのだ。

 何をバカなことを言っているんだ。

 自民党の対立派閥こそ最大の野党だったではないかと。

 それが自民党の良さだったのではないかと。

 石破氏は、覚悟を決めて、モリカケ疑惑を自民党総裁選で徹底追及すべきだ。

 その時こそ総裁選が面白くなる。

 総裁選で勝てなくても石破氏にはその後のチャンスが残る。

 このまま単なる政策論争で終わるなら、石破氏は二度と来ないチャンスを失う事になる(了)



安倍首相、総裁選に立候補を表明 石破氏との一騎打ちへ
https://digital.asahi.com/articles/ASL8V55G7L8VUTFK002.html
2018年8月26日18時41分 朝日新聞


桜島を背景に自民党総裁選への立候補を表明する安倍晋三総裁=26日午後3時51分、鹿児島県垂水市、伊藤進之介撮影

 自民党総裁の安倍晋三首相(63)は26日、訪問先の鹿児島県垂水(たるみず)市で記者団に対して、9月7日告示、20日投開票の党総裁選に3選をめざし立候補する考えを正式に表明した。すでに立候補を表明している石破茂・元幹事長(61)との一騎打ちとなる公算が大きく、6年ぶりの選挙戦となる。

 首相は記者団に「総選挙で国民から大きな支持をいただいたのは、わずか11カ月前のことだ。負託に応えていくことは私の責任だ」と強調。来年以降に皇位継承や大阪市で開く主要20カ国・地域首脳会議(G20サミット)、東京五輪が続くことも挙げて「日本は大きな歴史の転換点を迎える。今こそ日本の明日を切り開くときだ。平成の先の時代にむけて、新たな国づくりを進めていく。その先頭に立つ決意だ」と語った。

 総裁選の争点については「どのような国づくりをしていくかが争点であろう。骨太の議論をしていきたい」と語るにとどめた。具体的な政策は改めて発表する方向だが、立候補表明に先立つ党所属議員の会合での演説では「憲法改正に取り組むべきときを迎えている」と述べた。改憲実現を前面に掲げる考えだ。

 首相は衆院山口4区選出で当選9回。党幹事長や官房長官を経て2006年に首相に就いたが、07年参院選に敗れた後、体調を崩し1年で辞任。12年に総裁に返り咲き、同年の衆院選に勝利して再び首相となった。14年、17年の衆院選にも勝利し、政権復帰から5年8カ月がたっている。

 総裁選では、党内7派閥のうち5派閥が首相支持を決定し、国会議員票(405票)の約7割を首相が固めた。6年前は石破氏が首相を上回った地方票(405票)の行方が焦点。首相が3選すれば任期は21年までで、来年末には首相の通算在任期間が歴代最長の桂太郎(2886日)を抜く可能性がある。



石破氏「骨太の議論、私もしたい」 安倍首相の表明受け
https://digital.asahi.com/articles/ASL8W04XSL8VUTFK00R.html
2018年8月27日01時53分 朝日新聞


記者団の取材に応じる自民党の石破茂元幹事長=2018年8月26日午後11時37分、東京都港区、岩尾真宏撮影

自民党の石破茂・元幹事長(発言録)

 (安倍晋三首相が26日に党総裁選への出馬表明で「骨太の議論をしていきたい」と述べたことについて)私もしたい。「骨太」が何を示しているのか分からないが、抽象論ではなく具体論を含めたということだと思う。言いっ放し、聞きっ放しは議論とは言わない。互いが質問し、聞いている方の理解が深まっていくのを議論という。

 (「正直、公正」のキャッチフレーズの見直しについて)いろんな意見を聞くのは必要なことだが、「正直、公正」は私がずっと掲げ続けたテーマであり、「正直で公正な政治を目指す」という自分の確固たる政治姿勢を変えることはない。

 (総裁選でまず論戦を挑むテーマについて)国民の関心が高いテーマを重点的に取り上げるべきだ。年金、介護、子育てや経済政策が非常に国民の関心が高い。(自身のセールスポイントは)具体的な政策だ。(同じ)自民党だから、天と地ほど政策が違うことはあり得ないが、そこに至る道筋をどうするかは当然相違がある。国民が納得、共感してくださるものを提示していきたい。(26日夜、都内で記者団)










































 

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コメント
1. 2018年8月27日 11:10:47 : Ec6FHGEoxR : DzNgK9F03Qc[6] 報告
「西郷どん」意識した首相 総裁選の出馬表明、鹿児島で
https://digital.asahi.com/articles/ASL8V6KNQL8VUTFK00P.html
2018年8月26日21時25分 朝日新聞

 自民党総裁選への立候補を鹿児島県で表明した安倍晋三首相。地方視察にあわせた異例の表明には、あの「ドラマ」の存在もあった。

 26日午後、快晴の鹿児島県垂水(たるみず)市。錦江(きんこう)湾越しに見える雄大な桜島を背景に、首相は総裁選への立候補を正式に表明した。「あと3年、自民党総裁として、首相として日本のかじ取りを担う決意だ。来月の総裁選挙に出馬します」

 総裁選への立候補表明を、地方視察にあわせるのは異例だ。カメラ目線で語る出馬表明をNHKが生中継した。山口が地盤の首相は放映中の大河ドラマ「西郷(せご)どん」を意識。直前には鹿児島選出議員が開いた会合の演説で「今晩は西郷どん。薩長で力を合わせて、新たな時代を切り開いていきたい」と語った。若者向けにPRできる「インスタ映え」の意識もにじむ。

 地方重視の姿勢を強調する意味合いに加え、来年の統一選と参院選に向けた動きでもある。12年に1回、二つの選挙が重なる「亥年(いどし)選挙」は、統一選で疲弊した自民党組織が力を発揮できず、参院選が苦しくなりやすいとされる。首相が第1次政権を担っていた12年前の07年の統一選では野党民主党が躍進し、参院選で自民党は惨敗。その後首相は体調不良で退陣した経緯があるためだ。

■出馬表明遅らせた背景

 首相自身、地方議員を首相官邸や公邸に招いて写真撮影に応じるなど水面下では活発に動いてきたが、正式な表明は遅れに遅れた。6月に「せみの声が相当にぎやかになってきた頃」と説明したが、7月には「せみ時雨を聞きながらよく考えたい」と足踏み。結局、せみの声が終わりつつある8月末にずれ込んだ。

 表明を遅らせたのは、森友・加計学園問題などを念頭に、政権の政治手法を争点に掲げる石破茂元幹事長との論戦を避ける狙いが透ける。当初は、岸田文雄政調会長や野田聖子総務相らを交えた3人以上の候補者になるとの見方もあったが、一騎打ちの見通しに。首相と距離を置く青木幹雄・元参院議員会長の影響で参院竹下派が石破氏支持に流れたのも大きな誤算だった。批判票が石破氏に集まることを警戒する首相周辺は「党の選挙なのに一般人に届くような討論会をしても仕方ない」と語る。

 しかし、仮に3選された場合でも、それが森友・加計学園問題の決着にはならない。6月の米朝首脳会談を機に意欲を示してきた日朝首脳会談も実現に向けた具体的な動きは乏しい。北方領土問題を含め外交成果を大きくアピールできる機会も見当たらない。

 26日の演説で「憲法に自衛隊を明記することは自民党員の責務だ」と意欲を示した「改憲」が数少ない旗印だが、野党の反発は激しく、発議のメドは全くたたない。党則で認められない「4選」は政治的にも難しいだけに、次の3年は「次の総裁候補」に注目が集まっていく。総裁選で「圧勝」できるかが、3選後も求心力を保てるかを占う試金石となる。(小野甲太郎)

https://digital.asahi.com/articles/ASL8V6KNQL8VUTFK00P.html

安倍首相が鹿児島で出馬を表明したのは「西郷どん」にあやかろうとする単なるパフォーマンスだ。

出馬表明を遅らせたのは論戦を避けるためであり現職とは思えぬ卑怯ものだ。

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