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黒田総裁は“白旗”か…ついに日銀が「株を買うのをやめた」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/235782
2018年8月21日 日刊ゲンダイ
動けない?(日銀の黒田総裁)/(C)AP
日銀はもう動かないのか――。株式市場が疑心暗鬼になっている。
日銀は金融政策の一環として、年6兆円規模の上場投資信託(ETF)を購入しているが、先週は“買うタイミング”がきてもジッとしていたのだ。
「しかも2日連続で動きませんでした。過去、そんな例はなかっただけに、日銀は本気で株を買うのをやめたのか……と落胆する証券マンが続出しました」(市場関係者)
日銀は今年に入ってから、午前中の取引でTOPIX(東証株価指数)が0.3%以上下落したときにETFを購入してきた。ところが、先週の15日と16日は下落率が0.4%を超えたにもかかわらず“買い発動”しなかった。
「黒田総裁は7月の金融政策決定会合後の会見で、ETF購入に関して『市場の状況に応じて変動する』と、購入額の減額をにおわせていました。ただ、先週はトルコ・ショックで株価が大幅下落しただけに、必ず買ってくると踏んでいたのですが……。もしかすると、動かなかったのではなく、動けなかったのかもしれません」(株式評論家の倉多慎之助氏)
今週23〜25日は米国で、各国の中央銀行総裁らが集結するジャクソンホール会議が開かれる。米FRBのパウエル議長も出席する重要イベントだ。
「その直前だったので、日銀は動けなかった可能性があります。なにしろ日銀の大規模金融緩和は、海外から見たら円安誘導と映りかねません。トランプ米大統領が、日銀は為替操作していると批判する恐れも高まっています」(金融関係者)
市場は黒田日銀のステルステーパリング(隠れた出口戦略)が始まったと囁く。
「黒田日銀の金融緩和策は5年が過ぎようとしています。この間、日銀は大量の株を買い、多くの企業で実質的な筆頭株主になっています。もうこれ以上は買えないという現実があると思います」(株式評論家の杉村富生氏)
黒田日銀は目標に掲げた「物価2%上昇」を達成できずにいる。ETF購入も限界がきた。「もはや黒田総裁にやれることはない」という声が、市場から漏れてくる。
黒田総裁は“白旗”か…ついに日銀が「株を買うのをやめた」 https://t.co/TVtWrACBd3 #日刊ゲンダイDIGITAL
— 日刊ゲンダイ (@nikkan_gendai) 2018年8月20日
黒田総裁は“白旗”か…ついに日銀が「株を買うのをやめた」https://t.co/Y56a24jVPh「黒田日銀の金融緩和策は5年が過ぎようとしています。この間、日銀は大量の株を買い、多くの企業で実質的な筆頭株主になっています。もうこれ以上は買えないという現実があると思います」…★張り子の虎 日銀
— Hikaru 星 光一 (@utopia_star) 2018年8月20日
安倍援護の打ち切りか?
— アリス (@Hirahirarinrin1) 2018年8月20日
それとも怖くなったか?#株価操作介入 https://t.co/nAgekN2uyD
経済よーしらんけど、日銀でもってた日本株って、親方がもう買えましぇーんてなったら、バックラッシュ起こるんちゃうの?https://t.co/wOJCNdNCeV
— フランシスコは死にました (@hafezalaqsa) 2018年8月20日
日銀が株式を買わなくなった。先週、いつもであれば買いに入る場面でもそのまま見過ごした。「隠れた出口」を模索する動きか。円安誘導の非難の回避か。ちょっと変わった動きを見せている。
— 永野勝美 (@naganokatumi) 2018年8月20日
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今さらだが物価上昇率を1%だろうが2%だろうが目標設定したからといって思い通りにコントロールできる訳が無かったと思われ。
— Marui (@zan_zi_bar) 2018年8月20日
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