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異次元緩和に限界…「金利急騰」市場に翻弄される黒田日銀 金子勝の「天下の逆襲」(日刊ゲンダイ)
http://www.asyura2.com/18/senkyo248/msg/813.html
投稿者 赤かぶ 日時 2018 年 8 月 08 日 15:25:05: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

 


異次元緩和に限界…「金利急騰」市場に翻弄される黒田日銀 金子勝の「天下の逆襲」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/234909/1
2018年8月8日 日刊ゲンダイ

 
 日銀黒田総裁(C)共同通信社

 海外の金利上昇の下でも無理な「異次元緩和」を続けてきた黒田日銀が、いよいよ「市場」に翻弄され迷走を始めた。日銀の「金融政策決定会合」が開かれた7月30日、31日を挟んで日銀を試すように金利(国債利回り)が急上昇した。

 金利が上昇したのは、異常な低金利に苦しむ金融機関を救済するために、日銀は金利上昇を容認するだろうと「市場」が判断したからだ。

 急上昇を牽制するために、日銀は7月23日、27日、30日と短期間に3回も「指し値オペ」を実施。「指し値オペ」とは、利回り(価格)を指定して無制限に国債を買い入れるというものだ。結局、30日には買い入れ額が過去最大の1兆6403億円まで膨らんだ。過去最大の規模だ。

 その際、日銀が金利(利回り)を抑えるために高値で国債を引き受けることを見越して、投機筋が国債の「空売り」で利益を得る事態が発生している。しかも、「空売り」するための国債を、結果的に日銀が1兆円も供給するというマンガのような状況になっているのだ。

 それでも、8月2日は長期金利の指標となる「新発10年物国債」の利回りが0.145%まで上昇した。1年半ぶりの高値(国債価格は下落)だ。慌てた日銀は2日午後、急きょ予定になかった異例の国債買いを通知。4000億円を買い入れるとした。事前予定なく国債を大量に買い入れるのは異例のことだ。金利の急上昇を阻止するために、日銀がなりふり構わず国債を買っている構図だ。

 なぜ、こうした異常な事態が起きているのか。低金利に苦しむ金融機関を救うためには、これ以上、異常な低金利は続けられない。かといって、金利が上昇すると国債利払い費が増加して日本の財政はもたなくなる。その矛盾を投機筋に突かれているのだろう。

 このまま金利上昇圧力が続けば、日銀が大量に持つ国債価格が急落し、いずれ巨額の不良債権となる恐れがある。

 本来、中央銀行の役割は、物価を安定させ、信用秩序を守ることだ。ところが、物価目標は達成できず、銀行経営を圧迫し、国債市場もマヒさせてしまった。日銀は、本来の役割を取り戻すべき時期に来ている。



金子勝 慶応義塾大学経済学部教授
1952年6月、東京都生まれ。東京大学経済学部卒業。東京大学大学院 博士課程単位取得修了。 法政大学経済学部教授を経て。2000年10月より現職。TBS「サンデーモーニング」、文化放送「大竹まことゴールデンラジオ」などにレギュラー出演中。『資本主義の克服 「共有論」で社会を変える』集英社新書(2015年3月)など著書多数。新聞、雑誌にも多数寄稿している。



















 

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コメント
 
1. 新共産主義クラブ[-290] kFaLpI5ZjuWLYINOg4mDdQ 2018年8月08日 15:33:38 : 6NqvTJXdVg : AkpDRtSITVQ[11]
>このまま金利上昇圧力が続けば、日銀が大量に持つ国債価格が急落し、いずれ巨額の不良債権となる恐れがある。
 
 
 マルクス派の経済学者は、竹中平蔵一派の経済学者と、区別がつかない。
 
 安倍一強の原因の一つが、ここにあると思う。
 

2. 2018年8月08日 16:01:20 : eQHpkW1P7s : 0hMQcQYsWyM[86]
>>1

 竹中平蔵氏が金子氏と同じように「日銀の現在の金融政策」を否定的に批判しているという事ですか?

 大変に驚きました。直接読んでみたいので竹中氏のそのような主張を是非紹介してください。当然ですが引用文で構いません。
 是非ともお願いします。


3. 2018年8月08日 17:23:45 : wTqrxDwRMY : vEeN2335v8Q[691]
 
 金利が高騰すれば 日銀は 崩壊する   by 吉田繁治 

 ===

 愛は 「銀行はつぶれるべき by マルクスの資本論」 と言ってる

 ===


 黒田が へたに銀行を救済しようとすると 日銀がもたない
 
 銀行がつぶれるか?  vs  日銀が つぶれるか?   だとすると

 日銀を潰すわけにはいかないのだから 銀行が 潰れるのだ   by 愛
 
 


4. 2018年8月08日 17:31:10 : wTqrxDwRMY : vEeN2335v8Q[692]

 つまりね〜〜 銀行は 黒田にしても 潰れるべきなのだと 思ってるわけだけど

 ===

 今すぐ 銀行を潰すわけにいかないから 「時間稼ぎ」だと思うな〜〜

 0.2%の金利は 銀行の 統廃合への 時間的猶予を与えているということだ

 ===

 金子は その時間的な猶予 という 考察が欠けていて 一方的な 見方で

 素人を扇動するというか  物書きとして 生計を維持している

 ===

 社会の 寄生虫みたいなものだ

 ===

 金子が どんなに 一生懸命書いたものでも LGBTのごとく 

 社会にとって 何の「生産性」もない (ゲンダイだって 一方的な見方で 寄生虫だ)
 
 

 


5. 2018年8月08日 19:16:09 : vMo3WR47xU : eGWDBKAoKvI[71]
化けの皮 金利アップで 剥がれ落ち

6. 佐助[5909] jbKPlQ 2018年8月08日 19:49:24 : RbPZf2tsH6 : K9EhTpDjOxI[328]
マルクス経済学説は実験され、自己崩壊した。

万年恐慌発生論のマルクス経済学は、生産と消費が四分の一に縮小し、株や土地が十分の一にまで暴落した第一次世界信用収縮恐慌の到来を認識することすらできなかった。そして、90年代のバブルの崩壊期に、東欧とソビエトが自己崩壊したように、1930年代には、米国と英国の共産党は組織解体し、思想サークルになった。

同じように,2025年までに,一党独裁の国家を採用した,北朝鮮と中国の一党独裁は,ベルリンの壁のように間違いなく平和的革新的に自壊する。そして中国の大都市・朝鮮半島・東南アジアの工業都市に「日本の商品の世界的優位性は抜かれる」

これまでの経済学が、第二次世界信用収縮恐慌の到来を、認識できないのはナゼか? その第一の原因は、結果を原因に倒置するアト学説に支配されているためだ。アト学説から脱出するには、面倒臭くても、国家・企業・個人のレベル別に分析し、そのエゴの論理と行動が、時間的に反転する過程を観測すればよい。

株式や為替や不動産や債券ローンなどの金融商品は、直接にモノを生産し、利潤・付加価値・剰余価値を生み出さない。それは思惑・投機によって利潤を追求する。株は配当だけを目的にして、値上がりは目的にしていない、というのは大ウソである。そのため、金融商品の価値は、労働価値と等価とみなされず、ギャンブルと同一視されている。

そして共通利益をもっていると思考し行動する。国家と個人間、国家間、企業間、個人間も、既得権益が侵害されないかぎり、紛争は発生しない。

しかもアジアで円が、ドルやユーロ圏と拮抗する経済通貨圏を形成できない。だが,東アジアは日本を蚊帳の外にして,中国が,一党独裁が自壊し,多部族・多民族を解消し,世界的商品の優位性を獲得すると,「元」が東アジア共同体の中心になるが,安倍政権が崩壊するとこれは,実現しない。ドルやユーロや円が複数通貨の中心の新機軸が形成される。

それは、大勝利し圧倒的多数の自民党安倍政権は,インフレを沈静化する政策も信用恐慌を克服する方策ももっていない。そのため、アベノミクスと金持ちに補助金をばらまくが、縮小し続ける景気を回復できない。インフレを待望している日本の政治と経済の指導者の発想は、デフレヘの回帰が避けられない。

そして、預金一千万円までの国家保証システムをつくり、二度と銀行への巨額な補填の必要はなく、取り付けパニックの再発はなくなったと、政府は確信している。
だが、預金一千万円が返済されるまでの時間に、個人や企業が破産する可能性があるかぎり、信用不安を囁かれた銀行の取り付け騒ぎは発生する。その上、銀行の売上利益を救済するために、返済保証が全くない投資信託を窓口で売らせている。そのため、銀行は証券や郵便局と同時に、取り付け騒ぎの発生を避けることができない。

結果を原因に倒置する思考では、この取り付け騒ぎの範囲と規模を、正確に予測できない。そして、あらかじめ必要な一万円札の印刷と窓口への配付を完了させることはできない。この取り付け騒ぎは、全国の銀行を閉鎖しないかぎり沈静化できない。

経済信用パニックは、革命的な思考と行動する人たちと、それを支持する人たちとっては、千載一遇のチャンスである。


7. 2018年8月08日 22:53:51 : jXbiWWJBCA : zikAgAsyVVk[1269]

相変わらず、無知に基づく無内容な批判を行っているようだが

>金利上昇圧力が続けば、日銀が大量に持つ国債価格が急落し、いずれ巨額の不良債権

何度も指摘しているように

インフレ目標が達成できる見込みがない現状では、全くありえない


また仮に国内インフレ率が上昇していき、日銀の期待した展開が実現するなら

当然、出口ということになるが

日銀は時価評価ではないので、満期まで保有すればいいだけであり

不良債権にはならない


8. 2018年8月08日 23:19:13 : jXbiWWJBCA : zikAgAsyVVk[1270]

#金子と異なり、土居による財政リスクの指摘は間違いではない

当然のことながら、リスクを抱えているのは政府の財政

そしてリスクの本質は、経済成長率が、金利を上回るかどうか

つまり、稼ぐ力と浪費とのバランスだ

いかに産業構造改革や、社会保障の効率化改革が、長期的に重要であるか

日銀の金融政策の役割が二次的なものに過ぎないかを理解しない限り

金子のような愚かな日銀批判が続き、本来、推進すべき

痛みを伴うことが多い構造改革から国民の目を逸らすことになる


 


日銀の金融政策変更は財政にどう影響するか
突発的な金利上昇への備えが重要になる
土居 丈朗 : 慶應義塾大学 経済学部教授 2018年08月06日

7月31日、金融政策決定会合後に会見する、日銀の黒田東彦総裁(写真:ロイター/アフロ)
日本銀行は7月30〜31日に金融政策決定会合を開き、これまで0%程度に誘導していた長期金利について、その上限を0.2%程度まで容認する方針を表明した。これがわが国の財政運営に今後どのような影響を与えるか。

日銀は今回の金融政策決定会合で、強力な金融緩和継続のための枠組み強化することを決定。「フォワードガイダンス」と呼ばれる将来の金融政策を事前に約束する手法を新たに導入し、「当分の間、現在のきわめて低い長短金利の水準を維持する」こととした。だから、今回の金融政策の変更は、直ちに国債金利が上昇することを意味するわけではない。

しかし、そもそも今回の政策変更の引き金の1つとなったのは、”金融緩和の副作用”を和らげることだった。インフレ目標である物価上昇率2%の達成が早期に難しくなり、金融緩和の長期化が避けられないことから、金融機関の収益の低下や、国債市場での取引の低調といった副作用が生じているとの声が高まっており、これに日銀は対応しようとした。

10年物国債の金利が0.1%超になる意味
そうした中、長期金利の上限を0.2%程度まで容認するとの方針の解釈をめぐって、市場にはいくつかの見方が出ている。


この連載の一覧はこちら
フォワードガイダンスで金融緩和を強化する方向を示しているから、金利上昇は考えにくいとする見方もあれば、金融緩和の副作用を和らげることが今回の政策変更の狙いの1つだから、金利が少し上がることは容認されるとする見方もある。

そうした見方が交錯してか、政策決定会合終了当日の7月31日は、長期金利は低下した。しかし、翌8月1日から3日にかけて10年物国債の金利(利回り)が0.1%を超える状況が続いた。2017年2月以来のことである。

この金利は流通市場における国債の実勢価格に基づいて算出した利回りである。だからこの金利上昇の影響がわが国の財政を直撃するというわけではない。しかも、上昇した金利といえども、0.1%だから、依然として史上最低水準の域にある金利である。

しかし、「たかが0.1%、されど0.1%」である。長期金利が0.1%を超えることは、財政に影響を与える、次なる可能性の引き金を引くかもしれない。

それは、表面利率(クーポンレート)はシステム上の制約から、0.1%未満にはできない仕組みと関係がある。長期金利の代表銘柄である10年物国債は、固定利付で発行されている。だから、政府は債権者に半年に1度払う利子をいくらにするか、あらかじめ表面利率を決めてから発行する。しかも表面利率は、発行時点の市場実勢利回りなどを踏まえて設定する。

表面利率は、利払費として、直ちに財政に影響する。国債発行額×表面利率が、その年の利払費となる。表面利率を低くできれば、財政における利払費負担は軽くなる。

他方、市場実勢利回りは、財政とは直接関係ない。なぜなら、市場実勢利回りは、既発国債が流通市場で取引される際に決まる利回りで、その利回りがどう変わろうと、すでに決まった表面利率は変わらないからである。しかし、表面利率は発行時点の市場実勢利回りなどを踏まえて設定するという原則があるから、市場実勢利回りは財政と間接的には関係がある。

この原則に従えば、市場実勢利回りが0.1%未満となるときには、表面利率もその水準に合わせて下げることになるはずである。もしそうできれば、市場実勢利回りが0.1%を割って下がれば、表面利率も下がって財政における利払費負担は軽くなっていたはずである。

しかし、システム上の制約から、表面利率は0.1%が下限となっている。そのため、市場実勢利回りが0.1%を割って下がっても、表面利率は0.1%のまま据え置かれていた。だから政府はこれまで、表面利率を0.1%として利払費を負担し続けた。この点では長期金利の低下が利払費負担の減少につながってはいなかった。

まさに0.1%を境に明暗が分かれた
ちなみに国債を購入する金融機関側は、表面利率が0.1%でも、国債を購入してから売却するか満期で償還されるまでの間の利回り(所有期間利回り)などを勘案しながら、新規発行される国債の購入(入札)を決めるから、市場実勢利回りが0.1%を割っている状況であれば、金融機関が望む利回りもそれに連動して低くなっていた。つまり、発行時の利回り(募入利回り)が低くなる分、発行時の国債の価格は額面より高くなっていた。

そうした状況が、2016年1月29日の金融政策決定会合で決めた「マイナス金利政策(マイナス金利付き量的・質的金融緩和)」以降、定着していた。マイナス金利政策導入後の市場実勢の長期金利は、2017年2月に一時0.1%をわずかに超えたものの、それ以外の時期は0.1%未満だった。加えて、10年利付国債の平均の募入利回りは、マイナス金利政策導入以降、0.1%を割ったままだった。

それでも、表面利率は0.1%のままだから、財政における利払費負担は減ることはなかった。

ところが、7月31日の金融政策決定会合以降、市場実勢利回りが0.1%を超えるのに反応してか、8月2日に行われた新発の10年利付国債の発行(入札)では、募入平均利回りが0.126%となった(ちなみに7月3日の入札では同利回りは0.037%)。0.1%を超えたのはマイナス金利政策導入前の2016年1月以来のことである。

市場実勢利回りが0.1%を顕著に超えると、表面利率を0.1%よりも高くすることはありえる。表面利率は発行時点の市場実勢利回りなどを踏まえて設定するのが原則だからだ。表面利率を上げれば、財政における利払費負担は増大する。まさに0.1%を境にした明暗である。市場実勢利回りが0.1%以下になっても財政における利払費負担は減らないが、0.1%超となって、さらに(日銀が今後容認するとみられる)0.2%に近付いて表面利率を上げる情勢となれば、利払費負担が増えることがある。

もちろん、表面利率が0.1%から0.2%に上がっても、直ちに財政難が深刻化するわけではない。しかし、利払費は、新発債からこれまでの2倍になる。10年物国債なら、その影響は満期を迎えるまで、今後10年にわたり続くということだ。利払費は、他の政策経費よりも優先して支出しなければならないものだから、それだけ真綿で首を絞められるがごとく、じわじわと利払費の増加は財政運営の選択肢を狭める形で効いてくる。いわゆる財政の硬直化である。

デフレを克服できた暁には、物価上昇率が上がるわけだから、名目金利は上がって当然である。財政運営はそうした金利上昇にも対応できるように備えをしておかなければならない。財政が金利上昇に対応できなくて、デフレ脱却もままならない。

成長率と同じだけ金利が上がれば財政悪化

財務省が予算審議に合わせて公表する「平成30年度予算の後年度歳出・歳入への影響試算」では、名目金利が1%上昇すると、利払費が1年後には1.0兆円、2年後には2.2兆円、3年後には3.3兆円と増加する。他方、名目成長率が1%上昇しても、税収は1年後には0.7兆円、2年後には1.4兆円、3年後には2.2兆円しか増加しない。経済成長率が高まっても、同じ率だけ金利が上がれば、利払費の増加のほうが多く、そのままだと財政収支は悪化する。

デフレ脱却も見据えて将来の利払費の増加に備えるには、不要不急の歳出を削減することはもとより、今から国債残高の増加を抑制し、金利が上がっても増える利払費を多くしない努力が不可欠なのである。


9. 安倍を辞めさせる会[1481] iMCUe4LwjquC34KzgrmC6Ynv 2018年8月09日 14:25:13 : FAt0kYWxVo : ylcjRTfmBXc[1441]
私の心配は今更引き返せるのかということです。もはや日銀の本来の仕事である通貨の番人を放棄しただけでなく銀行経営に圧迫を加え国債の暴落もしくはハイパーインフレ、極端な円安、がいつ起こってもおかしくない状態であるとおもいます。もし安倍政権下で国債が暴落すれば預金封鎖は現実のものとなる可能性がある。普通の政権であれば預金封鎖まで踏み切れないものであるが、安倍なら簡単に乗り越えるものと思われる。

10. 2018年8月09日 15:34:29 : OO6Zlan35k : ScYwLWGZkzE[1186]

>>09 日銀の本来の仕事である通貨の番人を放棄しただけでなく銀行経営に圧迫を加え国債の暴落もしくはハイパーインフレ、極端な円安、がいつ起こってもおかしくない


金子に限らず、多くの左派や右派の経済芸人が、この手のデマを振りまいているが

どういう条件で、インフレになるかを、きちんと理解すれば、こうしたデマに惑わされなくなるだろう

常に現実をしっかり見ることだ


11. 新共産主義クラブ[-475] kFaLpI5ZjuWLYINOg4mDdQ 2018年8月10日 19:03:09 : P5A5qAq2WE : ASNwkTHtzQI[19]
>>2さん
 
 1で「新共産主義クラブ」が、「マルクス派の経済学者は、竹中平蔵一派の経済学者と、区別がつかない。」と書いたが、マルクス派に対比して、マルクス派以外の経済学者、つまり「近代経済学」・「新古典派経済学」の、現在の主流派の経済学者の代表者として、誰でも名を知っている竹中平蔵の名を挙げてみた。
 
 安倍政権の金融・経済政策への反対論者の代表として、竹中平蔵の名を挙げたわけではない。
 
 2001年に出版された著書で、竹中平蔵は、中央銀行のゼロ金利政策に反対する主張を述べている。
 
 竹中平蔵以外でも、ゼロ金利政策や量的緩和は、あくまでも緊急時の応急措置的な金融政策で、経済状態が「健全」な状態になれば、ゼロ金利政策や量的緩和に反対するのは、マルクス派以外の主流派の経済学者の共通認識だろう。
 
 竹中平蔵は、小泉政権時代には量的緩和を主張していたことがあるし、安倍政権の金融政策に真っ向から対立しているわけではない。
 
 しかし、安倍内閣発足前は、財政政策に関しては、竹中平蔵は緊縮財政と構造改革を唱え、麻生太郎の積極財政と構造改革慎重論に対して、真っ向から対立していた。
 
 竹中平蔵の金融政策・財政政策に関する考え方は、>>8で引用されている土居丈朗や、伊藤元重らの論に近い。
 
 
◆ ゼロ金利政策
 
 経済学者の竹中平蔵は、ゼロ金利政策は、

1.巨額の所得移転をもたらす。利益を得る者と失う者の間に、不公平が生じる(例:債権者と債務者、生命保険会社と証券会社)。
2.結果的に社会の非効率を温存する。
 
など重要な欠陥を持っているとしている[7]。
 
[7] 竹中平蔵 『竹中平蔵の「日本が生きる」経済学』 ぎょうせい・第2版、2001年、181頁。
 
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BC%E3%83%AD%E9%87%91%E5%88%A9%E6%94%BF%E7%AD%96
 


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