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自衛隊の実像ー防大に横行する常軌を逸したイジメ・暴行(澤藤統一郎の憲法日記)
http://www.asyura2.com/18/senkyo248/msg/302.html
投稿者 赤かぶ 日時 2018 年 7 月 25 日 23:05:05: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 


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自衛隊の実像ー防大に横行する常軌を逸したイジメ・暴行
http://article9.jp/wordpress/?p=10798
2018年7月25日 澤藤統一郎の憲法日記

本日の赤旗トップ記事。

大見出しの「防大 いじめ・暴行」。少しポイントを下げて、「月平均 規律違反10人・処分5人」「背景に『命令と服従』」。「幹部自衛官養成」「上級生から下級生へ」。3面に続いて、「防大『指導』の名で容認」「『ファイヤー』『食いしばき』悪質さ深刻」

と、おどろおどろしい。

(リード)

自衛隊幹部の養成機関である防衛大学校(学生数2010人、神奈川県横須賀市)で上級生らによる下級生への暴行、いじめ、セクシュアルハラスメントなど反社会的な「服務規律違反」が横行しています。過去10年間で平均して毎月10人が服務規律違反に問われ、うち5人が懲戒処分となるなど異常な事態が、防大の内部資料から明らかになりました。

内部資料は、2016年5月に国と加害学生を相手に損害賠償請求訴訟を起こした元防大生の弁護団が裁判手続きや情報開示請求で入手したもの。元防大生は、上級生らから暴行やいじめをうけ、2学年だった14年8月に休学に追い込まれ、15年3月に退学しました。

防大が開示した07年から16年までの10年分(16年は4月から7月)の「学生などの懲戒処分者」によると、服務規律違反は合計1136件に上ります。うち懲戒処分をうけたのは約半数の550件です。平均すると規律違反は月10件程度、懲戒処分が月5件程度になります。

 提訴した元防大生の被害実例にそって防大がまとめた「防衛大学校における不適切な学生間指導などに関する調査報告書」(16年2月)には、こんな実例が記述されています。

「13年秋頃、部屋のポットのお湯を交換していなかった罰として、被害学生らに対し、ズボンと下着を脱ぐように指示し、掃除機で陰茎を吸引した」「複数回、同様の行為を行った」

 防大の懲戒処分台帳には、4学年が「ポットのお湯を(下級生に)掛けさせた」「私的制裁 鼓膜破れる」など暴力行為も多く記載されています。

 これらのケースは氷山の一角です。防大生は全寮制です。学生寮での日常生活について上級生が下級生を指導します。その指示は自衛隊の「命令と服従」と同様で“絶対服従”です。「命令と服従」を基本にした訓練と「生活指導」を教育の根幹にすえる防大の姿勢が、反社会的行為に拍車をかけているのではないか―。“防大の闇”の実態に迫ります。


『ファイヤー』とは、陰毛に火をつけること。『食いしばき』とは「ラー油の一気飲みや靴墨などを混入させた食べ物を与えること」だという。常軌を逸しているとしか言いようがない。こうして育てられた自衛隊幹部が、中堅・下級の自衛隊員の教育に携わり、自衛隊全体を同じ体質に染め上げて、部隊の指揮を執る。自衛隊全体が、常軌を逸した集団であると考えざるをえない。

なぜ、こんなことが日常化しているのか。戦争が常軌を逸しているからであろう。戦争を任務とする組織においては、徹底した上命下服の関係が要求される。将は兵に、理「不尽な死」を命令できなければならず、兵は将の理不尽な「死ね」という命に服さなければならない。その関係や感覚が、常軌を逸したイジメやシゴキの横行のなかで培われる。それが、「防大『指導』の名で容認」の意味するところ。

実は、この赤旗記事をみて、少し驚き、すこし残念と思った。あと数日で「法と民主主義」7月号が発行となる。その特集が、「自衛隊の実像」なのだ。赤旗に先を越されたか、という少しの残念。

その「法民」特集に佐藤博文弁護士が、「防衛大学校における人権侵害の実態」を寄稿している。同弁護士は、「(防大は)社会常識からかけ離れた重大事案という認識に立って改善努力をしてきたのかまったく疑問」「『悪弊』などではなく、本音では容認している(ダブルスタンダード)と言わざるを得ない」「かれらに日本の平和と国民人権を守ることを委ねてよいのか」と述べている。

特集のコンセプトは、次のようなもの。
いま、「安倍9条改憲」の阻止が、憲法運動における焦眉の課題となっている。安倍首相(総裁)が、国民に向けて「現在の自衛隊を合憲であると明確にするだけ」のことであって、実質的に何の変更もないと宣伝に務めているが、その虚偽性は既に明らかと言えよう。しかし、自衛隊を憲法上の存在として確認することの正確な意味や影響を論じるには、現在の自衛隊の何たるかを多面的に明らかにする必要がある。限定的にもせよ集団的自衛権の行使を容認した安保法制(戦争法)成立後の自衛隊の法的位置付については、活発な論争ががなされてきたが、自衛隊の実態把握という点での議論は必ずしも十分とは言えないのではないか。

最近の自衛隊をめぐる諸事件の数々には、慄然とせざるを得ない。本特集は、安倍9条改憲案が、憲法上の存在として位置づけようという自衛隊と、隊員の実像をリアルに把握するための論稿集である。

本特集には、佐藤論文を含めて6本の論稿が寄せられている。
◆「旧軍と自衛隊・シビリアンコントロールの視点から」(纐纈厚・明治大学特任教授)は、自衛隊の文民統制が危うくなりつつある現状を詳細に論述している。「文民優越の原則を守ることによってのみ民主と軍事は共存可能である」「なぜならば、私たちは素手で実力組織を統制していく宿命を負っているのだから」という。
◆「防衛計画の大綱改定への動向」(大内要三・ジャーナリスト)は、防衛大綱の見直し問題である。現在の「25大綱」が、賞味期限切れで「本年末を目指して」改定検討中だという。これで「自衛隊は明らかに外征軍となる」「安倍政権が憲法で認知させようとしている自衛隊の実態はこのようなものだ」という。
◆「現代の戦場経験から考える自衛隊の憲法明記問題」(清末愛沙・室蘭工業大学大学院准教授)は現代の戦場体験をリアルに語っている。筆者は、イスラエル占領下のヨルダン川西岸地区で、「国際連帯運動」のメンバーとして、イスラエル軍と非暴力で対峙する。その苛酷な体験を通じての「人は武器を持つと変わる」という言葉には説得力がある。
◆最後に、自衛隊関連文献解説の二編。
「読書ノート自衛隊」(小沢隆一・東京慈恵会医科大学教授)。自衛隊を違憲とする論者が、「自衛隊の実相を知っておく最低限の作業はしなければ」と読み込んできた「読書ノート」である。
◆「漫画に描かれた自衛隊」(澤藤大河・弁護士)。こちらは漫画編。漫画でもリアルにいじめやしごきの実態が描かれ、「これがあってこそ精強な軍隊を維持できるというイデオロギーが根付いている」という。



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下記が、「法と民主主義」のURL。ご注文はこちらから。
https://www.jdla.jp/houmin/

本日(7月25日)時点では、まだ6月号【529号】「特集★性の尊厳をとりもどそう」が最新号として紹介されている。同特集の掲載論文は以下のとおり。

◆特集にあたって………編集委員会・小沢隆一
◆セクシュアル・ハラスメントの現状と課題………戒能民江
◆職場のハラスメントの法規制………内藤 忍
◆セクシュアル・ハラスメントとメディア──行動を起こした女性たち………明珍美紀
◆麻生財務大臣の言動とその裾野………角田由紀子
◆女性たちは何と闘っているのか〜マタニティ・ハラスメント裁判原告女性の経験に着目して………杉浦浩美
◆刑法・強姦罪規定改正の意義と課題──「女性に対する暴力」根絶ツールとしての刑法を………谷田川知恵
◆旧優生保護法による強制不妊手術・謝罪と補償を………新里宏二
◆性的マイノリティと人権──LGBT/SOGIという概念が問いかけること………谷口洋幸
◆性の商業的搾取──規制が遅れた最後の性暴力?………中里見 博


この号も充実している。両冊をお求めいただけたら、たいへん有り難い。

(2018年7月25日)








防大 いじめ・暴行 月平均 規律違反10人・処分5人 背景に「命令と服従」
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik18/2018-07-25/2018072501_07_0.html




 

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コメント
 
1. 2018年7月25日 23:21:39 : geSP83bjyY : AM3g1WEpit8[3]
自衛隊内部のパワハラセクハラもすごい。

2. 2018年7月25日 23:52:30 : 3OAdFyHd3E : Lvh@VwuKcVc[1]
信じられないことだが、いまだに自衛隊・米軍、日米安保や日本各地の軍事基地が必要だと洗脳されている国民が多くいる。
必要だと、洗脳されているのだ。
洗脳は、
戦後、腐り切った軍事資本と自民党がマスコミを使って国民に憎悪を煽り、分断と対立の世論を作って行われて来た。
戦前と全く同じように国民洗脳がより巧妙に行われて来たのである。

国民は戦前と同じに軍事資本と軍部(自衛隊)の利権のために、血税を毟り取られるだけの無知無能な信者として分断され国家間憎悪、民族間憎悪を煽られ軍事利権の拡大に動員されて来た。
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik11/2012-03-19/2012031915_01_1.html
例えば、
究極の詐欺組織自衛隊の「西部航空方面隊司令官」「呉地方総監」「陸上幕僚長」「航空集団司令官」「第一師団長」などそうそうたる自衛隊幹部が恥知らずにも三菱(軍事・原子力)財閥の「顧問」として天下りしている。
国民の血税を一人に付き何百億円も防衛予算として持参し天下る泥棒構造なのだ。

イージスアショアなどという何の役にも立たないインチキ兵器が堂々と製造され売り買いされ配備されるという構造は、日米の軍事金融資本で不可逆的な連動関係が構築されているからだ。

(日本の税収は年55兆円なのにインチキ防衛費が毎月5000億円だぞ。
・つまり税収全部を改憲利権の腐敗組織自衛隊が奪っているんだ。
・隠れ防衛予算が他に幾らあるかも不明である。税収以上の予算は未来の子供たちが払うことになる。)

悲惨を極める豪雨被災地、
26万人の自衛隊はきょう何をしていたのか?
国民防衛など全く埒外の詐欺集団ではないか。
毎月毎月5000億円の血税を食い散らして災害に沈む国民を守る気もないし、守る訓練も、災害から守る兵器もない。
いい加減これはオカシイと気が付くべきだ。
https://matome.naver.jp/odai/2144882073903505601
https://www.takayuki-blog.com/entry/jieitai.iyanatoko


3. 2018年7月26日 06:06:13 : RLRvWaOozg : zdJmYNDwZWs[7]
暴力装置は世界的にイジメの巣窟。元自衛官の犯罪も急増中。

4. 2018年7月26日 12:40:06 : 1RFEkLSxKM : GDNH4KJh0Mc[3562]
そりゃ自殺する人も出るわ

5. 2018年7月27日 08:32:07 : OosMFNS9uo : 0nM9y36WSnk[1]
海軍精神注入棒っていまでもあるのだろうか。

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