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朝から晩まで猛暑報道 採決強行の安倍政権はニンマリか
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/233538
2018年7月18日 日刊ゲンダイ 文字起こし ※タイトルは紙面による
(C)共同通信社
日本列島は蒸し風呂状態だ。この3連休で5000人超が熱中症とみられる症状で救急搬送され、14人が死亡。愛知県豊田市では17日、校外学習から戻った小学1年の男子児童が意識不明となり、亡くなった。医師は熱中症の中でも最も症状が重い熱射病と診断したという。テレビをつければ、酷暑ニュースがのべつまくなし。殺人的猛暑に対する注意喚起はもちろん大切だが、いくらなんでもどうかしているんじゃないか。
事実上20日に閉会する通常国会は、自民党が押し込んだ公職選挙法改正案をめぐって大紛糾。参院定数を6増させ、身内を救済するお手盛り法案が右から左に通るわけがないのだが、自公与党の悪辣なやり口は猛暑報道でかき消されてしまっている。これにニンマリしているのは、ほかならぬ安倍首相だろう。
17日の衆院政治倫理・公選法改正特別委員会で自公が強引に採決をしようとしたため、野党は猛反発。平沢勝栄委員長の不信任動議提出で抵抗したが、自公と日本維新の会の反対で賛成少数で否決された。怒号が飛び交う中、自公は公選法改正案の採決を強行し、賛成多数で可決させたのである。同日中に予定していた衆院本会議での採決は見送ったものの、18日にも可決・成立させる方針だ。
世論調査でもお手盛り丸出しの参院選挙制度改革に批判が高まっている。時事通信の調査(6〜9日実施)では反対49.8%。賛成はわずか23.3%で大きく水をあけられている。朝日新聞の調査(14、15日実施)でも反対56%、賛成24%という数字だった。西日本豪雨の被災地支援はそっちのけで、世論の半数が反対するデタラメ法案をゴリ押しするのは、安倍が3選を目指す自民党総裁選に向けた参院の票固めの一環であり、態度を明らかにしない第3派閥の竹下派対策だからである。
■お手盛り改正で改憲勢力3分の2維持
政治評論家の本澤二郎氏は言う。
「安倍首相のもくろみは参院自民の運営に大きな影響力を持つ竹下派に恩を売るだけにとどまりません。悲願の憲法改正を実現し、米国と一緒に戦争ができる国を目指す安倍首相にとって、衆参両院で3分の2の改憲勢力を絶対に維持しなければならない。自民党に有利な選挙制度改革の断行で、来夏の参院選で何としても3分の2議席を確保する。そのためにはなりふり構っていられないのです。平和憲法を堅持し、戦争を望まない国民にとって非常に危機的な状況にもかかわらず、大手マスコミはてんで報じないのですから、安倍首相の思うツボです」
そもそも、この政権に国政を担う資格はあるのか。
昭和史を徹底的に研究してきたノンフィクション作家の保阪正康氏は東京新聞(13日付夕刊)に「現代の歪みの構図 BC級戦犯裁判を想起」と題するコラムを寄稿。モリカケ疑惑、防衛省の日報隠蔽問題や自衛隊中堅幹部による暴言騒動を俎上にあげ、〈時代はまさに正念場なのである〉として、こう警鐘を鳴らしている。
〈これらの事象を見ていると、この社会は虚言、ごまかし、言い逃れ、果ては責任転嫁が当然との感がする。そして、この構図は二つの特徴を持っていることが容易に分かるだろう〉
〈一つは、責任は「より下位の者に押しつけられる」である。もう一つは自衛隊中堅幹部の件のように「言った」「言わない」に持ち込み、うやむやにしてしまおうとの計算である。私たちは、誰の言を信用するのか、という基本的な次元に追い込まれているということでもある〉
〈この二つの特徴を最もよく重ね合わせることができるのは、太平洋戦争後に、連合国によって裁かれた日本人将校、下士官、兵士のBC級戦犯裁判である〉
最低限のモラルすら失った政権が災害のドサクサに紛れて、また凶行に及ぶ。この国の民主主義は、このままではもうオシマイだ。
生活再建に追われる西日本豪雨の被災地はそっちのけ(C)共同通信社
大マスコミが徹底的に避ける議論の始点 |
高千穂大教授の五野井郁夫氏(国際政治学)はこう言う。
「公選法改正を通じて自民党が進めているのは、自分たちの都合の良い形へのルールの変更です。良識の府とされる参院の選挙制度の変更は権力に対してモノを言えない雰囲気を助長する懸念もある。つまり、自民党総裁である首相に権力が集中する構図が出来上がってしまうのです」
独裁体制は静かに進み、気づいた時にはもう後戻りができなくなる。これほど露骨な動きにもかかわらず、官邸の圧力と懐柔で牙を抜かれた大マスコミはあまりにも鈍感だ。
特にヒドイのが公共放送を名乗るNHKである。トンデモ法案の国会審議はなおざりなのに、安倍の加点になりそうなニュースはせっせと垂れ流し。17日夜の「首都圏ネットワーク」では番組を中断し、EUとのEPA(経済連携協定)に署名後、安倍がトゥスクEU大統領やユンケル欧州委員長と共同会見する様子を中継。官僚が用意したペーパーの棒読みはミエミエなのに、時折やたらに大仰なジェスチャーで自信満々に振る舞う安倍の姿を生放送した。大手紙もしかりで、安倍の3選ありきで総裁選の裏側だとか票読みに熱を上げている。安倍政権に国政を牛耳らせたままでいいのか。あるべき議論の始点を徹底的に避けているのだ。
■ヒトラーを支えた見て見ぬふりと無関心
ナチス宣伝相ゲッベルスの元秘書にカメラを向けたドキュメンタリー映画「ゲッベルスと私」を製作したクリスチャン・クレーネス、フロリアン・バイゲンザマー両監督の発言は重いものがある。月刊誌「世界」(岩波書店)の8月号でインタビューに応じ、ヒトラーが独裁を完成させた過程と現代社会の類似性を指摘しているのだが、とりわけ示唆に富むのがバイゲンザマー氏のこのひと言だ。
〈彼らは目の前の不正義に対して見て見ぬ振りをする。あるいは政治的関心を払わずにいた。ああいう人たちがいたから独裁体制が成立しました。同調者があの体制を担ったのです〉
つまり、権力が暴走する現実に目をつむり、声を上げないのは独裁者と同類なのである。
「事実関係を淡々と報じるだけで、問題点をあぶり出そうとしない大手マスコミの姿勢は、果たして国民にとってプラスなのか。答えは明白でしょう。ポイント・オブ・ノー・リターンをまさに超えようとしている安倍政権に対し、言うべきことを言わないのはメディアの緩慢な自殺とも言える。『ゲッベルスと私』の主人公のように、のちのち〈私には罪はない〉と弁明するのでしょうか」(五野井郁夫氏=前出)
保阪正康氏は前出のコラムをこう結んでいる。
〈いま、私たちは歴史が繰り返されているとの緊張感を持たなければならないだろう。いや「歴史の教訓」が生かされていないことへの怒りと、私たち一人一人の運命が、こんな構図の中で操られていくことを透視する力を持たなければならないはずだ。時代はまさに正念場なのである〉
能天気な世論もまた、独裁に向かう安倍を側面支援している。いい加減、その恐ろしさを自覚する時だ。
日刊ゲンダイ
— 但馬問屋 (@wanpakutenshi) 2018年7月18日
【バカみたいな猛暑報道 ニンマリの安倍】
『もうおしまいだ この国の民主主義』
「独裁体制は静かに進み気づいたときにはもう後戻りができなくなるが、これほど露骨な動きにあまりにも鈍感な大マスコミと脳天気な世論」
「最低限のモラルすら失った政権が災害のドサクサでまた凶行」 pic.twitter.com/IHuQlmYCC9
想田和弘監督の「日本人は民主主義を捨てたがっているのか」が可視化されてきました。日本は既に民主主義でなくてもいいと国民が思っている「アベ国」。
— ゲッターライガー (@take4liger) 2018年7月18日
(独裁化に気付かない)能天気な世論ではなく、
— まる (@marseille1945) 2018年7月18日
むしろ、独裁化を積極的に望んでいる危ない世論なのではないか?と、
最近思います。
リベラル系はなにより民主主義を重んじますが、
そうじゃない価値観をもっているひとたちが4割近くいる。
日本は、延暦寺焼討した信長が人気ある国です。。。
こんなのに投票する自民党信者ってカルト?
— 志道一人 (@s_i_d_s_i_d) 2018年7月18日
国会報道で自民党政権の醜態を晒さなくて済む口実ができたと。マスコミが自分の劣化を続ける。
— urakaze sayaka (@abuTWra) 2018年7月18日
朝から晩まで猛暑報道 採決強行の安倍政権はニンマリか 最低限のモラルすら失った政権が災害のドサクサに紛れて、また凶行に及ぶ。この国の民主主義は、このままではもうオシマイだ。 - 北海道は素敵です!! - Yahoo!ブログ https://t.co/fjESCkEcLP
— 松本 美紀子 (@yuuta24mikiko) 2018年7月18日
被災民よ君たちは「利用価値」でしかない
— The 2nd (@ka2nd) 2018年7月18日
歴代政権も多少はそういう悪知恵もやったが
2ちゃんねる右翼極道と完全一体化した安倍内閣は桁違いだ
報道や発表を見切れ
真意を汲み取れhttps://t.co/hOJnBY1b2v
朝から晩まで猛暑報道 採決強行の安倍政権はニンマリかhttps://t.co/sC7XR6zqco
バカみたいな猛暑報道 ニンマリの安倍 もうオシマイだ この国の民主主義 独裁体制は静かに進み、気づいたときにはもう後戻りができなくなるが、これほど露骨な動きにあまりにも鈍感な大マスコミと脳天気な世論 いい加減、その恐ろしさを自覚する時だ(日刊ゲンダイ) pic.twitter.com/1h9diUuvwc
— KK (@Trapelus) 2018年7月18日
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