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2018年07月17日 「ジャーナリスト同盟」通信
<「段階的対応」はワシントンの策略>
気の早い御仁は、北朝鮮の非核化の進展が段階的に進行していることに気をもんでいる。それどころか「本当に実現するのか」と疑問を抱く向きもある。これはワシントンの産軍体制の作戦なのである、という事実を知らなければ専門家とは言えない。ワシントンをコントロールしているのは、ワシントンの1%、すなわち産軍複合体である。ホワイトハウスのボルトンは、そこからの代表選手だ。ボルトン主導で非核化は進行している。
<まずは日韓への大量の武器輸出優先>
ワシントンは、まずは日本のポチに陸上に固定ミサイル基地・イージスアショアを買わせる。海洋のイージス艦ミサイルよりも、巨大で性能も高い分、巨額の費用がかかる。
「いずも」を空母として利用できる垂直離陸ステルス戦闘機もたくざん買わせることも決まっている。ほかにもあるが、これらの莫大な費用で、財政破綻国・日本の屋台骨は、年金を含め間違いなくぐらつくのだが、国家神道・教育勅語・大日本帝国憲法に執着するゾンビ政治屋には、どこ吹く風である。
この異常な軍拡は、すべて北朝鮮脅威論のお蔭であったものだから、即非核化ともなると、賢い日本国民は注文をキャンセルすることになる。韓国にも新型ミサイル基地を建設中である。これも不要ということになるわけだから、即非核化はワシントンがNOなのだ。
<即非核化だと米軍需産業破産>
アメリカ経済は、軍需産業が主軸で回転しているため、最近のニューヨーク株式は好調そのものだ。日韓の莫大な武器購入で有卦に入っている。台湾やASEAN・インドなども追随しているから、米産軍体制は安泰であるものの、万一、北の非核化が急進展すると、日韓の武器購入はすべてキャンセルされかねない。
半島の危機が去ると、東アジアは素晴らしい経済発展が待ち構えていることになるのだが、その結果、日韓からの莫大な武器弾薬購入がなくなると、米軍需産業は破綻する運命にある。
アメリカ経済は急速に落下する。その時のための布石が、昨今のトランプが仕掛ける貿易戦争やNATOへの軍拡圧力である。その衝撃で、世界経済は混とんとして、息も絶え絶えだ。
現状からすると、アメリカのポチも軌道修正しないと、地獄へと真っ逆さまだ。まともな日本政府であれば、この半島の和平を好機に、軍拡をやめて、一挙に軍縮へと舵を切れば、年金も救われるのだが。
岸信介の孫には、そうした当たり前の発想はない。平和憲法破壊を、信濃町を抱え込んで、イカサマ選挙も想定して、国民投票で過半数の賛成を得たい、ただこの一点に集中、9月の自民党総裁選で三選しようとしている。A級戦犯・CIAの手先の孫に、国民の生命財産を死守するという発想がない。
むろん、米産軍体制の意向に賛成であるから、内心、段階的非核化に安堵しているはずである。
<新型高性能ミサイルは中国とロシア向け>
そうすることで、アメリカのポチは、予算の半分を国債で賄う中で、ワシントンから武器弾薬を購入する。
北の非核化で、もはや北朝鮮は敵対国ではない。手に入れた高性能・高額なミサイルをどうするか。捨てようとはしない。半島の北から、大陸へと向けるだろう。
もともとの狙いは、中国である、ロシアでもある。
この5年間の安倍の地球を俯瞰するという世界外交の先々で、中国脅威論を一人叫び続けてきた。そのために血税50兆円をはたいてきた。もっとも、50兆円はひも付き援助・ODAなので、安倍の懐に3%入る計算である。この金が憲法改悪のための原資になる。おそろしい、悪魔首相であると弾劾したい。
<沖縄でもミサイル基地群建設>
自宅に郵送されてきたばかりの東日本旅客鉄道労働組合の「セミナー」に、宮古島市議だった石嶺かおりさんの講演録に、自衛隊の南西諸島への配備計画が載っている。
沖縄本島の自衛隊基地は見学したことがあるが、本島から台湾に向けて、宮古島・石垣島・与那国島へと部隊が配備される。鹿児島と沖縄の中央に位置する奄美大島にも。
このうち奄美・宮古・石垣の部隊には、それぞれ地対艦・地対空ミサイル部隊を配備する。レーダー基地ばかりではない。目的は聞かなくても分かる。中国の飛行機・艦船を補足して、時には沖縄本島の米軍と自衛隊に先駆けて、ミサイル攻撃もするという、実にきめ細かい、戦争を前提とした配備計画である。
安倍・日本会議政権下の緊張を煽る軍事的体制そのものである。台湾の独立派政府の対応いかんでは、中国との紛争もゼロではない。その場合、米軍が動くと、自衛隊も即応する体制(戦争法)であるから、これを大陸から眺めると、日本の挑発的な対応に仰天するばかりであろう。
台湾問題は、即日本問題へと点火する布陣を敷いている安倍・自公内閣である。辺野古問題に集中するばかりの新聞テレビ報道に目を向けていると、予想外の事態に巻き込まれかねない。
南シナ海問題をあげつらってきた安倍の思惑が、台湾にあったことが理解できる。安倍の反共主義の恩師・李登輝は健在なのだから、やはり要注意であろう。
沖縄本島を主軸にした4島の、すなわち奄美・宮古・石垣のミサイル基地こそが、中国敵視戦略そのものであろう。
<仰天!中国敵視のミサイル基地群>
突如として、日中友好を思い出した公明党が9月に訪中するというが、この南西4島のミサイル基地をどう説明するか、注目しようと思う。
石嶺さんが住んでいる宮古島には、800人もの自衛隊員が駐屯するが、これこそが平和の島に危険を呼び寄せている。大馬鹿な市長は、これを喜んで受け入れているようだ。狂っているのは、安倍だけではなかった。
要は、北朝鮮向けのミサイルは、中国やロシアに向けられることになる。好戦派政権を打倒しないと、せっかくの半島の和平も、元の木阿弥にならないとも限らない。地球のマグマを忘れてはならない。
2018年7月17日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)
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