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沖縄全戦没者追悼式で「平和の詩」を朗読する相良倫子さん=沖縄県糸満市で2018年6月23日、津村豊和撮影 毎日新聞
命よ響け。生きゆく未来に!
http://85280384.at.webry.info/201806/article_209.html
2018/06/23 18:49 半歩前へ
この詩を読んでいて、いろんな思いが心をよぎり涙で文字が霞んだ。
沖縄は先の大戦で日本でただ一カ所、米軍との間で凄惨な「地上戦」が繰り広げられた場所である。
本土防衛のための犠牲となった。
戦闘に巻き込まれ、沖縄の住民20万人が尊い命を失った。
私たちはそのことを決して、忘れてはならない。
沖縄の犠牲の上に、こんにちの繁栄があることを絶対に忘れてはならない。
追悼の詩全文=沖縄慰霊の日
沖縄県主催の沖縄全戦没者追悼式で、浦添市立港川中学校3年の相良倫子さん(14)が詩「生きる」を披露した。
元共同通信のカメラマンでジャーナリストの新藤健一さんは、「中学3年の相良倫子さんはメモなしで平和の詩を感動的に語った。一方、安倍晋三首相は官僚が作文した紙を読んだだけだった」と指摘した。
それにしてもなんと、感動的な詩であろうか。
淡々とした平易な言葉が私の胸を突きさす。
大人でもこれほど人の心に入り込む詩はなかなか書けない。私には絶対無理だ。
*******************
私は、生きている。
マントルの熱を伝える大地を踏みしめ、
心地よい湿気を孕んだ風を全身に受け、
草の匂いを鼻孔に感じ、
遠くから聞こえてくる潮騒に耳を傾けて。
私は今、生きている。
私の生きるこの島は、
何と美しい島だろう。
青く輝く海、
岩に打ち寄せしぶきを上げて光る波、
山羊の嘶き、
小川のせせらぎ、
畑に続く小道、
萌え出づる山の緑、
優しい三線の響き、
照りつける太陽の光。
私はなんと美しい島に、
生まれ育ったのだろう。
ありったけの私の感覚器で、感受性で、
島を感じる。心がじわりと熱くなる。
私はこの瞬間を、生きている。
この瞬間の素晴らしさが
この瞬間の愛おしさが
今と言う安らぎとなり
私の中に広がりゆく。
たまらなく込み上げるこの気持ちを
どう表現しよう。
大切な今よ
かけがえのない今よ
私の生きる、この今よ。
七十三年前、
私の愛する島が、死の島と化したあの日。
小鳥のさえずりは、恐怖の悲鳴と変わった。
優しく響く三線は、爆撃の轟に消えた。
青く広がる大空は、鉄の雨に見えなくなった。
草の匂いは死臭で濁り、
光り輝いていた海の水面は、
戦艦で埋め尽くされた。
火炎放射器から吹き出す炎、幼子の泣き声、
燃えつくされた民家、火薬の匂い。
着弾に揺れる大地。血に染まった海。
魑魅魍魎の如く、姿を変えた人々。
阿鼻叫喚の壮絶な戦の記憶。
みんな、生きていたのだ。
私と何も変わらない、
懸命に生きる命だったのだ。
彼らの人生を、それぞれの未来を。
疑うことなく、思い描いていたんだ。
家族がいて、仲間がいて、恋人がいた。
仕事があった。生きがいがあった。
日々の小さな幸せを喜んだ。手をとり合って生きてきた、私と同じ、人間だった。
それなのに。
壊されて、奪われた。
生きた時代が違う。ただ、それだけで。
無辜の命を。あたり前に生きていた、あの日々を。
摩文仁の丘。眼下に広がる穏やかな海。
悲しくて、忘れることのできない、この島の全て。
私は手を強く握り、誓う。
奪われた命に想いを馳せて、
心から、誓う。
私が生きている限り、
こんなにもたくさんの命を犠牲にした戦争を、絶対に許さないことを。
もう二度と過去を未来にしないこと。
全ての人間が、国境を越え、人種を越え、宗教を越え、あらゆる利害を越えて、平和である世界を目指すこと。
生きる事、命を大切にできることを、
誰からも侵されない世界を創ること。
平和を創造する努力を、厭わないことを。
あなたも、感じるだろう。
この島の美しさを。
あなたも、知っているだろう。
この島の悲しみを。
そして、あなたも、
私と同じこの瞬間(とき)を
一緒に生きているのだ。
今を一緒に、生きているのだ。
だから、きっとわかるはずなんだ。
戦争の無意味さを。本当の平和を。
頭じゃなくて、その心で。
戦力という愚かな力を持つことで、
得られる平和など、本当は無いことを。
平和とは、あたり前に生きること。
その命を精一杯輝かせて生きることだということを。
私は、今を生きている。
みんなと一緒に。
そして、これからも生きていく。
一日一日を大切に。
平和を想って。平和を祈って。
なぜなら、未来は、
この瞬間の延長線上にあるからだ。
つまり、未来は、今なんだ。
大好きな、私の島。
誇り高き、みんなの島。
そして、この島に生きる、すべての命。
私と共に今を生きる、私の友。私の家族。
これからも、共に生きてゆこう。
この青に囲まれた美しい故郷から。
真の平和を発進しよう。
一人一人が立ち上がって、
みんなで未来を歩んでいこう。
摩文仁の丘の風に吹かれ、
私の命が鳴っている。
過去と現在、未来の共鳴。
鎮魂歌よ届け。悲しみの過去に。
命よ響け。生きゆく未来に。
私は今を、生きていく。
動画はここをクリック
https://mainichi.jp/articles/20180623/k00/00e/040/310000c
【日本ニュース】沖縄慰霊の日: 「平和とは、あたり前にいきること」(共同)
沖縄は太平洋戦争から73年目の「慰霊の日」。
— 毎日新聞写真部 (@mainichiphoto) 2018年6月23日
追悼式で中学3年の相良倫子さん(14)が朗読した自作の平和の詩「生きる」が人々の心を打ちました。
全文はこちら→https://t.co/4By3NvXEOJ
慰霊の日の写真特集→https://t.co/j2R5DYepR7 pic.twitter.com/dgaWgDmdhH
沖縄全戦没者追悼式
— 彩耶。 (@yakyu824) 2018年6月23日
平和の詩 「生きる!」
相良倫子さん
沖縄戦を知らない皆さんへ届け pic.twitter.com/7ABYrafmAB
名文であると同時に、現代史の史料として長く保存されるべき文章だ。971件の中から最優秀となった中学3年生の相良倫子さんの詩。過去−現在ー未来の時間と「私」と「あなた」の空間、全てをつなぐ努力の連鎖が未来となると
— 住友陽文 (@akisumitomo) 2018年6月23日
〜沖縄慰霊の日:平和の詩「生きる」全文-毎日新聞 https://t.co/K5VeguW4BM
沖縄全戦没者追悼式、中学3年の相良倫子さんが、詩の朗読を行いました。6分か7分、一度も原稿を見ずに感情豊かに、美しい沖縄を、焦土と化した恐ろしい戦火の様子を、未来への誓いを見事に詠い上げました。次安倍総理が、原稿を読み上げる姿が、薄っぺらに見えてしまったのは私だけだったでしょうか。 pic.twitter.com/yYsLSVBWLX
— 秀鴎 (@uMRU9UOsTBWDvzq) 2018年6月23日
沖縄全戦没者追悼式で、自作の詩「生きる」を朗読した浦添市立港川中3年の相良倫子さん(14)
— 笹山登生 (@keyaki1117) 2018年6月23日
感動した。
そして、朗読中の落ち着いて会場を見回す目に説得力を感じたな。
もう一度、この詩を文章の形で見て見たいものだ。
沖縄の中学3年生、相良倫子さん:
— yukinokakera (@yukinokakera) 2018年6月23日
あなたも、私と同じこの瞬間を一緒に生きている。
だから、きっとわかるはずなんだ。頭じゃなくて、心で。
戦力という愚かな力を持つことで、得られる平和など、本当は無いことを。平和とは、あたり前に生きること。その命を精一杯輝かせて生きることだということを。 pic.twitter.com/S7XuELKOmK
沖縄の中学生、相良倫子さんA:
— yukinokakera (@yukinokakera) 2018年6月23日
一人一人が立ち上がって
みんなで未来を歩んでいこう
摩文仁(まぶに)の丘の風に吹かれ
私の命が鳴っている
過去と現在、未来の共鳴
鎮魂歌よ届け。悲しみの過去に
命よ響け。生きゆく未来に
私は今を、生きていく
…あぁ、この子が日本の首相だったら良かったのに。 pic.twitter.com/5pfEPqdK8M
安倍晋三という輩が如何に世界中の嘲笑の的であり畜生以下の輩であるかを彼女の一つ一つの言葉がその全てを語って止まない。
— 大文字山 (@GUNMMh71e6g2VcG) 2018年6月23日
安倍はこの子の言葉をどんな思いで聞いてるのだろうか?
— 髭爺 (@higejii20) 2018年6月23日
この言葉は平和を願う全国の国民の声を、いや世界中の人達の願いを代弁してくれている
#NHK #NEWS7
— 但馬問屋 (@wanpakutenshi) 2018年6月23日
沖縄戦から73年
沖縄全戦没者追悼式
相良倫子さん
「私と何ら変わらない、懸命に生きる命だったのだ。壊されて、奪われた。生きた時代が違う、ただそれだけで」
再び悲惨な戦争が起きないように、平和の大切さへの思いを次世代に継ぎ、為政者をしっかり監視しなくては。
#慰霊の日 pic.twitter.com/aYGw6yxmId
沖縄全戦没者追悼式で浦添市立港川中学3年相良倫子さんのスピーチに感動した。「私は誓う。私が生きている限りこんなにも沢山の命を犠牲にした戦争を絶対に許さないことを。もう二度と過去を未来にしないこと。」
— カムイヌプリ【自由党】 (@kamuinupuri) 2018年6月23日
その時の安倍晋三は例によって(都合悪い国会審議と同じ)眼を閉じたまま。@tim1134 pic.twitter.com/6Z39WyA3PN
沖縄全戦没者追悼式
— いっさ@誤字っさ (@isamumurakami) 2018年6月23日
相良倫子さんの平和の詩「生きる」とても感動しました。 pic.twitter.com/lZZ2cbdRJK
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