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(第1幕)
トランプが米朝会談の中止を言い出したが、再会談の話が進んでいるようだ。
私は、何時、北朝鮮が、それを言い出すか興味があったが、北朝鮮のお家芸をトランプが先にやってしまった。
もう北朝鮮からは言いだせないであろう。
快なり、快なり。
さすがアメリカの諜報部、相手の出方を知っている。
元々、非核化の問題など、双方とも根底から解決できるとは思っていない。
表面的、政治的に格好がつけば良いのである。
北朝鮮は根性がある。
核開発もミサイル開発も最終的な成果を上げ、表面的に幾ら妥協しても核攻撃を主なう能力を持った事を証明して見せた。
そのトランプであるが、
何をするか解らない!
というよりも
何をしたいか良くわかるアメリカ大統領である。
金正恩を相手に出来るのはトランプが適しているのではないか。
核拡散防止条約(NPT)は、核軍縮を目的に、アメリカ合衆国、ロシア、イギリス、フランス、中華人民共和国の5か国以外の核兵器の保有を禁止する条約である。
核兵器廃絶を主張する政府および核兵器廃絶運動団体によって核兵器廃絶を目的として制定された。核兵器保有国は核兵器の削減に加え、非保有国に対する保有国の軍事的優位の維持の思惑も含めて核兵器保有国の増加すなわち核拡散を抑止することを目的として1963年に国連で採択された。関連諸国による交渉、議論を経て1968年に最初の62か国による調印が行われ、1970年3月に発効され現在は190か国が加盟している。
北朝鮮も加盟していたが、核査察を拒み、2003年に脱会している。
今回、米朝会談で核保有を辞めると宣言しNPTに再加入すれば、会談は成功となる。
ただ、それだけの事である。
イスラム諸国と違い北朝鮮はテロのターゲットにアメリカを選んではいない。
大山鳴動してネズミ一匹と言うところであろう。
北朝鮮の国民には申し訳ないが、金体制は存続を保証され、一方、トランプは歴代大統領が無しえなかった事を成功させたという栄誉を得る。
まあ、その様な事は、どうでもよいが、
金正恩との掛け合いでトランプがリードしたことを「快」としよう。
それに引き替え安倍の馬鹿のぶざまなことよ!
(第2幕)
米朝会談は、やはり賑々しく行われた。
金正恩の満面の笑みを現した写真など見たこともない。
さて、拉致の問題であるが、
<
速報!トランプは拉致に言及しなかったと北朝鮮!
トランプは12日の会談後の会見で日本人拉致問題について「もちろん提起した」と明言した。が北朝鮮は否定した。
一体、どっちが本当なのか?
トランプがどの程度、発言したのかにもよる。安倍晋三が日本人の拉致でなんか言っていたぞ、程度なら、正式な提起とはみなさないだろう。
北朝鮮は「拉致は解決済み」というのがこれまでの公式な回答だ。
**********************
【シンガポール共同】朝鮮中央通信は13日、米朝首脳会談に関する報道で、日本人拉致問題には言及しなかった。
北朝鮮報道、拉致問題に言及せず | 2018/6/13 - 共同通信 https://t.co/axVApKIFZz 我が国のメディアも一部報道しなかったときいておりますので、つまるところそういうことです
— マイルド鯖大帝@真人間 (@Type1090) 2018年6月12日
有力な海外紙も拉致問題の提起があったとは書いていないそうだ。
北朝鮮報道、拉致問題に言及せず #SmartNews https://t.co/5nAUbgTpd5
— washiroh (@alexbk09) 2018年6月12日
今日12日の米朝首脳会談について、欧米メディアの大半が「トランプ大統領は日本の拉致問題を始め北の人権問題には一切言及しなかった」と報じたのに対して、日本の読売と産経は「トランプ大統領が拉致問題を提起し、安倍首相が謝意を表わした」と報じた。一体どちらが真実なのか?
(引用終わり)
解りきったこと。
両首脳の会談の席上で、言葉でトランプが言うはずはない。
そんな細かい事を言っていては会談が気まずくなる。
非核化でも、具田的な事は言ってないであろう。
事務担当者の書面の中には触れられているであろうが、その程度。
また、事務担当者の間では、
非核化の経費負担を、日本にも負わせるように言うから、時期を見て考えてやればどうか、と言う程度の話はしたであろう。
トランプと金正恩の二人にコケにされている様なもの。
会談後、トランプが言った
「非核化の支援は韓国と日本が出せば良い」と言う言葉の中に、米朝会談と日本、韓国の位置が明確に示されている。
20年かけて北朝鮮は核、ミサイル開発をして、ようやく核保有国となりアメリカ相手に自力で交渉できるようになった。
もともと北朝鮮の核など量的にアメリカの脅威ではない。
北朝鮮もイスラム諸国と違い、アメリカに進攻する理由もない。
けれども核開発によって、金体制の保証と今までにない援助を取り付けることができた。
その上に非核化の費用、おそらく数千億円を日本、韓国に出させる事が出来る。
金正恩の指導は成果を上げたと言う事だ。
今後の経済支援もアメリカ企業の目標であり、トランプは見事にアメリカ第一を貫いた。
大騒ぎして得たものは、トランプの名声と金体制の安泰。
韓国は、もともと同じ民族、西ドイツが東ドイツの併合で多くの経費を使ったように、韓国が必要な支援をするのは理解できるが、何故、日本が、おそらく数千億円の非核化経費を肩代わりしなければならない。
実際の非核化も技術的にアメリカの業者がやり日本は金を出すだけであろう。
そうして於いてずっと将来、拉致被害者の半分くらいを、何らかの理由をつけて解放する筋書きが出来たのであろうが、そのために数千億円を使うなど、これが解決と言えるであろうか。
会談の席上、トランプが金に北朝鮮の将来像のスマホの動画(4分間)を見せたらしい。
それを見た日本の報道のコメンテータは、
「動画には北朝鮮の現実(人権侵害、貧困)については全く触れず、輝かしい未来像だけが示されていて問題があると」
大体、現代日本のインテリ的発想と言うものは、大きな事柄から枝葉末節に至るまで幼稚すぎて話しにならない。
今回の米朝会談、そのものが理屈(経緯)を抜きに始まったもの。
帰納法的考え方であり、結果を示して具体的な方策は、それに合わせて考えるという方法。
件の動画も、それに基づいている。
元来、どのような分野においても、流行の演繹法(積み上げ方式)だけで物事が解決(進む)する事はあまりない。
物理の法則でも、アインシュタイン、湯川秀樹の理論でも、始めは帰納法的で、後から実証されてきた。
数学においても同じで、天才的発想は、演繹法からは生まれない。
数学者、 広中平祐の講演を聞く機会があった。
彼は数学的発見も究極はひらめきであると言っていた。
ましてや人文科学の面に「おいて、おや!」である。
安倍にしても、コメンテータにしても、このような発想から抜けられないから、トランプに馬鹿にされるのである。
積み上げ方式(理屈)で究極の結論を求める馬鹿!
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