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2018年04月11日 「ジャーナリスト同盟」通信
<森友への20億円融資に安倍と一緒に?>
「2年前の4月2日、安倍は国会をさぼって関西へ出張、そこで公明党幹部のF父子と密会していたことが発覚。そこでは籠池夫妻に対して20億円融資話が出ていた。概要の一部は、一部の新聞が書いている」という驚愕すべき情報が、昨日午前、我が家の固定電話にもたらされた。「やはり汚職事件に発展する」というのである。公明党というと、清潔を売り物にしてきた宗教政党が、国民の印象である。安倍と一緒に「20億円融資に関与」となると、これはただ事ではない。本当にそうなのか、国民は真実を知る立場にある。言論の使命でもあろう。
<贈収賄事件に発展か>
「政治は金で動く」ということは、現役政治記者としての処女作「塀の上を歩く金バッヂの面々」(ぴいぷる社)を取材しながら、学んだ永田町の真実である。今考えても、よくぞこのような本を出版出来たものか、われながら仰天するばかりだ。毎日新聞のK記者が高く評価してくれたものだ。
「政治家を動かすガソリンは金」である。20億円融資こそ、その工作資金の原資の可能性が高い。国有地払下げ事件は、安倍だけでは出来ない。複数の政治屋が関与しないと財務省を動かすことはできない。もちろんのこと、日本会議の政治屋諸兄で、複数の名前が挙がっている。
<大阪地検特捜部が証拠握る>
この20億円融資を大阪地検特捜部は、融資先のMSバンクからも確認している。
そうしてみると、籠池夫妻の拘束は、別の角度から判断する必要がありそうだ。というのは、自由の身にすると、その筋による暗殺への懸念である。わずかな金で、暗殺を引き受けるやくざ右翼青年はたくさんいる。
毒殺デモされない限り、警察で拘束されていることが、一番の安全地帯ということになる。
想定されることは、官邸が大阪地検に対して「捜査中止」の圧力を加えていることになる。これが事件化すれば、与党の自民公明も、主権者から放逐される運命にあるためだ。官邸ー法務検察が、総力を挙げて、大阪地検の捜査を封じ込めようとしている?
対して20億円融資事件を、マスコミに漏えいさせる大阪地検?ということだと、全体の流れをつかめる。
<官邸と大阪地検の攻防戦>
「大阪地検も、東京地検同様に、腐敗政権の走狗」だとすれば、官邸が心配することはない。しかし、重要証拠を掴んだ検察が、乾坤一擲の勝負に出てくると、どうなるのか。官邸の圧力を跳ね返せる大阪地検を、専門家はなかなか予想することは困難なのだが。
ただし、安倍犯罪は森友の国有地払下げ事件だけではない。加計やTBS強姦魔、血税巨額詐欺事件、リニア疑獄と、日本会議に関連する犯罪事件は、文字通り「安倍官邸は犯罪の巣窟」に譬えられている。
アベノミクスのゴマカシ経済は破綻、50兆円バラマキの金銭外交も破たん、日本は地獄へと真っ逆さまに落ち込んでしまっている。
日本の新聞テレビがまともであれば、1日として存続できない腐敗政権である。そのことに国民は、ようやく気づいてきている。検察の走狗を踏襲する東京地検を、真似する大阪地検でいいのか。
大阪地検が正義に目覚めているとすれば、その先には公明党政治屋どころか、首相逮捕も想定される。むろん、そうなればさっさと退陣するだろうが、退陣すれば、ソウルの二の舞が待ち構えている。首相をやめた人物を逮捕することは、簡単なことである。
過去にロッキード事件が存在したが、これはワシントンの台湾ロビーが仕掛けた罠であって、東京地検の正義の実績では全くない。しかも、児玉誉士夫・中曽根康弘事件を、田中角栄事件にすり替えた、捜査史上、憤懣物のイカサマ捜査であった。
「いま菅も黒川法務事務次官も動けば書かれるので、身動き取れない状態」と事情通は解説している。袋のネズミである。
<値引き8億円は政界工作分か>
推測するに、融資額20億円がそっくり籠池夫妻の懐に渡っていない、ことも判明しているようだ。その金が政界工作資金に化けている。
「値引きの8億円が永田町に流れている」という憶測につながっている。存外、当たっているかもしれない。事情通は、今日も「この事件は日本会議・神社本庁事件。安倍も麻生もかんでいる」と断言した。
「これを解明することが出来れば、安倍・自公の日本会議政治の正体が分かる。日本の前途に明るさがともることになる」ことも事実かもしれない。
<愛媛県知事は「首相案件」記録容認>
加計事件も、真相が見えてきた。昨日、愛媛県知事は「首相案件」との記録を、間違いないと記者会見で明らかにした。
朝日新聞のスクープを県知事が認めたことで、安倍はここでも首を絞められて、もはや窒息寸前である。さすがに自民党内では、安倍三選論も消えてしまった。禅譲論に傾いていた岸田も沈黙を余儀なくされている。
「安倍退陣をどう演出したらいいのか、が平河町の喫緊の最大課題」となっている。国民は安倍逮捕に期待を募らせている。安倍外遊どころではなさそうだ。
安倍の支持母体の細田派は、分裂含みである。近く細田会長は、福田康夫や小泉純一郎と懇談して、派閥の対応を判断することになる。むろん、安倍と心中する議員は「稲田ただ一人」と予測する声も出ている。
<安倍よ!官房機密費を止めて、自腹を切れ>
財政は破たんしている。安倍・自公内閣のツケはただ事ではない。それでも、安倍は毎夜、官房機密費で豪華な会食をしている。
これを事情通は「ふざけている」と怒り心頭である。「自腹を切って飯を食え」が国民の声である。確かに、ソウルの大統領は、原則として自分の金で夕食をとっている。韓国の政治は、日本に比べると、はるかにはるかに健全である。
中国でも、贅沢三昧の高級レストランは皆廃止されてしまって5年が経つ。財政破綻国の首相が、毎夜血税で飯を食っている!根性が狂っている。
2018年4月11日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)
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