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民進希望生き残り戦術の裏に連合の影 立憲民主枝野動ぜず
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2018年04月01日 世相を斬る あいば達也
立憲の枝野が歯牙にもかけない、民進党の希望・立憲との新党構想に反論して「数合わせではない。新たな固まりをつくろうということだ」と、正義の騎士のような綺麗ごとを言っているが、立憲民主党の枝野代表は、「引き続き永田町のくっついた、離れたに巻き込まれることなく筋を通す。国民の方を向いた、まっとうな政治を取り戻す」「永田町の内側の権力ゲームでなく、国民の方を向けば結果を出せることをこの半年間で示してきた」「他党のことを論ずるつもりはない」などと述べ、民進党大塚の仕掛けに、けんもほろろな態度を貫いている。
この一見冷たく見える枝野の態度だが、長い目で見ると、正しい政治的道筋なのだろうと理解する。なぜなら、民進党の支持母体であった“連合”との妥協の連続が、民主党の野党的精神を弱めてきた現実を見定めた結果と云う側面を見逃してはいけない。自民党に限りなく親和的な野党の成立は、議会制民主制や立憲政治を歪める素地を抱えることになり、ひいては、日本の民主主義の崩壊に繋がる危険回避の意味合いもあるのだろう。
連合に、どの程度の集票力や選挙活動における機動力があるのか判らないが、民主党や民進党時代を通じて、連合の選挙におけるパワーにすがることと、そのことで政党の精神が歪められる政治的有効性の分析が行われれば、連合との関係を、一定以上の範囲で切り離す腹積もりをせざるを得ないのが、現在の野党のあり方なのだと思う。特に、原発政策などは、連合に足を引っ張られ、有効な政策を打ちだせず、国民の不信を買った。
森友事件で、野党6党の協力関係が、阿吽の呼吸で行われている現実を、連合はチャンスと捉え、あらためて立憲・民進・希望の新党構想を持ちだしてきたのだろう。枝野にしてみれば、はた迷惑な抱きつきに過ぎない。或る意味で、水を差すことが得意な、民主党時代の事務局の仕掛けでもあるのだろうが、立憲民主党は選挙協力の流れを、市民感覚で動く支持母体の構築を目指しているのが現状だ。
立憲の枝野は「政党は党員・サポーターを抱え込むのではなく、草の根の声を届ける使い勝手のいい道具になる」と立憲民主党「パートナーズ」制度を導入し、国民が政治に参加しやすい環境整備を行い、国民が幅広く政治に関与できる仕組みを導入している。この立憲パートナーズは、わが国では初めての仕組みであり、幅広い支持が得られるか未知数だが、小さな選挙協力の母体を目指しているものと思われる。
このような試みだけで、現在の自民党の組織力に対抗できるかどうかは、疑義もあるが、党の意資金力にも限界があり、国民の側に立つ政治を貫徹する精神を、各政策において明確に主張し続けることが求められる。与党側の失政や疑惑などが重なった場合、準与党的政治判断しか出来ない政党に国民が期待する事はないわけで、立憲パートナーズ以外の票も期待できるわけだから、ビラ張りをして貰うだけの起動力が意外に重要なのである。無論、この制度だけで、国民目線の政治が実現するわけではないだろうが、現在の公職選挙法の範囲で必要な武器になることは期待できる。
いずれにしても、民進の大塚がネチネチと提案する新党構想などに惑わされず、立憲民主党は、慌てず騒がず、党の理念に賛同し参加してくれる各議員自主性を重んじる方向から逸脱しないことが肝要だ。結局、政党支持率で判るように、現時点の民進党や希望の党に対して、国民は期待度がゼロに近いわけだから、彼らの唱える新党が、有権者の支持を得ることはない。こんな時点で、抱きつき心中など御免蒙ると云うのが立憲枝野の考えだろう。
≪500円で政策づくりに参加 立憲、「パートナーズ」制度導入へ
立憲民主党は24日、年500円の登録料で党の政策づくりや活動などに参加する「立憲パートナーシップ・メンバー」(略称・立憲パートナーズ)制度を導入することを決めた。ネット上で入会・支払い手続きをする仕組みを作り、今春の立ち上げを目指す。
立憲は「政党は党員・サポーターを抱え込むのではなく、草の根の声を届ける使い勝手のいい道具になる」(枝野幸男代表)として、有権者と直接つながる政党像を模索。「党員」は国会議員や地方議員などに限定し、対等の関係の意を込めた「パートナーズ」を広く募集することにした。政党と市民が共同で運営する「プラットフォーム」を設置し、地域の様々な課題に取り組んでいく考えだ。
≫(朝日新聞デジタル:南彰)
≪民進と希望合流協議、枝野氏「数合わせ」 大塚氏は反発
立憲民主党の枝野幸男代表は31日、名古屋市内で街頭演説し、「私たちは永田町の数合わせのような権力ゲームに巻き込まれない」と訴えた。民進党と希望の党が近く、合併協議に入る見通しになったことを念頭に置いた発言とみられる。
一方、民進の大塚耕平代表はこの日、静岡県内で記者団に「数合わせではない。新たな固まりをつくろうということだ」と反論。枝野氏が、自らの地元である名古屋で合併協議を「永田町の数合わせ」と指摘したことに、我慢がならなかったようだ。
民進と希望の合流をめぐっては、民進内で「立憲との距離が広がる」(閣僚経験者)との懸念も出ている。民進の大塚氏は週明けにも、希望、立憲両党に党首会談の開催を呼びかける方針だが、枝野氏とのさや当ては、旧民進勢力の再結集がかなり困難な様子をうかがわせる。(斉藤太郎)
≫(朝日新聞デジタル)
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