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2018年03月05日 「ジャーナリスト同盟」通信
<日本民族の残虐性>
最近、北京で耳の痛い話を聞かされた。日本民族の残虐性である。安倍・自公内閣の長い間の中国敵視政策が続いてきたことの反映かもしれないが、指摘を受けると、正にその通りだろう。例の南京大虐殺やハルビンの731部隊の生体実験に限らない。レイプした女性を刺し殺したり、爆死させるという残虐な行為は、大陸を歩くと、史実としてごろごろ転がっている。僕は戦争神社・靖国や忠君愛国の教育勅語によって、日本人の精神はとことん狂わされた結果とみているが、したがって皇軍が半島や大陸などの女性を、従軍慰安婦として「戦略物資」として人間扱いしなかったことも理解できる。明治とケダモノ文化は、いまのレイプ文化へと引き継がれている。やくざを容認する社会が戦後70年も継続しているのに、今のところ、どの政党もこれに取り組む姿勢をみせていない。女性が安心して暮らせない日本である。
<威張る福沢諭吉の日本人>
火薬や羅針盤、活字印刷などいち早く発明した中国の歴史的成果は、ほどなくして日本に伝えられた。それによる日本支配というオマケはなかった。今の日米関係と比べると、実におおらかな漢民族の文化であるが、何よりも最大の功績は漢字文化の伝来である。
半島では、ハングル文字に切り替えるという過ち?を犯したが、日本の漢字文化は、欧米のローマ字が入っても、漢字がないと生活が出来ないほど定着している。
それでいて、日本人はアジアの諸国民に対して「威張る」という民族性がある、という指摘も、その通りである。
学術的には、啓蒙思想家としての福沢諭吉の負の遺産は、アジア蔑視がよく知られていて、今では大陸の学者もしっかりと認識している。しかし、つい最近までは、中国の研究者の中には、福沢を日本近代化の啓蒙家という高い評価をしていた。
明治のケダモノ文化は、多分に福沢の貢献による。問題は、戦後も日本に生き続けていることにある。1万円札は福沢である。「威張る日本」の象徴なのだが、僕自身も20数年前までは、全く気付かなかった。多くの日本人も、福沢を評価しているはずだが、それは明治の教育が現在も存続しているためだ。
日本の首相と政府は、現在も、この路線の上を走って恥じない。国際社会で軽蔑されている日本と日本人を、大半の日本人は理解していない。
<小義で大義なしの日本人>
「日本もすべてが悪ではない。いいこともするが、それは小義で止まってしまう。大義がない」という指摘も頷けるだろう。
これについては「一つだけある」と反論したい。1972年の日中国交正常化のさい、中国政府が空前絶後の戦争責任賠償を要求したら、日本のその後は大きく変わった。しかし、中国は賠償を放棄してくれた。
この恩義を当時、これを実質推進してきた外相の大平正芳は、1979年12月、首相として訪中すると、そこでODA(政府開発援助)の実施を約束した。これが起爆剤となって、90年代からの中国の経済成長が実現したものである。
これだけは、日本人として誇れるものだ。
中国が貧しかったころ、中国人に手を差し伸べた日本人は少なくない。僕も出来ることはなんでもした。当時の自民党政治家は協力してくれた。今の安倍・自民党と違った。
反中国的な政府の行動に対して、宇都宮・日中友好協会会長は直ちに反撃したが、これらはいわば小義に属する。
<漢民族は外部にソフト、内部闘争に熱心>
「内部闘争大好き」というと、韓国のことを指したが、この点では大陸も似ているという。確かに漢民族が、周辺国に打って出るということは、ほとんどない。外国に基地を保有して、派兵することもない。「外部にはソフト」というが、確かにそうである。
日本政府は元寇の役を「日本史」で教えているが、フビライの元・モンゴル帝国であって、漢民族も彼らに侵略されていたものだ。
<秀吉の半島侵略・韓国併合・日清戦争・日中戦争>
秀吉の半島侵略は、半島の歴史家に聞かないとよくわからない。詳しい事情を日本人は知らない。いいことでないから、あまり触れたくないのだろう。
日韓併合や日清戦争に福沢が言論戦で、大活躍していたことは、20年ほど前に専門家の本を読んで知ったばかりの日本人ジャーナリストだから、これまた詳しくない。
日中戦争は、南京や盧溝橋その他の歴史記念館を次々と見学する機会を手にしたことで、大分理解したつもりである。無事に生き残って戦後を生き抜いた日本兵が、夜間うなされていたという様子を理解できる。
「村の井戸に幼い子供を投げ込んだ様子を忘れられない」と述懐した元日本兵もいた。日本人の残虐性は、国家神道・教育勅語・大日本帝国憲法による思想統制と関係があるため、政教分離の憲法20条が存在する、戦争放棄の9条が誕生したものだ。
このことさえ無視する安倍・自公内閣に、中国の日本研究者の指摘が、いまこうして流布する理由なのだ。安倍の貢献は、韓国の慰安婦問題に限らない。
<あらゆる文化を日本に伝授した中国>
日本の歴史は、中国大陸と半島の農耕文化をそっくり伝授されて、存在してきたもので、ここは右翼も文句を言えない。
中国文明は、世界に発信されたが、特に日本にそのほとんどが伝わってきている。教育もそうで、宇都宮徳馬は「日本の先生」と適切に評していた。「先生が困っていれば、それを助けるのが生徒の役目」と、まだ貧しいころの中国支援を当たり前にしていた。
<阿倍仲麻呂を大事にした唐>
昔の日中関係人脈というと、唐の時代に留学した阿倍仲麻呂のことが真っ先に浮かぶ。「彼が帰国する時には、盛大な送別会をした。海が荒れて難破したことを知った有名な詩人は、涙を流しながら阿部の死を詩に書いた。実際は、運よく助かって阿部が再び長安に戻ると、彼を官僚として重用した。これが漢民族で、外国人を貶めたりはしなかった」と。確かであろう。
昔の中国人は、寛容の人が多かった。
<中国人の弱点は?>
中国人は、特に改革開放政策で扉を世界に開けると、民族性に課題が生まれてきた。それは短期のホテル滞在者にはわからない。恵まれた住生活の特派員も、全くわからないことだが、それは衛生観念の低さである。
僕は79年12月に初めて大陸の大地に立った。大平訪中に同行して初めての中国を目撃したのだが、当時を顧みて中国人の不潔さを指摘できない。むしろ、清潔な街並みが強く印象に残っている。
いま僕が住んでいるマンションには、大型犬などやたらと犬が飼われている。犬が団地内の芝生を闊歩、そこら中に排泄物をまき散らしている。住人がいい加減すぎるのだが、管理会社の清掃人もいい加減に対応してるため、犬の糞が芝生のいたるところに散乱している。
1棟に二つしかないエレベーターが、犬の小便などで汚れている。拭いても汚いので、床を見ないようにしている。マンション入り口のコンクリートが、これまたひどく汚れている。特別な圧力掃除機を使わないと、汚れは落ちないだろうが、それをする管理会社では全くない。ここには管理組合もないのだから、文句ひとつ言えない。若い住人が多いが、彼ら彼女らは不衛生を何とも思っていない。この不衛生を容認する中国人が、今の最大の弱点ではないか。
2018年3月5日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)
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