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正直、カーリングLS北見に対するマスメディアの報道ぶりは異様だ。ニュース番組が狂喜乱舞している様は何なのだろう。右翼系の新聞テレビばかりではなく、こぞって、この銅メダルのLS北見に熱狂している。宿敵である韓国に惜敗して、金メダル、銀メダルを逃したことはなかったことにして(笑)。美人のお姉さんがいるからと云う解説もあるが、到底それだけとは言えまい。
韓国で相当美人の評判をとった女性が入っていることは承知しているが、それにしても、モテモテだ。テレビ界などでは、まだ10万程度の出演料で、バラエティー番組に使えそうだし、後々も視聴率が稼げる点、魅力的だとも言われている。グループなので、AKBや乃木坂的な芸能手法が当て嵌められている、美味しい素材なのかもしれない。しかし、安倍政権の思考といえる国家主義におけるチームプレイという概念と一脈通じている面もあり、何らかの意図を感じさせる。一種の忖度と、偶然だろうが利益は合致している。
それが何なのか考えてみると、団体におけるチームワークの力を国民に知らせる意味合いが強いものと考えられる、当然リーダーの決定に従ってという精神は共通する。この教訓、或いは教育的刷り込みは、最近の安倍自民の道徳教育と酷く合致していることで、美人姉さんの笑顔で、とても和らぐのだが、道徳教育と相乗的効果があるので、各報道機関が、その動向に焦点を当てることは団体を意識している安倍政権の意図に、団体とチームワークこそ、力の源泉だ、と云うイメージを刷り込むのに貢献している。国家主義思想と団体戦のチームワークというイメージは相性抜群である。
個人的には、個人の力で、オリンピックの頂点を極めたメダリストに焦点が当たるのが自然のように思えるのだが、渡部暁斗、平野歩夢、高梨沙羅、小平、高木姉妹など個人種目への報道は自制的だ。金銀メダリストより、銅メダリストが報道価値があると各報道機関が、考える中に、団体行動、個よりも団体の考えを大切に、と云った思想的刷り込み意図があるのかもしれない。つまり、個よりも集団という、何とも不快な方向に価値観を持って行こうとする意識が、“忖度的報道”の臭いが プンプンとする。
本来であれば、アイスホッケー、スキージャンプ団体での金メダルなども格好の国家主義教育に合致する素材なのだが、残念ながら問題外だったので、団体の精神をアピールするにはキッカケがない。その点カーリング女子は団体であり、最低でもメダルに到達したし、しかも可愛い女子がいるので、格好の映像になるし、安倍官邸が望んでいる団体とチームワークの精神がプロパガンダへの忖度(ゴマすり)にも有効だったろう。
また、権力と親和的雰囲気があった点も見逃せない。北見、つまり、北海道は自民党にとって弱点の選挙区である。案外、LS北見からリーダーの本橋さんが、参議院選立候補なんてことになったら、今日の、筆者のコラムの政治的臭いと云うコラムに信ぴょう性を与えてくれるのだが、結果は来年に分るだろう。
要するに、IWJに出演中に、前川前事務次官が言っていたように、現在使用されている道徳教科書には、個人の自由や、個人の個別の権利といった類の方向性は見られず、団体、目上の人に従う、所属する団体にチームワークが大切等々の流れがあり、所属する企業に忠義を尽くし、結果的に、日本国に忠義を尽くし、その上に「天皇」が存在する。日本という国は所属する団体であり。その団体で一糸乱れぬチームワークに参加して、団体に尽くすことが良いことだ。そのような教育になっている。
ここで、非常に面白くカルト的になるのは、アジア全体の一員としてとか、世界の平和のためとか、人類が将来的に生きていくためにはとか、そういう、世界規模の「普遍的価値観」を教える気はさらさらないらしい。どこまでいっても、日本と云う国の繁栄に関するマニュアル書になっている。世界の中の一国である我が国という概念が抜け落ちている。天照大神、天孫降臨以来、或いはそれ以前から、日本人は固有の民族として、日本領土に住んでいた風味の神話の世界、或いは有史以来のようなカルト教的生物人類学的である。参るよね、こういう政権なんだから……、だいぶがたついてはいるが、現憲法下の民主主義も立憲主義も眼中にないのだから……。
≪ 吉田知、地元で「正直この町、何にもないよね」
LS北見の選手5人は27日夜、北海道大空町の女満別空港に到着、約500人のファンが「お帰り」などのねぎらいの言葉と拍手で出迎えた。 空港で行われたセレモニーで、選手は時折、涙を浮かべながら応援への感謝を述べた。
吉田夕梨花選手(24)は「つらい戦いもあったが、たくさんの人の応援に支えられた。もっと強くなって北見市を盛り上げたい」と涙ぐみながら話し、鈴木夕湖選手(26)は「こんなにたくさんの人に出迎えてもらえ、疲れがぶっ飛ぶぐらいうれしいです」と喜んだ。
吉田知那美選手(26)は「(本橋)麻里ちゃんがゼロからつくったこのチームで、家族や友人に支えられメダルをとることができた」と涙目で語り、藤沢五月選手も「自分のためだけにカーリングをやっていたが、同じ思いを持つ5人が集まりメダルをとることができた。たくさんの人の思いがこもった五輪でした」と声を詰まらせた。
主将の本橋麻里選手(31)は笑顔で銅メダル獲得を報告し、「うれしい気持ちと悔しい気持ちがありますが、これからは北見市がカーリングだけではなくスポーツのまちと呼ばれるように頑張りたい」と話した。
5人はその後、練習拠点である北見市常呂町のアドヴィックス常呂カーリングホールに移動し、会場いっぱいに詰めかけた家族や知人ら約220人に祝福され、ホッとした表情を見せた。
吉田知那美選手は「正直この町、何にもないよね」と会場を笑わせた後、「(私も)この町にいても絶対夢はかなわないと思っていた。だけど、今はこの町にいなかったら夢はかなわなかったな、と思う」と涙声に。会場に集まった大勢の子どもたちを見つめながら、「たくさん夢はあると思うけど、大切な仲間や家族がいれば、夢はかなう。場所なんて関係ない」と力強く語り、場内から大きな拍手が送られた。
≫(読売新聞)
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