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羽鳥モーニングショーで玉川氏が裁量労働制法案の本質を突く!
かっちの言い分
http://31634308.at.webry.info/201802/article_27.html
冬季オリンピックの解散式が終わり、選手も自分の故郷に帰える映像がテレビに映し出された。それまで、連日、テレビは、オリンピック報道一色で、その間、国会で議論されていた裁量労働制の出鱈目な資料の話も、ほとんど報道されることは無かった。
唯一、朝日テレビ系が、取り上げる程度であった。NHKも取り上げても、野党の質問映像はわずかで、ほとんど首相が官僚の作成した都合の良い答弁を読み上げている場面を流した。これでは、完全に印象操作と言っていいだろう。映像を見た国民は、首相の言い分だけで、出鱈目なデータの事実も全く伝わらないだろう。ゴールデンタイムのニュース9時も、政治ニュースは政府の広報放送に成り下がっている。
それに対して、報道ステーションは一応、野党の厳しい質問の映像も出し、それに対して大臣、首相が逃げ回っている答弁をきちんと映している。報道ステーションでの労働裁量制の世論調査では、裁量労働制を拡大する法案の今国会成立に反対59%、賛成21であった。法案をこのまま提出してよいと「思わない」が65%、「思う」が15%という数字を出した。ねつ造された調査データを基にした裁量労働の適用には反対と、国民は思っている。
今日、同じ朝日テレビの羽鳥モーニングショーで、裁量労働制の国会議論について詳しく解説した。この解説者に安倍首相の寿司友達、政府広報官でもある田崎史郎氏が出てきた。羽鳥氏が、野党の指摘するデータの杜撰を指摘すると、田崎氏は政府が不利にならないように必ずフォローする。調査したデータがあまりに不備があることに、田崎氏は何を言うかと思えば、厚生省の役人のレベルが低いからこのようなことになったというような言い方をした。
これに対して、玉川コメンテイターは、社保庁の話ではないのだから、枯れても本省の優秀な役人が、そんな単純な誤りはしないはずだと反論した。むしろ、厚生省の役人も、安倍首相が求めている労働裁量制の法案には反対していて、それを潰すために、文科省のように敢えて不備な資料を作り出したのではないかと述べた。確かに今回のデータのまとめ方はあまりに杜撰で、有能な役人が真面目に、真摯にまとめたレベルのものでないので、玉川氏の推論はあながち否定は出来ない。
玉川氏が言うには、今回の働き方改革の法案には2つの法案が入っていて、裁量労働制のもう一つの側に、長時間残業禁止の法案が抱き合わせになっている。これは、何ら反対するものではないものだと述べた。
しかし、これは経営者側にとっては、長時間残業を規制され、時間の掛かる仕事は新たな労働者を雇わなければならなく、コストアップに繋がり、これだけの法案は飲まない。したがって、経営側は上記労働時間短縮のデメリットを補うため、残業に制限がなく、お金が掛からない裁量労働制と抱き合わせで何としても通すように政府に求めていると分析した。これは非常に的を得た分析である。だから、政府は経済界に約束した法案を何としても通すつもりだということだ。
今日の夜の報道では、野党が求めているデータの再調査も行なわず、明日(28日)に衆議院での法案通過をさせると述べた。安倍首相のいつものパターンであり、数の横暴である。この裁量労働制は、今回は営業職にまで拡大させると言われている。営業職まで拡大されると、明らかに過労死は増えるだろう。ノルマを課せられ、裁量の名の下に過労死で死んでも、病気になっても、自分の裁量で働いたことになる。自己管理も出来ないダメ人間だから、そういうことになったと言われるだろう。
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