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文科省が検査を奨励 安倍政権で復活しつつある色覚差別 二極化・格差社会の真相
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/224065
2018年2月27日 斎藤貴男 ジャーナリスト 日刊ゲンダイ 文字起こし
写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ
色覚差別が復活しつつある。健康診断で「石原式検査表」による色覚検査を実施する小・中学校が、近年、一気に広がった。
色のモザイクに隠された数字や形を読み取らせる、アレだ。軍医でもあった東京帝大の石原忍教授が大正年間に開発し、まず陸軍、次に学校に導入されて、戦後も2003年まで継続された。
中止の理由はズバリ「差別」。アレで“色盲”“色弱”と見なされた人は進学や就職が制限された時代があまりに長い。彼らは理工系や教育系の高校・大学、多くの企業や官庁に忌避された。
大部分には合理的な根拠などカケラもない。単なる偏見や慣例でしかなかった。21世紀に入り、ようやく関連法規が整備されて、学校定期健診や雇入時健診の必須ではなくなった。ところが――。
文科省が14年に色覚検査を奨励する通知を発したことで状況は一変した。現在では全国で半数を超える学校が再開に踏み切っているようだ。
自分の色覚に自覚がないと進学や就職で不利益を被ると、彼らは口を揃える。同調するテレビ番組も急増。日本眼科医会に至っては、現在はもちろん、過去でさえ制限されていなかった職種まで列挙して、「困難を生じやすい」「難しい」と決めつけたポスターを全国の病院や学校に配布している。
「日本色覚差別撤廃の会」の荒伸直会長(63)は語る。
「職業適性を色覚特性で測ること自体がおかしい。まずバリアフリー化を急ぐのが政府の仕事。それでも色覚が問題になる職種があれば、それを特定し、検査が必要な人には事前に知らせれば済む話でしょう」
実は私も“色弱”だ。それで子どもの頃は劣等感にさいなまれ続けたし、就活当時は出版社や放送局の入社試験も受けられなかった。プロポーズの言葉も、「俺、色弱だけど、それでもいい?」だったと、最近、妻に言われた。
石原式は戦前から国際的に高く評価され、ために1940年代の近衛新体制時代に“日本の誇り”としてマスコミがもてはやした経緯がある。なるほど目下のクソ時代に蘇るわけだわという理屈になるのだが、何のことはない、石原式はシビア過ぎてデメリットの方が大きいので、諸外国の学校健診では採用されなかったというオソマツ。
学校と企業の行動は連動するのが常である。「東京労働局の話を聞くと、就職差別も再び広がってきたらしい」と荒氏は言った。ああ、やっぱりアベ式“日本スゴイ”のマスターベーションのにおいがする。この国はどこまで落ちれば気が済むのか。
安倍政権で復活しつつある色覚差別|日刊ゲンダイDIGITAL https://t.co/Xi9bzAYGaK @tim1134
— 桃丸 (@eos1v) 2018年2月27日
安倍政権で復活しつつある色覚差別
— KK (@Trapelus) 2018年2月27日
自分の色覚に自覚がないと進学や就職で不利益を被ると、彼らは口を揃える。同調するテレビ番組も急増。日本眼科医会に至っては、現在はもちろん、過去でさえ制限されていなかった職種まで列挙して...
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