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選挙制度の常識 議員は“人間”の代表で“畑”の代表ではない ここがおかしい 小林節が斬る!
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/223600
2018年2月20日 小林節 慶応大名誉教授 日刊ゲンダイ 文字起こし
慶応義塾大学名誉教授・小林節氏(C)日刊ゲンダイ
憲法14条は「法の下の平等」を定め、人は不合理な理由では差別されない……という世界の常識を明記している。これを選挙制度について言えば、私たちは、どこに住もうが自由な社会に暮らしているが、その結果として、たまたま住んでいる場所により選挙の際に一票の価値において差別されないことを保障されている。「一人一票の原則」である。要するに、議員は「人間」の代表であって「林や畑」の代表ではない。
議員たちは、多数決の力で、法律と予算を制定し、限られた公的資源を利害が対立する国民の間に配分していく。だから、投票価値の不平等は、即、権力行使の不平等を招くので、当然、忌避されている。
ところが、自民党は、その改憲草案で、選挙区を設ける時は、「人口を基本とし、行政区画……等を総合的に勘案して選挙区及び各選挙区から選挙すべき議員の数を定める」と提案する……と決めた。要するに、今後は、選挙制度を決定する際に「一人一票の原則」は絶対ではなくなる……ということである。
どんなに不平等な選挙制度であっても、現実にその制度の下で当選した現職の議員にとって、それは最も居心地の良いものである。今回の提案は、現職の議員たちが投票価値の平等を守るために今の選挙制度を変えなくても構わない……というものである。
ところで、本質的に「州」という名の「国家」の連合体である米国において、各州が人口に関係なく上院に等しく2議席を有する制度には歴史的正当性がある。しかし、わが国の参議院にそのような制度を当てはめることには無理がある。都道府県は、明治維新の際に300余あった藩を便宜的に47にまとめただけの区画で、それぞれが独立主権国家であったことは、沖縄は別として、ない。
衆議院と参議院が共に類似の人口代表院であることの不合理(時間と国費の無駄)が指摘されて久しい。だから、この際に二院制の意味を考え直すことには意義があるだろう。例えば、憲法上、参議院を「地方代表院」と規定し、都道府県議会の正副議長が兼務し、立法と予算については諮問的権限しか与えない……など、選択肢はいろいろあるはずだ。
ここがおかしい 小林節が斬る!
— 桃丸 (@eos1v) 2018年2月20日
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【小林節が斬る!】ここがおかしい
— KK (@Trapelus) 2018年2月20日
自民改憲案 議員は「人間」の代表で「林や畑」の代表ではない
議員たちは、多数決の力で、法律と予算を制定し、限られた公的資源を利害が対立する国民の間に配分していく。だから、投票価値の不平等は、即、権力行使の不平等を招くので、当然...
(日刊ゲンダイ) pic.twitter.com/6aOnBx7FvQ
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