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「裁量労働データ、何が問題=首相答弁撤回、働き方法案に火種
2/18(日) 7:30配信
今国会の目玉で、政府が提出する予定の「働き方改革」関連法案をめぐり、安倍晋三首相が裁量労働制に関する国会答弁を撤回した。何が問題で、今後の審議にどう影響するのか。
―そもそも裁量労働制って何
働いた時間に応じた一般の賃金制度と違って、一定の時間働いたと見なして賃金を固定する制度だよ。労働時間と成果が一致しにくい一部の業種に限り、柔軟に働けるように導入された。政府は働き方改革法案で対象業種を増やす予定だけど、野党は賃金が変わらず実際の労働時間が伸びるだけの「定額働かせ放題」になると批判していて、法案のこの部分を削除するよう求めているんだ。
―首相が撤回した答弁はどういうものだったの?
1月の衆院予算委員会で「厚生労働省の調査によれば、裁量労働制で働く方の労働時間の長さは、平均的な方で比べれば一般労働者よりも短いというデータもある」と説明したんだ。裁量制が長時間労働とイコールではないと訴えたかったんだね。首相が紹介したのは厚労省の2013年度の調査で、15年7月に塩崎恭久厚労相(当時)も同様の答弁をしている。
―どうして撤回したの?
この調査によると、1日の労働時間は裁量制が9時間16分、一般が9時間37分なんだけど、裁量制は働いた時間全てを調べたのに対し、一般の方は残業時間だけを調べて、法定労働時間8時間に上乗せしたものを「一般の労働時間」とみなしたんだ。野党は日によっては実際に8時間働いていないケースもあるはずで、調査は正確でないと指摘している。
野党は、そもそも元のデータがおかしいのではないかとも言っている。調査では、1万超の事業所に対し、裁量制、一般の各形態で働く人の中からそれぞれ「平均的な人」の残業時間はどれくらいかを尋ねたんだけど、結果は一般の残業時間が1日平均だと1時間37分なのに、1週間平均では2時間47分となっているんだ。週5日程度の勤務を課している事業所が多いはずだから、計算が合わないよね。他にも、平均的な人の残業が1日15時間超と回答した事業所もあった。1日に23時間を超えて働く人が平均的って、いったいどういう業態なのって思うよね。
―データは間違っていたの?
厚労省は元データを再確認して、19日に国会で報告する予定なんだ。報告内容にもよるけど、野党は攻勢を強める構えだね。誤ったデータが議論の前提になっていたとして、裁量制の業種拡大を断念するよう要求を強めることになる。
首相は「データを基礎として法案づくりをしたわけではない」と話していて、内容の変更は考えていない。政府が当初方針通りの法案を提出すれば、与野党が激しく対立するのは間違いないね。」
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180218-00000014-jij-pol
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