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「森友学園疑惑」の「呪縛」再び 逃げ切れないぞ! 佐川国税庁長官 首相答弁のフェイク度を徹底検証
https://mainichi.jp/sunday/articles/20180212/org/00m/010/001000d
http://blog.goo.ne.jp/nrn54484/e/f7626ca50006482a1dfe1509d65acde1
2018年2月13日 サンデー毎日
佐川宣寿氏
「嘘八百」。偽物の茶器を巡ってドタバタが展開されるこの映画を安倍晋三首相が最近、鑑賞したという。古美術にフェイクは付きものだが、国政の場では厳に慎まなければならない。だが、森友学園疑惑を巡る国会論戦は、ウソやごまかしにまみれているのである。
「籠池さん、これは真っ赤なウソ、ウソ八百じゃありませんか」
映画鑑賞翌日の2月5日、安倍首相は衆院予算委員会で、前森友学園理事長の籠池泰典被告(詐欺罪で起訴)について、こう言い放った。森友学園疑惑を追及された場面での、首相答弁を構成する要素は、大要次の五つに分類される。
(1)籠池被告の発言の変遷や些末(さまつ)な事実誤認をあげつらって「籠池はウソつきだ」と言外ににおわせる(2)「籠池発言を事実として政権を批判した」と野党への逆恨み(3)『朝日新聞』を中心にした報道批判(4)聞かれたことをはぐらかしながら(1)〜(3)を繰り返す時間稼ぎ(5)ヤジに過剰に反応――の五つだ。
5日の衆院予算委から、首相答弁を抜き出す。
「安倍晋三記念小学校、こう籠池さんが申請した。これを朝日新聞が事実のごとく報道しましたね。籠池さんが考えた名前だから当然そうだと思ったら、実は開成小学校だったんですよ」
「民進党の福島さんがそこに座って『これ、安倍晋三記念小学校と申請されましたよね(中略)そこで忖度(そんたく)が生まれたんですよ。それを認めなさい』と私を追及したんですよ」
何のことやら、さっぱり分からない方も多いだろう。話は昨年5月にさかのぼる。財務省はこの時期、森友学園が2013年に提出した国有地取得の要望書類を開示。そこに含まれていた小学校の設置趣意書は、概要はおろか校名までもが黒塗りにされていた。
「福島さん」とは、福島伸享(のぶゆき)前衆院議員。昨年5月8日の衆院予算委で、「安倍晋三記念小学校だったのではないか」と黒塗り部分について、追及した。当時の同省理財局長、佐川宣寿(のぶひさ)・国税庁長官は「タイトルも含めて学校の経営方針なので、不開示情報とした」と答弁している。
福島氏は昨年10月の衆院選で落選。選挙が終わった11月になって同省は、黒塗りを外した趣意書を開示したが、校名部分は「開成小学校」となっていた。
同時に政権側は、この一件についての『朝日新聞』の報道姿勢に対し、反撃を開始。次世代の党から自民党に移った和田政宗参院議員が、フェイスブックで朝日批判を書き込むと、安倍首相がそれをシェアし、“政権寄り”で鳴らす『産経新聞』がそのことをニュースとして報じた。
安倍首相に名指しされた福島氏が反論する。
「質問の前日、事前説明に来た財務省の担当者から『黒塗り部分の長さから安倍晋三記念小学校ではない別の校名』と聞いていました。だから、断定はせず『その名前だったからこそ、さまざまな忖度がなされ、特例措置が講じられることになったんじゃないですか』と質問しています」
選挙終った途端に反撃の姑息
そもそも、福島氏の質問の趣旨は、国有地の交渉にあたる近畿財務局が早い段階から、学園が安倍首相と何らかの関係があると認識していたのでは、という指摘だ。福島氏が続ける。
「籠池さんは当初、大阪府に『安倍晋三記念小学校』の校名で設立を打診し、変更を求められています。この話は昨春、府の担当課長から民進党の調査チームが確認しました。近畿財務局も、同様の打診があって認識していたはずで、それを隠すために校名を黒塗りしたのです。総理にとってはよほど触れられたくない話なのでしょう。私という敵がいなくなった途端、産経と歩調を合わせて反撃してきたわけです」
ちなみに、福島氏の質疑を伝える『朝日』(昨年5月9日付)の書きぶりはどうかというと、見出しに「安倍晋三記念小学校」という文字はなく、記事本文でも断定は避けている。その上で、まだ逮捕されていなかった籠池氏の証言として、「安倍晋三記念小学校と表記した」と伝えた。
財務省がかたくなに情報開示しなかった当時の状況を考えると、妥当な取材・記事構成と言えるだろう。
政策コンサルタントの室伏謙一氏は「不都合なことを聞かれると逆上し、まともに質問に答えない。歴代の首相の中でも特異です」と指摘する。
「校名の問題は、開示対象となった文書で『開成』となっていたという話にすぎません。対象外の内部的な文書でどうなのかは証明しきれておらず、それで疑惑が晴れたわけではない。特定報道機関への執拗(しつよう)な批判は、萎縮を招く恐れがあるし、品位にも欠けます」
前出の首相答弁は、立憲民主党の逢坂誠二衆院議員の質問に対するもの。首相の妻昭恵氏が最近、訪問先で「『私が真実を知りたいって本当に思います。何にも関わっていないんです』というふうに語ったと報じられているが、どう思うか」という質問だが、それには直接答えていない。
37分の質問時間中、この答弁に費やされたのは4分超。そればかりか、最後にこう言ってのけた。
「証人喚問まで皆さんが要求をしておられますから、私も少し丁寧に答弁をさせていただいたところでございます」
民進党の杉尾秀哉参院議員は、こう憤慨する。
「都合のいいことだけを長々としゃべって『丁寧な説明』とは驚きます。国民が求めているのは、ことの真相に迫る納得できる説明です。おまけに、最高権力者でありながら、国会で籠池被告をウソつき呼ばわり。推定無罪の原則を無視しています。総理としてというよりも、人間として問題でしょう」
野党が繰り返し、佐川氏と昭恵氏の国会招致を要求しているが、与党側はかたくなにこれを拒否。ただ、公明党の井上義久幹事長は2月2日、「現職の理財局長が答え、それを超えるようなことがあれば現場で協議していく」と述べた。
政府関係者が解説する。
「佐川氏招致という選択肢も捨ててはいないということです。国会中継やニュースで連日、総理が気色(けしき)ばんだり、しどろもどろになったりしている場面を流されると、やはり政権にとってはマイナスですから」
佐川氏罷免を求める署名集めを進めた市民グループの呼びかけ人で東京大名誉教授の醍醐聰氏は、財務省による情報隠し疑惑を厳しく指弾する。
「会計検査院の検査報告直前に、新資料が見つかったなどというのは茶番もいいところで、故意による情報隠しである可能性が高い。その財務省を代表して不真面目な、人をなめたような答弁を続けた佐川氏が責任を問われるのは当然です」
世論調査では7割がこの問題について納得していない。「そのうち忘れる」は到底通用しない悪手なのだ。
(本誌・花牟礼紀仁/河野嘉誠)
(サンデー毎日2月25日号から)
「これはウソ八百じゃありませんか」。安倍首相の答弁を構成する要素は(1)籠池被告の発言の変遷をあげつらって「ウソつきだ」とにおわせる(2)聞かれたことをはぐらかしながら時間稼ぎする−−など、五つに分類されると言います。https://t.co/VxxWjRO3wo
— 毎日新聞 (@mainichi) 2018年2月13日
政治:「森友学園疑惑」の「呪縛」再び 逃げ切れないぞ! 佐川国税庁長官 首相答弁のフェイク度を徹底検証
— ジェイ (@BucchoJ) 2018年2月13日
サンデー毎日も毎日新聞も腹座っとる!
応援しますhttps://t.co/UhKmfoGV5g
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— 日下部信雄 (@KusakabeNobuo) 2018年2月13日
相変わらず安倍首相は、都合の悪い事を聞かれると逆上し、まともな答弁をしない」と政策コンサルタントの室伏謙一氏が指摘する。安倍語答弁の酷さ。
>政策コンサルタントの室伏謙一氏は「不都合なことを聞かれると逆上し、まともに質問に答えない。歴代の首相の中でも特異です」と指摘する。
— 円転 (@enten2016) 2018年2月13日
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www毎日がアベのウソを徹底検証。いいぞ! 忖度無用もっとやれ!
— 陣内和宏 (@JinKazLT) 2018年2月13日
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法廷内外で、難癖を付けて話の成り行きをうやむやにしようとする人の話法とそっくりである。 / “政治:「森友学園疑惑」の「呪縛」再び 逃げ切れないぞ! 佐川国税庁長官 首相答弁のフェイク度を徹底検証 - 毎日新聞” https://t.co/H6w98vZTzn
— 渡辺輝人 (@nabeteru1Q78) 2018年2月13日
どれも質問の回答になってないんだよな。「森友学園疑惑を追及された場面での、首相答弁を構成する要素は、大要次の五つに分類される。」"政治:「森友学園疑惑」の「呪縛」再び 逃げ切れないぞ! 佐川国税庁長官 首相答弁のフェイク度を徹底検証 https://t.co/Y4E2YySWsB
— 薬作り職人 (@drug_discovery) 2018年2月13日
「不都合なことを聞かれると逆上し、まともに質問に答えない。歴代の首相の中でも特異です」
— しら玉 (@4ratama_an3tsu) 2018年2月13日
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いいぞもっとやってしまえ。
— フィオ( 'ω') (@b10_nefion) 2018年2月13日
答弁の一つ一つを丁寧に引用、分析して差し上げて。それが報道機関の行政監視の役目でもあると思うから。
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政治:「森友学園疑惑」の「呪縛」再び 逃げ切れないぞ! 佐川国税庁長官 首相答弁のフェイク度を徹底検証 - 毎日新聞 https://t.co/OYkussZED4 今までの主張との辻褄が合わなくなると強弁で開き直るいつものパターン。この問題では支持層は離れないと踏んでるんだろうな。
— Toβ (@TBT_99) 2018年2月13日
サンデー毎日2/13「「森友学園疑惑」の「呪縛」再び 逃げ切れないぞ! 佐川国税庁長官 首相答弁のフェイク度を徹底検証」
— Mr.T (@yaorai) 2018年2月13日
「首相」って書かないと、そこらへんによくいる自己保身の固まりのオッサンでしかないという…😥
「総理としてというよりも、人間として問題でしょう」
— 橋詰 健 (@zmk25) 2018年2月13日
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「森友学園疑惑」の「呪縛」再び 逃げ切れないぞ!佐川国税庁長官
— 花牟礼 紀仁 (@some_haru) 2018年2月12日
首相答弁を分解すると……。分かっていたことですが、「丁寧な答弁」という概念が異次元ですね。#サンデー毎日 2・25号 13日発売 pic.twitter.com/wsikZSsZGK
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