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2018年02月09日 「ジャーナリスト同盟」通信
<安倍再選はない!>
あえて決めつける必要はないだろう。安倍・日本会議の極右政権の再選はあり得ない。その火の手が旧竹下派から挙がった。5年の安倍暴政で、日本社会は財閥を除いた99%は、疲弊し、貧困化へと突き進んでいる。絶望のあまり自殺する市民も少なくない。「絶望の社会」で官尊民卑だけは健在だ。長期政権の膿に耐え切れず、とうとう経世会の一角が反安倍ののろしを上げた。派閥の体裁を欠いてしまっている清和会に、安倍を死守する力はない。
<死に体・日米政府のポスト安倍政局>
「東京のナチス政権」と酷評されている安倍・自公内閣を支えるワシントンの政界も、大荒れ状態だ。民主党リベラルは当然のことながら、安倍・日本会議に反発する議会人は少なくない。出来ることなら、東京には国際社会でも信頼のおけるリベラルな政府を望んでいる。
政治スキャンダルをいくつも抱えて、国民の信頼を失った安倍・自公内閣は、かろうじて右翼の新聞テレビが必死で支えている、ただそれだけのことである。ずばり死に体政権なのだ。
安倍晋三の健康も、既に限界を迎えて、覇気もない。昔じいさんの岸信介に教えられた「改憲経」を口ずさむだけで、だれも本気になって議論する自民党議員もいない。
<傷だらけの心臓と不動産屋大統領>
日本の財政は破綻している。それでもトランプに「武器を買って」と脅しをかけられると、二つ返事でOKする心臓である。安倍の後ろ盾は、不動産屋の素人大統領しかいないせいなのだ。年金生活者も若者も、前途に希望を失っていることなど、おかまいなしの心臓である。
トランプもまた、傷だらけの鷲で、いつ墜落するのかと懸念がもたれている。議会の弾劾に怯えるありさまである。今世紀最悪の大統領に、官僚たちも落ち着いて仕事が出来ないというのも、実に珍しいワシントンである。
日本の政局は、こうした背景・バックグラウンドのもとで、始動したものである。日米政府ともレイムダック状態なのだ。
<竹下亘派へ衣替え・戦う経世会>
経世会は、竹下登から橋本龍太郎ー小渕恵三を経由して、現在の額賀福志郎へと継承されてきた。次は竹下の義弟に当たる亘になる。元NHK記者であるが、戦争経験のある登ほどはリベラルといえない。
自民党総務会長になる前の国対委員長では、安倍事件の蓋かけに専念、その論功で党三役を射止めた。「戦う経世会」の主役になれるのかどうか。地元の「出雲大社」が、竹下行動を邪魔するのかどうか。
<青木幹雄の汚名挽回策?>
今回の騒動の発端は、安倍晋三の再選に何ら手をこまねいて、権力を奪おうとする力量のない額賀と、その中で一人甘い汁を吸う茂木への怒りが爆発したものだ。
しかし、安倍5年の鬱積した膿だけではない。
OBの参院会長をした青木幹雄の思惑も絡んでいる。ここがやや複雑なのだ。彼は小渕恵三の女房役の官房長官として、小渕が心労発作で倒れた場面で、当時、幹事長で「神の国」を信仰する清和会の森喜朗に継承させるという、大きな過ちを犯してしまった。それは宏池会の加藤紘一を押しつぶした、野中広務と似た過ちである。
経世会から、極右の清和会へと政治の流れに棹差した、経世会の青木と野中の政治判断は、平和主義の国民を裏切るものとなった。こうして日本政治を、一挙に右翼化させてしまった。自民党リベラル派を排除する原動力となった。福田康夫は例外だが、小泉純一郎の靖国参拝は、日本会議の森後継と関係している。靖国参拝を強行するために二度目の総裁となった今の安倍と、彼ら清和会の政治的背景には、戦前の国家神道・教育勅語・大日本帝国憲法への強いあこがれが存在する。
これを欧米流の分析だと、ドイツにナチス政権が出来たようなものだから、ZOMBIE政権であり、政治は暴走どころか暴政となる。特定秘密・戦争法・共謀罪の強行となった。今の日本政権への国際的評価と信頼度は著しく低い。読売とNHKが宣伝しない限り、1日として存続できない政権である。
これに手を貸してしまった青木の無念が、額賀排除の原動力ともなっている。これに竹下亘が応えられるか。幸い、彼は総務会長の座にある。安倍・清和会にとって厄介この上ない。
<二階派と石破派が連合すると>
既に反安倍の旗を掲げて抵抗している石破には、好都合となる。石破も元経世会だ。青木との関係も悪くない。
幹事長の二階もまた、元経世会である。元経世会がまとまるのかどうか、大いに注目を集めている。幹事長と総務会長が結束すると、安倍は窒息するだろう。安倍の再選は絶望的となる。青木と二階が連携すると、キングメーカーの地位を掴むことも可能だ。
経世会の根っこは、田中角栄派である。日中友好という歴史的成果を残した親中派なのだ。安倍・自公の中国敵視政策は、完璧にご破算となる。
世界最大の市場として台頭した大中国と日本の密接な関係は、目前に迫ってきていることも理解できるだろう。
5年有余の極右政治で、日本は地獄へと真っ逆さまだ。経世会の復活はあるのかどうか?これは楽しみである。
2018年2月9日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)
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