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9条改憲案は戦前の「名誉を与えたから死の覚悟を」と同じ 日本外交と政治の正体
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/222447
2018年2月2日 日刊ゲンダイ 文字起こし ※タイトルは紙面による
米国の世界戦略に自衛隊員を差し出すのか(C)日刊ゲンダイ
安倍首相は憲法改正に積極的である。憲法では〈憲法改正は、各議院の総議員の3分の2以上の賛成で、国会が発議し、国民の承認を経なければならない〉と決めている。
現在、自民党、公明党の議席を合わせると両院で3分の2の議席を持つ。次回の参議院選挙は2019年夏が予定されている。ここで3分の2の勢力を失うかもしれず、その前に国民投票をしたいと考えているのだろう。通常国会や天皇の即位、統一地方選挙などの日程を考えると、本年中の国会議決は十分あり得る。
果たして安倍首相はもくろみ通りに改憲出来るのだろうか。というのも、どうも世論が安倍首相の意向と逆の方向を示しているからだ。
安倍首相が国会前に憲法改正について「いよいよ実現する時を迎えている」と意欲を示したことを踏まえ、日テレ系は1月末に世論調査を実施した。〈あなたは、これを評価しますか、評価しませんか?〉との問いに対し、〈評価する〉が29.0%、〈評価しない〉が51.2%だった。安倍首相が、戦争の放棄などを定めた憲法第9条の1項、2項を残しつつ、自衛隊の存在を明記する条文を追加する考えを示したことについて賛否を問う設問では、〈賛成〉が34.8%、〈反対〉が43.7%だった。
この結果から、国民の多数が反対するだろうと考えるのは楽観過ぎるだろう。おそらく国民投票前には自公両党は大々的な宣伝活動を展開し、大手マスコミに改憲支持の番組を作るように圧力をかけ、多くのマスコミがこれに従うとみられるからだ。
安倍首相は「自衛隊は命を懸けて任務に励んでいる。憲法で自衛隊を明記しよう」と言っている。この論法は「戦争に行け。命をなくしたら、靖国神社に英霊として祭る」という戦前の考え方と酷似している。
安倍首相が狙う自衛隊明記は、現在の任務を行う自衛隊とは全く異なる。「国際的平和維持に貢献する自衛隊」として米軍の世界戦略のために海外で戦う自衛隊をつくろうとしているのである。
あたかも自衛隊員のために改憲するふりをしながら、日本の国益と直接関係のない米国の戦略に自衛隊員を差し出す体制に変えようとしているのである。繰り返すが、それは靖国神社と戦前の日本軍の兵隊たちとの構図と同じである。「名誉を与えた。だから死の覚悟を」である。
安倍首相の9条改憲案は戦前の「名誉を与えたから死の覚悟を持て」と同じ
— KK (@Trapelus) 2018年2月2日
安倍首相は「自衛隊は命を懸けて任務に励んでいる。憲法で自衛隊を明記しよう」と言っている。この論法は「戦争に行け。命をなくしたら、靖国神社に英霊として祭る」という...
日本外交と政治の正体 孫崎享(日刊ゲンダイ) pic.twitter.com/jFhZHXOhdU
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