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(回答先: 昔のテレビ・ドラマは面白かった _ 賀来千香子・佐野史郎 ずっとあなたが好きだった (TBS 1992年) 投稿者 中川隆 日時 2019 年 1 月 16 日 12:00:48)
昔のテレビ・ドラマは面白かった _ 安田成美・岸谷五朗 この愛に生きて (フジテレビ 1994年)
この愛に生きて 1話
フジテレビ 1994年4月14日〜6月30日(全12回)
脚本 : 野沢 尚
音楽 : 岩崎 工
主題歌 : 橘 いずみ
「永遠のパズル」
内容紹介
■野沢尚作品『夫婦三部作』ここに完結。
同枠で共に高視聴率をマークした『親愛なる者へ』('92.7月放送・最高24.4%)、
『素晴らしきかな、人生』('93.7月放送・最高・25.0%)は「夫婦の恋愛」「夫婦(家族)の解体」を描き、同世代に深い共感を呼ぶと同時に、作品の持つ独自性で新しい「恋愛ドラマ」の世界を確立したことは記憶に新しいことと思います。
本企画では「悲しい夫婦関係を前提にした妻の幸福の追求」をテーマに、前2作品に続く「夫婦三部作」として、野沢尚ワールドが完結します。
■安田成美+新鋭俳優にみる斬新なキャスティング
主演には、1年3ヶ月ぶりの連ドラ出演、結婚後初ドラマとなる安田成美。従来のイメージを180度転換した妻像にチャレンジします。また、相手役も映画「月はどっちに出ている」で各映画賞総ナメの実力派、連ドラ初出演、今最も注目されている俳優岸谷五朗。その他に、ドラマ界でも人気急上昇の個性派豊川悦司や、演技派怪優嶋田久作といった男性人に対し、美保純、深津絵里といった花のある個性派女優が揃いました。
こうしたラインナップで、お分かりの様に、本企画では従来の知名度重視のキャスティングを敢えて否定し、斬新かつ勢いのある個性派実力派俳優の緊張感から生まれる新しいコラボレーションを提供します。
■アバンギャルドなパッケージ
上述したキャスティング、ラインナップに加えて、主題歌には、女性版尾崎豊の呼び声高い実力派アーティスト橘いずみ(ソニーレコード)を起用し、斬新な勢いを更に明確にイメージ付けようと考えております。
また演出は「秋の駅」で平成4年度放送文化基金優秀賞を受賞し、その後の連続ドラマ「都合のいい女」を含めて、作品のクオリティーが高く評価されている河毛俊作が担当します。
木曜劇場という連続ドラマの枠組みの中で、従来と違ったキャスティング、音楽性、映像世界を構築するということ__
加えて、野沢ワールドの真骨頂とも言える文学性の高い「愛」の完結性。
ドラマ史の中で「新しい何かの予感」を感じ取って頂ければ幸いです。
企画主旨
■主婦が女になる時
家庭には特に不安があるわけではない。東京郊外の建売一戸建てに住み、夫は仕事熱心なサラリーマン。今年から小学校の子供一人。経済的には特に不自由ない生活。___どこにでもある平凡でありがちな家庭の図でしょう。
主婦じゃ「一児の母」であり「家事をする妻」であり、そして「女」でもあります。ここで、夫婦関係が冷めた時<例えば夫の不倫という形をとって>、子供だけで繋がった関係は、どこにでもある平凡な図の陰影で、主婦にとっての自立=「女」を浮き彫りにします。
それは同時に家庭が檻に変貌する瞬間でもあるのです。
■愛を金で買う女 不倫ドラマとして、こうした状況は過去に数多く描かれていますが、本作品では、きっかけとして、売春世界での出会いから、金によって一線を画す恋愛として、不倫が描かれます。互いに愛せば愛するほど、平凡な日常を否定せざるを得ない男女。
二人の互いへの思いやりが、その歯止めとして、介在させるというパラドックス。
それは、主婦の不倫の精一杯の誠意であり、愛情表現なのです。
■もしも、子供を失くしたら…
子供だけで繋がった夫婦が突然、子供を失ってしまい、ましてやそれが母である自分の責任によって引き起こされてしまう。
どこにでもある平凡な家庭はやがて崩壊してしまう。自責の念にかられ、堕ちて行くしかない一人の女になってしまう時、それでも堕天使として包み込める男の愛に出逢い、
「俺が一生守るから」と__。
二人の間には、子供だけの夫婦関係とは全く状況の違う『純愛』が存在します。
■究極の純愛ストーリー
本作品はどこにでもある平凡な主婦が、子供だけで繋がる夫婦関係の中で「女」を自覚し、子供が失われて堕ちて行き、子供の為に立ち上がる壮絶な「女」として生きる様を追いかけることで、主婦にとっての「女」とはを極限まで描こうと考えています。
それは同時に、波乱を全て受けとめる男の愛のあり様を通じて、生半可な不倫愛では決して見つけるの事のできない『究極の純愛』の形を表現することでもあるのです。
主要登場人物
◇植草曙美(うえくさあけみ)26才_______安田成美
夫・聖一と一人息子の和(5)と東京近郊の一軒家に住む主婦。
花が好きな物静かな少女だった曙美は、両親の愛に守られて大切に育てられた。短大卒業後、医療機器の会社に就職。聖一とは20才の時、仕事の関係で知り合い、不倫の末、
妊娠して結婚に至った。父親はこの結婚を許さず、その後も父娘関係は
断絶したままである。
和が生まれてから、曙美は夫に女として見られていないことをいつも意識しているようになる。曙美と聖一は子供だけで繋がっている夫婦だった。ところが2人目を妊娠中に流産してから、曙美とは二度と子供を産めない体になってしまった。
そして夫の不倫を知ってしまう。しかもその相手は彼の前の妻であるという最悪の事実。お嬢さん育ちでで世間知らずの曙美には、どう対処したらいいのかわからない。
孤独のどん底にいるとき、運命の出会いが訪れる。
◇標 悠作(しめぎゆうさく)29才_______岸谷五朗
渋谷警察防犯課の刑事。
岐阜県で生まれ育ち、東京の私立大学に進む。学生課の掲示板で警察官募集の告知を見て「誰かを守ってやる仕事もいい」と思い、警察学校の門をくぐる。
型破りな熱血漢である悠作は防犯課で活躍。人間臭い優しさを持つ悠作は、
取り締まる非行少年や容疑者たちから妙に慕われ、
若いながら「顔」になっていった。
ところがあるとき、利用していた情報屋が殺されてしまう。警察上層部は事件を隠すため、遺族に、世間に、謝罪することさえ悠作に許さない。天職とも思っていた刑事という仕事を捨てようとしたとき、曙美と出会う。
◇植草聖一(うえくさせいいち)34才______豊川悦司
曙美の夫。一流商社九条物産に勤めるエリート商社マン。
京都大学在学中に立子と知り合い、就職後、結婚。野心家で征服欲の強い聖一にとって、立子の女として魅力とは別に、中央政界とパイプをもつ彼女の父親の存在も魅力だった。
結婚3年後、曙美と知り合い不倫の関係に。遊びのつもりだったが、結局曙美の情熱に圧されて立子と離婚して、2度目の結婚をする。
家庭的な曙美との暮らしは暖かく、安らぎがあった。しかし10年近くにもなる立子との関係は夫婦という枠組みがなくても続けていける男と女の関係だった。男の顔と良き父の顔を使い分ける聖一。
しかし仕事で過剰な野心を抱きすぎたことから運命が変わっていく……。
◇江波田立子(えばたりゅうこ)33才______美保 純
聖一の先妻。大手出版社で雑誌編集者として働くキャリアウーマン。父親は群馬の地元の名士で有力者。父のことは好きだったが、旧家特有の複雑な人間関係や、狭い町の息苦しさから離れたくて、京都の大学へ進学。聖一と出会い結婚する。夫にさえなかなか本心を見せない、男の征服欲をかきたてる女だった。
結婚3年目、夫の若い愛人が目の前に現れた。どんなにひどく裏切られても変わらず夫を愛している自分が悲しかったが、ショックを隠し通して、あっさりと離婚した。聖一と続けられる自信も一方ではあったのだ。そして元夫との不倫が始まった。
http://nozawahisashi.jp/works/01_003.html
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