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(回答先: 日本製のスピーカーは どんな名作でもすぐに消えてしまう理由 投稿者 中川隆 日時 2019 年 5 月 22 日 10:04:03)
2020年07月12日
日本車がブランドになれない理由 ブランドは金を超える価値
結果としてカウンタックはヒットしたが、仮に1台も売れなくても、彼らは同じ車を作ったでしょう。
金儲けを優先する限りブランドに成れない
近年日本では外国車の人気が高まり、2019年に外国車が占める販売シェアは9.1%(軽自動車除く)でした。
日本ではアメリカ車や安い韓国中国車は売れず、欧州の高級車やドイツ車が売れまくっている。
はっきりした資料がないが軽自動車が4割を占める国産車より、欧州車やドイツ車の平均価格はかなり高い筈です。
米国車、韓国車、中国車は見向きもされず欧州車の中でもドイツ車が売れているが、両者はイメージほど性能の差は大きくない。
要するにタイヤが4つ付いていて、4人か5人を乗せて数百キロ走れば実用に足るので、韓国車が実用的でないという事はない。
大きな違いはブランドの価値で、最近「ブランド」という言葉をIT企業も使っているが、本来は長い年月を掛けて形成された歴史的な価値を差している。
ポルシェ、ベンツ、BMW、アウディ、フェラーリ、アルファロメオ、ロータス、ロールスロイスなど欧州には名門と呼ばれる自動車ブランドが多い。
日本には日産、ホンダ、マツダ、スバルなどがあるが、これらは単に「メーカー」であって普通ブランドとは呼ばない。
またGM、フォード、クライスラー、ヒュンダイ、タタのような自動車メーカーも、例え今後生産台数で抜いても、ブランドとして評価されることは無い。
欧州の自動車メーカーだけがどうして「ブランド」で日本車や米国車は「ただのメーカー」なのだろうか。
欧州の高級車は性能が優れているからとも思えるが、ずっとそうだった訳ではなく、80年代には性能も信頼性も酷いものだった。
スーパーカーブームを巻き起こしたランボルギーニカウンタックは、ドアの”建て付け”が悪いので、バタンと閉めるとドアが外れて窓ガラスが割れたという伝説が残っている。
倒産しても同じ事を続けられるのか
そんな車で時速300km(実際は200kmちょっとが精一杯だったようだ)も出す気にはなれず、他の欧州車も似たり寄ったりだった。
性能や最高出力も誇大広告が多くて、遥かに低価格な日本車に、走行性能でも信頼性でも抜かれていた時期があった。
それでもフェラーリはフェラーリ、ランボルギーニはランボルギーニ、ポルシェはポルシェで、「実はマツダや日産車のほうが速い」としても関係ない。
現在の欧州ブランドメーカーは世界の金余りを受けて儲かっているが、1970年代から90年代にほとんどの企業が倒産の危機に陥っていた。
それも当然で性能でも品質でも値段でも、日本車のほうが優れていたから、ポルシェやロールスロイスやフェラーリも経営が成り立たなくなった時期があった。
だが彼らはどれだけ落ちぶれて泥水を飲み草木を食べても、自分が理想とする車を作り続けた。
翻って日本の日産やマツダは一時期優れたスポーツカーを作ったが、それが儲からなくなるとGTRやRX7の生産をやめてRV車などを作っていた。
911が売れないからといって、ポルシェがスポーツカーを辞めて軽自動車やRVを生産していたら、ポルシェというブランドは「軽自動車」と同一になってしまう。
これが日本車で、金になれば生産するが、金にならないと見るや辞めてしまうので絶対に「ブランド」には成れない。
日本メーカーもポルシェやベンツのようなブランドにしたがっているが、客の要望に応じて車種をコロコロ変えているようでは無理でしょう。
1台も売れなくてもフェラーリはフェラーリを作り、「この車を買わない客は馬鹿だ」と言い放つ。
それで倒産するなら倒産してしまえばいいし、実際彼らは何度も倒産しては出直しを繰り返している。
自分が作りたい車を作れないのなら、倒産したほうがマシなのだと、日本メーカーは割り切る事ができないでしょう。
http://www.thutmosev.com/archives/70641569.html
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