★阿修羅♪ > 近代史3 > 904.html
 ★阿修羅♪
▲コメTop ▼コメBtm 次へ 前へ
ジュリアン・アサンジはレイプをでっちあげられた
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/904.html
投稿者 中川隆 日時 2020 年 2 月 15 日 14:43:08: 3bF/xW6Ehzs4I koaQ7Jey
 

(回答先: マスコミの偽情報 _ CIA は有力メディアを情報操作のために使っている 投稿者 中川隆 日時 2019 年 4 月 08 日 09:00:24)


ジュリアン・アサンジはレイプをでっちあげられた


ジュリアン・アサンジがレイプをでっちあげられて罠にかけられた経過をドイツTVが放送
2020年02月14日
http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-1030.html


  2020年2月13日 (木)
レイ・マクガヴァン:ドイツ・テレビがジュリアン・アサンジをわなにかけたウソを暴露
http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2020/02/post-33a9e2.html

 以下引用

 スウェーデンによるジュリアン・アサンジに対する「強姦」事件でっちあげを明らかにする国連拷問問題特別報告者とのインタビューを、主要ドイツTV局が放送した。

 コンソーシアム・ニュースへのレイ・マクガヴァン特別寄稿

 この発行人が、アメリカ法廷行きと、その先の一生刑務所暮らしへ向かう犯人引き渡し片道切符付きロンドン最高警備刑務所に、どうやってたどり着いたかについて、混乱している人々にとって、真実が現れたのだ。

 ドイツの主要テレビ局の一つZDFが、水曜夜ゴールデンタイムに、スウェーデン当局が、ジュリアン・アサンジをレイプ犯人に「仕立て上げた」のを物語る二編を放送した。

 昨夜まで、大半のドイツ人も、他のヨーロッパの「主要マスコミ」を見ている人々も、ほぼ確実にアメリカが立案し、スウェーデンやイギリスや、最終的にエクアドルのような属国の共犯者連中が紡いで、アサンジをクモの巣に陥らせた策略を全く知らなかった。

 ZDFは、国連拷問問題特別報告者メルツァーにインタビューして、このクモの巣を破ったのだ。ZDFの第一部「Heute Sendung」(ドイツ語)は、13:00分から15:30分までが特に多くを物語っている。第二部ZDF「Heute Journal」は(25:49分から30:19分)だ。

 ZDFの番組二本とも、彼を捕虜として拘留するため、アサンジに対する主張が、どのように「でっちあげられ」、操作されているかについて、中断も論評も最小にして、メルツァー・インタビューを見せて、彼の調査結果自身に語らせている。

 そもそも、メルツァーも含め、多くの人々に、アサンジが強姦犯だと信じるよう仕向けた特に中傷的な主張、十分実験済みの陰険な中傷技術は、特に効果的だった。スウェーデンは、決して公式に彼を強姦や、何らかの犯罪で告訴してはいない。対イラク攻撃前の大量破壊兵器の証拠と全く同様、性犯罪の主張が「でっちあげられた」ことを示す、メルツァーが発見した書類の一部をZDFが示した。

 メルツァーは以前、マスコミによるアサンジ描写に欺かれていて、当初、アサンジ事件調査に気が進まなかったのを認めていた。ここに、6月26日の犠牲者を支援する国際デーの論説で、メルツァーが去年書いたものがある。

 主要マスコミは、この論説を印刷したり、掲載したりするまい。Medium.comが「ジュリアン・アサンジの拷問をあばく」という題で掲載した。

抜粋:

「ですが確かに、私自身弁解しているのに気がついた。アサンジは、エクアドル大使館内をスケートボードで走り、壁に糞便を塗る利己的なナルシストに違いないと。私が大使館員から聞いたのは、彼らの建物での、彼の滞在で避けられない不便に、相互尊重と配慮で対処したということだけだ。

これはモレノ大統領当選後に変わり、大使館員は突然アサンジに対する悪口を見つけるよう指示され、そうしないと、すぐに交代させられた。大統領自ら乗り出し、おしゃべりで世界を祝福し、いかなる適法手続きもなしに、アサンジから、亡命と市民権を、じきじきに剥奪した。

結局、私はプロパガンダで目をくらませられていて、彼があばいた犯罪から注目を逸らすために、アサンジが組織的に中傷されていたことを、とうとう私はわかり始めた。(強調は筆者。)

 メルツァーはこの深刻な警告で彼の論説を締めくくった。

「これは、アサンジを守るだけでなく、西洋民主主義の運命を封ずる可能性が高い前例を防ぐためでもある。権力者連中は罰を受けずに済む状態で、真実を語ることが犯罪になってしまえば、軌道修正するには手遅れだ。我々の意見は検閲に、我々の運命は、とどまるところを知らない専制権力に、屈してしまうだろう。」(強調は筆者。)

 ドイツZDFが番組を放送する数日前に、「心理的拷問」を含め、アサンジが何を体験したかを暴露するメルツァーの不屈の取り組みは、若干の穏当な成功に遭遇した。リンクした記事のリンクは、アサンジについてのメルツァーの最良インタビューだ。

 アサンジのアメリカ引き渡しへの反対は益々広範に広がっている。先週、欧州評議会議員会議(PACE)が、何年もの沈黙を終わらせて、アサンジの即時放免を要求して、アサンジに有利な、もう一本の藁になった。

 それにもかかわらず、800年前、ジョン王からマグナ・カルタをもぎ取った貴族の勇気を思い起こすようイギリスに促すのは、至難のわざのままだ。

 レイ・マクガヴァンは、ワシントンの救世主教会の出版部門Tell the Wordで働いている。彼は健全さを求める元諜報機関専門家(VIPS)の共同創設者。

https://consortiumnews.com/2020/02/06/ray-mcgovern-german-tv-exposes-the-lies-that-entrapped-julian-assange/

************************************************************
 引用以上

 私が、福島第一原発事故の隠された真実をツイッター上で暴露し続けた結果、私は、数十のアカウントを使ったネトウヨや自民党青年部メンバーに、徹底的な人格誹謗攻撃や、さまざまな嫌がらせを大規模に受け続けた。
 「中卒・タクシー運転手・東海デマ・資格は全部嘘・ホモ」とか、私が軽薄なデマしか書かない人物であるという内容を軸に、もの凄い数の誹謗中傷ツイートと、私を攻撃するサイトがいくつも登場した。
 
 https://love2mac2002jp.blog.fc2.com/
 正直、中身を見ると、あまりの人間性の低さと、科学的レベルの低さに、批判すべき価値さえないので、放置するしかないのだが、なかには、こうした記事に騙される人も多いとみえて、私の評判は芳しくない。
 大垣の大病院に勤務する、自民党支持者の岩田医師が、このようなアカウントを、わかっただけで7つも作って毎日更新しているが、阿呆を相手にするのは疲れるだけなので放置している。
 https://twitter.com/tokaihomo

 結局、私は、「原子力発電が事故を起こさなくとも、日常的に人々を殺している」という内容のブログ記事をアップして、ツイッターで拡散した2018年3月に、ツイッターを永久凍結された。
 すでに2年以上経たが、ツイッター社は、絶対に復活させようとしない。

 以下が、凍結の原因になった、私のブログ記事だ。
 
再掲  原子力発電は事故を起こさなくとも日本人を殺戮している  その1 北海道
 http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-340.html

 このブログ内で、泊原発が、事故を起こしてもいないのに、泊町内の心筋梗塞死亡率が、全国平均の4.4倍であることを書いたのだが、よほどお気に召さなかったらしい。

 ツイッター管理側が、私を永久凍結にしたツイートは、以下の通り。
 http://tokaiama.minim.ne.jp/tuitter/akaunntoteisi.html

 しかも、これは5年も前の、私のツイートを、どこからかほじくり出してきた「後出し凍結」だった。
 これは、当時の、オランダやベルギーの、安楽死議論を前提にしていたが、「安楽死を助長する」として、ツイートの五年後に、私を永久追放したわけだ。
 こんな内容を永久凍結にするなら、ベルギーとオランダ国民の全員を永久凍結することになるはずだが、彼らは自民党や原子力産業を批判しないから凍結されない。

 これを見て、ツイッター日本支社の実態は、安倍政権世論支援のため自民党青年部が深く介入していることが分かったが、ここにきて、やはりというべきか、ツイッター社が、自民党青年部と一致した組織である日本青年会議所と協定協力を開始したとのニュースが出た。

  “宇予くん”で改憲煽動のJCと手を組んだTwitter Japanはやっぱり右が大好きだった! 代表は自民党で講演、役員はケントに“いいね”
 https://lite-ra.com/2020/02/post-5252.html

 役員は、ケント・ギルバートという、極右で知られた外国人だ。
 つまり、私の永久凍結で明らかになったとおり、ツイッター社という存在そのものが、安倍政権の世論支援に積極的に関与している右翼勢力であり、自民党の下部機関になっていることを意味している。
 だから、私はツイッターに対する幻想を捨てて、ブログに特化しているわけだ。
 最近、ようやく日1万アクセスも現れるようになったが、社会に影響力を持とうとすれば、おおまにのように日数十万アクセスないと注目されることにはならない。

 さて、アメリカでは、体制に刃向かうと、やはり、とんでもない弾圧が待っている。アメリカは、決して民主主義国家ではない。情報に関しては苛酷な独裁国家といってもいい。

 マニング上等兵

 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%81%E3%82%A7%E3%83%AB%E3%82%B7%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%9E%E3%83%8B%E3%83%B3%E3%82%B0

 https://courrier.jp/translation/91183/?ate_cookie=1581664090

  ジュリアン・アサンジ
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A5%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%82%B8
 https://www.msn.com/ja-jp/news/world/%E3%82%A6%E3%82%A3%E3%82%AD%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%82%B9%E5%89%B5%E8%A8%AD%E8%80%85%E3%82%A2%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%82%B8%E6%B0%8F%E3%81%8C%E6%9A%B4%E9%9C%B2%E3%81%97%E3%81%9F%E3%80%8C%E7%B1%B3%E5%9B%BD%E3%81%AE%E6%88%A6%E4%BA%89%E7%8A%AF%E7%BD%AA%E3%80%8D%E3%81%8C%E5%87%84%E3%81%BE%E3%81%98%E3%81%99%E3%81%8E%E3%82%8B/ar-BBW5p8y

 エドワード・スノーデン
 https://gendai.ismedia.jp/articles/-/49507
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%89%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%BB%E3%82%B9%E3%83%8E%E3%83%BC%E3%83%87%E3%83%B3

 彼らのたどった運命もまた、徹底した人格攻撃から始まった。
「こいつは人間のクズだ!、こんな嘘つきの言うことを信じるな!」
 というのが、体制への反逆者に対して貼り付けられるレッテルであり、国家的制裁の共通項である。

 体制にとって都合の悪い暴露をする人物に対して、アメリカ政府が、どのような態度を示してきたか?
 といえば、自民党が私に対して行ってきた、たくさんの誹謗中傷と同じで、まず最初に人格攻撃を行うのだ。

 アサンジは、スウェーデンで、身に覚えのない強姦事件の犯人にされ、国家訴追を受けて逮捕された。
 https://news.yahoo.co.jp/byline/kobayashiginko/20190413-00122216/

 冒頭に紹介した、「マスコミに載らない海外記事」の転載は、アサンジが、どのように強姦犯罪を捏造されて、国際的なお尋ね者にされ、終身刑の危機に直面していることをドイツTVがゴールデンタイムに暴露したことを伝えた。

 このアサンジと、スノーデンに対する陰謀的な誹謗中傷を、そのまま記事にして、日本国内に伝えているメディアは、自民党支持メディアか、CIA=ジャパンハンドラーの事実上の下部組織であることを、自ら暴露したようなものだ。
 朝日も毎日も、アサンジを積極的に擁護する姿勢は一切見せていない。

 スノーデンのたくさんの暴露のなかで、もっとも重要なものは、イスラム国=ISILの正体が、イスラエル=モサドであることを明らかにしたことだ。

 https://www.mag2.com/p/news/121966

 このことは、世界のほぼすべての戦争、投機経済にイスラエルが関わっていることに気づいていた人にとっては、目新しい情報ではない。
 イスラエルは、人類史上、最大・最悪・最長のカルト国家である。
 その行動指針は、旧約聖書にあって、ユダヤ人は、13歳になるまでにトーラー五編を暗唱して、ラビの前で完全に話せるようにしなければならない義務を負っている。
 できなければ、ユダヤ人社会に一人前として認められないのだ。

 こうして、ユダヤ教徒は、全員が旧約聖書フリークとなり、創世記に描かれた「神との約束」=グレーターイスラエルこそが、人生と国家の最大目標にすり込まれるのである。
 つまり、大イスラエル=ユーフラテからナイルまでの広大な地域をイスラエルにする義務を負っていると全員がすり込まれるわけだ。

 旧約聖書には、陰謀殺人がちりばめられている。
 https://plaza.rakuten.co.jp/caphiro/diary/201306210000/
 だから、ユダヤ人は、必ず陰謀を用いて目的を成就するようになる。
 グレーターイスラエルの領土を獲得するためには、数千年住んでいる先住民を追い出さねばならない。このために、イスラム国が必要だったのだ。

 モサドのサイモンエリオット(最高指導者バクダッディ)が、アラブの若者を洗脳して、絵に描いたような残虐行為、非人間的な暴虐を繰り広げ、市民を皆殺しにして暴れた結果、先住民は、難民として欧州に向かい、残された地域は空っぽになった。
 これが目的で、イスラエルはイスラム国を大暴れさせたわけだ。

 スノーデンは、このことを暴露したが、実は、スノーデンが亡命しているロシア政府も、実はプーチン大統領以下、ユダヤ人ばかりなのだ。
 トランプが、ロシアの協力を得て大統領に当選したのも、トランプがユダヤ教に改宗していたからなのだ。
 というより、アメリカ大統領は、ユダヤ人の血を引いていなければ、決して当選することができない。オバマも母親がスエーデン系ユダヤ人だった。

 こんな真実を暴露したスノーデンは、ロシアを支配するユダヤ人にとっても都合の悪い存在である。
 スノーデンは、ロシアを離れてフランスに行きたがっているといわれるが、フランス政府もまたユダヤ人政権であり、望むような結果は得られないだろう。
 世界には、ユダヤ人の利権から自由な国家は、ほとんど存在しないのだ。

 https://toyokeizai.net/articles/-/320375

http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-1030.html
 

  拍手はせず、拍手一覧を見る

コメント
1. 中川隆[-13637] koaQ7Jey 2020年2月22日 10:52:01 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-155] 報告
Terror Tuesday _ オバマ大統領は火曜日夕方に必ず CIA のブレナンに暗殺指令を出した

【令和元年秋 特別対談】伊藤貫氏の警告、
パックス・アメリカーナと中華思想の間で摩滅する「商人国家日本」[桜R1-10-26]






ゲスト:伊藤貫(国際政治アナリスト)
聞き手:水島総
2. 中川隆[-13596] koaQ7Jey 2020年2月23日 10:03:41 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-111] 報告
《櫻井ジャーナル》 2020.02.23


 今、世界では1パーセントに満たない一部の人間が財力と情報を独占し、彼らにとって都合の悪い情報を明るみに出す行為は犯罪と見なされるようになりつつあります。内部告発を支援してきたウィキリークスのジュリアン・アッサンジが昨年4月にロンドンのエクアドル大使館で逮捕された出来事は、そうした時代の到来を象徴していると言えるでしょう。

 ウィキリークスが明らかにした情報の中には、アメリカ軍のAH-64アパッチ・ヘリコプターが2007年7月にバグダッドでロイターの特派員2名を含む非武装の十数名を銃撃、殺害する場面を撮影したものも含まれていました。

 この映像は2010年4月に公開されましたが、その翌月に資料を提供したブラドレー・マニング(現在はチェルシー・マニングへ改名)特技兵はアメリカ陸軍のCID(犯罪捜査部)に逮捕され、民間情報会社ストラトフォーの内部でやりとりされた電子メールによりますと、2011年初めにアメリカでアッサンジは秘密裏に起訴されています。アッサンジが秘密裏に起訴されていることは後にケレン・ドワイアー検事補が裁判官へ書いた文書で確認されました。

 アメリカで起訴される前、2010年8月にスウェーデンの検察官が警察の求めに応じてアッサンジを指名手配、警察のリーク情報に基づいてタブロイド紙が「事件」を報道、騒ぎになりますが、その翌日に主任検事が嫌疑不十分ということで令状を取り消します。その決定を検事局長が翻しました。

 11月には検察幹部の判断でアッサンジに対する逮捕令状が出ますが、嫌疑なしということで2017年に捜査は中止され、逮捕令状は取り消されました。それにもかかわらずアッサンジの軟禁状態が続いたわけです。

 アメリカはスウェーデンとイギリスの警察、検察、裁判所、メディアなどを使って冤罪でアッサンジを軟禁状態にし、エクアドルの大統領が2017年にラファエル・コレアからレニン・モレノへ交代すると新大統領はアメリカ政府の意向に従ってアッサンジの逮捕に協力しました。その直前、IMFはエクアドルに対する42億ドルの融資を認めると発表しています。

 アッサンジはイギリス版のグアンタナモ刑務所と言われているベルマーシュ刑務所で拘束されました。そこでは友人や親戚の面会が禁止され、弁護チームも監視下で会うことが要求されているほか、食べ物の差し入れや基本的な医療行為も拒否されたといいます。

 尋問しているのはアメリカの国防総省、FBI、CIAに所属している人びとで、BZ(3-キヌクリジニルベンジラート)という薬物が使用されたとも言われています。これを使うと幻覚を生じさせ、現実と幻覚を混乱させるほか、昏睡、物忘れなどを含む意識障害、あるいは運動失調症を引き起こすそうです。

 ウォーターゲート事件で取材の中心になったカール・バーンスタインはリチャード・ニクソン大統領が辞任した3年後の1977年にワシントン・ポスト紙を辞め、「CIAとメディア」という記事をローリング・ストーン誌に書きました。その中で彼は20年間にCIAの任務を秘密裏に実行していたジャーナリストは400名以上に達するとしています。(Carl Bernstein, “CIA and the Media”, Rolling Stone, October 20, 1977)

 また、ドイツの有力紙、フランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥング紙の編集者だったウド・ウルフコテは2014年2月にメディアがCIAに操られている実態を明らかにしました。ドイツだけでなく多くの国のジャーナリストがCIAに買収されているというのです。日本は例外だと言うことはできないでしょう。
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202002230000/

3. 中川隆[-13184] koaQ7Jey 2020年3月03日 13:33:34 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[345] 報告
2020.03.03
自分たちにとって都合の悪い情報を明らかにすることを許さないアメリカの権力者

 ウィキリークスを創設したひとりで看板的な役割を果たしてきたジュリアン・アッサンジをアメリカへ引き渡す手続がイギリスの法廷で進められている。カンガルー法廷と呼ぶ人もいる。ウィキリークスは内部告発を支援する活動を続けてきたが、それによって自分たちの悪事が明らかにされた人びとは怒り、アッサンジを厳しく罰しようとしているのだ。

 アッサンジは法廷で弁護団と接触することが厳しく制限されている。相談することは勿論、挨拶することも難しい。防弾ガラスで作られた箱の中に入れられ、スリットやマイクを通して離すことが強いられているのだ。

 昨年4月11日にイギリス警察はエクアドル大使館へ乗り込んでアッサンジを逮捕し、イギリス版グアンタナモ刑務所と言われているベルマーシュ刑務所へ入れたが、その時から続く隔離策だ。

 その刑務所でアメリカの国防総省、FBI、CIAに所属している人びとから尋問を受けたとされているが、その際にBZ(3-キヌクリジニルベンジラート)という薬物が使用されたという。

 それだけでなく、1日に22時間、あるいは23時間は外部との接触が禁止され、友人や親戚と面会できず、弁護チームも監視下で会うことが要求され、食べ物の差し入れや基本的な医療行為も拒否されたと伝えられている。

 ウィキリークスが2012年2月に公表した民間情報会社​ストラトフォーの電子メール​によると、アメリカ当局はアッサンジを2011年初め、秘密裏に起訴したという。その後、この情報は公的な文書で確認された。​ケレン・ドワイアー検事補が裁判官へ書いた文書​の中で、アッサンジが秘密裏に起訴されていると記載されているのだ。

 ウィキリークスはアメリカ軍のヘリコプターが2007年7月にバグダッドでロイターの特派員2名を含む非武装の十数名を銃撃、射殺する様子を撮影した映像を2010年4月に公開。ストラトフォーの電子メールが正しいなら、その半年後にアッサンジは起訴されたことになる。バラク・オバマが大統領になった翌年のことだ。

 この映像を含むアメリカ軍の犯罪的な行為をウィキリークスへ渡したブラドレー・マニング(現在はチェルシー・マニングと名乗っている)特技兵は2010年5月、アメリカ陸軍のCID(犯罪捜査部)に逮捕されて拷問を受けることになった。

 それ以外にもウィキリークスは権力犯罪を明らかにするが、それは権力者にとって許しがたい行為。当初、ウィキリークスに協力していた西側の有力メディアは途中からアッサンジを攻撃する側につき、その状態は今でも続いている。

 西側の有力メディアがCIAのコントロール下にあることは1970年代から指摘されてきた。例えば、ウォーターゲート事件で活躍したカール・バーンスタインは1977年にワシントン・ポスト紙を辞め、「CIAとメディア」というタイトルの記事をローリング・ストーン誌に書いた。(Carl Bernstein, “CIA and the Media”, Rolling Stone, October 20, 1977)

 その記事によると、それまでの20年間にCIAの任務を秘密裏に実行していたジャーナリストは400名以上に達し、そのうち200名から250名が記者や編集者など現場のジャーナリストで、残りは、出版社、業界向け出版業者、ニューズレターで働いていた。また1950年から66年にかけてニューヨーク・タイムズ紙は少なくとも10名の工作員に架空の肩書きを提供したとCIAの高官は語ったという。1980年以降、情況はさらに悪化しているように思える。

 また、ドイツの有力紙、フランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥング(FAZ)紙の編集者だった​ウド・ウルフコテ​は2014年2月、ドイツにおけるCIAとメディアとの関係をテーマにした本を出した。

 彼によると、ドイツだけでなく多くの国のジャーナリストがCIAに買収されている。人びとがロシアに敵意を持つように誘導するプロパガンダを展開、人びとをロシアとの戦争へと導き、引き返すことのできない地点にさしかかっているとしていた。2017年1月、56歳のときに彼は心臓発作で彼は死亡している。
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202003030001/

4. 中川隆[-13136] koaQ7Jey 2020年3月03日 19:38:41 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[393] 報告

ジュリアン・アサンジに対するアメリカ政府の卑劣な陰謀 2020年03月03日
http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-1049.html

 アサンジに関係する話題は、残念ながら私は独自の情報を持っておらず、「マスコミに載らない海外記事」から引用するしかない。

 ジリアン・アサンジが、いったい何をやったのかというと、米軍が隠していた、たくさんの公開されてはまずい、資料をさまざまな手段で入手し、世界に公開した。
 世界中が知って驚かされた情報は無数にあるが、代表的なものとして、以下の米軍のイラク侵攻における、民間人、およびロイター通信記者二名の殺害動画がある。
http://ima-ikiteiruhushigi.cocolog-nifty.com/iraq/2010/04/2007-eb94.html

 https://www.youtube.com/watch?v=QHTqPmB4_R4

 これを世界に公開したウィキリークスのアサンジに対して、アメリカ政府は、自分たちの軽率で愚かな民間人殺害ミスを棚に上げて、「アサンジの行動は、米軍兵士を危険に晒す国家反逆行為」と決めつけ、現在も、アサンジの身柄引き渡しを求め、もしもアサンジを米政府が確保したなら、終身刑に処するとしている。
 
 アサンジが、身に覚えのない強姦容疑をでっちあげられて逃亡生活に入ったのが2010年であり、すでに10年を経過したが、未だに、アサンジは国家権力から自由ではない。
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A5%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%82%B8

 アサンジは、現在、「不出頭容疑」で英国政府に拘束され、禁固1年近い服役の中にいるが、その後、英国政府はアメリカに送還するとしており、アサンジが米国送還になれば、米政府は禁固175年の刑を言い渡すとしている。
 したがって、今年後半はアサンジの命と情報公開の正義を守るために、もっとも大切な時間である。
 ぜひ、アサンジに対する政治的意図を持った冤罪捏造や、人権侵害への大きな抗議運動に加わっていただきたい。

 今、アサンジは、米国・英国政府による「獄中死」の陰謀にかけられている可能性がある。
 https://www.afpbb.com/articles/-/3256469
 ウィキリークスを闇に葬るため、米英政府は、情報封鎖と静かなる殺人の手段を用いるつもりらしい。

 アサンジの運命に連帯する「マスコミに載らない海外記事ブログ」は、良質の記事が多いのだが、執筆者には、国家主義的、右翼的な思想を持つ人も少なくないので、ここまでアサンジに関係する真実を暴き、肩入れすることは予想もしていなかった。
 非常に重大な内容なので、一人でも多くの読者の目に触れるよう、引用しておきたい。
******************************************************************

アサンジ問題で、人類は極めて重要な判断をしつつある  2020年3月1日
 ケイトリン・ジョンストン
http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2020/03/post-c4be54.html

 彼らは、もはや根拠がなくなったので、ウィキリークス創設者をこれまで容赦ない邪悪さで中傷していた宣伝屋全員まったく沈黙した。
 事実は全て揃っており、その戦争犯罪をあばいたことに対して、アメリカ政府がジャーナリストを投獄するため、法の抜け穴を利用しようと否定し難い努力をしていることが分かっている。それは起きていて、それを正当化することはできない。

 だから言説の管理者連中が、全般的に静かになったのだ。

 それは良いことだ。我々にとって言説を支配する機会になるのだから。

 攻勢に出る頃合いだ。アサンジ支持者は大いに守勢に慣れているので、全面攻撃に出ることなど全く思い浮かばなかった。私もこれに関しては有罪だ。
 私は、そういうことが、もはや少しも重要でないことを悟れず、スウェーデンの事件やら何やら、どれもわかりにくいことに関し、どうでも良い相手と時代遅れの論争にはまり込んでいた。
 アサンジを、こういう状態に至らせるために使われた、あらゆる言説は、今アメリカ政府が、その悪事をあばく、どんなジャーナリストであれ、刑務所に入れるのを可能にする先例を作ろうと努力しているという否定し難い証拠がある事実と比較すれば、無意味で、無関係なエネルギーの無駄で、我々は今、アサンジを中傷する連中に、この現実に直面するよう強いることができるのだ。

 「アメリカの戦争犯罪をあばいたかどでジャーナリストは刑務所に入れられるべきか? イエスかノーか?」

 それが今の議論だ。ロシアではない。スウェーデンではない。彼が適切な保釈手順に従ったか、あるいは大使館で皿を洗ったかどうかではない。それは古い話だ。それは時代遅れだ。それでは守勢に回ってしまう。

 今我々は攻勢に出るのだ。「アメリカの戦争犯罪をあばいたかどでジャーナリストは刑務所に入れられるべきか? イエスかノーか?」

 答えを要求しよう。彼らに注意を喚起し、答えるよう要求しよう。連中の隠れ穴から彼らを引きずり出し、これに答えさせよう。光の中に彼らを引きずり出し、皆の前で彼らに、この質問に答えさせよう。なぜなら、これこそが問題なのだから。

 話題をそらされてはいけない。守勢で議論するようだまされてはいけない。質問を押しつけよう。アメリカ政府は、その悪事をあばくことに対し、ジャーナリストを引き渡させ、投獄する慣習を確立し、常態化しようとしているのだ。それが焦点を当てるべき問題だ。

 あえて主張して、アサンジを中傷する連中を誰であれ、彼らを押さえつけ、この問題に対処するよう強いれば、彼らが大いにのたうち回ることになるのがわかるはずだ。なぜなら彼らは自分が間違っていることを認めずには答えることができないから。彼らが終始この時全体間違っていたことを。それは完全に論破できない主張なのだ。

 我々がジュリアン・アサンジの引き渡し審理の後半に準備するために、二カ月半ある。三月、四月と五月の半分だ。我々はその全ての時を、言説を支配し、我々が連中に対して決断しなければ、強力な連中が、我々に対し、非常に重要な決断をしようとしていることを世界に対し、非常にはっきりさせるのだ。

 これは人類にとって、本当にいちかばちかの時だ。もし我々が、ジャーナリズムの仕事をすることに対して、連中にジュリアン・アサンジを引き渡し、投獄するのを許せば、それでおしまいだ。それで終わりだ。
 オリガルヒが、我々をエコロジー大惨事や、核による全滅や、権威主義のディストピアに追いやるのを、我々全員、何が世界に起こるか気にするのを止め、傍観するのも同然だ。連中が何をしているか見ることさえ許されなければ、権力に責任を負わせるのは不可能だ。

 もし多数派の我々が、少数の連中に対して立ちあがり、「いや、我々は、お前たち、ろくでなしに関する事実を見つけだし、それを我々の世界観を知らせるために使うことができる、お前たちは、それを違法とすることはできない」と言う根性がなければ、我々は、社会病質的な富豪連中の手から、この世界の支配を奪い取り、我々の運命を自身の手中にする根性も確実にないのだ。
 我々は、まさに今、我々が一体何から作られているかを決めているのだ。そして我々がなりたいと望むものを。

 いよいよだ。これは映画で、我々が集団で、赤い錠剤あるいは青い錠剤を選択するあの部分だ。我々は集団で、質問されているのだ。その質問への我々の答えが、我々が種としての進路全体を決定するのだ。

 人類は、どうなるのだろう?

 真実、それともウソ?

 光、それとも暗闇?

 我々が、真実の光で、権力に責任をとらせることができる世界か、それとも権力側が我々に何が本当か決める世界か?

 言論の自由と自由の出版がある世界か、それとも、ジャーナリストがこの惑星の最も強力な集団の悪を暴露すると、常に彼らが投獄される世界?

 我々が全員積極的にアサンジ解放のために戦い、それをなし遂げるか、それとも、我々が知ってる人類の終わりに向かって、巨大な逆転不能な跳躍をしようとする世界か?

 我々はアサンジを解放するか?

 それとも、我々はネットフリックスと、ケンタッキー・フライド・チキンで、のんきに座って、最も良いことをしてくれるよう権力に任せるのか?

 我々は赤い錠剤を飲むのか?

 それとも我々は青色の錠剤を飲むのか?

 人類よ、進路を選択するのだ。

 賢く選ぶのだ。

***************************************************************
 引用以上

 すでに、アサンジの冤罪については、何度か書いた。
 
ジュリアン・アサンジがレイプをでっちあげられて罠にかけられた経過をドイツTVが放送 2020年02月14日
 http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-1030.html

 以下、「マスコミに載らない海外報道」によるアサンジ関連の情報をリンクする。

 無編集書類をアサンジが無謀に発表したという中傷のうそを暴く
2020年2月26日
http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2020/03/post-6f5192.html

ジュリアン・アサンジに対するイギリスのインチキ裁判手続き 2020年2月29日
http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2020/02/post-1ab350.html

世界中にメディアの墜落をさらしたアサンジ迫害 2020年2月22日
http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2020/02/post-ae2322.html

アサンジに起きていることは我々全員に起きる 2020年2月10日
http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2020/02/post-ce06f8.html

http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-1049.html

5. 中川隆[-13178] koaQ7Jey 2020年4月10日 08:38:19 : zcmgu2aIYw : c3pmekFRcC9EUWM=[7] 報告
2020.04.09
サンダースが民主党の大統領候補争いから離脱した背景(1/2)

 アメリカでは今年11月に次期大統領を決める投票が予定されている。巨大資本やシオニストに支配される「2大政党」、つまり民主党と共和党の候補者で争われる恒例の行事だが、それでも支配システムにとって好ましくない候補者も存在する。

 最も嫌われていたのは戦争反対の立場を鮮明にしていたトゥルシ・ガバードだろうが、支持率は低かった。バーニー・サンダースも嫌われていたのだが、ここにきて選挙キャンペーンを中断することが明らかにされた。残ったのはウクライナの汚職事件に関係していると言われているジョー・バイデンだ。

 ウクライナのスキャンダルもあって2月には人気が大きく低下させていたバイデンだが、大富豪のマイケル・ブルームバーグ、イスラエルやCIAとの関係が露見したピート・ブータジャジ、やはりイスラエルとの関係が深いアミー・クロウバシャー、元ハーバード大学教授で外交問題はイスラエルに従っているエリザベス・ウォーレンらが撤退、COVID-19(新型コロナウイルス)の感染拡大が話題になる中、復活した。

 民主党の幹部は2016年の大統領選挙でもサンダースを潰すために工作を裏で行っていた。その一端を明らかにする電子メールを2016年3月に公表したのがウィキリークスだったが、その看板的な存在だったジュリアン・アッサンジは2019年4月、ロンドンのエクアドル大使館でイギリス警察に逮捕され、現在はベルマーシュ刑務所の中だ。ここはイギリス版のグアンタナモ刑務所と言われている。

 尋問にはアメリカから国防総省、FBI、CIAの人間が参加、BZ(3-キヌクリジニルベンジラート)という薬物が使用されとも伝えられた。この薬は幻覚を生じさせ、現実と幻覚を混乱させるほか、昏睡、物忘れなどを含む意識障害、あるいは運動失調症を引き起こすとされている。精神的な面で治療が必要な情況になったとも言われた。

 本ブログでは繰り返し書いてきたが、ウィキリークスが2012年2月に公表した民間情報会社​ストラトフォーの電子メール​によると、アメリカ当局がアッサンジを秘密裏に起訴したのは2011年初め。その後、この情報は公的な文書で確認された。​ケレン・ドワイアー検事補が裁判官へ書いた文書​の中で、アッサンジが秘密裏に起訴されていると記載されているのだ。

 2016年の選挙での勝利者はヒラリー・クリントンだと2015年の段階では見通されていた。2015年6月中旬にオーストリアで開催された​ビルダーバーグ・グループの会合​にジム・メッシナというヒラリー・クリントンの旧友が出席していたからだ。

 こうした流れに変化が生じたと言われたのは2016年2月。10日にヘンリー・キッシンジャーがロシアを訪問してウラジミル・プーチン大統領と会談、22日にはシリアで停戦の合意が成立したからだ。

 クリントンはバラク・オバマ政権の外交政策を引き継ぎ、ロシアとの関係悪化を推進すると見られていた。オバマ政権の副大統領がバイデンだ。

 オバマ政権は中東制圧を正規軍からサラフィ主義者(ワッハーブ派、タクフィール主義者)やムスリム同胞団を中心とする傭兵(アル・カイダ系武装集団)に切り替え、2014年にはダーイッシュ(IS、ISIS、ISIL、イスラム国とも表記)が売り出された。この武装集団は残虐さを演出、リビアのケースと同じようにアメリカ/NATO軍による空爆と地上の傭兵を連携させた侵略を容認する雰囲気を作ろうとした。

 オバマ政権の政策はダーイッシュ的なサラフィ主義者やムスリム同胞団の武装集団を作りだし、シリア東部をその集団が支配すると​2012年の段階で警告​していたのがアメリカ軍の情報機関DIAで、その時のDIA局長がマイケル・フリン中将だった。フリンは2014年8月に退役を強いられる。

 2014年2月にオバマ政権のネオコン(シオニストの一派)はウクライナでネオ・ナチを使ってクーデターでビクトル・ヤヌコビッチ政権を倒した。選挙で民主的に選ばれた政権をアメリカは暴力的に倒したのだ。

 この年の9月から12月にかけてアメリカやイギリスの情報機関、つまりCIAやMI6は香港で「佔領行動(雨傘運動)」を仕掛け、中国政府を揺さぶった。その運動の指導者として知られているのは、イギリス王室の顧問弁護士を務めていた李柱銘(マーチン・リー)、メディア王と呼ばれる親欧米派の黎智英(ジミー・リー)、香港大学の戴耀廷(ベニー・タイ)副教授、あるいは陳日君(ジョセフ・ゼン)、余若薇(オードリー・ユー)、陳方安生(アンソン・チャン)らだ。(つづく)
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202004080000/

2020.04.10
サンダースが民主党の大統領候補争いから離脱した背景(2/2)

 2014年にオバマ政権は中東だけでなく、ロシアと中国に対する攻撃を始めたのだが、その結果、中国とロシアは急速に接近し、戦略的な同盟関係に入ってしまった。パイプラインや交通網での結びつきが進み、経済的な交流も活発化していく。中国とロシアが接近するはずがないと高を括っていたアメリカ支配層は衝撃を受け、「必ず分裂する」と念仏を唱えている人も少なくない。

 しかし、アメリカの支配層にも中国とロシアとの接近を懸念する人はいるはず。2016年2月にキッシンジャーがロシアを訪れた背景にはそうした懸念があったのだろう。そしてロシアとの関係修復を訴えるドナルド・トランプが急浮上した。

 そのトランプを引きずり下ろすために民主党、CIA、司法省、FBIなどは2016年の段階で動き始めている。選挙で勝利したトランプがフリンを国家安全保障補佐官に据えると、有力メディアは激しく攻撃した。その理由は言うまでもないだろう。

 2014年のウクライナにおけるクーデターを現場で指揮していた人物としてネオコンで国務次官補だったビクトリア・ヌランドが知られているが、ホワイトハウスで指揮してのは副大統領だったバイデンだ。そして汚職事件の容疑者になる。

 未成年の女性らを各国の有力者に提供、その行為を記録することで弱みを握り、操るというイスラエルのプロジェクトで中心的な役割を果たしていたジェフリー・エプスタインが2019年7月に逮捕され、収監中の8月に房の中で死亡した。

 これも繰り返し書いてきたが、エプスタインの妻はギスレイン・マクスウェルであり、その父親はイギリスのミラー・グループを率いていたロバート・マクスウェル。

 ロバートは生前、イギリスの情報機関と関係していると言われていたが、イスラエル軍の情報機関ERDに所属、イツァク・シャミール首相の特別情報顧問を務めた経験のあるアリ・ベンメナシェによると、3名ともイスラエル軍の情報機関、つまりAMAMに所属していた。

 2019年の段階でアメリカの支配層はスキャンダルで危険な状態になっていた。その背後では支配層の内紛があるはずだが、そうした中、司法長官として登場してきたのがウィリアム・バー。この人物はジョージ・H・W・ブッシュが大統領だった1991年から93年にかけて司法長官としてイラン・コントラ事件を処理している。

 バーは1971年から73年にかけてコロンビア大学の大学院で学んでいるが、その時点でCIAの仕事をしている。1977年にCIAを離れて連邦巡回裁判所判事の書記になるが、それはジョージ・H・W・ブッシュの推薦による。父親がアレン・ダレスと親しいブッシュが遅くともエール大学でCIAにリクルートされた可能性が高いことは本ブログでも書いてきた。

 2019年から民主党、CIA、司法省、FBIなどが有力メディアを使ってトランプ攻撃とロシアとの関係悪化を目的として始めた「ロシアゲート」は破綻、仕掛けた側が危機に陥っていた。それを放置しておくと支配システムそのものを壊すことにもなりかねない。すでに崩れ始めているシステムが一気に崩壊することもありえる。そうした情況を処理する役をバーは命じられたのだろう。バイデンが再登場してきたのは、その処理が一段落したからかもしれない。(了)

https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202004100000/

6. 2022年1月12日 20:45:42 : hTuKy2pKLA : SXUxWTdwR0UwOGs=[1] 報告

 ヘッジズ:ジュリアン・アサンジを裏切るアメリカ・ペンクラブ(マスコミに載らない海外記事 2022年1月12日)
2022年01月12日
http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-1733.html

 今回は、アメリカに移送されようとしているジュリアン・アサンジについて、誰が犯罪的役割を果たしたかの糾弾記事を転載する。
 アメリカの国家犯罪を世界に暴露したアサンジは、アメリカ政府によって終身刑が与えられようとしている。
 ジュリアン・アサンジとは?
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A5%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%82%B8

 大企業の金と支持を利用して、歴史的な権利擁護団体を乗っ取り、まんまと支配階級の添え物へとゆがめた出世第一主義者と民主党官僚。

 クリス・ヘッジズ/初出ScheerPost
 http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2022/01/post-3989c1.html
 
 拷問及び他の残虐な、非人道的な又は品位を傷つける取り扱い又は刑罰に関する国連特別報告者ニルス・メルツァーは、ジュリアン・アサンジの司法リンチを非難する、ごく少数の既成体制幹部の一人だ。
 そのために彼が無慈悲に攻撃されたメルツァーの品格と勇気は、事実上、民主党全国委員会の下部組織になったPENアメリカを含め、多くの人権や報道機関の共謀と著しい対照だ。

 ノーム・チョムスキーが指摘する通り、権力者連中は、世界を「立派」と「無価値」な犠牲者とに分けている。
 連中は中東でイスラム教徒を悪者にして虐殺しながら、中国で迫害されるイスラム教ウイグル族の苦境に空涙を流している。
 彼らは敵国の報道機関検閲を非難しながら、アメリカのシリコンバレーから生じる報道検閲とアルゴリズムで共謀している。

 それは、人権や報道の自由を促進するためではなく、聖人ぶった甘ったるいひとりよがりで、これらの権力のおべっか使いを取り込むために行う古くからの陰湿なゲームだ。
 アメリカペンクラブは「ベラルーシ」「ミャンマー」という単語や中国人テニス選手「彭帥(ポン・シュアイ」を十分早く言うことができずに、報道の自由に対する我々の人生で最も言語道断な攻撃を無視している。

 2017年、この文学集団の年次PEN World Voices  festivalで、ウォレス・ショーン、アリス・ウォーカー、アイリーン・マイルス、ルイーズ・アードリック、ラッセル・バンクス、コーネル・ウェスト、ジュノ・ディアスやベトナム人タン・グエンを含む250人以上の作家や詩人や発行人、PENの多くのメンバーが、アメリカはニューヨークでアメリカペンクラブCEOスザンヌ・ノッセルにイスラエル政府とのアメリカペンクラブの提携を終わらせるよう求める控訴に署名した時、アメリカペンクラブは、イスラエルや占領している西岸で頻繁にパレスチナ人ジャーナリストや作家を検閲し、刑務所に投獄しているイスラエル政府からの資金を受け取るのをやめたのだ。

 あらゆる人間としての責務がそうであるように、アサンジ擁護に立ち上がることは代償を伴う。
 そしてこれは、支配階級の手足として、これらの組織を掌握し、ゆがめる企業の金と企業の支持を利用する出世主義者と民主党官僚が支払うつもりはない代償だ。
 ジャーナリスト保護委員会(CPJ)さえ、投獄されているジャーナリスト年次リストにアサンジを含むのを拒否している。

 アメリカペンクラブは、かつては、スーザン・ソンタグやノーマン・メイラーを含め、私がその一部を知っていた著者に運営されていた組織の、体制によるハイジャックの典型だ。
 ノッセルは元企業弁護士で、Federalist Societyの寄稿者としてリストに載り、マッキンゼー社や、ベルテルスマンのアメリカ事業開発副社長所長として働いた。
 自身をアメリカペンクラブCEOの地位に引き上げたノッセルは、ウィキリークス暴露に対処するための特別委員会を含め、国務省で、ヒラリー・クリントンの下で働いた。
 2013年、ノッセル指名に抗議するため、私はニューヨーク市でのペン世界Voicesフェスティバルで予定された講演の催しから降り、同じ年に私に「憲法修正第1条賞」を与えた組織を脱退した。カナダ・ペンクラブは私に会員資格を与えてくれ、私は受けた。

 ノッセルとPENアメリカは、アサンジの起訴は報道の自由について「重大な関心」を引き起こすと述べ、2012年1月、イギリス裁判所によるアサンジを引き渡さないという裁定を称賛した。
 もしノッセルとPENアメリカが、アサンジに対するこの姿勢をとらなかったら、世界中の大半のPEN組織に反対することになっていたはずだ。
 例えば、ドイツ・ペンクラブはアサンジを名誉会員にした。国際ペンクラブはアサンジに対する全ての罪状が取り下げられるよう要求した。

 だがノッセルは、同時に、防諜法の下、175年の刑期を勤める可能性があるアメリカへの身柄引き渡しに直面するウィキリークス発行人を中傷するために使われるあらゆる中傷的な言葉やウソを繰り返している。
 彼女は、彼が帝国の膨大な犯罪とウソをあばく公文書を公表して、出版者として最も基本的な、重要な役割を実行したがゆえに、アサンジが迫害されていることを認めるのを拒否している。

 そして、アメリカペンクラブがアサンジのため、バイデン政権に直接訴えるの私は見ていない。
 「アサンジはジャーナリストか、ウィキリークスが報道メディアと認められるかどうかは設定された訴因にとって重要ではない」とノッセルは言った。
 だが、ウィキリークスの暴露に対処した国務省特別委員会のメンバーだった弁護士として、彼女はそれが重要であることを理解している。

 アサンジを引き渡させるアメリカによる取り組みの背後の中核議論は、彼に発行人やジャーナリストの地位を与えるのを拒否し、ウィキリークスに報道機関出版の立を与えるのを拒否することを中心にしている。
 ノッセルは、アサンジに突きつけられた虚偽の告訴の長たらしい説明が、彼が文書を改ざんしないことで、人の命を危険にさらし、政府コンピュータに不法アクセスして、2016年の選挙に干渉したことを含む、アサンジに対する政府主張の全ての要点をオウム返しにしているのだ。

 アメリカペンクラブは、彼女の指揮下で「安全管理報告書が、アサンジがどのように大使館を選挙干渉指令本部に変えたか明らかにすると報じる」という見出しのニュース記事を配信した。最終結果として、PENアメリカはウィキリークス発行人を絞首刑にするためロープをほどくのを手伝っているのだ。ペクラブ主要任務の粗野な裏切り行為だ。

 「主流報道機関がすることを越えて、アサンジがこの場合、するか、したとされているいくつかのことがあり、特に約5週間前にもたらされた最初の起訴は、チェルシー・マニングに、これら全ての文書を渡すのを可能にするため、政府の国家安全保障インフラを越えて、パスワードに不法アクセスする、特にコンピュータ・ハッキング容疑に焦点を合わせた。
 それは主流報道機関やジャーナリストがするだろうことではないと言えると思う」と2019年5月28日WNYCのブライアン・レーラー・ショーでノッセルは言ったのだ。

 だが、ノッセルはそれで止めず、アサンジはアメリカ国民ではなく、ウィキリークスはアメリカを本拠とする出版社ではないのに、アサンジを引き渡させるアメリカのキャンペーンの正当性を擁護したのだ。
 最も重要で、ノッセルが言及しなかったことは、アサンジはいかなる犯罪も行っていないことだ。

 「この告発が今下されている理由は、アサンジが身柄引き渡し要求から逃れようとして何年間もロンドンのエクアドル大使館で閉じこもっていたためだ」と彼女が番組で言った。
 「彼は性的暴行で告訴されたスウェーデンから身柄引き渡し要求され、今ここアメリカでの莫大な起訴に直面しており、その手続きは長期間にわたって展開するだろう。
 なぜ彼が法律上の危険に直面し、引き渡されることから免除されべきか彼はあらゆる種類の議論をするだろうが、引き渡し条約があるのだ。

 犯罪を行った際、告訴に直面するため、ある国が他国民を起訴し、彼らを連れてくるのを可能にする刑事共助条約がある。これはそれに従って行われている。
 外国法廷に告訴され有罪判決されたアメリカ国民がいる。」

 ウィキリークスは、250,000の外交公電や、800のグアンタナモ湾抑留者査定概要や、2007年のバグダッドの街路で子供や二人のロイター記者を含め一般人を銃撃しながら、米軍ヘリコプター・パイロットが冗談を言う「巻き添え殺人」ビデオ録画など、アフガニスタンとイラクでの米軍の戦争ログを公開した。

 この資料はチェルシー・マニング、当時上等兵だったブラッドリー・マニングから、2010年にウィキリークスに渡された。アサンジは激怒したアメリカ諜報界に「アメリカ史上最大の機密情報漏洩の一つ」を起こしたと非難された。
 ドナルド・トランプの下でCIAを率いたマイク・ポンペオは民主党幹部に強く支持された言説でウィキリークスをロシアに支援される「敵対的諜報機関」と呼んだ。

 アサンジは、ヒラリー・クリントン選挙対策責任者のジョン・ポデスタのアカウントからコピーされた70,000の不法アクセスされた電子メールを公開し、民主党支配層から永遠の憎悪を得た。
 ポデスタ電子メールは、サウジアラビアとカタールからのクリントン財団への何百万ドルもの寄付を含め、クリントン家の人々の低俗で不正な世界を暴露し、両国がイスラム国[ISIL/ISIS]の主要出資者であることを明らかにした。

 ゴールドマン・サックスが講演のためにヒラリー・クリントンに657,000ドル支払ったこと、賄賂としか思われないほど大な金額を暴露した。
 彼らはクリントンの繰り返す不誠実さを暴露した。彼女は公的には金融規制と改革を約束しながら、金融界エリートには「開かれた取引を、開かれた国境」が必要で、ウォール街経営者たちは経済を管理する最良の立場にあると思うと言っている現場を捕らえられた。

 キャッシュ情報は、クリントン選挙運動が、ドナルド・トランプが負かすのが最も容易な候補者になると想定して、共和党指名候補になることを保証するため共和党予備選挙に干渉したことを暴露した。
 彼らは予備選挙討論での質問をクリントンが事前に知っていたことや、大統領候補としてのイメージを磨き上げると信じた戦争での彼女の役割、リビア戦争の主任建築家だったことを暴露した。

 選挙でトランプに敗北したのをロシア干渉のせいにする民主党は、ポデスタ電子メールがロシア政府のハッカーによって得られたと非難している。
 ヒラリー・クリントンは、ウィキリークスをロシアの隠れみのと呼んだ。
 だが、元FBI長官のジェームズ・コミーは、電子メールがおそらく仲介人によってウィキリークスに届けられたことを認め、アサンジは、電子メールは「国家主体」に提供されなかったと言った。

 「熱狂的な検察官は、アサンジのような人物を見ると、2016年の選挙への干渉であれ、そのための彼の政治的目的であれ、これら公表のへまな性質にかかわらず、彼は百の異なる理由で非常に人気がない人物だと認識しようとするのだ」とノッセルはレーラーの番組で言った。
 「これはある特定の政策を暴露したり、アメリ政府が事業に取り組む方法の特定の変化を実現したりするよう意図した漏えいではない。それは大規模で無差別で、他方、当初彼らは個人名を消去する上で、注意深くジャーナリストたちと協力した。

 ウィキリークス暴露の時期に、私は実際国務省で働いていた、私はウィキリークス暴露に対処するため短期間、特別委員会にいて、アメリカに協力し、情報を提供した人々、機密を条件に、大使館員に話をした人権擁護者たちの命が危険にさらされる個人に本当に恐怖の感覚があった。
 機密扱いを巡る問題があるが、こうしたものの多くを機密扱いする当然の理由もあり、彼らは、正当に機密扱いされたものと、そうではないものの区別をしなかった」。

 アメリカ大企業出身CEOに監督される、どんな作家や芸術家の集団も、必然的に我々の敵による人権侵害は凶悪犯罪で、我々自身や同盟諸国の違反は無視されるか粉飾されるソビエト連邦作家同盟最新版のメンバーになる。
 ジュリアン・バンダが『知識人の裏切り』で我々に想起させたように、我々は特権と権力に奉仕するか、公正と真実に奉仕するかなのだ。特権と権力を持った連中の弁明者になる人々は、法と真実を弁護する彼らの能力を破壊するとバンダは警告している。

 スタッフ会議で「この男を即ドローン攻撃できないかしら?」と冗談を言ったとされる(しかも後にそれを否定しなかった)ノッセルの元上司ヒラリー・クリントンや、アサンジを拉致し、暗殺することを論議したCIAによるものを含め、長期的虐待や、ストレスや、繰り返された死の脅迫に対して著者を保護するため、著者たちが設立した組織の怒りはどこにある?
 CIAが、警備会社UCGlobalを通して、大使館で密かに、アサンジと彼の弁護士の会談や他の全ての会合を録音して、弁護士と顧客の機密特権を破壊したのだから、アサンジの審理は破棄されるべきだという要求はどこにあるのか?

  10月27日、動画での法廷訴訟手続き中に脳卒中を起こしたアサンジを、不安定な肉体的、心理的な健康状態においたままの極端な隔離に対する公然の非難はどこにあるのか?
 彼を抗うつ薬と抗精神病薬クエチアピンに依存したままにしている、幻覚と深い憂うつへの彼の落ち込みに対する激しい抗議はどこにあるのか?
 ロンドンのエクアドル大使館で七年間、日光を浴びず、運動や適切な診療なしで暮らさなければならない警備厳重なベルマーシュ刑務所でのほぼ三年、彼が拘留された10年対して、とどろきわたる非難はどこにあるのか?

 「彼の目は同調せず、右のまぶたは閉じない、彼の記憶はぼんやりとしている」と婚約者のステラ・モーリスが脳卒中について言った。アサンジが彼の房で倒れるまで歩き、自身の顔をげんこつで殴り、苛立って壁に頭を打ち付けるようなことをしていたことが明らかにされたのに、彼の隔離の終焉を含め、介入や人道的取り扱いに対する要求はどこにあるのか?
 特に「かみそりの刃の半分」が彼の靴下で発見され、彼が自殺を考えて、Samaritansが運営する自殺防止ホットラインに「一日に何百回も」電話したことは明らかにされたのに彼の命に対する恐れはどこにあるのか?
 ウィキリークスがあばいた、戦争犯罪を行い、拷問を実行し、収賄をした人々を起訴する要求はどこからあるのか?
 PENアメリカからではない。

 最も体系的で詳細に、アメリカとイギリス政府によるアサンジの長い迫害とを列挙する「ジュリアン・アサンジの裁判」という著書で、アサンジに汚名を着せるために使われるウソを軽率に売り歩いて権力者たちを満足させるノッセルのような連中をメルツァーは厳しく批判している。

 アサンジが最初に告訴された際、スパイ活動で、アメリカに告訴されたのではない。むしろ彼は「コンピュータ侵入陰謀」という一つの訴因で告訴されたのだ。
 この容疑は、彼がマニングと国防省コンピュータ・システム・パスワードのハッシュを解読しようと企んだと主張していた。
 だがメルツァーが指摘する通り「マニングは既にアサンジに漏らした全てのシステムや文書への完全な「最高機密」アクセス権を持っていた。

 だからアメリカ政府によってさえ、パスワード・ハッシュを解読する試みとされているものの要点は、機密情報への不正アクセス(「ハッキング」)にあたらず、(「情報源秘匿」のため)違う身分でログインして、マニングがシステム内で姿をくらますのを助けることだった。
 いずれにせよ、試みとされるものは議論の余地なく不成功で全く害をもたらさなかった。」

 アサンジが書類を改ざんしなかったため、人々の命を危険にさらしたというノッセルによるウソの反復は、コーネル・ウェストと私がメリーランド州のフォートミードで何回か参加したマニングの審理中に消去されている。
 2013年7月の訴訟手続き中に、米国国防省のためにウィキリークス暴露の影響を調査する情報審査特別委員会を率いた上級防諜機関担当者ロバート・カー陸軍准将は、ウィキリークスによる機密文書公表のために命を失った人の一例も特別委員会は発見しなかったと法廷で述べた。

 「当初は、個人名を消去するため、注意深くジャーナリストたちと協力した」というノッセルの主張については、彼女は無編集の国務省文書への解読キーは、アサンジではなく、ガーディアンからの彼らの著書『ウィキリーク:秘密に対するジュリアン・アサンジの戦争』でルーク・ハーディングとデヴィッド・リーに公表されたことを知っておくべきなのだ。

 支配階級がウソを売る際、それらを大衆にオウム返ししても代償はない。代償は真実を語る人々が支払うのだ。

 ジュリアン・アサンジの父親とのクリス・ヘッジズ・インタビュー。

 2019年11月27日、メルツァーはベルリンのブランデンブルグ門で、イタリア人芸術家ダビデ・ドルミノによる彫刻除幕式のため講演をした。エドワード・スノーデン、ジュリアン・アサンジとチェルシー・マニングの姿はブロンズで鋳造され、三つの椅子の上に立っていた。彼らと共に証人台に立つよう他の人たちに求める空の四番目の椅子が彼らの隣にあった。
 この彫刻は「言うべきことは」と呼ばれる。メルツァーは四番目の椅子に向かって歩み出たが、離れた右に米国大使館の巨大建造物があった。彼はPENアメリカのような組織から来るべきだった言葉を口にした。

 人権のための彼らの戦いで彼らは独裁政権に迫害されたので、反体制派は何十年間も両手を広げて欧米に歓迎された。
 だが、現在、欧米の反体制派分子自身は、エドワード・スノーデンのように、ロシアや、最近まで、ロンドンのエクアドル大使館でのジュリアン・アサンジのように、他のどこかに亡命を求めることを強いられている。

 欧米自身、自身の反体制派分子を迫害し始め、政治的見せしめ裁判で彼らに過酷な処罰を与え、冷酷で下劣としか描写できない条件下で、彼らを危険なテロリストとして警備厳重な刑務所に拘束し始めたのだ。

 我々の政府は、彼らが、権力者の虐待や腐敗や戦争犯罪の確かな証拠を提供した内部告発者やジャーナリストや人権擁護運動家なので、チェルシー・マニングやエドワード・スノーデンやジュリアン・アサンジに脅かされたように感じ、そのため彼らは今組織的に中傷され迫害されているのだ。

 彼らは制御が効かなくなった監督されない国家権力の特権を脅かすので、彼らは欧米の反体制派であり、彼らの迫害は現代の魔女狩りだ。
 マニング、スノーデン、アサンジや他の人々の事件は、欧米の法による支配や民主政治や人権への信頼性に対する我々の誓約の現代で最も重要な試験だ。
 これら全ての事件で、重要なのは、これら反体制派分子の個人や性格や、あり得る非行ではなく、我々の政府が自身の非行に関する暴露に、いかに対処するかなのだ。

 動画「巻き添え殺人」に示された一般人大虐殺で、一体何人の兵士が責任を問われたのか?
 テロ容疑者の組織的拷問のかどで、一体何人の職員が責任を問われたか?
 我々の反体制派分子に明るみに出された不正で非人道的な企みのため、一体何人の政治家とCEOが責任を問われたのか?

 それが、こうしたことの問題なのだ。法による支配、我々の民主主義国家の、究極的に、我々自身の人間としての尊厳の信頼性と我々の子供たちの未来の問題なのだ。
 決してそれを忘れないようにしよう!
ニルス・メルツァー、拷問に関する国連特別報告者

 ジョー・バイデンのもとでの薄弱な民主党の権力復帰は、来年の中間選挙で共和党の亡霊による民主党完敗や、2024年選挙での、ドナルド・トランプあるいはトランプのような人物による大統領当選の極めて現実的な可能性が、バイデン政権が犯した表現の自由に対する言語道断な攻撃の危険を、人権団体や報道機関が理解できないようにしている。
 高圧的な国家検閲への間断ない進行は、報道機関に機密情報を発表したかどで、10人の公務員と請負業者、防諜法の下で、八人を告訴したオバマ政権に促進された。
 2013年にオバマ政権は、失敗に終わったアルカイダ・テロリスト策謀に関する情報を誰が漏らしたかを見いだすため、20人のAP通信記者の通話記録を押収した。

 民主党による、この進行中の攻撃は、Facebookから排除されたドナルド・トランプやアレックス・ジョーンズを含む極右の数人の有名人が、アップル、YouTubeを含め、ソーシャル・メディア・プラットホームから姿を消すことが伴った。
 ハンター・バイデンのノートパソコンからの意外な事実を含めて、本当だが、民主党に損害を与える内容は、FacebookやTwitterのようなデジタル・プラットホームから削除された。

 少なくとも2017年以来、私自身のものを含め、アルゴリズムが左翼のコンテンツをのけ者にしている。
 この雰囲気の中で、アサンジに有罪判決を下すことで設定された判例は、機密扱いされる情報を所有する誰ても、あるいはそれを漏らす誰でも、犯罪のかどで有罪であることを意味する。
 アサンジ有罪判決は、権力の内部機構に対する、あらゆる調査の終わりの印となるだろう。

 自由の見張り番という仕事を与えられた報道機関と人権組織が民主党に迎合するのは、着実に報道機関検閲の万力を締める要因となるだけだ。
 この戦いには、より小さな悪はない。全てが悪だ。抑制されないままに、中国の全体主義資本主義のアメリカ版をもたらすだろう。

 クリス・ヘッジズはScheerPostに定期的にオリジナル・コラム記事を書いている。電子メールによる通知に登録するにはここをクリック。

 Chris Hedgesは、ピューリッツァー賞を受賞したジャーナリストで、ニューヨーク・タイムズで、15年間海外特派員働き、同紙の中東局長とバルカン諸国局長を勤めた。彼は以前、ダラス・モーニング・ニューズ、クリスチャンサイエンスモニターとNPRのために海外で働いた。
 エミー賞にノミネートされRTアメリカのショー番組On Contacのホスト。

記事原文のurl:https://scheerpost.com/2021/12/27/hedges-pen-america-and-the-betrayal-of-julian-assange/
********************************************************************
 引用以上

 ジュリアン・アサンジ(ウィキリークス)、チェルシー・マニング(元陸軍上等兵)、エドワード・スノーデン(元NSA工作員)は、アメリカの陰謀と不正を個人の意思によって暴露したことで、世界中の国家優先主義者から激しく弾圧を受け、犯罪者と決めつけられ、もしも米政府の裁判を受けたなら、確実に終身刑に処せられると見られている。

 アサンジが暴露した不正は、民主党ヒラリー・クリントンが、中国政府から資金提供を受けていたことなど、驚天動地の衝撃的な真実ばかりで世界を驚愕させた。
 それは「報道の使命」を究極に実現したことだったが、「ペンアメリカ」などアメリカの報道界は、彼らを賞賛するどころか、「国家の敵」として、地の果てまで追求し、死ぬまで獄舎につなげと主張している。
 そして、アサンジやスノーデンに対する弾圧の主力は、国家主義者の共和党よりも、むしろ「自由と民主主義」を標榜する民主党だったのだ。
 
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%89%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%BB%E3%82%B9%E3%83%8E%E3%83%BC%E3%83%87%E3%83%B3

 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%81%E3%82%A7%E3%83%AB%E3%82%B7%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%9E%E3%83%8B%E3%83%B3%E3%82%B0

 アサンジ=ウィキリークス事件をアメリカ政府が極度に敵視し、犯罪を犯していないのに終身刑に処せられようとしている現実に抗議するサイト

 「アサンジを殺そうとしているのは、彼が真実を語ったからだ」
ロジャー・ウォーターズ、バイデン氏に「うんざりする」偽装起訴を終わらせるよう要請 2021年6月11日
 http://eritokyo.jp/independent/Asange-G7-ao65.htm

 2021年10月31日 「民主政治に対するとどめの一撃」:バイデン政権のジュリアン・アサンジに対する「聖戦」をトゥルシー・ギャバード厳しく非難
 http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2021/10/post-a1edba.html

 2021年02月10日 報道やインターネットの自由求める24団体、ウィキリークス創設者の起訴撤回求める
 https://jp.cointelegraph.com/news/press-and-internet-freedom-advocates-join-crypto-users-in-support-of-wikileaks-assange

 スノーデンが暴露した秘密をまとめてみた。そして彼は再度動き始める。
 https://leaktime.com/2021/03/22/%E3%82%B9%E3%83%8E%E3%83%BC%E3%83%87%E3%83%B3%E3%81%8C%E6%9A%B4%E9%9C%B2%E3%81%97%E3%81%9F%E7%A7%98%E5%AF%86%E3%82%92%E3%81%BE%E3%81%A8%E3%82%81%E3%81%A6%E3%81%BF%E3%81%9F%E3%80%82%E3%81%9D%E3%81%97/


http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-1733.html

7. 中川隆[-10773] koaQ7Jey 2024年4月29日 15:04:58 : No5BV8Qtyk : aFNkc2lrN3ZtaXc=[8] 報告
<■89行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
2024.04.29XML
揺らぐ支配体制を維持しようと言論統制の強化を図る日米の支配層
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202404290000/

 ​岸田文雄政権は「新型インフルエンザ等対策政府行動計画」の改定案の中で、「感染症対策」を口実として「偽・誤情報」を監視する方針を明確にした​と話題になっている。言論の監視はこれまでも行われてきたはずだが、それを公然と行うという宣言だ。すでに大手メディアは支配システムに対して萎縮しているが、その先には治安維持法的な言論弾圧が待ち受けていると考えるべきだろう。それだけ支配体制が揺らいでいるということでもある。

 日本の支配システムは明治維新以来「天皇制官僚体制」を維持しているが、その上に米英の強大な私的権力が存在している。日本は現在もアメリカ軍に占領されているが、政治的にはCIAが大きな影響力を持っている。CIAやその前身のOSSはイギリスの情報機関のアドバイスで創設された金融資本の情報機関である。

 第2次世界大戦の後、OSSは破壊活動の部門を除いてCIAへ組織替えになったが、破壊活動はOPCとして存続、1950年10月にCIAへ吸収され、52年8月にCIAの破壊工作部門「計画局」の中核になった。世界各国でクーデターを仕掛け、要人を暗殺してきたのはアレン・ダレスが指揮していたこの部署にほかならない。

 アメリカの私的権力は大戦後、情報をコントロールするための仕組み「モッキンバード」を作りあげた。その中核がアレン・ダレス、ダレスの側近で戦後に極秘の破壊工作機関OPCを率いていたフランク・ウィズナー、やはりダレスの側近で後にCIA長官に就任するリチャード・ヘルムズ、そしてワシントン・ポスト紙の社主だったフィリップ・グラハム。この陣容からも明らかなように、CIAのプロジェクトだ。

 この仕組みには西側の有力メディアが協力している。ワシントン・ポスト紙の記者としてウォーターゲート事件を取材したカール・バーンスタインはリチャード・ニクソン大統領が辞任した3年後の1977年にワシントン・ポスト紙を辞め、「CIAとメディア」という記事をローリング・ストーン誌に書いているが、そこでも仕組みの一端が明らかにされた。

 その記事によると、1977年までの20年間にCIAの任務を秘密裏に実行していたジャーナリストは400名以上に達し、1950年から66年にかけてニューヨーク・タイムズ紙は少なくとも10名の工作員に架空の肩書きを提供したとバーンスタインにCIAの高官は語ったという。(Carl Bernstein, “CIA and the Media”, Rolling Stone, October 20, 1977)

 また、​フランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥング(FAZ)紙の編集者だったウド・ウルフコテは2014年2月、ドイツにおけるCIAとメディアとの関係をテーマにした本を出版、その中で多くの国のジャーナリストがCIAに買収されていて、そうした工作が危険な状況を作り出していると告発​している。

 モッキンバードの仕組みが存在しているにも関わらず、1970年代にはCIAの秘密工作や極秘にされていた電子情報機関NSAの存在が明るみに出るといった事態が生じた。そこで情報機関の内部やメディアの統制を強める政策が推進される。

 そのひとつの結果がメディア各社の資本集中。1980年代には「規制緩和」で有力メディアの大株主は集中、メディアの大半を少数のグループが支配している。2019年ではCOMCAST(NBCなど)、ディズニー(ABC、FOXなど)、CPB(NPR、PBSなど)、Verizon(Yahooニュース、ハッフィントン・ポスト)、ナショナル・アミューズメンツ(VIACOM、CBS、MTVなど)、AT&T(CNN、TIME、ワーナー・ブラザーズなど)、グーグル、ニューズ・コープ(FOXニュース、ウォール・ストリート・ジャーナルなど)というようになっているが、その背後の巨大資本が連携していることも忘れてはならない。そうした巨大資本の広報部門と化しているのが実態だ。

 ノーム・チョムスキーは西側支配システムの枠組みから外れることのない人物だが、それでも1996年、「ジャーナリスト」のアンドリュー・マーに対し、​もしマーが支配システムが求める何かとは違うことを信じていれば、今座っている場所には座っていないと指摘​している。これは正しい。

 ケイトリン・ジョンストンが指摘しているように、​メディア世界でのキャリアを高めるような報道の仕方を学ばなければ、排除されてしまうか、内部での軋轢に疲れ果てて辞めるしかない​。そうした有力メディアに情報を頼り、そうしたメディアの記者や編集者に知り合いが多いことを鼻にかけているような「市民活動家」に期待できないことも確かだ。

 ウクライナに住み、キエフのネオ・ナチ体制を批判していたゴンザロ・リラは逮捕、収監され、刑務所内で拷問のすえ、死亡している。適切な治療も受けていなかった。殺されたというべきだろうが、西側の有力メディアはおとなしい。

 彼が逮捕されたのは、ジョー・バイデン大統領とカマラ・ハリス副大統領を批判した直後だ。アメリカ政府はジャーナリストの逮捕、そして拷問を容認、バイデン政権は自国民であるリラに救いの手を差し伸べなかった。

 勿論、完全とは言えないが、権力者にとって都合の悪い情報を明らかにし、有力メディアの嘘を暴いてきたWikiLeaksの象徴的な存在がジュリアン・アッサンジだが、この人物は2019年4月11日、アメリカの政府機関の要請でロンドンのエクアドル大使館でロンドン警視庁の捜査官に逮捕された。現在、イギリス版グアンタナモ刑務所と言われているベルマーシュ刑務所へ入れられている。

 アッサンジはオーストラリア人であり、活動はアメリカ以外の場所で行っていた。つまり、アメリカ政府はどの国の人間であろうと、どの国で活動していようと、自分たちに都合の悪い人物は拘束し、処罰できると主張、それを少なくともイギリスやオーストラリアは受け入れているわけだ。

 リラのケースもアッサンジのケースも明白な言論弾圧だが、有力メディアが沈黙している。日本をアメリカの植民地にしようと努力している岸田政権が言論統制を強化するのは必然だろう。
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202404290000/

8. 中川隆[-10101] koaQ7Jey 2024年6月26日 08:42:26 : PDXI91AUMY : VC5wNzlpOFNpWXM=[4] 報告
<■70行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
2024.06.26XML
大統領選を控え、問題を持ち込みたくないバイデン政権はアッサンジと司法取引
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202406260000/

 WikiLeaksのジュリアン・アッサンジはアメリカ当局と司法取引で合意し、ロンドンのスタンステッド空港で飛行機に乗り込み、オーストラリアへ向かったと伝えられている。

 彼は2019年4月11日にロンドンのエクアドル大使館内でロンドン警視庁の捜査官に逮捕され、イギリス版グアンタナモ刑務所と言われているベルマーシュ刑務所に収監されていた。「国防情報を流布するための共謀」をアッサンジ側は認め、懲役5年の刑期を言い渡されたものの、ベルマーシュ刑務所に収監されていた5年間が算入されるので、自由の身になる。最終決定はアメリカ領である北マリアナ諸島の裁判所で言い渡される予定だという。

 WikiLeaksは内部告発を支援する活動を続けてきた。そのWikiLeaksの象徴的な存在であるアッサンジはオーストラリア人で、ヨーロッパで活動していた。その彼をアメリカ政府は配下の政府を利用して逮捕、拘束してきたのである。アメリカ政府が行ったことは言論弾圧のための不法監禁であり、拷問とも言える。権力犯罪を暴いた人物は人生を破壊されることをアメリカ政府は示した。犯罪組織のやり口だ。

 世界を支配するために反民主主義的なことを行ってきたWikiLeaksはアメリカの支配層にとっても目障りな存在だった。そのアッサンジを拘束することによってWikiLeaksの活動を抑え込み、さらに内部告発を抑え込み、記者や編集者を尻込みさせようとしたのだろう。

 アッサンジ逮捕をアメリカの当局に決断させた要因のひとつは2010年の4月5日にWikiLeaksが公表した映像だろう。​2007年7月にバグダッドでロイターの特派員2名を含む非武装の十数名をアメリカ軍の軍用ヘリコプターAH-64アパッチが銃撃、射殺する様子を撮影した映像​だ。

 攻撃された人びとが武装しているようには見えず、ヘリコプターの乗組員が武装集団と誤認したとは考えられない。勿論、戦闘はなかった。この事実を報道しなかったメディアはアメリカ軍が行った市民殺害の隠蔽に加担したことになる。

 アッサンジを保護していたエクアドル大使館の内部でどのような動きがあるかを調べるため、大使館の警備を請け負ったUCグローバルSLのデイヴィッド・モラレスは建物内に盗聴器を設置し、アサンジらに関する機密事項をCIAへ報告していたことが判明している。

 モラレスがCIAと連絡を取り合っていたと見られているサムスンの携帯電話は2019年9月、モラレスの自宅を警察が捜索した際に押収され、データに関する報告書がスペイン高等裁判所へ提出されたが、通信記録を含むデータの一部を提供しなかったと伝えられている。警察は重要な証拠を隠し、裁判を妨害したと言えるだろう。担当判事は警察当局に対し、同判事立ち会いのもと、携帯電話から直ちに全データを復元し、この事態を引き起こしたのが誰であるかを明らかにするよう命じた。この件でもアメリカ政府は追い詰められていたはずだ。

 勿論、欧米の支配者たちに弾圧されたジャーナリストはアッサンジのほかにも少なくない。例えば、​ウクライナ東部のドンバスではドイツ人ジャーナリストのアリナ・リップ、フランス人ジャーナリストのアン-ローレ・ボンネル、カナダ人ジャーナリストのエバ・バートレット、フランスの有力メディアTF1やRFIのスタッフ、またロシアやイタリア人の記者らが取材していたが、彼らに対する西側政府の弾圧は厳しく、ドイツ人ジャーナリストのパトリック・バーブは職を失い、アリナ・リップは銀行口座を接収された。​

 ウクライナに住みながら同国のクーデター体制を取材していたチリ系アメリカ人ジャーナリストのゴンサロ・リラの場合、​2023年5月にウクライナの治安機関(SBU)に逮捕​され、収監されていたウクライナの刑務所で死亡した。10月中旬に左右の肺が肺炎を起こし、気胸、そして重度の浮腫を患ったのだが、刑務所は適切な治療を施さなかった。拷問の結果だともされている。

 イギリスのロンドン警視庁は2019年4月11日、アッサンジをロンドンのエクアドル大使館の中で逮捕、ベルマーシュ刑務所で監禁、2022年4月20日にはウェストミンスター治安判事裁判所がアッサンジをアメリカへ引き渡すように命じている。

 こうした傲慢なアメリカ支配層の行為はあらゆる分野で人びとの反感を呼び起こし、ウクライナではロシアに挑みかかって返り討ちにあい、ガザではイスラエルのパレスチナ人虐殺を支援して厳しく批判されている。ジョー・バイデン政権は苦境に陥ったのだ。11月の大統領選挙を前にして、同政権は問題を外部から持ち込みたくないと見られている。
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202406260000/

9. 中川隆[-8500] koaQ7Jey 2024年11月15日 00:24:21 : Gs9qUesTMw : OHFWdUxqUm00Y0E=[10] 報告
<■84行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
2024.11.15XML
市街で乱暴狼藉に及んだイスラエルのフーリガンを被害者にした西側メディア
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202411150000/

 情報を不特定多数の人びとへ伝える手段の発達には情報操作という闇の側面もある。こうしたことはマスメディアが登場した当時からあっただろうが、1970年代後半から闇の部分が急速に広がっていることも確かだ。

 その闇の側面の一端をアムステルダムでの出来事は明らかにした。アムステルダムでは11月7日にサッカーの試合、マッカビ・テルアビブ対アヤックスが開催されたのだが、イスラエルから来たフーリガンが市街で乱暴狼藉を働き、反撃された。フーリガンは地元住民の家と思われる建物に飾られていたパレスチナ国旗を引きずり下ろした上で引き裂き、燃やし、通りかかったタクシーを襲撃、アムステルダムの市民と衝突したのだ。

 それを西側の政府や有力メディアは正しく伝えない。例えば、オランダのディック・シューフ首相は「容認できない反ユダヤ主義の攻撃」だと主張している。また同国のデービッド・ファン・ウィール安全保障相は、例によって証拠を示さず、人びとがユダヤ人だということを理由に攻撃され、脅迫されたのは事実だ主張した。アメリカのジョー・バイデン大統領とアントニー・ブリンケン国務長官は公式声明で、この暴力行為の爆発は「反ユダヤ主義的」だと直ちに宣言している。

 ​事件直後、イギリスのスカイ・ニュースはマッカビ・テルアビブのフーリガンが襲撃したことを伝え、パレスチナの旗を引き裂く様子を流していたのだが、「スカイニュースのバランスと公平性の基準を満たしていなかった」として再編集、視聴者がイスラエルの暴徒に同情的するような内容へ変えられている。​

 また「マッカビのファンが地元住民を攻撃しているのが見られ、パトカーが通り過ぎるのが見られる」という説明は削除され、「ソーシャルメディアに投稿された動画には、フードをかぶった大勢の男たちが黒い服を着て通りを走り、人々を無差別に殴っている様子が映っている」というように変更され、その夜の出来事と西側諸国の政治家がどのように反応したかの要約もカットされた。

 こうした嘘を暴いたいのは市民にほかならない。​そうしたひとりが10代の少年ユーチューバー​。​別の目撃者も画像と共にインターネットで実際に何があったのかを証言してい​る。西側世界のプロパガンダ機関に市民が立ち向かっている構図だ。

 アメリカでは第2次世界大戦の後、情報を操作するためのプロジェクト「モッキンバード」がスタートしたと言われている。ジャーナリストのデボラ・デイビスによると、プロジェクトの中心にいたのはワシントン・ポスト紙の社主を務め、戦争中は陸軍の情報部に所属していたフィリップ・グラハム、大戦中からアメリカの破壊活動を指揮していたアレン・ダレス、破壊工作を担当する秘密機関OPCの局長でダレスの側近だったフランク・ウィズナー、やはりダレスの側近で後にCIA長官に就任するリチャード・ヘルムズだ。(Deborah Davis, “Katharine The Great”, Sheridan Square Press, 1979)

 この4名は金融界との関係が深い。ダレスとウィズナーはウォール街の弁護士であり、ヘルムズの祖父であるゲイツ・マクガラーは国際的な投資家で、BIS(国際決済銀行)理事会の初代議長、フィリップ・グラハムの妻、キャサリンの父、ユージン・メイヤーは世界銀行グループの初代総裁で、FRB(連邦準備制度理事会)の議長も務めた。

 メイヤーは1933年に競売でワシントン・ポストという倒産会社を競り落とし、自分自身の人脈を利用してこの新聞社を「一流紙」と呼ばれるように作り上げた。

 フィリップはキャサリーンと離婚して再婚し、ワシントン・ポスト紙を自分ひとりで経営すると友人に話していたが、1963年6月に精神病院へ入院、8月に自殺する。新聞社はキャサリンが引き継いだ。フィリップと親しくしていたジョン・F・ケネディが暗殺されたのはその3カ月後のことだ。

 1970年代の半ばにアメリカの議会では情報機関の秘密工作に対する調査が進められたが、それに対抗して情報機関やその後ろ盾である私的権力は情報統制を強化、メディアの集中支配を可能にするために規制を緩和、今では有力メディアの大半を少数のグループが支配している。

 2019年にはCOMCAST(NBCなど)、ディズニー(ABC、FOXなど)、CPB(NPR、PBSなど)、Verizon(Yahooニュース、ハッフィントン・ポスト)、ナショナル・アミューズメンツ(VIACOM、CBS、MTVなど)、AT&T(CNN、TIME、ワーナー・ブラザーズなど)、グーグル、ニューズ・コープ(FOXニュース、ウォール・ストリート・ジャーナルなど)というようになっている。

 日本でも1980年代にマスコミの統制が強化された。その直前、毎日新聞の西山太吉記者は沖縄返還協定の背後に密約が存在する事実をつかんで報道するのだが、ライバルのメディアは何者かに操られているかのように情報の収集方法を問題にし、密約自体は曖昧なまま幕引きになった。その出来事で毎日新聞は攻撃の矢面に立たされて経営が悪化している。日米支配システムのタブーに触れると巨大メディアも潰れてしまうことが示されたとも言える。

 また、1987年5月には朝日新聞の阪神支局が散弾銃を持った人物に襲われ、ひとりが射殺され、別のひとりが重傷を負った。この襲撃事件で縮み上がったマスコミ関係者は少なくない。

 そして1991年。「新聞・放送・出版・写真・広告の分野で働く800人の団体」が主催する講演会の冒頭、むのたけじは「ジャーナリズムはとうにくたばった」と発言した。(むのたけじ著『希望は絶望のど真ん中に』岩波新書、2011年)
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202411150000/

▲上へ      ★阿修羅♪ > 近代史3掲示板 次へ  前へ

  拍手はせず、拍手一覧を見る

フォローアップ:


★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
投稿コメント全ログ  コメント即時配信  スレ建て依頼  削除コメント確認方法

▲上へ      ★阿修羅♪ > 近代史3掲示板 次へ  前へ

★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/ since 1995
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。
 
▲上へ       
★阿修羅♪  
近代史3掲示板  
次へ