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(回答先: 昔の日本映画は熱かった _ 高畑勲 野坂昭如_火垂るの墓 (スタジオジブリ 1988年) 投稿者 中川隆 日時 2019 年 1 月 16 日 10:32:06)
こうの史代 _ この世界の片隅に (MAPPA 2016年)
『この世界の片隅に』は、こうの史代の同名漫画を原作とする、片渕須直監督・脚本、MAPPA制作の長編アニメーション映画。2016年公開。
動画
https://www.dailymotion.com/video/x70sa5b
監督 片渕須直
脚本 片渕須直
原作 こうの史代『この世界の片隅に』
音楽 コトリンゴ
主題歌 コトリンゴ「みぎてのうた」
撮影 熊澤祐哉
編集 木村佳史子
制作会社 MAPPA
『この世界の片隅に』は、こうの史代による日本の漫画作品である。
『漫画アクション』(双葉社)にて2007年1月23日号 - 2009年1月20日号まで連載された。
原作との相違点
映画は原作と以下のような相違点がある。
物語冒頭、幼少のすずが海苔を届ける途中で人さらいと遭遇するエピソードの時期が「昭和9年1月」から「昭和8年12月」へと早められた[71][72]。映画では演出プラン練り直しなど種々の経緯を経てこのエピソードの時期を昭和8年12月に設定したという[71]。映画ではクリスマス商戦で賑わう街の様子が描かれているが[72]、この年はクリスマスイブ前日の12月23日に皇太子の誕生という出来事があり[72][71]、その日から年明けまでは祝賀ムードが続いていたはずであることから[71]、物語冒頭のエピソードはそれ以前の日付であると設定された[72][71][注釈 1]。
映画では嫁と小姑の関係にあるすずと径子の対比を主軸として、原作における主要な登場人物であった遊女のリンの登場場面が少なくなっており[73][74][75]、周作、リン、すずの三角関係にまつわるエピソードが描かれない[76][77]。これに伴い、原作においてすずとリンの再会を仲立ちする遊女のテルの登場場面は1カットのみとなり、台詞はない。ただし、すずの回想で名前が言及される場面があり、また原作ではテルの死後、リンを通じてすずに手渡されたことになっている遺品の艶紅を、映画でもすずが所持している描写がある[77]。
映画では、女性の目線から描かれた原作を補う形で、艦船や戦闘機といった兵器のディテールや男性の登場人物の想いなど、男性的な目線の描写を追加したものになっている[78][79]。劇中の昭和20年3月(原作第26話)における最初の呉軍港空襲で、円太郎がすずと晴美を庇って伏せる場面では、米軍機と空中戦を繰り広げる紫電改に搭載された誉エンジンに対する、円太郎の思い入れを語る台詞が追加されている[79]。また映画のこの場面では、すずが戦争の光景に見とれ、すずの想像の中でカラフルな爆煙が絵筆を用いて表現されるという、モノクロで描かれた原作にはない描写があるが、これも当時の軍艦の高角砲には識別のための着色弾が混じっていたという史実を踏まえたアレンジである[80][75]。
日本の敗戦を伝える玉音放送を聞いたすずが激昂して家を飛び出した後、掲げられた太極旗を見て泣き崩れる場面の台詞が変更されている[73][81][82][74][75]。原作第39話では、すずは自分たちの信じていた正義が失われたと感じ、他国を暴力で従えていたからこの国は暴力に屈するのかと独白するが、映画では、自分は海の向こうから来た米や大豆で出来ているから暴力に屈しないといけないのかと独白する。これについて片渕は、当時の日本の食料自給率が高くなく、海外から輸入される穀物に頼らざるを得なかった状況があり、原作と同じようなことを語るのに、ずっと炊事をやってきた生活人のすずが食料に絡めて反応をしたほうが彼女らしくていいと思ったと述べている[73][82]。「#反戦映画としての評価」も参照。関連する描写として、すずが闇市を訪れる場面では、モブキャラクターが台湾米のことに言及する、原作にない台詞が追加されている。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%93%E3%81%AE%E4%B8%96%E7%95%8C%E3%81%AE%E7%89%87%E9%9A%85%E3%81%AB_(%E6%98%A0%E7%94%BB)
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