腹上死で本望、16才の処女を40万円で買う フィリピン病患者 フィリピン病に罹るのは中高年男性が多いのですが、フィリピン移住の際の心得は 「家は買わない、女にはまらない、商売に手を出さない」 若くてピチピチのフィリピーナに誘われて渡比するパターンが多いので、フィリピン病患者はすでに女にはまっているわけですが…。 海外生活の適性はあるか
フィリピンに渡るきっかけはフィリピンクラブが多いのでしょうが、雑誌やネットで海外年金暮らしに興味を持つ場合もあります。 物価の安さが強調されますが、豊かな日本の生活に慣れた中高年が現地の人と同じ生活を送れるかは疑問です。 マニラ行きのジジババたち – 2002/6 浜 なつ子 (著) https://www.amazon.co.jp/%E3%83%9E%E3%83%8B%E3%83%A9%E8%A1%8C%E3%81%8D%E3%81%AE%E3%82%B8%E3%82%B8%E3%83%90%E3%83%90%E3%81%9F%E3%81%A1-%E6%B5%9C-%E3%81%AA%E3%81%A4%E5%AD%90/dp/4872336763
によりますと、
「PRAビザ取得を業者に依頼すると15〜25万円かかる。 これを自力でできるかがフィリピン移住の試金石」 このハードルを乗り越えられないのなら、短期や長期の滞在にとどめたほうが無難らしい。 リスクはいろいろある
「フィリピンでは外国人は不動産を取得できず、土地や建物を買うにはフィリピン人の名義を借りる」
これも危険。 コンドミニアムは外国人でも購入できるそうです。 「メイドやドライバーは安く雇えるが、使用者と雇い人間でのトラブルも多い」 フィリピン人の気質を理解できていないと、人を雇ってストレスを増やす結果になるかもしれません。 日本人詐欺師も多い
「退職金や預金を事業に投資しても、99%失敗する。 フィリピンでは人が余って仕事がなく稼ぐのは難しいので、年金がある退職者を狙った詐欺が多い」 フィリピン人と日本人の金銭感覚はズレており、金にまつわるトラブルは不可避かもしれません。 本書には「40代の日本人女性が 60代の日本人男性にPRAビザ取得に必要な銀行預金 7万5千ドルを立て替えさせて騙し取ろうとした事例」も載っています。 自由とトラブルがワンセット
フィリピンは多様な価値観、異質な環境の異国です。 日本と同じように周囲と阿吽の呼吸でやっていけると勘違いした年配の小金持ちは足元をすくわれます。刺激的な日常は自由とトラブルがワンセット。 「他人に依存せず、自己責任で自己決定せよ」 という当たり前の結論になります。 年の差婚?
フィリピーナと結婚してうまくいくケースもあり得るのかもしれませんが、女性が絡むトラブルは多い。 「老いてから若い女性と性交する喜びを知り、自分の中に別人格を見出す」中高年男性の例はたくさんあります。 「近年、日本人とフィリピーナとの結婚件数は、毎年6千組を下回ったことがないのだが、80才の日本人と30数才のフィリピーナが結婚した例もあった。70代の男性はザラである(P240)」 妻と離別、子供との接触もない単身者が多いようです。 ひんしゅくを買うけれど…
「63才の男性。 50代後半にフィリピンクラブで16才のチェリーに出会い、妻を捨てフィリピンに渡る。 16才の処女マルゥを40万円で買う。 その後 6年間に5人の女性と付き合って8人の子供を認知、養育費を送金している」 堕胎費用を請求されたり、重婚罪で訴えられたり、家を取られたりとカモにされています。 倫理的には周囲のひんしゅくを買いますが、それまで抑えてきた欲望を満たして充実した老後なのかもしれない。 18才の女の腹の上で死ねたら、ひとつのハッピーエンドなのかもしれませんが…。 経済的動機
日本での当たり前の生活を捨てて、海外で老後を送る動機は経済的な不安があります。 年金・退職金・持ち家などの資産はあるけれど、長い老後を考えると十分ではないかもしれない。 物価の安い東南アジアに住めば、同じ金で生活レベルが高い老後を送れるのではないか。 こうした中間層が海外年金生活ブームを作ったのだと思う。 医療費の自己負担はどうなる?
日本人夫婦の海外年金生活で、東南アジアに永住する割合はどのくらいなのだろう? ロングステイや永住ビザを取っても元気な内だけ海外生活というパターンが多いんじゃないかな。 「フィリピン、タイ、マレーシア……憧れの「海外移住」の光と影」 http://president.jp/articles/-/8075?page=2 を見ると、海外でも日本の国民健康保険が使えるとあるけれどそうなのかな? 海外で年金を受け取るには、海外転出届を出してから社会保険事務所で手続きするはず。 海外転出届を出して住民票を抜けば、国民健康保険からも外れると思うのだけれど…。
帰国の余地は残すべき
言葉もペラペラで現地の生活に溶け込んでいるなどの特別な場合を除き、要介護になったり配偶者と死別すれば帰国するでしょう。 帰国できる余裕があれば、定年後の第2の人生を海外でリセットするのもおもしろそうです。ただ、体力・気力が衰えての帰国になりますから、新しい人間関係の再構築に苦労するかもしれません。海外生活の適性さえあれば、このあたりの選択は本人の自由です。 状況はドンドン変化する
もっと切羽詰っていて、まとまった資産はなく日本では人並みの老後は送れない人もいます。人間関係のリフレッシュといった精神的な動機より、少ない金で安く暮らすことを重視。 しかし、東南アジアも物価が上昇中、リタイアメント制度も国の都合で変更になります。 本書には「PRAビザの取得に預託金が50才以上は 5万ドル、50歳未満は 7万5千ドル」とありますが、 「2007年からは 50才以上は 2万ドル、50歳未満は 5万ドルに変更、 さらに2011年からは35才以上は 2万ドルまたは 1万ドルという新ルールが追加」 これは預託金の下限が下がった例ですが、逆も起こり得ます。 困窮邦人は惨め
日本にいれば福祉が充実しています。生きづらさがあったとしても、飢えて死ぬ心配はありません。生活保護受給条件を満たさなくても、「怠け者は飢え死にしろ」と放り出されることはない。 元気な内はフィリピン暮らしも悪くないけれど、帰国の道は残しておいたほうがいいんじゃないのかな。困窮邦人になって乞食をして食いつなぐのはしんどいでしょう。 何に突き動かされるのかな?
本書に登場するフィリピン病患者は、ある程度の財産はある。 しかし、海外生活の経験や適性はたぶんない。 家族関係や仕事でつまづいて、若い女に溺れて前後の見境なくフィリピンにやって来ます。 あまりに刹那的なので、初期の認知症かと疑ってしまう。 運よく気立てのいいフィリピーナと結婚して永住するのでしょうか。 ピンピンコロリの腹上死を迎えられるのでしょうか。 要介護になり家を追い出されて異国の地でホームレスになるのかもしれない。 最後にひと花咲かせられたら、どうなっても後悔しないのかな…。 http://nojob-thrift.blogspot.jp/2014/06/1640.html 1日3回、月に100回、年に1200回のSEX アジアにハマった男たち
ひと頃、アジアにハマった男たちが話題になっていましたが、最近は下火なのでしょうか。フィリピンパブも2004年をピークに、ビザの発給条件が厳しくなって衰退している様子。 堅苦しい日本社会では生きにくいであろう、欲望に忠実でいい加減なおじさんたちはどうなったのかな? 右往左往しながらアジアの混沌に飲み込まれて、それでもそれなりに幸せだったのでしょうか。 きっかけはフィリピンパブw
「アジア行きの男たち – 2001/5 浜なつ子著 http://nojob-thrift.blogspot.jp/2014/10/131001200sex.html
には、例によって怪しげな男たちが登場します。
まず一人目。 「大学は2年で除籍 → 健康食品のセールス(催眠商法) → 21〜30才は消防署に勤務 → パチンコで月に45万円ほど稼げるようになってパチプロに転向 → フィリピンパブのフィリピーナに誘われてマニラに通うようになり、800万円で現地にマンション購入 → 機械のコンピュータ化でパチプロ引退 → パチンコと株式投資で稼いだ資金を持ってフィリピンに移住 → 17才のアミュリットと結婚して商売開始」 40才で早期リタイヤ
パチプロというところが変わっていますが、フィリピンパブでフィリピーナと知り合ってのマニラ行きはよくあるパターン。 40才で早期リタイヤできる資金があったようですが、アミュリットと結婚してから商売を始めます。 「タクシー会社を起こすが1年で廃業、800万円投資して半分の損失 → カラオケ店を開くがこちらも閉店 → 中古携帯電話の販売で直営店6店舗展開、フランチャイズ化を目指す」 例外的に商売で成功
東南アジアで商売に手を出すと、現地の商慣習とのギャップにギブアップ。 投資した分だけ損をして、増やすつもりが資産を失ってしまう。 そういう話を聞きますが、Nさん(43才)は例外的に現在はうまくいっています。 資金に余裕があって、事業に失敗しても仕切り直しができる。 催眠商法の会社での営業経験があるから、ダーティーな交渉もできる。 その辺りが強みかもしれません。
小規模な自営業ですから、明日のことはわからない。でも、異国の地で商売を軌道に乗せ、10代の妻を娶る。正規のルートを外れたアジア行きの男の中では、数少ない成功者なんじゃないかな。50代になった今の状況はどんななのだろう? 異色の経歴
次に二人目。 「労働組合の専従活動家 → NGOから声がかかり、フィリピンへ渡って仲間のカンパで活動 → 交流の場となるペンションをオープン → 経営不振で結婚手続きアシスト業に手を出す」 マニラの日本大使館前で客引き、月に15人前後の結婚手続きを請け負うのだそうです。
「日本のフィリピンクラブで知り合った日本人男性とフィリピン人女性の組み合わせが多い。偽装結婚も少なくない」 男が女を騙している。女は男の金目当て。そんな組み合わせが目につくそうです。 女衒の如きビザ屋
Sさん(49才)はかつて 「日本の農村へのフィリピン花嫁問題は、人身売買的集団見合」 と批判しており、仲間からの風当たりは強い。 「日本人男性とフィリピン人女性が年間 6千組以上結婚するが、離婚も年間2千組以上」 という現実もあって、仕事に誇りが持てない。「女衒の如きビザ屋の仕事」と卑下しています。加えて、利益があまり出ていないのだとか。 煩わしい人間関係をパスしたい
心情的に抵抗がある仕事内容、しかもたいして儲からない。 「暑くて料理がまずいフィリピンは嫌い。フィリピーナに興味はない」 フィリピンに関わって18年になるのに、フィリピーナとの性的関係がゼロという珍しい人です。 「一人が好き。煩わしい人間関係に縛られたくない」 成人男性が仕事をしないでブラブラしていても干渉されない緩さがあるにしても、フィリピーナと深い仲になれば彼女の親族との関係に煩わされるかもしれない。 フィリピーナとの結婚は半減
マニラに行く日本人男性がみんな若いフィリピーナ目当てではないのでしょう。が、Sさんがフィリピンに住み続ける理由はよくわからない。 なりゆきでマニラに流れ着いて、帰国のきっかけがないだけなのかもしれません。好きではなくても、食っていける仕事があるのだからうまくいっている事例です。 ただ、
「夫が日本人で妻がフィリピン人の国際結婚は 2005年が 10,242件 → 2010年が 5,212件」 ブームが過ぎて半減しています。今でも商売として成り立っているのかな? 弱り目に祟り目…
3人目は典型的なハマり組。 「35才で中古機械販売の貿易会社設立 → 商売は順調、カンボジアで22才のタムを身請け → 詐欺で2千万円の損失 → さらに詐欺で7百万円の借金 → また騙され銀行借入1500万円が返済不能、抵当に入れた静岡の自宅が競売にかけられる。この間にタムは脳血栓で死亡 → 知り合いに経理で使ってもらう。19才のベトナム娘ティを愛人にする」 再起の可能性は低そう
Fさん(51才)には日本に妻子がいますが、帰国するとED(勃起障害)になるのだとか。 日本では同世代の男性に引け目を感じるのか、ひきこもり気味になるらしい。 気力と財力が回復したら、カンボジア以外の東南アジアで商売をしたいそうです。 カンボジアで3年間に4千万円の金と自宅を失っています。 落ち目の人間は食い物にされる。 死に体になって霊媒にすがるようでは、再起は難しいんじゃないかな…。 本人は満足なのかも 「一生の内に男性が性交する回数は2500回」だそうです。 Fさんはティとラブラブで「1日3回、月に100回、年に1200回のペースでセックスする」で、日本の妻が相手だと勃起不全。都合のよい ED患者ですw 女にだらしなく、商売が下手。明るい老後は想定しにくい。 本人も、若い女に溺れて現実逃避しているだけだということは、百も承知でしょう。 アジアにハマった男たちは、こうした刹那的なタイプが多かったように思います。 冴えない中高年男性がバラ色のひとときを過ごせるのだから、本人は腎虚で早死しても本望なのかな。 マレーシアロングステイ用ビザ
中高年の東南アジア暮らしには、「夫婦で定年後にロングステイ」という堅実なパターンもありました。が、「2014 TV番組 行ってみたらこんな所だった「マレーシア」編の反響とロングステイの真相」を見ますと、 「マレーシアロングステイ用ビザの50才以上の取得条件は 「1100万円の資産証明(不動産を含めず)、 手取りで月額約32万円の収入証明、 約500万円をマレーシア国内の銀行に定期預金する」」 かなりハードルが高いです。
資産家層がターゲット
「セミナーのターゲットはこれまでの「安い・暖かいアジアで暮らしたいと思う私のような年金弱者の人々」から「資金力のある資産家層」へ確実に推移 しています。 セミナーにブースを出しているのは、シニアの資産が目当ての、天下り官僚組織・不動産会社・旅行会社・語学学校斡旋業者・手続き代行会社・証券会社ばかりです」 海外生活は若者向き
一般的な年金生活者が「家賃や物価の安い東南アジアでワンランク上の暮らしを楽しみたい」という時代ではなくなっているようです。 かつては本格的な移住を目指した中高年もいましたが、医療や介護がネックになることがわかって下火になりました。 言葉も不自由、食事も違う、治安は悪い、医療・介護制度は未整備。 そんな環境は高齢者向きではありません。 そして、数ヶ月単位の滞在では家賃の安さを享受できない。 ストレスフリーの天国はない
とすると、中高年の海外ロングステイは「南の国でリフレッシュしたい金持ち」が対象なのかもしれません。 一般の年金生活者が節約しながら海外滞在を続けたとして、しばらくはしがらみからの開放や物珍しさで楽しいかもしれない。でも、金に余裕がなければできることは限られている。 暮らしている内に外国ならではのストレスも増えてくる。 体力・気力がある内に帰国して、老後の生活環境を再構築するのがベターなのでしょう。 はみ出し者の適性
本書のアジア行きの男たちは、欲望のままに生きているように見えて、異国の地でそれなりの暮らしを営んでいます。善し悪しは別にして、海外生活のスキルや適性を持っている。その代わり、日本人賃金労働者の正規のルートは外れています…。 サラリーマンを勤め上げた中高年には真似ができないだろうし、する必要もない。では、若者の海外長期滞在はどうなのか。これはちょっと違うかもしれません。 http://nojob-thrift.blogspot.jp/2014/10/131001200sex.html ロリコンのハーレム、8〜17才の少女妻が13人 ロリコン男の桃源郷
何人もの少女を妻にしてハーレムを作る。ロリコン男の桃源郷かもしれません。 夢想はしても、実現しようと行動するのはごく少数。 東南アジアでなら妄想を実現できるのでしょうか…。 じゃぱゆきさんにハマる
浜なつ子著「アジア行きの男たち」(太田出版)の続きです。 4人目は優柔不断。 「大学は数ヶ月で退学、アパートにひきこもる → 広告代理店勤務 → 編集プラダクション経営、秘密クラブのタイ人じゃぱゆきさんにハマる → 経営に行き詰まって300万円の盗難手形に手を出し、タイへ逃亡 → バンコクのフリーペーパーの会社に雇われる → フリーの広告代理店下請けとなる、クラブで知り合ったタイ人女性の面倒を見る→ サブカルチャーの新聞が3号で廃刊、未払い金が500万円でシラチャに逃亡 → ほとぼりが冷めてからバンコクに戻りなんでも屋で食いつなぐ」 金と引き換えに優しさを売っている
ひきこもりでも大学中退でも正社員になれる時代だったようです。 商売が下手なのにいろいろ手を出しては、借金を踏み倒している。 「頼りがいのある存在でありたいという下心」で若いタイ人女性の面倒を見ますが、金が続かずにあっさり関係は切れてしまう。 「感謝してもらっていないことに一抹の寂しさを感じる」そうですが…。 金と引き換えに優しさを売っているプロの女にそれを求めるのはムチャです。 優柔不断
「タイにいる限り、堅苦しい生活や家庭のしがらみは一切ない。 だらしなくても許される。どんな状況でいても誰も批判しない。 一度失敗した男、家族に迷惑をかけた男として、ケリを着けて帰りたい、という気持もやはり捨てられない(P169)」 Iさん(53才)には、妻も娘も高齢の父親もいます。 帰国してやり直せればベターです。 崖っぷちの自覚がない
しかし、金にも女にもだらしなくて、あちこちに不義理を重ねている。 バイアグラなどを扱っている現状に先の展望などなさそうですが、日本で働くことも難しい。 タイ社会にも日本とは異なるしがらみがあるはず。 体力がある内は「通りすがりの外国人」として気楽に暮らせますが、何かあった時に現地のネットワークには頼れないんじゃないのかな。 年齢的に切迫した状況なのに、本人には自覚なし。 海外困窮邦人になるパターンかもorz 打たれ弱いひきこもり予備軍
5人目はゲイにハマっている。 「医学部受験に失敗、2浪で早稲田の文学部 → 出版社勤務 → ホテル勤務、退職後は看護婦の妻から離婚を迫られる → 別居してスナックのママと同棲するが捨てられる → アル中と梅毒で入院→離婚後は実家に戻りガードマン → ベトナムを6回訪れ9ヶ月滞在 → 45才でバンコクのフリーペーパーの編集者(月給3万バーツ≒8万4千円)、オカマに惚れるが金をせびられるようになる → フリーペーパーの会社設立を目指す」 よくある勘違い
「みんなの視線が優しかった。誰も僕を非難しない。 日本では働かないと「失格」の烙印を押された。 しかも「ちゃんとした」仕事をしていなければならなかった。 そのことが僕には苦しかった。いつもいつも疎外感と一緒だった」 Sさん(47才)には、「日本は偽善、東南アジアはオープン」と感じられるそうです。 そういう面もあるのかもしれませんが、浮いた存在の外国人だから、現地での暗黙の掟がよくわからないだけの可能性もある。 ゲイに貢ぐのは勝手だけど…
日本社会からはみだす → 疎外感・劣等感 → 東南アジアで現実逃避。 そんなパターンのようです。 外こもりほど働くことに抵抗はなく、親の経済力に頼ってはいますが、食べる分は稼いでいます。 ゲイに恋して貢ぐのも個人の自由。ただ、独立して会社経営というのは無謀なのでは。 現地のむき出しの感情や暴力の中を泳ぎ切るような打たれ強さはないみたい。 本書の出版は2001年ですから、Sさんも今では60才。どうなったのかなあ? 少女妻gs13人!
最期は「玉本ハーレム事件」で有名な玉本さんになるはずでしたが…。 「大卒で和歌山相互銀行入社、株で儲ける → 砂利採取会社の社長就任、頻繁に海外旅行 → 30代なかばにタイのチェンマイで結婚、事業に投資し永住ビザ申請 → 1973年に婦女暴行・幼年者の人身売買容疑でタイ警察に逮捕される」 この時の少女妻は13人、年齢は8〜17才とか13〜15才とかいろいろ伝えられています。玉本さんは39才。
前代未聞の破廉恥漢なのか
それまでの海外定住日本人の多くは、儲かる仕事を探す駐在員やその家族。 この頃から、日常の中のワクワクドキドキを求めるうさんくさそうな男たちも増えてきます。 彼らの目当ては「男であることの優位性を感じさせてくれる女性」 玉本さんはロリコンの欲望を露骨に実現して、「前代未聞の破廉恥漢」とマスコミに叩かれたそうです。 一夫多妻制を認める風潮
「タイやカンボジアでは、金持ちが貧しい人の面倒を見るのは当たり前。 結納金を納めれば何人かの女性を妻にすることは問題視されない。 60年代まではカンボジアの戸籍の妻の欄が4人分あり、一夫多妻制を認める社会だった」 今から40年前の日本と東南アジア諸国の経済格差は大きく、現地での玉本さんの評判は悪くなかったらしい。噂を聞きつけた日本のマスコミが現地のフリージャーナリストに取材させ、騒ぎが大きくなったのだとか。 覚せい剤の密輸が資金源?
「逮捕容疑は無罪だが、公序良俗を害する外国人として国外追放処分 → 帰国後、覚せい剤取締法違反で逮捕 → 保釈中に偽名パスポートでチェンマイを訪問し再逮捕 → 懲役5年の刑が確定 → 出所後、和歌山で木材ブローカー → 50代初めにタイ人現地妻を入籍」 その後の消息が不明だったのですが、「俺は玉本じゃないギョクモトだ」を見ると、2001年に入国が禁止されているタイで身柄を拘束されています。
ロリコン一筋、勝ち逃げの人生
出所後にマニラにもハーレムを作り、最終的にはカンボジアのシェムリアップのハーレムに落ち着いたのかな。 カンボジアの銀行預金が4億円とか大阪のマンションの家賃収入とか、いろんな噂がありますが資産の全貌は不明。1933年生まれだから今年で71才、ロリコン一筋、勝ち逃げの人生なのかもしれません。 意外と金は使っていない
変わったことをする人は自己顕示欲が強く、マスコミに露出したがる傾向があります。 が、玉本さんはマスコミ嫌い。やりたいことを実現できているので、ひっそりと自分の王国に君臨したいのかもしれません。 シェムリアップで少女妻15人と暮らしていましたが、あまり金は使っていない。 結納が20万円、月々の手当が1万円。 20万円×15人=300万円、1万円×12ヶ月×15人=180万円。 初年度が480万円、2年目以降が180万円。 目の付け所は悪くない
刑務所を出たのが1980年ですから、2001年まで21年間と仮定すると(現実には日本やマニラなどにいた時期もある)、480万円+180万円×20年=4,080万円。 東京の上流階級の奥様方は「年収 2千万円程度じゃあ暮らせない」とおしゃっておられます。 タイやカンボジアでは安上がりにハーレムを築けるようです。 しかも、周囲から道徳的な批判もでない。 金の使い方は上手かも
玉本さんは自分の服装にも無頓着だったそうですから、好きなことに金をつぎ込んだのでしょう。金の使い方を知っているようです。 ただ、治安が良くない途上国で大金をキープし続けるのは素人には難しいと思う。重度のロリコンであることは確かだとして、ダークな世界にもつながりがあるのかもしれない。ちょっと、一般人の参考にはならない感じです。 ライトな感覚で遊ぶ
億単位の金が手に入らないというのもありますが、今の若い人はもっとライトなんじゃないかな。 年金生活になるまで楽しみをとっておこうとも思わない。 かといって、労働を拒否して外こもりになる気もない。 高齢者の海外移住は経済的余裕が無いと非現実的、外こもりも年をとると惨めになりかねない。 そうした実例を知っているから、正社員になって安定した身分と収入は確保、長期休暇にLCCで東南アジアに飛んでひと遊び。割りきって楽しんでいるんじゃないのかな。 ハレンチな日本女性orz
ちなみに、筆者は取材に失敗して玉本さんに会えずじまい。その時に通訳兼コーディネーターの女性に軽蔑の視線を向けられます。 「アンコールワットもバリ島状態。非日常のときめきを求める日本人女性が、バイクタクシー運転手と簡単に寝てしまう」 アンコールワットの遺跡の中でセックスするハレンチな日本女性の一人、そう思われたのでした。男も女も暇と金を持て余すと、することは似たり寄ったりなのかなorz 職業は結婚詐欺
「バリ島のジゴロたち」から引用しますと、 「日本人の女の子と結婚するのが、俺たちの唯一のサクセス手段さ。 手っ取り早いし、遊びながら楽しめるし一石二鳥。 結婚して家を買ってもらうのが一番の目的。 買ってもらった後はもちろんバイバイ。 ここでは日本人の名前で土地を買えないから、離婚して家を売れば大金が入るんだ。 裁判するって騒ぐ女性もいるけど無駄なだけ。 法律はインドネシア人のためにあるし、結婚するなら同じ肌の色をした女性がいいに決まっている。 良いも悪いもないさ、俺たちにとってこれは仕事なんだから…」 現実逃避の夢から醒めたら
「異文化の中に飛び込んだ女性がそこに根を下ろし、アジアと日本の新しい一面を開く可能性もある」という筆者の期待は楽観的すぎるのでは。 現地のライフスタイルが性に合って永住できるのはごく少数の例外でしょう。 女性は、バカな男より現実的で計算ができるはず。 疑似恋愛が終了すれば、現実逃避の夢から醒める。 帰国して日本での生活レベルを享受したくなるんじゃないかな。 http://nojob-thrift.blogspot.jp/2014/10/81713.html ▲△▽▼
脱出老人は年の差婚をめざす 花嫁は40歳年下
年齢の離れた結婚は歓迎されない傾向にありました。 男が金で若い女を自由にする。金目当ての女が色ボケ男を手玉に取る。 そんなイメージがあったのでしょう。でも、今では年の差婚は流行りです。 ただ、花嫁が40歳年下のフィリピン女性だと微妙かも。 フィリピンでゆったりセカンドライフ?
脱出老人: フィリピン移住に最後の人生を賭ける日本人たち 2015/9/15 水谷竹秀 (著) https://www.amazon.co.jp/%E8%84%B1%E5%87%BA%E8%80%81%E4%BA%BA-%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%AA%E3%83%94%E3%83%B3%E7%A7%BB%E4%BD%8F%E3%81%AB%E6%9C%80%E5%BE%8C%E3%81%AE%E4%BA%BA%E7%94%9F%E3%82%92%E8%B3%AD%E3%81%91%E3%82%8B%E6%97%A5%E6%9C%AC%E4%BA%BA%E3%81%9F%E3%81%A1-%E6%B0%B4%E8%B0%B7-%E7%AB%B9%E7%A7%80/dp/4093884366
は、日刊マニラ新聞の記者によるノンフィクションです。
物価が安く、気候が温暖なフィリピンでゆったりセカンドライフを楽しみたいという高齢者は少なくない。 けれども、言葉・文化・自然災害・インフラ整備の遅れで不便な日常生活などに関する認識は低いようです。 500万円をどぶに捨てるorz
「日本人男性65歳(元タクシー運転手、年金は月額12万円)、フィリピン人女性25歳、1歳の息子あり。 フィリピンクラブで知り合った18歳の娘と結婚、約500万円送金するが浮気されて別れる。その後、23歳だった今の妻と結婚」 打算的だけど…
「フィリピンのアンケートで年の差婚を肯定するのは貧困層で38%、中間層以上で19%」 女性の側には、社会階層の底辺から浮かび上がりたいという経済的理由があります。 一方で、50歳以上の日本人男性が結婚したい理由は「寂しさからの解放、老後の安心」など。若い女性を求める本能に加えて、介護の心配もあるらしい。打算的との見方もできますが…。 行政主導の花嫁招致活動
「1980年代には、斡旋業者に手数料を払って過疎の村が行政主導で花嫁招致活動を行った。 1990年代に「アジア女性を商品化する人身売買」という批判を受け、民間業者の仲介による国際結婚へと移行した」 動機は金
「相手のことを好きじゃなくても結婚します。 東北は相手の男性がほとんど年寄りなので、とにかく50代でも70代でもビザが欲しいから結婚する。それが本当の理由(P37)」 自分と親戚の生活向上が目的という結婚は以前からあるようです。 私の人生はここで終わり
「若いフィリピン人女性が日本人のおっさんなんかに愛情がないのは承知の上です。 けちだったら女性は寄りつかないし、気前がよかったら有り金全部使われる(P17)」 「フィリピンに住む日本人の中には、いざとなったら帰国する人がおる。 でも、私はいざとなっても帰らないから。私の人生はここで終わり(P38)」 フィリピンの土になる覚悟
上述の65歳男性に錯覚はないようです。体力・気力が衰えても、フィリピンで最期を迎えられるかはわかりません。が、本人が「これでいいのだ!」と言うのですから、好きに生きて何の問題もないと思う。 結婚の条件は経済力
「年収400万円以下の日本人男性は女性に相手にされないとすら言われる時代である。 つまり、フィリピン人女性も日本人女性も男性に求める結婚の条件が「経済力」という点では一致している(P43)」 それならば、日本で家族難民になるより、フィリピン人と年の差婚をしたほうがよさそうに思えますが…。 離婚率が高いorz
「夫が日本人で妻がフィリピン人の婚姻件数は年間3118件、離婚件数は3547件(2013年)」 どうも金が目的の結婚は長続きしないみたい。 要介護状態になっても年金収入がある限り面倒を見てくれるのかな? ホスピタリティが高いといわれるフィリピン人の国民性に期待するのは…楽観的すぎるのではないでしょうか。 粗食で糖尿病が治ったw
「日本人男性50歳、フィリピン人女性19歳。 マニラに隣接するルソンのスラムで、電気も水道もないサバイバル生活。 男は縫製工場の作業員で日当は200ペソ(約540円)」 極貧生活の粗食で糖尿病が治ったそうです(笑)。 困窮邦人もいる
これは「中高年の日本人男性と若いフィリピン人女性≒金が絡む」に当てはまらないケースのようです。 フィリピンの在留邦人は1万8870人(2014年)だそうですから、いろいろな人が混じっています。 金のない不法滞在者だけど
「フィリピンクラブの女性と結婚、 サラ金や闇金から500万円超の借金して彼女の親戚に送金、 浮気されて別れる」 ここまではよくあるパターンですが、金のない不法滞在者(当時の仕事は日当100ペソ)なのに30歳以上年下の女性と結婚しています。
彼はまだ若く、タガログ語ができてフィリピン社会に溶け込んでいるらしい。 貧困ラインは月額2万3700円!
「フィリピンの貧困ラインは一世帯の収入が月額8778ペソ(約2万3700円)、 国民の25,8%がこの貧困ラインを下回る(2014年)」 日当200ペソだと貧困ラインをさらに大きく下回るのですが、「人間関係を築きやすいフィリピンでの暮らしは幸せ」と言います。 綱渡りの不安定な生活
農場に転職し、月給が8000ペソになりアパートへ引っ越しますが…。 妻が病気になって看病のために退職、入院先は貧困層を含む庶民向けの公立病院だが医療費が払えないorz 「綱渡りの不安定な生活は不幸」と本音を吐きつつ、「金を貸してくれ」と筆者に迫ります。 野垂れ死にの覚悟があれば…
物価が安いといっても、日本人が現地で稼ぐのは容易ではないでしょう。 とすると、年金収入や金融資産がないと、安定した海外生活は無理なようです。 元気な内はどこでどんな生き方も可能かもしれませんが、貧乏人が異国で健康を損なえば困窮法人になるんじゃないかな。それを承知の自己責任・自己決断なら、外野の騒音は無視すればいい。 無責任男orz
ただ、子供を安易に作るのはどうなのだろう。 最初の日本人妻との間にできた2人の子供は、妻の母に預けっぱなし。 1人は覚せい剤の過剰摂取で自殺している。 次のフィリピン人妻との間にできた2人の子供とは音信不通。 今の妻との間の息子は、病気になると医療費が払えない状態。 貧困の連鎖の再生産
スラムに住む貧民が養育費を払えるはずもない。 「親はなくとも子は育つ」といいますが、無責任な貧困の連鎖の再生産に思えます。 大人の男女が sexしようと、別れようとそれぞれの選択ですが…。 子育てできそうもない状況なのに出産するのはどうしてなのだろう。 流れに任せて何も考えていないのかな。 http://nojob-thrift.blogspot.jp/2015/10/blog-post_29.html 極楽死はどこにある?
望ましい最期って… 多くの高齢者が望む最期は、「身内や知人に見守られながら安らかに旅立つ」といったイメージではないでしょうか。けれども、それは贅沢な願望になりつつあるのかもしれません。 よくあるパターン
水谷竹秀著「脱出老人 フィリピン移住に最後の人生を賭ける日本人たち(小学館)」 https://www.amazon.co.jp/%E8%84%B1%E5%87%BA%E8%80%81%E4%BA%BA-%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%AA%E3%83%94%E3%83%B3%E7%A7%BB%E4%BD%8F%E3%81%AB%E6%9C%80%E5%BE%8C%E3%81%AE%E4%BA%BA%E7%94%9F%E3%82%92%E8%B3%AD%E3%81%91%E3%82%8B%E6%97%A5%E6%9C%AC%E4%BA%BA%E3%81%9F%E3%81%A1-%E6%B0%B4%E8%B0%B7-%E7%AB%B9%E7%A7%80/dp/4093884366 の続きです。
1人目は脱出老人のひとつの典型例。 「62歳男性、フィリピンクラブで知り合った20歳年下の女性を追って退職後に移住。 自宅を売却した2000万円を貢ぎ、年金2万5000円で女性の家に居候。 日本の預金を妹に送金してもらう」 本人の幸福度は?
若い女に手玉に取られた愚か者なのかもしれない。 預金が底をつくか、健康を損なえば困窮老人になるのかな。 日本に帰る場所はなく後悔しているのか、老後を好きにして諦めがついているのか…。本人にもよくわからないのかも。 マンゴー園を購入
2人目はもう少し地に足がついています。 「56歳男性、フィリピンクラブで出会った13歳年下の女性と結婚。 原発事故後に退職しフィリピン移住、同行した父は1か月後に没。 退職金と自宅売却代金で1,5ヘクタールのマンゴー園を購入(土地が200万ペソ(約40万円)、建物が500万ペソ(1350万円))」 フィリピンの土になる覚悟
男性は50代半ば、妻との年齢差も常識的な範囲内。 元気な内は広大な農園で第二の人生を楽しめそうです。 出会いで「女は男の金、男は若い女の体と老後の世話」という打算があったとしても、それは日本人同士でも大差ないはず。体が不自由になってからフィリピン人妻との関係がどうなるかはわかりませんが、先のことを考え過ぎると何もできないし…。 介護の人件費は安いけれど
「フィリピンの平均年齢は23歳、日本は46歳」 経済成長中ですが、日本に比べて物価も給料や人件費も低い。 ですから、若い介護の人手は安く手に入ります。しかし、医療費はそうではない。 日本人は自己負担 3割でフリーアクセスできる国民皆保険に慣れています。 さらに高額療養費や高額介護合算療養費などの制度もあって、医療費を軽視しがちですが…。 海外転出届と健康保険
負担が大きいけれど社会保障が完備した北欧諸国もあれば、医療を行う環境も整っていない発展途上国もあるでしょう。 「海外転出届け」 http://www.tkago.net/tmanual/notification.html を見ると、「海外転出届を出して住民票を抜くと、健康保険料の支払い義務はなくなるが健康保険に加入し続けることもできない」 提出に関する細かな規定がない?
海外移住をする場合に海外転出届は義務です。 また、海外転出届を出した後で社会保険事務所で年金に関する海外転居の手続きが必要なはず。 ただ、提出に関する細かな規定がないらしく、海外滞在が1年以内ならば提出を求められないようです。 日本での治療費に換算した 7割が給付
「海外転出届けを出さずに、渡航中も健康保険に加入した場合。つまり、国外の滞在が1年以内の状態で、海外で医療機関に治療費を支払い、帰国後自分で手続きした場合、日本での治療費に換算した7割が給付される」 海外旅行傷害保険が必要
「盲腸の手術が日本で40万円、アメリカで400万円なら、 健康保険からの給付は40万円×0,7=28万円、 自己負担額は日本で手術を受ければ40万円−28万円=12万円、 アメリカで手術を受ければ400万円−28万円=372万円」 こうした事態を避けるために、海外旅行傷害保険を利用します。
民間の医療保険が必要
そして、滞在が1年以上に渡る本格的な移住であれば、日本の健康保険に加入できません。 その場合は民間の医療保険を利用することになります。 「フィリピンの保険事情」を見ると、「フィリピンは物価が安くても医療費は日本並み。 最大保障額25万ドルのベーシックな民間医療保険の年間保険料が、51歳〜65歳は1000ドル、71〜75歳で5000ドル、81〜85歳で約1万ドル、96〜100歳では3万ドル」 高齢者の保険料は高額orz
25万ドル(約3000万円)は大金ですが、高額な医療費がかかる病気なら足りないかもしれない。 81歳になれば保険料は年に約120万円です。 96歳になれば年に約360万円、3年で1000万円を超えますorz フィリピンの庶民は金のかかる私立病院へは行かず、低料金の公立病院で最低限の治療だけを受けるのでしょう。 医療のビジネス化
民間の医療保険はピンキリです。 私立病院では医療のビジネス化が徹底していて、保険対応限度分の治療しか受けられません。 提携病院はどこか、どんな検査や治療がいくらで受けられるのか、そうした複雑な契約内容を素人が比較検討するのは難しそう。判断力の衰えた高齢者には不可能に近いのでは。 1000万円を現金で払えるか
「これまでに聞いた自己負担の最高額は1000万円。 フィリピンでボランティア活動中の日本人女性(60代)がくも膜下出血で倒れたが、何の保険にも入っていなかったため、日本からフィリピンに駆け付けた夫が現金で支払ったという。 国民健康保険に加入していない人が大病した場合、日本に帰国して再加入すればいいと考えるかもしれないが、各航空会社から搭乗を拒否される恐れがある(P280)」 医師や看護師の付き添いで帰国するにも、かなりの費用が必要でしょう。 病気でも日本に帰る場所なし
3人目は、「自宅を売却してフィリピンに移住した59歳男性、 脳梗塞で手術を受け左半身の一部が不随。 国民健康保険にも旅行者傷害保険にも加入しておらず、約100万円の自己負担。 20代の彼女とは別れるが、数百ペソで介護してくれる若い女性あり」 困窮邦人予備軍
「金の切れ目が命の切れ目。医療保険は要らない」そんな生き方もあるのでしょう。 しかし、杖をついて歩ける内は、少額のお礼で用を足してもらえば暮らせますが…。日常生活にも不自由するようになれば、医療費も嵩んで困窮老人になるんじゃないのかな。 逃げ道もあるけれど
小心者の私なら、「要介護度が進んだら、帰国して人権団体に泣きつき、生活保護を受給して介護施設に入る」などの逃げ道を準備すると思う。 けれども、若いフィリピン人を追いかけて日本を飛び出す人に、そんな発想はないのだろうな。良し悪しではなく、人生観の違いなのかも。 雪のない生活に憧れる
4組目は、「秋田県在住の日本人夫婦、年金生活。 雪のない生活に憧れて自宅を処分、冬はセブ島のアパート、夏は日本(自営業で使っていた事務所あり)」 温暖な気候なら沖縄でもよさそうですが、物価が安くしがらみのない海外で解放感を味わいたいのでしょう。 現実的な選択
当初は退職者ビザを取得しコンドミニアムを購入する予定でしたが、現地の台風被害に接して方針転換。冬季のみ短期滞在の海外生活を楽しむことにしました。 富裕層ではない中間層も、こうした老後を選択肢にできるようです。 「元気な内に海外生活をエンジョイ、健康が不安になったら日本に戻る」 日本に生活拠点が残っているのでリスクは小さい。 いいとこ取りでウィンウィンの関係
途上国に住むには、その国の医療環境も含めた現実を受け入れなければなりません。 が、そこまでの重い決断はなかなかできない。また、受け入れ側も「ある程度の年金があって保険に加入している日本人なら移住者として望ましい」と言います。 「自分で自分の面倒を見ることができ、金を落としてくれるなら歓迎」ということです。互いにいいとこ取りでウィンウィンの関係かな。 独り者の海外移住者が孤独死
最期は、あまり金もなく、人的ネットワークも切れている独り者の海外移住者の例です。 「結婚歴なしの63歳日本人女性、高校の英語教師だったが遺産相続をめぐるトラブルでフィリピンに移住。 ネグロス島に 6年住んだ後、セブ島のコンドミニアムに 4か月暮らす。 大腸がん闘病中で心筋梗塞による孤立死、本人の希望でセブ島の日本人墓地の埋葬される」 返金請求は煩雑
横道にそれますが、 「彼女が退職者ビザ取得のために定期預金した2万ドルは、ビザ解約で全額返金される。 が、この手続きは煩雑で時間がかかるため諦めるケースも多い」 この辺りの事情は 「退職ビザ預託金の行方 4.預託金の返却」 http://watami2008.pasco-ph.com/?p=11153 に詳しいです。 性差なのか?
フィリピンバンドを追いかけて移住する日本人女性もいたそうです。 が、夢が覚めた後も現地に残る人は少ないらしい。 女性は正気に戻れば現実的に判断してやり直せるのでしょう。 地縁・血縁のネットワークを持っている場合が多く、年金生活の日本人女性が海外で一人暮らしをするのは稀だと言われます。 幸福になる者も、不幸になる者もいる
ただ、女性にもいろいろなタイプがあるはずです。女性の経済力がアップするにつれ状況は変化するかもしれません。 「干渉されずに一人でひっそり暮らしたい」という上記の女性は、フィリピン社会に溶け込めず浮いていた。 海外移住で幸福になる者もいれば、不幸になる者もいる。客観的に見れば、彼女は後者なのでしょう。 環境を変えたら幸せになれる?
人は生きたように死ぬのならば、環境を変えたら幸せになれるというわけでもなさそうです。多少の変化のきっかけにはなっても、60年以上かけて形作られたライフスタイルを一変させるのはほぼ不可能。 居住地が日本でもフィリピンでも、都市部でも田舎でも、孤独死する人は孤独死するんじゃないのかな。 世間的な評価はどうでもいい
一人では生きていけませんが、対人関係にはプラスもマイナスもあります。 「絆=善」を押し付ける風潮はどうなのだろう。 人間関係に消極的な人間には、その人にふさわしい人との距離感があります。 世間的な評価が「かたくなな生き方で孤独な末路」だったとしても、死にゆく本人にとってはどうでもよいことでしょう。 ダメ元でやってみるしかない
海外ロングステイが多少話題になっても、実行するのはごく一握りの人たちです。 日本で暮らすような便利で安全な暮らしは保証されない。 それでも、日本での寂しい老後より、楽園を求めて海外移住を試すというのなら…。ダメ元でやってみるしかないのかも。 苦しみは少ない方がいい
「死亡する直前の数日間は、部屋で苦しみ悶えたのか、ボールペンで幾十にも丸い円が描かれていた。そして日付欄が空白になる。 遺体が発見されたのは、その二日後だった(P275)」 フィリピンでどんながん治療を受けていたかは不明。 日本の病院やホスピスでの死が、フィリピンでの孤独死よりマシかどうかは判断できません。 http://nojob-thrift.blogspot.jp/2015/11/blog-post.html ▲△▽▼ フィリピンに生きる困窮邦人 パラサイトシングルのひきもりやニートでも、親が年金保険料を支払っている場合もあります。が、国民年金を満額受給しても月に6万5千円ほどです。親が亡くなった後、遺産を食い尽くせば生活保護が必要になるでしょう。国民年金は、高齢でも働き続けられるひと昔前の自営業を想定した制度だからです。 では、低年金や無年金が予想されるひきこもりやニート、さらに広げてワーキングプアの非正規雇用者が、物価の安い東南アジア諸国に移住すれば新たな展開が開けるのでしょうか。 日本を捨てた男たち フィリピンに生きる「困窮邦人」 2011/11/25 水谷竹秀(著) https://www.amazon.co.jp/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%82%92%E6%8D%A8%E3%81%A6%E3%81%9F%E7%94%B7%E3%81%9F%E3%81%A1-%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%AA%E3%83%94%E3%83%B3%E3%81%AB%E7%94%9F%E3%81%8D%E3%82%8B%E3%80%8C%E5%9B%B0%E7%AA%AE%E9%82%A6%E4%BA%BA%E3%80%8D-%E6%B0%B4%E8%B0%B7-%E7%AB%B9%E7%A7%80/dp/4087814858
を図書館で借りてきました。
困窮邦人は自己責任
「航空運賃+不法滞在分の罰金が払えず日本に帰国できない困窮邦人は768人、フィリピンは332人と最多」 フィリピンクラブの女性を追いかけて渡航し、所持金を使い果たして見捨てられるのがよくあるパターン。 女は金を、男は年齢差40〜50才以上の若い女を求めます。 駆け込み先の日本大使館は「自己責任の結果に国民の税金を貸し付けるのは納税者の納得が得られない」として厳しく対応。 海外で無一文になった日本人の帰国支援に関する国援法(飛行機代、宿泊費、食費、交通費、雑費などの貸付)が適用されるのは、年に20〜30人に止まります。 人手も予算も限られており、親族・知人に電話して送金を依頼しますが…。 不義理を犯していたり疎遠になっていたりで、断られるケースが多いようです。フィリピン日本人会も困窮邦人支援には消極的。 共通のパターン
筆者は日刊まにら新聞(東南アジア初の日刊邦字紙)の記者で、裏付け取材も丁寧に行っていますが、登場する困窮邦人が語る内容の真偽ははっきりしません。 困窮邦人は37〜59才の中高年男性。 元の仕事は派遣、新聞配達、トラック運送、ソフトウェア、自動車部品製造など様々。 自営業者もあれば、大手企業勤務もある。 渡比のきっかけはフィリピンクラブのフィリピーナである点は共通。 学歴は高卒以下。所持金なしのホームレスで、フィリピン人に食事を恵んでもらうなどして生き延びている。
親の貯金を使い込み、高利の借金を踏み倒し、罰金も未納で帰国すれば収監される者。 連帯保証で借金を背負い、偽装結婚の道具に利用された者。 海外移住に至った経緯はそれぞれですが、離婚や別居で円満な家庭生活だったとは言えないようです。
スポイルされていく
「マニラの最低賃金は1日400ペソ(約800円)、庶民の月収は1万ペソ(約2万円)ほど、物価は安い」 「彼らは日本に住めないんですよ。フィリピンが住みやすい。 日本では、ああいった人は受け入れてもらえないんですよ。 日本じゃ苦しくて生きていけない。 一生懸命に働いてお金を稼ぐことができない人たちなんだなあと思って。 女、薬にはまっている人が多い。 ああいう味を覚えちゃうと駄目なんですよ。 人間は堕落していくもんなんだと思いますね。 だいたい、60,70のおじさんを本気で愛してくれる若い女の子なんていませんよ。 結局はお金ですよ、お金(P64)」 著者は「異国の地で所持金もなくホームレス状態で生きているのは何らかのメッセージの発信か」との思いで取材を始めたそうです。
が、「困窮は自己責任ではない」という仮説は崩れ去った」 経歴詐称の常習犯
ソフトウェア会社勤務で年収1,000万円を超えていたという51才の男性は、アパートで寝たきりの垂れ流し状態。下半身不随で右目は失明しています。 家賃滞納で追い出された後、障害者施設に入れましたが、そこも半年で追い出される。 面倒を看てくれるフィリピン人の善意にすがっていますが、いずれ限界がきます。 フィリピンクラブ絡みの浮気で離婚、フィリピーナと結婚して渡比。 転職を繰り返す内に発病、フィリピーナとも離婚して現在の境遇になりました。 フィリピンクラブでの飲食代200万円、自宅売却時のローン残金500万円などを親に肩代わりさせており、70代後半の両親は受け入れを拒否しています。 見栄を張って経歴を詐称するこの男のプロフィールが、どこまで信用できるかは不明です。しかし、仮に帰国費用の目途がついても、日本に居場所はありません。 離婚するなら退職金は財産分与の対象
高卒後33年間大手企業に勤務した59才の男は、単身赴任先でフィリピンクラブにはまり 2年で1,000万円つぎ込む。 25才年下のフィリピーナと結婚、早期退職金4,900万円を持って渡比。 土地購入に1,000万円、妻の兄弟に買ったジープ3台で300万円、養鶏場ビジネスに1,000万円(4年で失敗)、退職ビザ取得条件の定期預金に650万円などの支出があって、残金は6万円。 妻名義の家を追い出されてアパート暮らし、ひと月5,000ペソ(約1万円)の節約生活をしながら60才からの年金受給を待つ。 フィリピーナのおねだり攻勢は、土地、家、自動車、事業の順で行われるそうです。 ぴったり当てはまります…。 ただ、フィリピーナが騙したというのは一方的でしょう。 体を張って勝負している彼女のところへ、4,900万円のネギをしょったカモが飛び込んできたというべきなんじゃないかな。 被害者はこの男ではなく、一方的に離婚され退職金も持ち逃げされた元妻です。 女もはまる…
身勝手すぎる男の話が続きますが、フィリピンバンドのメンバーと恋に落ちて渡比、現地に妻子がいることを知って失意の帰国をした日本人女性もいたそうです。フィリピン人男性が日本人女性を利用して家族を養うパターンもあったわけで、日本人は平和ボケしているのかもしれません。 ダブルスタンダード
本書の事例を読むと「自分はこれほどひどくはない」と優越感を感じます。 が、逆境にあれば、人間の弱さがむき出しになる瞬間は誰にでもあります。 傍から見れば、五十歩百歩と言えなくもない。 しかし、だからといって、フィリピン人の同情に甘えて、横着に世話になり続けることは肯定できません。日本に帰国し、社会的弱者支援を謳うNPOにでも頼って生活保護を申請するしかないのかな? 「日本でホームレスとして生活する人たちも各個人の選択の結果と言わざるを得ないのだろうか。個人の責任であれば、なぜ、社会問題として取り上げる必要があるのか。あるいはマスコミが「こんなかわいそうな人々がいます」と世間にアピールし、書籍や記事のネタに利用しようとしているだけなのか(P282)」 同感です。ダブルスタンダードです。困窮邦人に自己責任を求めるのならば、生活保護や障害年金も真に必要な人のみを対象にするべきです。 稼動年齢層に生活保護を与えたり、新型うつ病に障害年金を認めたりすることは、納税者の社会的常識と合致しないでしょう。 http://nojob-thrift.blogspot.jp/2013/09/4900_16.html ▲△▽▼
▲△▽▼ メイドの最低賃金はひと月6750円! 人生の最期はどこで?
痴呆老人はフィリピンで暮らす方が幸せなのか。 フィリピンは日本人高齢者の姥捨て山になり得るのか。 水谷竹秀著「脱出老人 フィリピン移住に最後の人生を賭ける日本人たち(小学館)」の続きです。 人気の居住先は東南アジア
「1986年の通産省のシルバーコロンビア計画は高齢者の海外居住支援事業、欧米を居住先として想定。 バブル崩壊後は物価が安く白人社会より暮らしやすい東南アジア(マレーシア、タイなど)が人気の居住先」 海外ロングステイ人口は増加
「フィリピンは退職者ビザ取得の条件が緩く(35歳以上の外国人、指定銀行口座に1〜5万ドルの定期預金)、取得した日本人の総数は3020人」 「日本人海外ロングステイ人口の推計は1992年が90万7千人→2013年が155万6千人」 富裕層の第二の青春?
「フィリピン・マニラ 日本人高齢者を受け入れる介護サービスの現場」 http://diamond.jp/articles/-/36470 を見ますと、
「生活防衛のために年金を頼りに海外移住 → 高齢の富裕層が海外のセカンドハウスでショートステイをエンジョイ」 といった傾向の変化があるようです。上記の海外ロングステイ人口は滞在2週間以上をカウントしています。 ちょっと長めの観光
永住という重い決断ではなく、もっと軽いちょっと長めの観光なのかな。 元気な内に物価の安い海外でワンランク上の非日常を楽しむ。 健康が不安になったら日本に戻る。 いいとこ取りというか現実的な選択です。 この傾向を反映してるのか、英語習得に消極的な海外年金生活者が多いのだとか。 マニラ極楽暮らし
マニラ極楽暮らし―年金女性のフィリピン生活 – 1999/5 小松崎 憲子 (著) https://www.amazon.co.jp/%E3%83%9E%E3%83%8B%E3%83%A9%E6%A5%B5%E6%A5%BD%E6%9A%AE%E3%82%89%E3%81%97%E2%80%95%E5%B9%B4%E9%87%91%E5%A5%B3%E6%80%A7%E3%81%AE%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%AA%E3%83%94%E3%83%B3%E7%94%9F%E6%B4%BB-%E5%B0%8F%E6%9D%BE%E5%B4%8E-%E6%86%B2%E5%AD%90/dp/4838710682?ie=UTF8&*Version*=1&*entries*=0
の著者である小松崎憲子。
「1994年に68歳でマニラに建売住宅を購入(1350万円)、 40年近くの教員生活で月額30万円ほどの共済年金あり、年金者天国を謳歌」 小松崎さんは富裕層ではなく、この年代では少し余裕のある普通の年金生活者でした。 トラブルもあって… 「70代半ばでローズ・プリンセス・ホームに移り、その後は従業員とのトラブルで退職者ビザ取得代行業務を廃業。ローズ・プリンセス・ホームと金銭トラブルあり、病気を押して帰国し茨城県の病院にて85歳で没」 経済的弱者の孤立死
日本の高齢化率(65歳以上の割合)は25,1%、都内には高齢化率が3割を超える団地もある。家賃が7500円〜2万円の都営団地には生活保護受給者も多く、経済的弱者の孤立死が問題になっている。 貧乏な高齢者の多くは自ら行動を起こさず、「居場所がない、寂しい」とつぶやいている。 心が不健康だとダメ
強者の立場からは、 「高齢者は年金があって幸せ、日本にいて満足、それ以上夢か何か必要なのか? 体がついていくかどうか、やるかどうかは本人次第。 待っていても誰も来てくれない。体が健康でも心が健康じゃないとダメ」 などの意見も聞かれます。 海外永住はハードルが高い
筆者は「日本では経験できない華やかな老後を送れた」と小松崎さんを肯定的に評価しています。 が、海外長期滞在の不安として「医療、治安、言葉」が挙げられ、高齢者は医療・介護の問題を避けて通れません。 彼女の最期は海外永住の難しさを教えてくれました。 姥捨てなのか
「58歳の娘が 84歳の母をセブ島のコンドミニアムに入居させ、月に1回様子を見に来る。 3人兄弟の家をたらい回しの後で借りたアパートはごみ屋敷になったが、都内の介護施設は入所待ちの経緯あり。 娘は退職後にセブ島で年金生活を送る予定」 介護者の都合が優先される
母は離婚しており、娘は金融関係の営業社員とあるので、娘の経済力に頼っているのかもしれません。介護離職して娘が犠牲になるのが正解とも思えず、人件費が安いメイドの世話で暮らす母が不幸とも言えませんが…。 「セブ島の暮らしは楽しくなくはない」というのが母の本音なのかも。 医療や介護が必要になったら?
心身が衰えれば、介護の場所や方法は介護者の都合で決められます。 認知症ではなく、最低限度の日常生活がこなせる内はよいとして、要介護度が進んだり医療が必要になったらどうするのだろう。 その時は日本の介護施設に入所させるのかな。 ローズ・プリンセス・ホーム
「フィリピンの民間介護施設は月額4万5千〜8万ペソ(約12〜22万円)、マニラ首都圏の平均給与が1万ペソ(約2万7千円)なので利用者は富裕層」 一方で、「1996年にできた日本人高齢者向け介護施設であるローズ・プリンセス・ホームは入居費用120万ペソ(約324万円)で話題となり、ピーク時には年に700人もの見学者が訪れた」 ほぼ全滅状態orz
当時の日本の高級老人ホームは入居一時金が高額でしたから、割安感があったのでしょう。 が、「2014年の日本人入居者は4人、フィリピン人スタッフのみによる管理費ぎりぎりの運営」 類似施設はいずれも少数の関係者が利用しているだけで、ほぼ全滅状態だそうです。 海外介護ビジネスはもう終わっている
ローズ・プリンセス・ホーム創設者の棟朝淳州(むねともあつくに)は 「介護を受ける人も英語ができなかったり、フィリピンの事情を知らなかったりするからトラブルになるんです。私の中では海外の介護ビジネスはもう終わっています。今以上のことはできません(P246)」 と述べています。 セールストークの責任をとらない
途中で日本人スタッフがいなくなっても、医療費が予想外の高額であっても、確認を怠った入居者の自己責任ということです。 日本のように行政による救済措置などなく、儲からずに経営者が投げ出せばそれまでorz 安心を求める高齢者やその家族にとっては選択肢になりません。 行き場のない入居者が文句を言えずに残されたババ抜き状態に思えます…。 フィリピン人メイドによる介護
「81歳の認知症の妻を、91歳の夫が 43歳のフィリピン人メイドの手を借りて介護。 実家を売却しフィリピン人と結婚した息子が住むフィリピンへ渡る。 メイドの夫には数十万ペソ騙し取られるが、メイドの介護には満足」 介護中心の認知症患者
フィリピンの民間介護施設があてにならないなら、身内の介護が必要になります。 この事例は息子夫婦の家がフィリピンにあるのが特徴。 日本では在宅介護しきれない事情があってのフィリピン移住です。 妻は認知症で寝たきりですから、金の力であっても丁寧に世話してくれるメイドがいるほうがよいのかも。 残される夫はどうなる?
妻が天寿を全うしたら、「日本で死にたい」と言っていた90代の夫はどうするのだろう。 日本にも小規模低料金の住宅型老人ホームも作られるようになっています。 帰国するのか、フィリピンで息子夫婦の世話になるのか。成り行き次第なのかもしれません。 フィリピン人メイドの手を借りて介護
最後の事例は、 「認知症の90歳の母を娘(68歳)夫婦がフィリピンに移住して介護。 身体拘束する介護施設や精神安定剤を服用させる姉夫婦の介護に不満で母を引き取る。 メイドを月額4千ペソ(約1万800円)支払う約束で雇っても、値上げを要求されてトラブル続き。6年間に120人のメイドをチェンジ」 ちなみにマニラ首都圏のメイドの最低賃金はひと月2500ペソ(約6750円)です。 キュアよりケアの高齢者向き
治療より介護が必要な高齢者で、延命治療を望まないならば、介護の人件費が安いフィリピンも選択肢になり得そうです。 日本で家政婦を雇えば、1万円だと4〜5時間分にしかならないでしょう。 「施設のルールによるのではなく、在宅で介護したい」のなら、安価で丁寧な介護の人手を調達できるのは魅力的です。 フィリピン社会に溶け込んでいない
ただ、移住した娘夫婦の老後はどうなるのだろう。 フィリピン人はホスピタリティーに富むかもしれませんが、お人よしではない。 金で労働力を買い叩く感もある初老の日本人夫婦が、地域社会に溶け込んでいるとは思えません。体力・気力が衰えたら、フィリピンに住み続けることは難しそうです。 海外長期滞在の条件は…
まとめると、高齢者が元気な内は、経済力に合わせて海外でも好きに生きられる。 海外生活で介助・介護が必要になったら、現地の民間介護施設は当てにならない。だから、同居する身内の介護者とメイドを雇える程度の年金収入や資産が必要。 高額な医療費がかかるようなら、日本に帰国できる余地も残しておくのがベター。 困窮邦人以外のゴールもある
う〜ん、これだけの条件も満たすなら、日本でも海外でもそれなりの最期を迎えられるのは当然かなw では、たいした年金収入もなく頼れる身内もいなければ、海外ロングステイは無理なのか。 貧乏な単身者が海外移住を強行すると、困窮邦人になるしかないのか。 http://nojob-thrift.blogspot.jp/2015/11/6750.html マニラの欲ボケ婆、海外老人ホームの闇
日本人向けの介護付老人ホーム
年金だけでやっていけるか不安な高齢者は、物価の安い国で老後を送るという選択肢もあります。 お勧めはフィリピン、日本人向けの介護付老人ホームもあって安心です♪ ちょっと、情報が古いかも…。 海外年金生活者もいろいろ
マニラ行きのジジババたち– 2002/6 浜 なつ子 (著) https://www.amazon.co.jp/%E3%83%9E%E3%83%8B%E3%83%A9%E8%A1%8C%E3%81%8D%E3%81%AE%E3%82%B8%E3%82%B8%E3%83%90%E3%83%90%E3%81%9F%E3%81%A1-%E6%B5%9C-%E3%81%AA%E3%81%A4%E5%AD%90/dp/4872336763
によりますと、
「フィリピン退職者ビザを取得した日本人は763名(2001年)」 短期滞在ではなく、永住してフィリピンで余生を送る覚悟なのでしょう。 ハワイやオーストラリアなどの優雅な海外年金生活者ではなく、経済的不安を解消しようとするやや規格外れの人も含まれているそうです。 「ビザが取得し易い(銀行に定期預金するべき額が小さい)、物価が安い」 などがフィリピンの魅力です。 マニラの名物婆さん
本書の第1章に登場するのは小松崎典子さんで、 「75才。40年間の教員生活の後、退職金3千万円と田舎の家の売却代金を持ってマニラ暮らしを始める。 PRAビザ取得、現地に1500万円で家を購入、フィリピン年金暮らしの先駆者として有名。 月に30万円ほどの年金があり、メイド2人と運転手を雇う生活」 異母妹やその親族に資金援助したり、一泊 8千円で日本人をホームステイさせたりと現地の生活をエンジョイ中。 ボケたらアウト…
日本人が経営する介護付老人ホーム(ローズプリンスホーム)の介護権も購入して老後に備えます。 茨城の田舎の生活は完全に捨てており、フィリピンに永住するつもりでしたが…。 「真実が知りたい どうしても許せないのです」 http://blog.goo.ne.jp/srachai/e/496ebd4b801babd79eede7932f0383aa
を見ますと、海外で最後を迎えるのはハードルが高いようです。
本書の出版が2002年ですから、85才くらいで永眠されています。 日本にいてもリスクはありますが、体力・気力が落ちる高齢者にとって海外が住みやすいとはいえない。異国で認知症になるとアウトです…。 話題のローズプリンスホーム
第3章に登場するのは子供が3人いる60才のバツイチ女性で、 「半身不随の母親の介護でストレスが溜まる。 女性労働に支えられる在宅介護を前提とした介護保険制度に失望、 子供に迷惑をかけたくないとローズプリンスホーム(1996年にフィリピンに開設された有料老人ホーム)の短期研修に参加」 成功しそうなビジネスモデル
「フィリピンで箱もの施設の運営は至難」と言われる中、日本政府によるロングステイ推進の波に乗りローズプリンセスホームの経営は順調に見えました。 「3千坪の敷地にバストイレ付の個室、クリニック、歯科診療所、食堂、プール、リハビリテーション室などがあるホームとその周辺に一軒家が並ぶ。 施設の生涯賃貸料は290万円。 要介護になればホームの個室で24時間体制の介護が可能。 介護費用は月に軽度なら2万2千円、中度なら2万6千円、重度なら5万3千円、超重度なら8万9千円(いずれも当時の為替レート)」 労働力の安さが魅力
例えば、認知症で超重度の要介護状態になったとすると、介護費用・食費・管理費で月に16万5千円。 バブル崩壊後でも、このくらいの金額は年金でクリアできる高齢者は多いのでしょう。 「フィリピン・マニラ 日本人高齢者を受け入れる介護サービスの現場」 http://diamond.jp/articles/-/36470?page=4 によりますと、
「フィリピン国内には仕事のない介護士があふれている。 派遣会社に依頼しても、その費用は1日 8時間勤務で月額7000ペソ(約1万8000円)程度だ。 プライベートナースも可能で、月額1万5000ペソ(約3万8000円)も出せばいくらでも応募が来る。 月10万円で、自宅で24時間完全看護(介護)が実現するのだ」 人件費の安さがポイントです。 ジンクスを破れず、破綻…
しかし、17人の入居者が相次いで解約し、解約金支払いのために救急車を売却。 日本人スタッフが辞めて介護の質も低下。 2002年の時点で資金繰りは苦しかったようです。 検索すると 「2011年には経営者が蒸発し、2013年には「かつて100人ほどいた入居者は4人に激減」 とありますが、真偽不明です。他に行き場所のない者の吹き溜まりになっている感あり。 物価上昇、治安の悪さ
フィリピンの安い労働力を利用し、地元には雇用が生まれ、日本の高齢者には選択肢が増える。ビジネスチャンスに思えますが、フィリピンの他の日本人向け介護施設も経営難といわれています。 ローズプリンスホーム破綻の原因はよくわかりません。 「造成地の外はスラムで、施設の 18ある一軒家の内 7軒が窃盗にあった」 治安に問題があったのかもしれない。 物価の上昇が予想以上だったのかもしれない。 医療費の自己負担はどうなる?
「NHK「海外での老後をなぜ選んだのか」は片面の真実でしかなかった」 http://ameblo.jp/tomsoya1000/entry-11448481805.html
を見ますと、医療費の問題もあったようです。
「住民票を抜く=海外転出届けを出せば、住民税や健康保険料を払う必要がない代わりに、フィリピンでの医療費は全額自己負担になる。 住民票を残しておけば、住民税や健康保険料がかかるが、医療費の自己負担は 3割になる」 ということかな? 永住のためにPRAビザを取ってフィリピンに渡るのに、日本に住民票を残せるのだろうか。 居住の実態がなければ住民票は抹消される(不在住で職権消除)ように思うのだけど…。 ランナーズハイ、宴の後
小松崎さんがみじめな行き倒れ同然なのか、晩年の 10年ほどは思い通りの生活をエンジョイできたのだからもって瞑すべきなのか、評価はいろいろでしょう。 海外年金生活のリスクが明らかになり、ブームは下火のようです。 海外の日本人向け介護付老人ホームで機能しているところは、たぶんありません。 適性のある人以外は、高齢になってからの海外移住はリスキー。 日本に生活の本拠を残す → 元気な内に外国で楽しむ → 体力・気力が衰えたら帰国、 これが無難です。 金がなくても生活保護があるしw
まとまった預金とある程度の年金を持った高齢者は徐々に減っていく。 東南アジアの国は経済成長とともに物価が上昇する。 定年後の年金生活は20年30年という長期になる可能性がある。 日本の経済力をバックに東南アジアで優雅に暮らす、30年後にそんなことが可能だろうか。 国内の有料老人ホームも倒産します。が、条件が変更されるにしても、入居者は何らかの形で保護されます。平和ボケした日本人には、国内が安全・安心なのです。 http://nojob-thrift.blogspot.jp/2014/05/blog-post_25.html 13. 中川隆[-5446] koaQ7Jey 2018年3月17日 14:44:14: b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523] ▲△▽▼ 海外移住の成功不成功 2013/11/10 3日ほど前に、ブックオフで105円で見つけた本、「マニラ極楽暮らし」小松崎憲子著を読んだ。 マニラ極楽暮らし―年金女性のフィリピン生活 – 1999/5 小松崎 憲子 (著) https://www.amazon.co.jp/%E3%83%9E%E3%83%8B%E3%83%A9%E6%A5%B5%E6%A5%BD%E6%9A%AE%E3%82%89%E3%81%97%E2%80%95%E5%B9%B4%E9%87%91%E5%A5%B3%E6%80%A7%E3%81%AE%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%AA%E3%83%94%E3%83%B3%E7%94%9F%E6%B4%BB-%E5%B0%8F%E6%9D%BE%E5%B4%8E-%E6%86%B2%E5%AD%90/dp/4838710682?ie=UTF8&*Version*=1&*entries*=0
日本は徐々に放射能だらけになるから、海外移住したい。しかし、お金はないので東電の元社長や会長みたいにシンガポールやドバイのように金のかかる国へは行けない。
近くて英語が通じ、生活費も安いフィリピンあたりがいいのでは、と思うようになり、何度かフィリピン行きの海外チケットも調べたりした。 ただ、。やはり心配なのは台風の発生地、今も大きな台風被害で死者が1万人を超すと言われるほど。 場所にもよるのでしょうが、頑丈な建物に住まないと吹き飛ばされる。 「マニラ極楽暮らし」では、小松崎さんという元小学校の教師が68歳でフィリピン移住した。 家も買い、車も買い、ダイビングを楽しみ、日本食を食べ、大きなショッピングモールで買い物したり、メイドを使って楽しく暮らしている、犯罪にも会わずにいるから大丈夫みたいなことが書いてあった。 それで最近はどうかな、とネットでブログを探すと驚きの結果だった。 小松崎さんは、2011年の8月に亡くなっていた。 1926年生まれだから、84歳だったのでしょうか。 彼女を知る人ー現地の友人みたいな・・・のブログには以下のように書いてあった。・・・・・・ 真実が知りたい どうしても許せないのです 2012-09-26
棟朝淳州(むねともあつくに)さんのフィリピンはルソン島ラグナにあるローズプリンセスホームは事実上崩壊しているようです。現在そこに定住している人はわずか4人だけみたいなのです。
原因は、マニラ市内で開店した日本料理店(ふるさと)の経営がうまくいかなかったのではないかと推察されます。 小松崎憲子さんの最後は悲惨なものだったみたいです。 棟朝さんに預けしていたパスポートを返してもらえず帰国するのが大幅に遅れてしまいました。 人から聞いた話ですが、二カ月に一度53万円の振り込みがマニラの銀行にあったそうです。 棟朝さんが全部管理していました。 管理と言えば聞こえはいいのですが、小松崎憲子さんは毎月5000ペソのお小遣いだけしかもらえなくて、残りは全部棟朝さんのほうで管理していたようです。
三食の食事を二食に減らして節約していたと聞きました。 胸が詰まって涙を流しました。 他にも被害者は多いようですね。 定期預金をして利息で暮らしましょうという甘い言葉にひっかかって、全財産を棟朝さんに預けてしまった人もいるようです。フィリピンで裁判沙汰になっていますし、暗殺された人だっているみたいです。 推測ですが、棟朝さん、これらのお金を自分の事業(日本料理店)に回した。 事業は失敗し、二件目のお店も失敗、現在小さな焼き鳥屋を経営している。 これは犯罪じゃないでしょうか。 小松崎憲子さんは、最後の力を振り絞り、友人たちや大使館の人たちの手を借りて帰国を果たしました。 飛行機の座席を2席確保して、横になって搬送されたようなのです。 JALの親切なお方の手も借りたようです。 帰国後、入院し、わずか数カ月で天国に召されてしまいました。 エルシウムのテラスハウス、車も全部没収されたと聞いています。 許せないのはパソコンまで没収したことです。 死の直前まで、小松崎憲子さんは手書きで「マニラ極楽暮らし」の続編をしたためられておられました。 憲子さんの遺作を、何とかして、サイトで復活させてやりたいと言う思いは、親戚の方々たちにとっては迷惑以外のなにものでないのでしょうね。 天国の小松崎憲子さん、最後まで、手助けすることが出来なかったことを、深く、後悔いたしております。 http://blog.goo.ne.jp/srachai/e/496ebd4b801babd79eede7932f0383aa 以上のブログを読んで、やはり日本にいたほうがいいのかも、なんて思いました。
別のブログを見ると、小松崎さんが認知症になったから、その施設の管理者が預金などを管理していたというのだが。 今テレビで放映しているのは、海外移住をして現地で結婚し、子供を育て、レストランやカフェ、ホテルなどの経営をしながら成功している女性たちの話し。 こういうのを見ると、やはりもっと若い頃に移住して、現地で人の輪を広げ、仕事をしたり、家族を作るなどしないと成功するのは難しいのかもしれないと思います。 そして、どうせ介護施設に入るなら、しっかりとした所を選ぶべきかな、とも思うのです。 http://origotou.blog.so-net.ne.jp/_pages/user/iphone/article?name=2013-11-10 小松崎さんのご冥福をお祈りします, 2012/12/26 レビュー対象商品: マニラ極楽暮らし―年金女性のフィリピン生活 (単行本)
昨夜、NHK総合テレビの番組「追跡真相ファイル」で、小松崎憲子さんが入所されていたフィリピンの介護老人施設で、日本のテレビや書籍で何度も取り上げられていたローズ・プリンセス・ホームの日本人オーナー失踪と、経営破綻の例が紹介されていた。 現在この施設の日本語スタッフも不在になり、入所者はまともなケアが受けられない状況で、日常生活や医療費に困窮している姿が映し出されていた。 小松崎さんは番組では特に取り上げられていなかったが、その理由はすでに彼女はフィリピンの親戚にも知らされず日本に送り返されて、2011年8月に癌で死去されていたからだ。 なおインターネットの情報によるとローズ・プリンセス・ホームの経営難と、小松崎さんの痴呆が重なり、晩年は彼女もフィリピンでトラブルに遭った多くの日本人と同じように、大変な状態に追い込まれたという衝撃的な噂が出ていた。 この番組では他にもフィリピン人妻に、家や財産を奪われた日本人男性が泣き寝入りをせず、妻を窃盗罪で告発して逮捕に追い込んだだけでなく、現在は裁判を起こして財産を取り戻すために頑張っている姿を追っていたが、こんなことが出来るのは心身が健康だからこそ。 なお小松崎さんが必死で世話をした肝心のフィリピン人親戚は呑気なことに、彼女が人生最大のピンチになっているを知らず、トラブルの防波堤になってあげられなかったらしい。(本当にフィリピン人って頼りない!) 実は一時期、自分も老後に一人で海外生活をしたいと思い、海外移住を前向きに検討していて、ネットで色々な話を調べたり、直接現地(タイ・マレーシア・フィリピン)に行ったりした。 しかし現在は完全移住はあまりにもリスクが大きいので、1年のうち数ヶ月を海外で暮らすロングステイでいいと思うようになってきた。 つまり老後は主に日本で暮らしたいと思っている。 でも、もし海外移住をしたとしても、最後は日本に帰って生涯を終えるのがベストであり、そのためには日本にある財産も人脈も絶対に捨ててはいけないと、NHKの番組を見て強く思った次第だ。 https://www.amazon.co.jp/gp/customer-reviews/R1P9C8OC8PNL8Y/ref=cm_cr_arp_d_viewpnt?ie=UTF8&ASIN=4838710682#R1P9C8OC8PNL8Y 海外ロングステイの現実, 2014/2/27 レビュー対象商品: マニラ極楽暮らし―年金女性のフィリピン生活 (単行本)
十年ほど前にこの本を読んで比島移住の夢をかき立てられ、マニラの著者に連絡を取り比島へ数回訪れました。 その一年後に会社を早期退職し著者を頼って比島移住を決行しました。 そして、そのまた5年後には日本へ戻ってきました(苦笑)。 この本に書かれていることは 「比島と比人は、こんな国こんな人達だったらいいのにな」、 「比島在住の日本人がこんな暮らしができればいいのにな」etc という「・・・れば」「・・・たら」の願望話と、比島の現実をごちゃ混ぜにした一種のファンタジーです。 (ですからこの本の内容は全てが出鱈目ではありません。本当のことも書かれています。と言うか、比島のネガティブな面はソフトに表現している、またはネグっている。ポジティブな面はデフォルメしている) 発展途上国とその国民の現実は半端なものではありません。 その発展途上国に住んでいる多くの邦人の現実も半端なものではありません。 筆者の知人の在比邦人や比人親族(異母妹一家)はなにゆえ認知状態になった筆者をぎりぎりまで放置していたのか。私にはその理由が分かるような気がします。 「老後は気候が温暖で物価の安い途上国で悠々自適」。 私が見た限りではそんな美味い話はありませんでした。 海外移住/ロングステイへの幻想をかきたてるのは止めて貰いたいものです。 https://www.amazon.co.jp/gp/customer-reviews/R2RGECC6DSFA2X/ref=cm_cr_arp_d_rvw_ttl?ie=UTF8&ASIN=4838710682 定期預金の金利が12,75%w
1億円貯めたら働かずに金利で暮らせる 私が勤め始めた頃はまだバブル崩壊前で、預貯金の金利は6〜7%ありました。 「1億円貯めたら働かずに金利で暮らせる」と言われていたのですが…今となっては過去のお伽噺(笑)。では、海外ではどうなのでしょう。 海外年金生活者のバイブル
小松崎憲子著「マニラ極楽暮らし 年金女性のフィリピン生活(マガジンハウス)」は、海外年金生活者のバイブルだったそうです。 1999年の出版なので、時の流れを感じます。 フィリピーナの異母妹
「53歳で茨城県に家を新築、退職金はローンの返済に消える。 60歳の定年退職後も現職時の生活水準を維持したいと物価の安い国への移住を検討。 同居の父の死後、異母妹テレシタに会いにフィリピンを訪れる。 ホームステイをしたりアパートを借りたりした後で、茨城の家を売却しフィリピンで家を買う(1350万円)」 計画的な移住計画
退職者ビザを取得しフィリピンで家を買うまでに、情報を収集し計画的に準備を進めています。 「外国人はフィリピンでは建物は所有できるが、土地は所有できない」そうなので、土地は長期リースで借り上げたのかな。 フィリピーナの異母妹あり
結婚歴はなく、父没後の日本に濃い人間関係はなかったのかもしれません。 フィリピーナの異母妹がいる点が特殊です。 「姪のヘレン、住み込みのメイド2人、通いの運転手1人で暮らす。 ヘレンには退職者ビザ取得代行会社を任せる。 テレシタには350万円の家をプレゼント」 年金収入とそれなりの貯金があるので大盤振る舞いしたのかな。 ちなみにメイドの月給は約6000円! 騙される二つのパターン
「日本人が日本人に騙される寸借詐欺」もありますが、話題になるのは 「フィリピンパブで知り合ったフィリピーナを追いかけて来て、女性名義で土地や建物を取得して結婚、金がなくなると離婚されて一文無し」 日本人男性が困窮邦人になるよくあるパターンです。 成功する確率は3%
「年金生活者が楽しく暮らすコツは何もしないこと。商売に手を出したら火傷する」 「言葉もしゃべれない、商売の経験もない、人脈もない、法律や商慣習も知らない、そんな日本人がフィリピンで商売して成功する確率は3%程度、妻がフィリピン人なら5%ぐらい」 為替も物価も変動する
「1997年4月1ペソ≒5円」とありますが、「2015年11月1ペソ≒2,6円」ですから、為替レートの変動は大きい。 「物価は安いが日本食品は高い」 こちらも「インフレ率が1998年9,36%、2008年8,18%、2014年4,17%」なので、物価はけっこう上昇しているはず。 今なら移住生活費はいくら?
P132に夫婦にメイド1人、運転手1人のフィリピン標準家庭の支出(月額約11万円)の内訳が載っています。 ちなみに筆者の支出は約15万円。 「1ヶ月の移住生活費シュミレーション(日本人感覚のA夫妻編)フィリピン」 http://www.naru-web.com/philippines/cost-of-living.html を見ると、
フィリピン都市部で日本人感覚の暮らしをすればメイドや運転手なしで 18万円超。 あまりお得感を感じられないのでは? ペソ建て定期預金の金利は12,75%!
「フィリピンの銀行のペソ建て定期預金の金利は10〜12,75%、税金が20%かかる」 ええと、仮に 5000万円の定期預金を組めば、税引きで年に400万円の利息を受け取れるってことです。一瞬、フィリピン移住を考えました(笑)。 で、2013年の情報だと…
が、 「意外と知られていない フィリピンのインフレと預金利息」 http://vagabond0321.seesaa.net/article/308634921.html を見ると、預金が保証される銀行は5行で上限は各100万円ずつ。
そして、金利は2%ちょっと。 5行に 500万円預けても税引き後の利息は年に8万円…。 500万を超える預金には銀行の破綻リスクが発生する。 為替リスクも取ってこの金利だと…日本で投信をやった方がよいような気がするのだけれども。 国民健康保険に加入し続けられる?
「長期滞在者は国民健康保険+海外旅行傷害保険が多い。 フィリピンに本拠を移し、医療保険未加入の者もいる。 風邪なら診療代1000円+薬代1000円、虫歯2本の治療代6000円」 筆者は「厄介な病気になったら日本で治療するつもりなので、国民健康保険に加入し続けている」とあります。 海外転出届は任意らしいけれど…
海外転出届を出さず住民票を残して、住民税や国民年金保険料を払い続けていたのでしょう。 海外転出届は1年移住が目安で、強制ではないらしい。 本書執筆時点で、茨城の家を売ってマニラに移住してから5年は経っています。 日本に生活の本拠がないのに住民票が残っているのは、本来はおかしい。 法の不備はいずれ解消されるはず
法の不備のグレーゾーンはいずれ解消されるんじゃないのかな。 とすれば、高齢の年金生活者が医療保険に未加入なのはハイリスク。 民間の医療保険に加入する必要があり、高度な医療を私立病院で受けたいのなら保険料が嵩むはずです。 ローズプリンセスホームの入居者第1号orz
1994年に68歳でフィリピンに居を移し、マスコミに注目された70代半ばまでがゴールデンタイム。 「1997年にローズプリンセスホームの2部屋の終身利用権を購入(約656万円)、入居者第1号となる。 利用料金は月額14万円(夫婦は22万円)。 施設内に診療所、車で15分の場所に私立病院あり。 看護婦資格を持つ日本人スタッフがいる日本人専用の介護付き老人ホーム」 海外の姥捨て山かも
リゾート感覚の高級老人ホームをイメージした豪華な建物、安い人件費で介護の人手を確保。 目の付け所は悪くなかったのかもしれませんが、安心・安全を重視する保守的な日本人には受け入れられなかった。 「開業後2年以上経った1998年12月の入居者は5人」 立ち上げた日本人経営者は投げ出して、「ババを引いて行き場のない老人が残された姥捨て山」のようになってしまっているorz 過保護な日本は世界の例外
日本の老人ホームでも、事業がうまくいかず事業主が交代する、預かり金の入居一時金が使途不明になる等のトラブルはあります。が、行政指導や救済措置が取られて、入所者の保護が図られるはずです。 一方、海外で怪しげな業者に騙されると、100%自己責任…。 医療費の見積もりが甘い
「フィリピンには日本のような健康保険制度はない。 貧乏人は安い公立病院で最低限度の治療を受ける。 金持ちは高額な私立病院で最高水準の治療を受ける」 「ボトックス 始末記」 http://blogs.yahoo.co.jp/aspentower14042001/11260843.html によりますと、ボトックス注射1本1万9000円! 上記の生活費シュミレーションの医療費は見積もりが甘すぎます。
最期は日本で迎えたくなる
「そろそろ幕を閉じさせて頂きます」 http://blogs.yahoo.co.jp/aspentower14042001/11296652.html を見ますと、管理人さんは13年ほどフィリピンでの生活を楽しみ78歳で亡くなられたようです。日本に戻って治療を受ける前に亡くなりましたが、数日前までブログを更新しており寝たきりの期間はほとんどなし。二人三脚の奥さんの支えが大きかったろうと思われます。
最後まで思い通りが理想だけど…
残された奥さんは息子と日本に帰国したところで更新は終了。 理想に近い最期なのではないでしょうか。 フィリピーナと結婚する場合を除き、日本人が一人でフィリピンの土になるまで住み続けるのは至難なのでは。 老いるという現実を直視すれば、最後まで自分の思い通りに生きることは不可能とわかるはずです。 金と親身な身内
永住といった重い決断は高齢者には向きません。 生活の本拠を日本に残し、年金生活の夫婦が元気な内にリゾートでバカンスを楽しむ。 そんなノリでいいんじゃないのかな。 それなりの金があって、親身に関わってくれる身内(配偶者や子供)がいるなら、ハッピーエンドの可能性が高まるでしょう。 元気な内は思い通りになっても…
小松崎さんに話を戻せば、ローズプリンセスホームに移った70代後半以降は思い通りにならないことが多かったようです。 退職者ビザ取得代行業は廃業、広告塔として利用された感のあるローズプリンセスホームともトラブル、日本に帰国して85歳で亡くなっています。 不本意な暮らしという印象
移住生活前半が華やかだっただけに、後半は不本意な暮らしという印象が強い。 世間的評価は「プチセレブを気取った独り者の年金生活者が、業者の甘言に乗せられて惨めな最期」といった感じになるのかな。 向き不向きの問題
大多数の高齢者は、住み慣れた地域で穏やかに老いることを望んでいるのかもしれません。「治安、医療、言葉」のリスクを承知で、本格的な海外移住に挑戦する人はほんのひと握りです。 国内で平均的な老後を過ごすマジョリティ、海外で光と影が強い刺激的な老後を送るマイノリティ。 価値観の違いというか、向き不向きがあるのでしょう。 どこにいても死は管理しきれない
どちらがより賢明な選択かを比べることに意味はない。 できるうちにやりたいことをやっておけば、後悔は少ないかもしれない。 安らかな最期を求めるのも大切でしょうが、死が迫った生活をコントロールしきれるものでなし。それは日本にいてもフィリピンにいても変わらないでしょう。 http://nojob-thrift.blogspot.jp/2015/11/1275w.html ▲△▽▼ 灰色の海外移住?
介護付き長期滞在施設
日本は国民皆保険ですから、介護保険料の徴収を拒めません。 それで、一人暮らしの高齢者が要介護認定されると、介護保険を利用して在宅介護ができるのかと言うと…たぶん無理でしょう。 介護保険は同居の家族を前提とした制度だからです。 では、貧乏な一人暮らしの高齢者が特別養護老人ホームに入所できるかと言うと…かなり難しいでしょう。 比較的安いので待機者が多く、順番待ち状態だからです。 待機者数は42万人とか、真に入所が必要なのは4万人とか、真に入所が必要な人だけでも16万人とか、実態ははっきりしませんが、申し込んでもすぐには入れません。 そこで、海外の日本人向け介護付き長期滞在施設が登場しました。 井出康博著「年金夫婦の海外移住」(小学館)の続きです。 フィリピーナの追っかけ
「フィリピン日本大使館の邦人保護事例は1066件(2006年)と多く、その2割が生活困窮者」 フィリピンに海外移住するひとつのパターンは、フィリピーナの追っかけ。 フィリピンパブにはまり、帰国したホステスを追ってフィリピンへ → 仕事もせず、所持金がなくなると女性の家を追い出される → 帰国する旅費もない困窮邦人となる。
店内の仮想恋愛と現実の区別がつかない中高年男性がいるようです。
「70代半ばの離婚歴ある男性、 家賃が月に1万3,000ペソ(約3万2,000円)の1LDKマンションは電気・水道・ガスが止められ、家賃滞納で立ち退きを迫られている。 生活費は5,000ペソ(約1万2,000円)は知り合いに無心。 一時帰国して生活保護を申請するが認められず、フィリピンに舞い戻る」 在比邦人ホームレス寸前なのに、フィリピン女性にたかられて300ペソ(740円)を渡しています。 海外で孤独死するかもしれませんが、自分で選んだ境遇です。もって瞑すべし、なのかな。 ローズ・プリンセス・ホーム
フィリピンへの海外移住には、日本人向け介護付き長期滞在施設を目指すパターンもあります。 十分な介護の人手を確保できる、有料老人ホームに入居する資産がある。そうした人達を除けば、日本での老後に不安を感じます。 介護士の人件費が安いフィリピンなら、日本では平均的な年金生活者も十分な介護を受けられるはずです。 「日本人向け介護付き長期滞在施設ローズ・プリンセス・ホーム、 35平米の部屋の生涯使用権が300万円、 健常者は1日3食の日本食込みで7万円、 24時間マンツーマン介護付きの寝たきりは13万円(医療費は別)、 月に1万円弱の管理費を払えば常時滞在の必要なし」 60部屋の大半は埋まっているとあります。ニッチ分野で成功したベンチャー企業なのでしょうか。
日本の介護付き有料老人ホームは、入居一時金も月々の費用も高額です。 取り崩せるかなりの資産がなければ、年金生活者(国民年金でも厚生年金でも)には高嶺の花。需要はあるでしょう。 トロピカル・パラダイス・ヴィレッジ
「治安のよいスービックにある介護付き長期滞在施設トロピカル・パラダイス・ヴィレッジ、 1泊 1万円、1週間 5万円、1ヶ月11〜16万円、1年132万円、10年900万円(いずれも介護費用を含む)」 離婚経験のある74才男性(年金15万円、生活費20万円)の例が挙げられています。 厚生年金+貯金の取り崩しで、日本より安くて手厚い介護が受けられるのですが…。 ニーズがあるはずなのに、永住者は少なく保養目的の利用が多いらしい。 金の問題をクリアできれば、最期は日本で迎えたいのは当然です。 言葉も通じない異国の施設を終の棲家とするには覚悟が要ります。 また、海外のうまい話は眉唾物という警戒心もあるのでしょう。 介護付き施設の契約金持ち逃げなどの詐欺事件が報道されているそうです。 医療費の全額負担
橘玲の「フィリピン・マニラ 日本人高齢者を受け入れる介護サービスの現場」 http://diamond.jp/articles/-/36470?page=4 によりますと、
「一時期は新聞やテレビでもたびたび紹介されたローズ・プリンセス・ホームは、経営の混乱で日本人職員が全員退職してしまい、いまは日本語を話せない介護士しかいない (昨年12月にはNHK「追跡!真相ファイル」でその実情が取材された)」 ネットで断片的な情報を拾ってみると、 「ローズ・プリンセス・ホームは3000坪の敷地に50の部屋がある大規模な施設。 16年前にフィリピン初の日本人向けの老人ホームとして開設、入所を希望する人が殺到した。 しかし、施設を出る人が増え、部屋の多くが空いたままになっている。 日本の住民登録を抹消してフィリピンに住所を移すと、日本の国民健康保険は適用されず医療費は全額自己負担となる。 1日12万円の治療費の工面に苦労した末にすい臓癌で亡くなった人もいる」 高齢者の介護は医療とセットになることが多いのですから、介護が安上がりでも医療が高額ならメリットは感じられません。 杜撰な事業計画
「フィリピンの問題点というのは コストが高くなった。人材の確保が難しくなってきている。 私自身、さじを投げちゃっている部分がある」 経営者の姿勢にも問題あり。倒産せずに譲渡先が見つかったようですが、「有料老人ホームの居住者の権利は利用権。 入居一時金を支払い、終身利用権を取得していても、事業者が変わればその権利は引き継がれない。 サービスのカット、入居一時金の追加徴収、月額費用等の改定が行われることになっても抗弁できない。 そのサービスでは生活が維持できない人や追加費用を支払えない場合は退居せざるを得ない」 日本人スタッフのいなくなったローズプリンセスホームは、もはや日本人向け介護付き長期滞在施設ではなさそうです。 日本に戻ると言っても、体力・気力・資力に加えて受け入れ先探しも必要です。ハードルは高いでしょう。 介護付き有料老人ホームが倒産したら
有料老人ホームは民間企業ですから、倒産やM&Aもあります。 終の棲家として介護付き有料老人ホームを選ぶのでしょうから、サービスが継続して提供されることが最重要です。 が、介護期間が長くなることもあるわけで、10年以上先のことは誰にもわかりません。わからない時は「みんなで渡れば怖くない」海外の介護付き長期滞在施設利用者はごく一部の少数者ですから、このサービスの利用は非常にリスキー。 倒産やM&Aという事態になっても、「うまい話に騙されたかわいそうな人」として一時話題になるだけ。自己責任が強調されます。 日本の介護付き有料老人ホームが倒産した事例では、特例として特別養護老人ホームが入居者を引き受けました。 老後は国内で暮らすのが無難です。施設に入る金がなければ、自宅でいけるところまでがんばるしかないでしょう。 http://nojob-thrift.blogspot.jp/2013/09/blog-post_13.html ピンクのちブラック、フィリピン病患者の明暗 フィリピン病患者の末路
フィリピンパブが全盛だった頃、フィリピン病患者になる 30〜40代日本人男性が多かったそうです。 2000年代前半には年齢層は拡大し、フィリピン病は退職者にまで広がりました。 2004年に米国が日本のこうした状況を「外国人女性に対する人身売買による性的搾取」と非難し、2006年には興行ビザの発給が従来比1割程度に激減。フィリピンパブは大打撃を受けたそうです。 フィリピン病患者の末路はいろいろらしい。 フィリピーナへの偏見
「フィリピンパブファンの中で、若く素朴なフィリピン女性を騙し性的関係を持とうとする日本人客が年々増加した。 その一方、日本人の優越感、外国人コンプレックス等を裏手に取り、日本人客を騙し金銭的摂取をするフィリピン女性も増え、フィリピンを嫌う日本人も徐々に多くなる。 そういった悪循環が日本社会の中でフィリピンという国に対する偏見を多く生んでいった。 また、既婚者でありながら妻と家族を捨てて、フィリピン女性と恋に落ちる日本人男性もいたのが偏見を助長した〜 Wikipediaのフィリピンパブ」 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%AA%E3%83%94%E3%83%B3%E3%83%91%E3%83%96 日本人=金持ち・スケベ・シャイ
日本に出稼ぎに来たフィリピーナにとっては、日本人=金持ち・スケベ・シャイ。 フィリピーナの家族にとっては、日本人=金を運んでくるカモ。 諸々の体験談からそうした情報は広く知られています。 フィリピンの消費者物価指数は3〜5%の上昇、GDPの伸び率は7,2%(2013年)、東南アジア諸国の中では経済成長が遅れています。 が、日本人が経済力を背景に現地で大きな顔をできるのはいつまでか…。 退職金や年金でまとまった金を自由にできる中高年も少なくなっていくでしょう。フィリピン病は時代の仇花に終わるのかもしれません。 3人目でやっと結婚
マニラ行きのジジババたち – 2002/6 浜 なつ子 (著) https://www.amazon.co.jp/%E3%83%9E%E3%83%8B%E3%83%A9%E8%A1%8C%E3%81%8D%E3%81%AE%E3%82%B8%E3%82%B8%E3%83%90%E3%83%90%E3%81%9F%E3%81%A1-%E6%B5%9C-%E3%81%AA%E3%81%A4%E5%AD%90/dp/4872336763
の第2章は一応ハッピーエンド。
「55才の時にフィリピンクラブで16才のチェリーに誘われて渡比、1ヵ月で120万円使う。 800万円の銀行預金を持って再び渡比、20才のジェシカに1ヶ月で100万円使う。 銀行に 5万ドル預けてPRAビザを取得するか、結婚ビザを取得するか迷い、日本人が経営するコンサルティング会社の紹介で 36才のシェリーと結婚」 ネギを背負ったカモ
言葉ができない、お人よし、女好き、そして金を持っている退職者。 離婚し、子供たちとも絶縁状態で心が弱っている。 700万円の預金を抱えて周囲に頼りきりのこの男性は、典型的なネギを背負ったカモ。 若いピチピチのフィリピーナとの結婚を夢見て、金を毟り取られます。 仮に結婚できたとしても、金・男・家族とのゴタゴタで離婚され追い出される可能性が大きい。 見た目より気立て♪
ラッキーだったのは、3人目の女性と不承不承ながらも結婚したこと。 子供が2人いる不美人の中年女性ですが、気立てがいいらしい。 家の残金や屋台の権利金を支払ってくれる男性を、「日本人は金があって貧乏の苦しみを癒してくれる精神安定剤」と立ててくれます。 月に11万円の年金でも、女性にとっては貴重な収入源なのでしょう。 老後は不透明
50代半ばで労働意欲がわかなくなったという気持ちは、中高年のひきこもりにもわかります。 ここまではほんのりピンクのフィリピン病患者で、とりあえずハッピーエンドです。 が、20〜30年後に11万円の年金にどれくらいの価値があるのだろう。 体力・気力が落ちる老後の生活がどうなるかはわからない。 異国の地でシェリーとの生活に閉じこもり、言葉が通じない周囲とのコミュニケーションをめんどうくさがると…。 金を持っているだけの存在
「金を持っているだけの存在となり、彼から無理やり金を引き出そうとするでしょう。 家から放り出され、路上生活者となる可能性だってあります。 それでも、本人の意識次第では、結構、気楽に生きていけるものです。 また、そういう覚悟がなければ、フィリピンのような地獄と極楽が同居する国で老後を過ごそうなどと考えてはいけない。 「物価が安いから」 「メイドが月1万円以下で雇えるから」 そんな理由だけでフィリピンに住めば、後で痛いしっぺ返しを食うでしょう(P69)」 強盗殺人なのか?
本書の第5章は在比邦人が殺され、財産もどこかに消えたバッドエンド。 「養子、結婚後すぐに離婚、神経症で定職に付かずひきこもり。 土地とアパートの売却代金5千万円を持って51才で渡比。 PRAビザ取得、フィリピン人と結婚するが1年後に別居。 自宅を含め 5戸の住宅を購入、不動産はフィリピン人名義で取得しなければならないので、いずれも妻や知人名義」 57才で殺されてジ・エンド。 PRAビザ取得時に銀行に預けた 5万ドルもいつの間にか引き出され、5千万円の財産は雲散霧消。 詐欺師の標的
フィリピンで殺された場合、犯人は検挙されない可能性が高い。 5戸の住宅は賃貸に出して生活の足しにするためと説明されていますが…。 言葉が話せず事情に疎い在比邦人の中高年男性が食い物にされたようです。 PRAビザ取得者は5万ドル(当時の為替レートで約600万円)の銀行預金があるとわかるので、詐欺師のターゲットになるそうです。 愛想はいいが醒めるのも早い
「焼き鳥屋で隣りに座った若い女の子にその場で結婚を持ちかける」 フィリピンへ行けばバラ色の老後が楽しめるとハイになっていたらしい。 見知らぬ土地で生まれ変わって、結婚して家族を養うという一人前の男性を演じたかったのかもしれません。 「愛想のいいフィリピン人は、客をもてなす大天才である。 大いに歓迎してくれるけれども、醒めるのも早い。 最初はちやほやしてくれるが、言葉もできない、冗談も言えない、フィリピン人と仲良くなろうともしない日本人は、やがて、金を持っているというだけの存在に変わっていく(P205)」 リスクは分かっているはずなのに
親の遺産で一瞬の夢を楽しめたのだから本望…ではたぶんないでしょう。 妻子に迷惑をかけるわけではなく、「税金で助けれてくれ」とも言っていない。 相続した財産をどう使おうが自由です。 ただ、この頃は既に、「フィリピーナに誘われてノコノコ渡比するリスク」は語られていたはず。 結婚といっても、金で婚姻届を買うような例がほとんど。 フィリピーナを非難するのはお門違いな気がします。 50代ならば、認知症で判断力が衰えたわけでもないでしょう。 好きにすればいいのだけれど
他人に迷惑をかけず、自己責任で行うのなら、好きにすればいいとは思います。 ただ、「人生も先行きが見え、家族ともうまくいっていない。 そんな状況で若いキュートな娘に誘われたら、男ならクラッとくるのはわかる。 破滅しない程度の火遊びなら楽しみたい」 といった肯定論もありますが、理解しにくい。 海外生活の適性が低い中高年が、場当たり的に外国へ行ってうまくいく確率は低いでしょう。「金を毟られに行くようなもの」と考えないのはなぜだろう? フィリピンの土になる割合は?
脳細胞が桃色に変化して判断能力が低下するのか。 すべてを承知で「最後にひと花咲かせたい」と達観しているのか。 何も考えずに刹那的に生きているのか。 殺されるのは例外として、フィリピンの地でフィリピーナに看取られて亡くなる邦人はどのくらいの割合なのだろう? 生きていれば年金が受け取れるので、最後まで下の世話もしてくれるのかな。 放り出されて困窮邦人になるのかな。 夢破れて帰国するのかな。 どうも、最終的なハッピーエンドは想像しにくいです…。 http://nojob-thrift.blogspot.jp/2014/05/blog-post_28.html フィリピン移住に関する考察・・・・B 2013/1/7(月) 午後 5:15
思いっきり穿った考えで移住や結婚の事について書いてみます(汗)。
まず、どうして結婚しないといけないのでしょうか?
貴方の世間体
フィリピン人配偶者やその家族の世間体 愛し合っているから、結婚するのは当然 その他の理由・・・・・・・ 結婚する事を決めた経緯を振り返った時どこかに大きな勘違いが有ったような気がしませんか?
フィリピンで暮らすに当たって、フィリピン人と結婚している事に対する 日本人のメリットはなんでしょうか? 身の安全ですか? これは、今までに起きた色々な事件で 結婚している= 身の安全の確保
には必ずしもなっていないですね?。
本当に気持ちが有れば、結婚していようがいまいが余り関係ない気がします。 色々な手続き関係の手伝いをしてもらえる事も結婚とは関係無いし通訳、その他(夜の生活も含む)でも結婚している事とは関係が無い。 フィリピン人家族の体裁・・・・
フィリピン人同士でも結婚していないで同棲しお互いの家族とも良好な関係を持って子供を儲けている人も沢山居ます。 子供の日本国籍も、別に結婚していなくても認知する事で問題無い。 愛し合っている場合でも、結婚と言う儀式を通過しなくてもその関係は継続できるし結婚しても結局その関係を継続できないケースも多々有ります。 対家族に関しても、結婚しているしていないは実質的に大きな違いは無い気がします。 となれば・・・・・極端な話し 日本人がフィリピン人と結婚して得られるメリットは相手がどんな人であれフィリピンの永住資格 13A が取れると言う事だけではないでしょうか? まぁ、SSSやフィルヘルス等はフィリピン人配偶者のベネフィシャリーとして入る事は出来ますが大したメリットとは言えません。 それに対して、フィリピン人配偶者が得られるメリットは
日本人の配偶者として、日本へも行き易くなる
日本人の配偶者である限りその日本人名義の預貯金、固定資産(コンド等)等ありとあらえる財産の相続権(日本の財産も含む)が有る。 →フィリピン人配偶者が死亡した場合、配偶者名義の土地や建物は日本人に相続はされません。
これと言った財産が無くても、ある程度の年金が有るなら安定した生活が望める 年金額が多ければ、毎月結構良い暮らしが出来る(家族も含め)日本人配偶者が死亡した後でも、条件により遺族年金の受け取り資格も有る。 日本人の経済力で、家族親戚等に対し大きな顔ができる(家族内で権力を持つ)等々フィリピン人配偶者には沢山のメリットが有ります。 多くの場合、日本人のメリットは1つだけ にもかかわらず・・・・・
アウェイの地と言う遠慮も有るし、言語も侭なら無い、フィリピンの法律も分らないフィリピン人の配偶者と言う滞在資格の問題等で配偶者に見放されると、基本的な生活も侭なら無い・・・・と言う事で表向きは(対外的)どうであれ実際の主権は、フィリピン人配偶者に殆ど握られている・・・・ と言うのが実状ではないでしょうか? まぁ、それ故に 「上手く行っている、安全に暮らせる」 と言う方々もいらっしゃいますが 「本当に心からその事に不満はないですか?」 と改めて聞いてみたいです。 本当に無い!!と言う心の広い方はそれで良いと思いますし、末永くそれなりに幸せな生活も出来るでしょう。 でも、そうでは無い場合 どこかで我慢の限界、またはちょっとした事で不満が表に出た時ほんの些細なトラブルから、悲しい結果になる・・・ と言う事も考えておかなければなりません。 アウェイの地では有りますけど、二人の関係は実質的にフィフティ・フィフティに近い事が最善であると思います。 その為には、日本人もフィリピン人配偶者に頼りっきり・・・ と言う状況をなくす努力をする事です。 基本的な日常生活に関する事(移動方法等も含む)、 言葉、最低限自分に必要な手続き 最低限知っておかなければならないフィリピンの法律等に関し 放り出されても、自分で何とかできる様に常に勉強する事。 卑怯なやり方かもしれないけど放り出したければ放り出しなさい、 私は自分一人でも何とかやって行けます。 殺したければ殺しなさい、 でも、自分がそこから居なくなったら、 困るのは、貴方達だよ!・・・と言う状況も準備しておく事。 例えばお金・・・・ 家や車は上げてしまっても良い、 でも日本人がいなくなれば、収入が無くなる 家や車が有っても、それを維持するのが難しい、 場合によっては食うにも困る・・・・ と言う状況を作って置く事も大事ではないでしょうか? その為に、日本の財産を処分して大金を持ち込む・・・なんて事はしない 日本に帰る場所と当面の生活費を日本側にキープしておく 年金生活まで間が有るけど 退職金等が有る場合は、日本に預金を置き 日本の国際キャッシュカードで、ATMから必要な分ずつ小出しに出す。(当分ATMの暗証番号等は教えない) 残高も決して教えない。 年金生活の方は、年金が振り込まれる口座の管理は自分だけができるようにしておく(ATMの暗証番号等は教えない) と同時に、こちらに余計な預金等を置かず年金だけで暮らすようにする、 遺族年金の話などはしない、 でも、どこからか聞き付けて来るだろうからその為に「結婚しない」と言う選択肢も有る・・・・・ 滞在資格に於いては、最近はSRRVも条件が緩和されています。 永住する為の滞在資格は 13A だけではありません。 http://blogs.yahoo.co.jp/berning_sun/53884160.html フィリピン移住に関する考察・・・・C 2013/1/8(火) 午後 4:33
昨日は、色々なリスクやお互いの立場から結婚しないと言う選択肢も有る・・・と書きました。でもそれは、決して結婚しない方が良いと言う事では有りません。
あくまで、そう言う選択肢も有る・・・・と言う事です。 有る方のように日本に於いて10年も20年も夫婦としての良い関係を構築し、尚且つ充分な準備をされてフィリピンに移住されている方々はほぼ問題は無いはずです。 結婚して移住するでも、移住して結婚するでもまず先にやっておかないといけないのはフィリピンの事を良く勉強しておく事です。その為には、結婚(付き合い出して)して数年と言う状況や長く付き合っていても(結婚していても)日本とフィリピンで別々に暮らしていて年に1〜2回、数日〜1週間程度の滞在をした位では不十分のはずです。 ではなぜ、そんなに簡単に移住や結婚に踏み切るのでしょうか? 勿論、本人にとっては充分考えた上での事だったと思います。 問題なのは考える為、決断する為のデータをどこから引っ張ってきたか・・・・と言う事です。 日本人の大きな勘違い
フィリピン人配偶者(彼女)は、本当に日本人を愛しているのか? 殆どの方は「当り前」と思っておられますよね? でもそれは、多くの場合大きな勘違いです。 中流層の上、富裕層のフィリピン人と付き合うとか結婚する以外では、僕の答えは「NO」です。寂しい事は言いたくありませんが 最初は「お金=経済力」だけと思う事です。 本当に愛されている・・・なんて妄想は抱かない事です。 家族の生活安定の為に、お金を稼ぐ方法として一番楽で、ほぼ確実な方法は日本人と結婚する事です。謂わば、お金の為に日本人の配偶者と言う仕事を契約したのです。でも、決してお金の為に結婚する・・なんて事は口にはしません。 「愛しているから結婚する」とみんなが言います。 貴方を愛しています=☓or△
貴方のお金を愛しています、家族の為に・・・=○ が真実だと思った方が良いでしょうね・・・汗
ですから、その様な場合金の切れ目が縁の切れ目であってもなんらおかしく無い事です。 フィリピン人配偶者名義で家を買っても車を買っても、金を使い果たして、生活費に困る状況が近付けば離れて行くのは当然ですし、自分名義の家を処分するのも当然です。 日本人だって、自分の会社が倒産するのが確実なら誰だってその会社辞めて、次の仕事を探しますよね? 無給で、たまには自腹切ってその会社に尽くす事なんて余程の事が無いとしませんよね? それと同じ事です。 ですから、そのような事になってしまった場合にフィリピン人だけを悪者にして騙されたの何のと言う事がおかしい・・・と言う事になります。 本当の愛情が有るからこそ、辛くても、厳しくても配偶者は一緒に居てくれます。 でも本当の愛情は、長く一緒に住んだり子供が生まれたり・・・と言う状況下でお互いの信頼関係の元、少しずつ構築されていく物です。 ただ、これも一緒に居るだけ、子供がいるだけでは足りません 日本人と、フィリピン人がほぼ対等な立場に居れる事・・・これが大事だと思います。 お金だけによって保たれているバランスは簡単に崩れます。じゅうぶんな信頼関係が構築されていない状況でも家族や親戚等が日本人に優しかったり、親切なのはその日本人が好きなのでは無くその日本人が持っているお金が目的であると考えておいた方が良いと思います。 或る方がこのような事を言っておられました 人懐っこい笑顔のフィリピン人の背中にはピストルやナイフが隠されている・・・・
私は、この言葉は名言だと感じています。
最初から自分が嫁(彼女)、フィリピンの家族にほぼ完全に受け入れられていると思って安心しない事も大事な事だと思います。 http://blogs.yahoo.co.jp/berning_sun/53886639.html フィリピン移住に関する考察・・・・D 2013/1/9(水) 午後 5:45
さて、日本人の勘違いの続きです。
フィリピンの事はフィリピン人に聞けと良く言われます。移住の準備や移住してからフィリピンの事に関しては最初は分らない事だらけです。この分らない事だらけを解消するのに多くの方は、自分で調べようとしません。 では、必要なデータをどこから引っ張っているのか・・・・ そう、奥さん(彼女)、その家族や親戚の話からが殆どではないでしょうか? それらのデータだけで移住を決め移住先を決め家や車の購入を決め何の疑問も持たないで生活していて移住後暫くしたある日違う場所から違うデータが入って来た それも沢山・・・・・・ しかも、そっちの方が条件が良い・・・・・ でも今更どうにもできないし・・・・汗 しまった!と思いながらもまぁ、今の生活も悪くは無いからこれはこれで良いやと思える人はOKです。 でも、なんだよ・・・騙されたんじゃないか? と少しでも不信感を持つ人はNG フィリピン人は嘘吐きだ!! と騒ぎたくなる人は大NG もう既に長くフィリピンに関っている方ならたいてい御存知でしょうけど多くの場合フィリピン人は嘘を付いているのでは無くただ単に、 他の事例を知らない
自分の生活エリアの事だけが全てであってそれ以外の事実は無い と思っているだけです。
例えば、家を建てるのに安全で快適な場所はどこ?と聞けば当然、多くの場合 自分が長年住んだ場所 自分の家族が住んでいる所が一番安全快適なんです。 ですから、日本人にとっても安全、快適だろうと思うしそう答えるでしょう。 物価は?と聞けば これもそうです、マニラは高い(だろう)・・・と言う事は知っていますが じゃぁ、ここと比べて何がどれ位高いと言う具体的な事は知りません。 でも自分の所より高い(だろう)と言う事は知っていますのでここの方が安いとなり、それも嘘ではありません。 でも・・・実際はそれほど変わりません(爆) それに、日本人が移住して来て日本食・・・とか日本食材が要るかもしれないと言う事は余り考えていません。 要るといったらマニラまで買いに行けば良い 交通費や掛る時間等は頭に有りません。 便利性は?と聞けば これも同じ・・・・ 自分が住んでいる場所の近辺には何でも有る でも、この何でも有るは フィリピン人が、小さい頃から生活して来て別に不便を感じていない 一応必要なものは、品質等を考えなければ何でも揃う、病院もある・・・・ そこに住み続けてきた一般フィリピン人にとって不満は無い、便利な場所であるから日本人にとっても問題は無い・・・・・と思う。 でも、日本人にとって、最初は物珍しさで何とかなっていても暫くすれば、不満が出てくる・・・・ でもそれは、フィリピン人が嘘を言った訳ではない。 車が有れば20分でマカティまで行けるよ ちょっと郊外に住めば不便かもしれないけど車で20分ならまぁ良いか・・・・で車購入 でも・・・・・・実際走ってみると大渋滞で1時間も2時間も掛る・・・・・汗 イライラする人も居ますよね? しかしこれも、渋滞が無い早朝とかなら本当に20分で行けるのだから嘘じゃないんですよね(苦笑) 実際僕も昔、何回も酷い目に遭いました(笑) ここから1時間ちょっと位だから・・・と言われて付いて行ったら4時間掛ったとか5時間掛ったとか・・・汗 私の友人は、彼女の家に行く時に2時間半〜3時間と言われて一緒に行ったら7時間掛った・・・・・ なんて言うのも有ります。(爆) これらの事も、嘘を言っているのとは違います。 渋滞がなければ、本当にそれ位+1時間位で行けるのですから。 色々な手続きや法律問題に関してもそうです。 自分の身の回りで必要な事すらきちんと知らない人が多いのです。 かなりいい加減、内容不足、はたまた全くデタラメな情報でも、それが本当だと信じているから聞かれたらその様に答えるだけで別に嘘を付いている訳ではない・・・・と言う事です。 もし、自分で調べて確認したりする事も無く自分で勉強もせずに鵜呑みにしていただけなら何か違った事が有った場合フィリピン人に騙された!!等と言ってはいけないのです。 でも、多くの日本人は何か不都合が有ると直ぐフィリピン人に騙されたと言います、フィリピン人は嘘吐きだと言います、フィリピン人はバカだと言います。 でもそれは、大きな勘違いで 本当は自分がバカだったと、自分を責めるべきですよね?・・・・・(汗) http://blogs.yahoo.co.jp/berning_sun/53889049.html
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