高城重躬 2010-10-11 オーディオ評論家(技術者?)について 高城重躬氏他 https://ameblo.jp/k-kichi/entry-10674041071.html
過去のオーディオ評論をやっていた人の中で、もっとも私が高く評価している人は故人ですが高城重躬になります。高校の数学教師としての理論的な考え方と、幼少頃からクラッシックの専門教育を受けた経験を元に、黎明期のオーディオ界を牽引した偉人です。この時代、先駆者は居ない訳で、他人の真似事でなく、多くの先駆的な取組みを一介のアマチュアが実践したことは、驚愕的なことですらあります。数学者としての論理的背景と芸術家としての専門知識を高度に併せ持ち、原理原則に忠実で、それを自ら実践した姿が、多くの人々に共感を得たからだと考えます。天井据付の低音ホーンやストレートホーン、巨大な磁石とパーメンジュールという高磁束を得られる金属、チタンやベリリュームという振動板素材の採用、77極シンクロナスモーターによる糸ドライブターンテーブル、CD出現時も、その可能性の大きさにいち早く注目し、「諸君、脱帽したまえ。天才が現れた」とショパンを紹介したシューマンの言葉を引用し最大の賛辞を贈った先見の明、この人の功績を挙げれば本当にキリがありません。また高城氏が大金持ちでもなく、都立高校の教師という普通のサラリーマンと殆ど同じ収入条件という部分にも、大いに一般アマチュアを鼓舞した要素があったのではないかと思います。
この人が居なければ、オーディオ界はさぞツマラナイものになっていたのではないかと思います。高城氏の最も大きな成果は私はゴトウユニットの完成にあると思います。高城重躬氏とゴトウユニットの後藤精弥氏の合作と言っても良いこのスピーカーは何度も書きますが、世界に冠たる日本の誇るべき製品であるとさえ思います。ある意味、職人技による工芸品のようなものですが、その音質の素晴らしさは筆舌に尽くし難いものがあります。 高城重躬の対極に居たのが五味康祐で、この二人のバトルはオーディオ界を二分して一大論争を巻き起こしましたが、高城氏の考え方はオーディオ界の発展に貢献しましたが、五味氏の考え方はオーディオ界を破滅に導いたと私は評価しています。もっとも、現代のオーディオ零細メーカーの志向は五味氏のそれに近いものですが、結局は逃げでしかなく怪しげなオカルト商品が氾濫する下らないオーディオ界の一助となって、荒らしに荒らした挙句、自らは業を溜めに溜めて死んでいったのだから何と罪深いものかと思います。高城氏の考え方が、純粋にオーディオを技術として捉えたときに、現代でも立派に通用するのに対し、五味氏の考え方は古くて嘘臭く、正直、何の役にも立たないとさえ言えると思います。未だに五味氏に傾倒している人など居るのだろうか?仮にタンノイのオートグラフの愛好家はそうかも知れないけど、ノスタルジックや個人の好みならいざ知らず、これを最上の音のするスピーカーというなら私とは全く違った感性の持ち主だと思います。井の中の蛙というか、もう少し広い視野を持つべきでしょう。 高城氏が亡くなった後、使っていたゴトウユニットがオークションに出たのを見て驚きました。手書きでオーバーホールした日付やエッジを修正した日付の記述があり、高城氏が長期に渡り愛情を持って使い続けたのが分かりました。オークションで手に入れた人のブログで今でも確認出来ます。これはちょっと意外でした。高城氏の立場からすれば故障してもゴトウユニットの高価な製品もタダでもらっていたから、平気で無謀は実験をやれたり、あんな家ごと改造するような大掛かりなシステムが実現出来ていたと勝手に想像していたのですが、我々一般のユーザーと同じで故障すれば、修理して使っていたのだと改めて知ることになりました。まあ、知り合い価格ではあったかも知れませんが、何か高城氏の人間性を垣間見た気がしますね。これは「音の遍歴」等の著書から感じられる高城氏の人物像とも一致しており、こういう人間的に信頼できる部分においても高城重躬という評論家を評価している所存でもあります。 また、高城氏はレコード評論やCD評論は行っていたものの、殆どの場合においてメーカー製品の評価は自分の使用していた機器しか行っておらず、そういう意味で一般で言うメーカー製品の評論を生業にする普通のオーディオ評論家とは一線を画していたのも事実です。高城氏は都立高校の数学教諭という生業があり、オーディオ評論で生計を立てる必要がなかったことと、本当に自分が好きでオーディオをやっているだけで、メーカーの製品は自分が必要であれば購入はするが、また次に良い製品が出れば直ぐに買い換えるという方針であり、しかも比較的安価な国産メーカーの製品を使ったのは高城氏の良心であったと思います。まあ、実際にゴトウユニットで聴いた場合は、機器による音質差は僅かであり、本質的な部分さえシッカリしていれさえすれば、あとは音質の好みや使い勝手の範疇だったのではないかとも思います。 高城氏をオーディオ評論家と呼ぶのに抵抗がある人もいるのは事実ですが、自分の使用している機器を明確にし、自分の音質の好みや方針にブレが無く、万事平等に機器を評価して、さらに当時のマニアにおいて恐らく最高性能の機器を揃え、考え得る最高の条件での評価をしていた姿勢は、他のオーディオ評論家より余程立派であり、信頼のおけるものであったと思います。ただ、高城氏はゴトウユニットという究極のシステムまで行き着いてしまっていたため、それ以下の装置の評価を下すことを良しとしなかったのは、少し残念な気がします。まあ、ゴトウユニットは高価であったが、高城氏にとっては自分の求める中で最高のモノであり、その音質が得られるのであればお金には代えられないという絶対の評価をしているのだと考えます。高城氏にとっては、最もコストパフォーマンスの優れたスピーカーがゴトウユニットだったとも言えるかも知れませんが、これは仙人の領域で凡人はどうしても先立つものが頭を過ぎります。 今の時代に、高城氏と同じくらい強力な個性を出している人と言えば、DCアンプの金田明彦氏ですが、嫌いじゃないけど、その独裁者的な文章があまり好きではないというのは言えると思います。多くの人が同じ思いを描いているんじゃないかなあ。金田氏はアンプの回路発表ということを通じて、自らのオーディオ観を啓蒙していくというスタイルだが、時に、あまりにも暴論に近いような事を平然と記事にしている部分はどうかと思うこともあります。 ただ、マイクからテープレコーダーなどの録音機器の自作からレコードプレーヤーの回転系の制御、オンケンのスピーカーを終生使い続けている点など、一貫した思想があるのも事実で、多くのメーカー機器だけで固めたオーディオ評論家よりは、余程真面目で信頼が置けると思います。まあ、実際に金田氏に会った人の話では、製作記事にあるような偏屈者ではなく、もっと穏和で、完全にあれは読者を増やすための演出だという人もいます。 金田氏のシステムもオールホーン型のシステムですが、高城氏のゴトウユニットとは異なり、オンケンのドライバーとホーンを使い、低音はアルテック社のウーハーを片チャンネル4本使ったもので、システムのオリジナルは金田氏ではなく、田丸雅敏氏という人物だったと言われています。高城氏はアンプによる音質改善の限界を早くから認識し、究極のスピーカーを後藤精弥氏と一緒に開発して行きますが、金田明彦氏はスピーカーはオンケン製品に固定して、アンプによって音質の向上を目指して行きます。金田氏は以前より記事で強靭な音を出すためにはスピーカーユニットの強度が必要であり、強度が無いユニットからは力強い音は出ないと、暗にゴトウユニットを批判したような記述をしています。オンケンのユニットは小音量ならツイーターでも全帯域の信号を入れても異常音などしないとして評価しています。 オンケンのシステムは落ち着いた環境でジックリ聴いた事がないのですが、私個人的には、ゴトウユニットと比較してあまり良い音質のイメージは持っていません。無論、調整や周辺環境や機材そのものも違うので同一で比較するのはあまりに乱暴ですが・・・。昔、金田式アンプの製作に熱中した時に、生涯のスピーカーとしてオンケンのシステムを購入しようと思ったこともあったのですが、当時、もう一つの候補だった手作りに近いマイナーメーカーであるF社の平面スピーカーの方が、魅力的に聴こえてしまっていたこともあり、導入に踏み切れませんでした。いざ、社会人でボーナスが入ったときにはF社が秋葉原から見えなくなり、そして何度か試聴したオンケンのシステムの音質がどうしても馴染めず、また仕事が激務になってきたこともあり、小型で設置性も容易で、比較的音の好みに近かく、金属振動板という斬新さもあり、ボストンアコースティックのリンフィールド300Lを定価の6割引き近い価格で購入し、それから15年以上使い続けることになります。 この時の経験が、振動板位置や位相による音場の再現性といった部分への感心へとつながり、ラジオ技術誌上で話題になっていたユニウェーブの思想の影響も受け、その後、ホーンスピーカーから長い間、遠ざかる形となります。この時、聴いたオンケンの音が果たして本当のオンケンの音だったかと言えば少し自信はないのですが、その後、何度か聴いてきたオンケンのシステムの音質でも印象はあまり変わらないので、私には性が合わないということもあるのでしょう。この後の遍歴は今までのブログで書いた通りですが、あるところで聴いたゴトウユニットの音質に完全にノックアウトされ、自分の方向性が固まったように思います。オンケンの名誉のために申し添えておきますが、ツイーターのみを別のスピーカーに追加して聴いた時には、そのスピーカーの音質が劇的に改善されたため、素質は悪くないと思います。言葉で表現するのは難しいのですが、音が魅力的でないという在り来たりの表現しか出来ないのですが、逆にオンケンの音質が好きな人はこの無味無臭のサラリとした感触が、ホワイトキャンバスに聴こえ、音楽の持つ音質の全てを表現するのに余計な色付けがなく、最も好ましく聴こえるのではないのかとも思います。金田明彦氏は自分で録音した音源を再生することにも執念を燃やしていますのでそういう意味で行けば完全なるホワイトキャンバス系の音質が好みというのも分からないでもないです。 ただ、ちょっと最近疑問に思っていることもあり、金田氏が最近真空管をDCアンプに積極的に取り入れたりし、アンプについては音質的には完全なホワイトキャンバスを狙っているというよりは、多少なりとも音質の演出があるような部品選択になっているような気もします。穿った見方かも知れませんが、オンケンの無味無臭の蒸留水のような音色が、実際の楽器の美しさを表現し切らず、それを補う意味でアンプでの音質で個性を付けて演出しているようなことは有りはしないだろうかと・・・。ゴトウユニットについては、ある一定の基準以上なら好みの差はあるにせよ、アンプは逆に選ばないんですよね。こういってはなんだけど、ゴトウユニットは音色がともかく美しいんです。まあ、私など比較になるような次元での話ではないので、あくまで個人の感想程度の意見です。金田氏のオールホーンシステムを一度聴いてみたいなあ。そしたら、改宗ってこともあったりして。けれど、オンケンはホームページはあるものの、今はフルシステムは入手できないというか、希望者が何名か集まった時点でまとめて製作するようなシステムになっているようです。その点、ゴトウユニットは受注生産であっても、まだキチンと購入ができますからね。 ゴトウユニットとオンケンが出た以上、YL音響とエール音響についても触れない訳には行かないでしょう。実は、ゴトウユニットもオンケンもエール音響も元はYL音響から派生した会社で、元は同じです。YL音響の技術者たちが独立し起したのがゴトウユニットであり、オンケンであり、エール音響で、技術的な背景はどこも同じだと言えます。ただ、この中で、オンケンはフロントプレッシャー方式のドライバーではなく、バックプレッシャー型のドライバーを採用し一番近代的なユニットを作っておりました。ラジオ技術誌上での内外ドライバーユニットの測定において抜群の性能を示したことで知名度があがり、DCアンプの金田明彦氏のつかっているスピーカーとして評価を確立しました。ゴトウユニットは高城重躬氏との共同作業でともかく音質を第一義優先として実音との比較という過酷な試験と改良を繰り返し、チタン振動板、ベリリューム振動板、パーメンジュール磁極などマニアの度肝を抜くような発展を遂げました。その代償としてサウンド入力での耐入力が5Wしかなかったりと使い方を少しでも誤れば簡単に破損に至るデリケートさと、あまりに高額な価格も相俟って究極の装置としての名声を勝ち取りました。エール音響は地味ながら、ひたすらチタン振動板にコダワリ、ゴトウユニットのような極端な音質第一義主義に隔たることなく、実用での強度や仕上げとステンレスホーンなど拘り抜いた材質、ゴトウユニット等よりもマニアックな巨大な磁石やオールパーメンジュール磁極など、オーディオマニアのコダワリを金額無視で実現した化け物のようなユニットが特徴です。残念ながら、エール音響のシステムは試聴した経験がなく、音質評価は分かりません。YL音響はこれらの始祖にあたり、遠くはウエスタンエレクトリックの流れを引いており、社長の吉村貞男氏は元々NECの技術者だったと言われています。超マニア向けにユニットの製造と販売を行っており、本格的コンプレッションドライバーを使ったオールホーンシステムの全て(ユニット+ホーン)を市販していたのは後にも先にも先にもこのYL音響だけだと思います。ゴトウユニットの後藤精弥氏は父親がYL音響の下請けをしていた関係で、YL音響の振動板を作るなどの作業をしていました。吉村貞男氏は後藤精弥氏の感性と技術を高く買っており、勉強のために自費でヨーロッパのホールの音を聴かせに連れて行ったこともあったと言われています。エール音響の遠藤正男氏はYL音響の元工場長でYLのある意味正当な後継者と言えるかも知れません。ちなみにオーディオノートがYL音響の商標を引き継いでいますが、オーディオノートはその後、熱心なスピーカー製品の開発は行わず、今では銀を素材にしたオリジナルパーツを中心に作られた恐ろしいほど高価な真空管アンプの販売に力を入れており完全にこれらの路線からは外れてしまっております。オンケンの小泉永次郎氏は一説によるとゴトウユニットの後藤精弥氏の助手だったという話がありますが詳細は不明です。オンケンとエール音響は正式なホームページがあります。ちなみにエール音響のHPには1983年に吉村社長が亡くなった後に分裂したような記述がありますが、ゴトウユニットは1960年代からありますし、この記述は少しおかしな所があります。あくまで想像ですが、ゴトウユニットやオンケンなど各自のブランドが付いていましたが、実際の製作はYL音響が行っていたのではないかとも思われ、今でもエール音響は本家のオンケンが修理を受け付けないのに対し、代わりに修理などを行っているという話もあります。ちなみに、現在エール音響のユニットを作っているのはこの製作所でエール音響は設計のみとなるのだろうか? オンケンは金田明彦氏、ゴトウユニットは高城重躬氏、エール音響は特定の人が居ないのでマイナーな部分もあるかも知れませんが、評論家で言えば金子英男氏がエール音響のユニットを使ったオールホーンシステムでした。ある人は、バイオリンの歴史的名器の一大産地だったイタリアのクレモナにちなみ、これらのユニットのことをクレモナユニットと命名していましたが、家内製手工業に近いこれらのユニットの特徴を良く現しているように思いますね。ホーンという理論に忠実だが音質を良くするようなアイディアや職人技に頼らなければならない部分はある意味一子相伝のような感じもして、何時までもこれらのユニットが入手できる環境であることを望まずには居られません。 オンケンやエールがあくまで製品として完成してから金田氏や金子氏が使い始めたのに対し、ゴトウユニットの高城氏は自らもユニットの改良に積極的に参画し、その音質評価やホーン形状の設計までを引き受けていたという部分においては、執念のようなのを感じずには居られません。それを形にすることに執念を燃やした後藤精弥氏の情熱にも頭が下がりますし、それはオンケンの小泉氏やエールの遠藤氏においても同じです。限られたユニットからマーラーの交響曲の全てを再現しようとアンプや演奏機器の開発を続ける金田氏も手法はともかく、凄いことには変わりありません。この人達は、自分の作品が有る訳で、それは言い訳のできないものであり、その確固たる自信には本当に敬服します。 まあ、このレベルに順位をつけることが野暮そのものなのですが、エール音響は聴いた事が無いので除外として、それ以外を得られた結果から判断して、そのアプローチの方向性の正しさや評価するとなると、私には高城重躬が一番なのではないかとやはり思いますね。金田氏のアンプも確かに魅力的な音がしますが、アンプにかける労力によっての音質改良とスピーカーを代えて得られる音質改良では遥かに後者の方が大きく、音質への支配力が圧倒的に高いことが分かります。また、最近発売になった金田氏自身によるDC録音のCDを買いましたが、お世辞を言えば非常に魅力的な音質だと思いますが、正直に印象を言えば独り善がりなCDだと正直思いましたね。私の聴覚が破壊されているのでそう聴こえるのかな?金田氏宅で聞かせてもらえばまた評価も違うかも知れませんが、客観的にヘッドホンで聴いてもみましたが、印象は変わりませんでした。あくまで結果ですので、いくら嘘の評価を自分にしても仕方ありませんので、私自身の感覚で評価するしか方法はありません。金田氏の音質が激変するという表記よりは、高城氏の音の遍歴の中の記述の方が余程、信憑性があるというのが正直な感想です。実際に金田式アンプを作り、金田式のDC録音を聴いて、そしてあるところで金田式アンプ駆動によるオンケンシステムで聴いての結果ですので、仮に私と違う結果となった人があるとすれば、その人はご自身の結論を信じるべきでしょう。ゴトウユニットを初めて使ったとき、私は高城氏が言っていた音質の向上というのをマザマザと実感してしまいましたので・・・。 音質が気に入らないスピーカーは散々アンプにこだわっても多少は改善されても、最終的にその傾向が消えることがなく、この音質に対する支配力は、やはりスピーカーを良くしない限り改良されるものではないという残酷な結果を迎えることになります。そのアンプに投入した費用をそのままスピーカーに投資すべきであり、スピーカーの良し悪しは最終的に耳で判断するべきでしょう。金田氏のオンケンのように高度に完成されたシステムとユニットを使っている場合においては、アンプによる音質改良もスピーカーのポテンシャルを引き出すという意味で重要な課題ですが、結局、マトモな性能を持つアンプで鳴らしてもちゃんと鳴らず、DCアンプのみでしか良い音が出ないとすれば、根本的に問題があるのはスピーカー側だと考えるべきではないかと言うのが私の考えです。無論、金田氏のシステムの音が悪いといっている訳ではなく、記事での内容を鵜呑みにすれば、毎回、劇的に音質が改良されるDCアンプにおいて、金田氏のオンケンシステムはDCアンプ以外ではマトモな音がしないという解釈になる訳で、このような記述に対するアンチテーゼのようなものとご理解頂ければと思います。 金田氏の悪口を言っているようにも見れますが、私は金田式アンプを使っていますし、ファンであり、その一貫した思考は物凄く評価しています。ただ、唯我独尊のような文章がちょっと嫌いなだけです。 改めて、高城重躬氏の「音の遍歴」を読むと今更ながら本当に勉強になります。究極のシステムの遍歴ですが、オーディオ初心者でも面白く読めると思います。健全なオーディオ生活を送る上での指針にもなると思いますので、「ステ○オサウ○ド」なんていうメーカーの提灯持ちの記事と広告だけで埋め尽くされている下らない雑誌を買うくらいなら、アマゾンなどで中古を探して是非読んでみて頂きたく思います。 https://ameblo.jp/k-kichi/entry-10674041071.html
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