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シリアから米軍を撤退させるという決定に反対していたマティス国防長官が辞任へ
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201812200000/
2018.12.21 櫻井ジャーナル
アメリカのジェームズ・マティス国防長官が来年(2019年)2月一杯で辞任するという。この人物は好戦派と見られ、そのあだ名は「狂犬」。そうした情報が流れる直前、ドナルド・トランプ大統領はシリアからアメリカ軍を撤退させる決断をしたと伝えられている。ジョン・ボルトン国家安全保障補佐官やマイク・ポンペオ国務長官と同じで、大統領にマティスは反対していた。 かつて、トランプ大統領は傭兵会社のブラックウォーター(2009年にXE、11年にアカデミへ名称変更)の創設者、エリック・プリンスに情報活動を任せようとしているとする噂が流れたこともある。シリアへ傭兵を入れるという推測もあるが、今のところそうした兆候はないようだ。 大統領選挙の際、トランプは安全保障問題についてのアドバイスをマイケル・フリン元DIA局長から得ていた。そうしたアドバイスに従い、ロシアとの関係修復を訴えたわけだ。 バラク・オバマ政権は中東や北アフリカでジハード傭兵を使った侵略戦争を開始、ロシアとの軍事的な緊張を高め、ヒラリー・クリントンはその政策を継承する姿勢を見せていた。 こうした経緯を考えれば、トランプがフリンを国家安全保障補佐官に任命することは必然だったが、ヒラリー・クリントンを担いでいた戦争ビジネス、巨大金融資本、ネオコンは強く反発する。 フリンが局長だった時代のDIAはオバマ政権の武装勢力を支援するという政策はサラフィ主義者(ワッハーブ派、タクフィール主義者)の支配地域をシリアの東部(ハサカやデリゾール)に作られる可能性があると警告していた。戦争ビジネス、巨大金融資本、ネオコンにとって都合の悪い情報をフリンは握っていた。 この警告は2014年に入ると「ダーイッシュ(IS、ISIS、ISIL、イスラム国とも表記)という形で現実になる。この戦闘集団は2014年1月にイラクのファルージャで「イスラム首長国」の建国を宣言、6月にモスルを制圧、その際にトヨタ製小型トラック「ハイラックス」の新車を連ねた「パレード」を行った。 このパレードの様子を撮影した写真が世界に伝えられ、ダーイッシュは売り出される。当然、アメリカの軍や情報機関は偵察衛星、無人機、通信傍受、人間による情報活動などで武装集団の動きを知っていたはずだが、何もしていない。 ちなみに、このトヨタ車はアメリカ政府がFSA(自由シリア軍)、つまりシリア侵略のために送り込まれた傭兵部隊へ提供したものだと言われている。 ここにきてボルトン、ポンペオ、マティス、そしてマイク・ペンス副大統領らとトランプ大統領の関係は良くない。中国の大手通信機器メーカー、ファーウェイ・テクノロジーズのCFO(最高財務責任者)で同社の創業者である任正非の娘、孟晩舟が12月1日にアメリカ当局の要請でカナダ当局が逮捕した際、トランプ大統領は中国の習近平習近平国家主席と貿易問題について話し合っている最中だった。アメリカと中国との関係を修復しようという動きを潰そうとしている勢力がいるように見える。 すでにシリアではロシアを中心に再建計画が練られ、動き始めている。当然、アメリカ、イスラエル、サウジアラビアといった国々は排除されるだろう。 勿論、アメリカ軍はイラクを制圧している状態で、イスラエルやアメリカといった「同盟国」も存在している。今後、何をしでかすかわからないが、それ以上に懸念されているのがウクライナ情勢。現政権は崩壊寸前だが、それだけに危険な状態だと考えられている。ウクライナ軍はさらなる軍艦をアゾフ海へ派遣すると言われている。そうした状況を反映し、ロシアはクリミアの防衛力を増強中だ。 |
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