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事件後に電話で「ボスに伝えて」ムハンマド皇太子関与か/nhk
2018年11月14日 0時18分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20181114/k10011709581000.html?utm_int=news-international_contents_list-items_009
トルコにあるサウジアラビア総領事館で、ジャーナリストが殺害された事件で、アメリカの有力紙は、殺害に関与した1人が任務を終えたことを「ボスに伝えて」と電話で話していたとして、国政の実権を握るムハンマド皇太子の関与を示しているのではないかと伝えました。
サウジアラビア人ジャーナリストのジャマル・カショギ氏が先月、トルコにあるサウジアラビア総領事館で殺害された事件について、アメリカの有力紙ニューヨーク・タイムズは12日、トルコ政府からアメリカ側に伝えられた音声記録の内容を報じました。
それによりますと、殺害に関与した1人が上司への電話で、任務を終えたことを「ボスに伝えて」と話していたということです。
「ボス」の名前には言及していませんが、アメリカの複数の当局者は、国政の実権を握るムハンマド皇太子のことだと確信していると伝えています。
また、トルコの情報当局は、電話で話していたのはムハンマド皇太子の警護官で、通話の相手は皇太子の側近とみられると説明したということです。
一方、アメリカのボルトン大統領補佐官は、トルコから提供された音声記録について自分自身は聞いていないものの、聞いた人たちの評価から、ムハンマド皇太子の関与はうかがえないとの認識を示しました。
サウジアラビア政府は、ムハンマド皇太子の関与を一貫して否定していますが、真相究明を求める国際的な世論は収まっていません。
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