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移民や中国への強硬姿勢でトランプ共和党が盛り返す 米中間選挙2018 直前現地リポート
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/240598
2018/10/31 日刊ゲンダイ
「トランパーズ」は根強く支持(C)ゲッティ=共同
「不在者投票にこれだけ多くの有権者が来るのは、私が選挙管理委員会に来てから初めてのことです」
米東部バージニア州アーリントン郡のリンダ・リンバーグ選管委員長は驚きを隠さなかった。なにしろ中間選挙の不在者投票者数が11月6日の投票日を2週間後に控えた時点で、4年前の2倍以上に達したからだ。4倍に達している州もある。
仕事を抜け出して投票に来たハナ・リガードさんは、エネルギー関連会社に勤務する民主党支持者だ。
「確実に反トランプ大統領の動きが大きくなっていると思います。トランプは社会を分断する言動を続けていますし、破壊的な人間だと言えます。連邦議会の民主党議席を増やさないと」
「ブルーウエーブ(民主党)」のうねりが大きくなっているのは取材前に聞いた通りだった。連邦下院(定数435)で民主党が過半数の議席を奪う確率は、10月29日時点で76%という数字が出ている。
しかしトランプの共和党がおとなしくしているとも思えなかった。ジョージ・W・ブッシュ政権の上級顧問だったカール・ローブ氏が10月下旬、米紙にコラムを書いた。
「10月に入ってから、共和党候補が急に元気づいてきました。盛り返しが始まった証拠です」
22日に不在者投票を済ませた年金生活者ポール・ゲイリーさんは共和党の「熱」を感じた一人だ。投票直後に話を聞いた。
「私にとって最重要な選挙争点は経済です。トランプ政権になって好況が続いていますので、ずっと継続されることを望みます。中間選挙は投票しない予定でしたが、今日は民主党議員を落とすために投票に来ました」
下院では民主党が多数党になる可能性が高いが、上院(定数100)では共和党が過半数を維持するどころか、議席を増やして現在の51対49から52対48になる予想もある。
好況だけでなく、不法移民対策や中国に対する強気の姿勢が中西部や南部諸州の保守層から支持されているからだ。「トランパーズ」対「ブルーウエーブ」の戦いは、分断が進んだ今の米社会の縮図でもある。
(つづく)
堀田佳男 ジャーナリスト
1957年東京生まれ。早稲田大学文学部卒業、アメリカン大学大学院国際関係課程修了。米情報調査会社などを経て1990年に独立。以来、ワシントンDCを拠点に政治、経済、社会問題など幅広い分野で取材・執筆。25年間の滞米生活を経て2007年帰国。国内外で精力的にジャーナリスト活動を続ける。著書に「大統領はカネで買えるか」「大統領のつくりかた」「エイズ治療薬を発見した男 満屋裕明」など。
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— 株式情報市場 (@yuria2122) 2018年10月31日
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