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将来の米大統領候補、ヘイリー米国連大使が辞任へ=トランプ外交の「顔」
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ヘイリー米国連大使が辞任へ=トランプ外交の「顔」
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018100901180&g=int
【ニューヨーク、ワシントン時事】トランプ米大統領は9日、ヘイリー国連大使(46)が今年限りで辞任すると発表した。ヘイリー氏は2017年1月のトランプ政権発足に伴い、閣僚級の国連大使に就任。国連の舞台でトランプ政権の「顔」として、大統領の「米国第一主義」の外交を擁護する立場を訴えてきた。
ヘイリー氏は「個人的な理由で辞めるのではない」と述べたが、トランプ政権には痛手となりそうだ。後任は「2、3週間以内に決める」とトランプ氏は強調した。
トランプ氏は「彼女は素晴らしい仕事をした」と称賛。ヘイリー氏が半年前に年末ごろをめどに辞任したい意向を伝えていたという。ホワイトハウスでの発表に同席したヘイリー氏は大使を務められて「光栄だった」と語った。
ツイッターで辞任を発表されたティラーソン前国務長官との待遇の違いは際立っている。トランプ政権下で閣僚の突然の辞任は珍しくないが、米メディアはヘイリー氏の突然の辞任発表を驚きをもって報じた。
ヘイリー氏はインド系で前職はサウスカロライナ州知事。トランプ氏は当初、国務長官職をヘイリー氏に打診していたが、ヘイリー氏が断り、国連大使に就任した経緯がある。ティラーソン前国務長官のメディア露出が少ない中で、発信力のあるヘイリー氏はイランの核問題などをめぐり政権内で存在感を発揮した。
北朝鮮による弾道ミサイル発射や核実験を受けた17年の一連の対北朝鮮制裁決議の交渉も主導。パレスチナ問題ではイスラエル寄りの姿勢を強めたことで国連での孤立も目立った。
一方、知事としての実績があり、将来が期待されるヘイリー氏については、就任当初から国連大使となった狙いは将来の大統領選出馬に向けた外交経験を積むためという観測が出ていた。しかし、ヘイリー氏は「20年(大統領選)に出馬しない」と述べ、トランプ氏を支持する考えを示した。(2018/10/10-01:29)
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