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非核化交渉決裂か…トランプにケンカを売った金正恩の計算
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/236584
2018年9月1日 日刊ゲンダイ
お互いに口八丁手八丁(C)共同通信社
史上初の米朝首脳会談からおよそ3カ月。非核化交渉を巡る対立が深まっている。金正恩朝鮮労働党委員長と「とても相性が良い」とご機嫌だったトランプ大統領は態度を一変。金正恩が嫌がる米韓合同軍事演習の再開をチラつかせ、「過去にない最大規模のものになるだろう」と強硬姿勢をあらわにした。北朝鮮が送った書簡がトランプの虎の尾を踏んだようだが、事態をこじれさせている金正恩の意図は一体何なのか。
米メディアなどによると、問題の書簡は27日の訪朝に向けてポンペオ国務長官が米国を飛び立つ数時間前に届いたという。カウンターパートの金英哲党副委員長からのもので、非核化が進展しないのは〈米国が(北朝鮮との)平和協定の締結に向けて取り組まず、北朝鮮の期待に応えていないからだ〉と主張。非核化交渉は〈再び危機に瀕し、瓦解の恐れもある〉と警告していた。この内容を知ったトランプが4度目となるはずだったポンペオ訪朝中止を発表した。
「北朝鮮の外交は事務方が積み上げる伝統がありません。とりわけ大きな政治決断は、トップ交渉で進めてきた。金正恩委員長が南北首脳会談や米朝首脳会談でこだわってきたのが、1年以内に朝鮮戦争の終結宣言を行い、米国との平和条約締結の道筋をつけることです。ところが、米国主導のポンペオ―金英哲ラインではこれが遅々として進まず、非核化協議一辺倒になっている。それで、金正恩委員長はトランプ大統領を交渉のテーブルに再び引っ張り出そうと揺さぶりをかけているのでしょう」(日韓外交関係筋)
■食い違う主張
トランプが金正恩と交わした“密約”も背景にあるのか。米ニュースサイト「Vox」(29日配信)によると、トランプは米朝会談後ただちに終戦宣言に署名すると口頭で約束していたという。
これが事実だとしたら、北朝鮮が引っかきまわすのも無理はないが、融和メッセージも送り続けている。政府機関紙「民主朝鮮」(29日付)は〈対話相手を尊重しなければならない〉と題した論評を掲載。こう訴えた。
〈新たな朝米関係樹立と朝鮮半島ならびに世界の平和と繁栄、安定を主導する確固たる意志を明らかにした歴史的宣言であるシンガポール共同声明を誠実に履行しなければならない〉
一方、対北強硬派のボルトン大統領補佐官(国家安全保障担当)はFOXニュース(7日放送)のインタビューで、「金正恩委員長が文在寅大統領に〈非核化を進めるつもりで、1年以内に行う〉と約束した」と熱弁。マティス国防長官も28日に「現時点でこれ以上、軍事演習を中止する計画はない」と言及し、圧力を強めている。金正恩の思惑は外れ、溝は深まるばかりだ。
元韓国国防省北朝鮮情報分析官の高永侮=i拓大主任研究員)が言う。
「ボタンのかけ違いから、米朝は首脳会談以前の敵対関係に後退しかねない状況です。トランプ大統領に会談中止通告を翻意させたように、また頭を下げて様子見するのか。あるいは、経済協力を再開した中国の威を借りて強気でいくのか。9月9日の建国70周年祝賀行事に習近平国家主席が出席するかが焦点になるとみています」
単細胞のトランプに買われたケンカの代償は、いずれにせよ高くつきそうだ。
史上初の米朝首脳会談から3カ月。ご機嫌だったトランプ大統領の態度を一変させる書簡が北朝鮮から送られてきたというのですが、金正恩委員長の意図は一体…。 https://t.co/oos99UaJf8 #日刊ゲンダイDIGITAL
— 日刊ゲンダイ (@nikkan_gendai) 2018年8月31日
非核化が先か、終戦宣言が先かでまた米朝の間がおかしくなってる。トランプは米韓合同軍事演習に言及し始めてる。中国の後押しを受けてる金正恩がどう出るのか。米朝交渉以前に戻ってきた。
— 永野勝美 (@naganokatumi) 2018年8月31日
非核化交渉決裂か…トランプにケンカを売った金正恩の計算 https://t.co/43wieRtQQo #日刊ゲンダイDIGITAL
【非核化交渉決裂か】トランプにケンカを売った金正恩の計算 食い違う主張「ただちに終戦宣言署名」「1年以内非核化」 北朝鮮が送った書簡がトランプの虎の尾を踏んだようだが、事態をこじらせている金正恩の意図は一体何なのか(日刊ゲンダイ) pic.twitter.com/j3oa2dZP53
— KK (@Trapelus) 2018年8月31日
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