イラン、米との対話拒否 トランプ流ツイートで イランの最高指導者ハメネイ師はトランプ米政権との対話を断固として拒否している イランの最高指導者ハメネイ師はトランプ米政権との対話を断固として拒否している PHOTO: IRANIAN SUPREME LEADER OFFICE HA/EPA/SHUTTERSTOCK By Asa Fitch 2018 年 8 月 14 日 06:20 JST 更新 ドナルド・トランプ米大統領はイランとの直接対話に応じる姿勢を示しているが、イラン最高指導者のアヤトラ・アリ・ハメネイ師は13日、可能性を真っ向から否定した。ハメネイ師はトランプ氏の流儀さながらに、厳しい語調の大文字を並べたツイッター投稿で提案を却下した。 Khamenei.ir @khamenei_ir Recently, U.S. officials have been talking blatantly about us. Beside sanctions, they are talking about war and negotiations. In this regard, let me say a few words to the people: THERE WILL BE NO WAR, NOR WILL WE NEGOTIATE WITH THE U.S..
7:31 PM - Aug 13, 2018 1,952 1,032 people are talking about this Twitter Ads info and privacy 国家の決定で最終決断を下す権力を持ち、あらゆる政治対話を承認する立場にあるハメネイ師は、ツイッターの公式アカウントで「戦争にはならない、われわれは米国と交渉もしない」と言明。別のツイートで「現状では不可能だが、たとえ米国と交渉したとしても、現政権が相手となることは決してない」と付け加えた。 ハメネイ師はこの日、ツイッターへの投稿前に演説でも同様の意志表明をしていた。トランプ氏が先月下旬に提案した無条件での対話について、イランの反応を巡る不透明感を晴らした格好だ。 トランプ氏は5月、イラン核開発の抑制と引き換えに国際的な経済制裁を解除する核合意から離脱。イランの指導者層はこれに激怒し、両国の激しい舌戦に発展している。 関連記事 イランのハッカー、仮想通貨と「身代金」に照準 イランで金需要急増、米制裁再発動を前に 【社説】イラン通貨安とトランプ氏の貢献
2018年08月13日 / シリア シリアを訪問するイランの高等経済代表団..両国間の戦略文書に署名する シリアを訪問するイランの高等経済代表団..両国間の戦略文書に署名する In: 2018年8月13日10:55 pIn:スライダー、国際政治ニュース、ニュースビュー 印刷 Eメール 道路やイランの源アミールアミニの計画と管理のための都市の確立のアシスタント大臣は、経済代表団の先頭にシリアの首都ダマスカスに到着し、シリアアフマドラニアの経済関係のディレクターと経済産業省における国際協力と貿易で迎えられました。
イランの経済代表団は3カ月前に道路大臣の訪問とイランの都市アッバス・アクフンディのダマスカスへの訪問中にイランとシリアの経済協力開発の分野で署名された覚書をフォローアップする。 経済代表団には、関係するシリア政府関係者との覚書の内容を確定するため、イラン各省の多数の経済関係者が含まれている。 代表団のメンバーは、両国間の経済協力分野における新しい変革の始まりを告げるために、シリア側との長期的な協定を結成する予定である。 イランの代表団は、産業協力、情報技術と経済制度を確立し、ネットワーク上の小さな研究など、多くの分野のシリア側との会談は、水を液化し、送電線や再構成処理のための新しい変電所を作る含まれていました。 代表団の訪問は、両国の間で締結された契約を結ぶために、両国の高官が出席して数日以内に開催される予定の合同経済委員会会議に備えて行われる。 シリア首相とイランの会議の第一副会長の存在下で開催される合同委員会の終了時に、それは契約述べた文書だけでなく、経済、文化の分野でのイランとシリアの間の戦略的な文書に署名されます。 ポスト0 Tweet ポスト0 関連記事 シリア人が宝くじに費やしたわずか10億ポンド 2018年8月13日12:32 PM "Hajj"の口実の下で..サウジアラビアに逃れるための "Nasra"のリーダー 2018年8月13日11時33分 ロシアからシリアまでの巨大な貨物トラック 2018年8月13日11:30 p
内戦シリアで富を築いた男、アサド政権の命綱 欧米の制裁対象にならない実業家サメル・フォズ氏とは シリア・ホムスにあるフォズ氏の製鉄所 PHOTOGRAPHS BY YOUSSEF BADAWI/EPA FOR THE WALL STREET JOURNAL By Sune Engel Rasmussen and Nazih Osseiran 2018 年 8 月 14 日 11:12 JST
【ホムス(シリア)】シリア第3の都市ホムスは戦闘によって廃虚と化した。残された大量の金属廃材は、ある製鉄所で溶かされ、住宅を再建するための鉄筋に生まれ変わっている。 この製鉄所の所有者は、シリアを粉砕した内戦から富を築き上げた実業家サメル・フォズ氏(45)だ。 戦闘が激化し、多くのビジネスマンが逃げ出す中、フォズ氏はシリアにとどまった。内戦に関わる多くの勢力を取引相手とし、「イスラム国(IS)」の支配地域やクルド人支配地域に小麦を供給した。製薬からセメントまでさまざまな事業を手掛け、政府とも近い関係を維持し、最近は政府との共同事業にも乗り出した。 フォズ氏は、欧米の制裁を受けることなくシリアの戦時経済で財を成すという、類いまれな成功を手にした。その結果、アサド政権が事業契約を結ぶ際の最も重要なパイプ役となった。 シリアの実業家サメル・フォズ氏 同氏は、アサド政権が対抗勢力から力ずくで奪った首都ダマスカスの土地に、超高層ビルを建設する計画を立てている。今年になって、ダマスカスの高級なフォーシーズンズホテルの過半数株式を取得した。政府も出資する同ホテルには、人道援助の提供や外交拠点の維持のため外国の当局者らが宿泊している。 フォズ氏は、こうした過程でトルコ当局と対立してきた。また、アサド政権とつながりがあるにも関わらず欧米諸国の制裁の対象になっていないことについて、周辺地域の一部外交官らは疑問を抱いている。 フォズ氏は次の目標として、内戦が政治的に解決されなくても、ホムスにある製鉄所の溶鉱炉をシリア再建の土台にしたいと考えている。バッシャール・アサド大統領が権力の座にある限りシリアとの関わりを避けている外国の投資家や篤志家からも、支援を得ようとしている。 米国企業はシリアへの新規投資を禁じられている。一方で欧州企業は、政府や軍の関係者やアサド大統領の親族、制裁対象者以外のシリアの個人との取引は認められている。フォズ氏の事業統括会社であるアマングループは昨年、ダマスカスで国際貿易フェアのスポンサーを務めた。 めったにインタビューに応じないフォズ氏だが、ある日の深夜、隣国レバノンの首都ベイルートのレストランで取材に応じた。ボディーガードが周囲を警戒する中、お茶を飲みながら、単に自ら利益を得るためでなく国家の利益のために行動していると語った。砂糖の生産から自動車の組み立て、不動産に至るさまざまな事業について、何千もの雇用を生み出し、難民をシリアへ呼び戻すことが目的だと話した。 シリアのGDP成長率 (前年比) Source: World Bank % 2010 ’11 ’12 ’13 ’14 ’15 ’16 -35 -30 -25 -20 -15 -10 -5 0 5 2013x-31.5% 「人は十分な金を稼いだら、国のために何ができるのかを考え始めるものだ」。側近から手渡された携帯電話のテキストメッセージに目をやりながら、そう述べた。「私が国の再建を考えないなら、一体だれが考えるのか」 フォズ氏の純資産を推定することは不可能で、本人も明らかにしようとしない。だがシリアの人たちは国内有数の大富豪だと言う。鉄鋼・ホテル・住宅のほか、医薬品や砂糖精製、自動車組み立て、ミネラルウオーター、金鉱などの事業に権益を持っている。 フォズ氏は海外留学から帰国した後、父親が始めた家業を継ぎ、この企業帝国を築いた。製鉄所ではシリア人1000人以上、インド人約100人に加え、少数のロシア人専門家を雇用している。 ベイルートに拠点を置くビジネスサイト「シリアリポート」の編集者で、フォズ氏の経歴に注目してきたジハード・ヤジギ氏によれば、フォズ氏の企業帝国はアサド政権に資金面の命綱を提供している。 「西側の政府や企業がフォズ氏と取引を始めれば、政権の正常化に向けて踏み出したことになる」と、ヤジギ氏は語る。 フォズ氏は、シリアで事業を行うには役人とある程度は協力する必要があるとしながらも、自分は国内の他の実業家以上にアサド氏に近いわけではないと言う。政府はフォズ氏についての質問に回答しなかった。 フォズ氏は1973年、地中海沿岸の都市ラタキアで薬局経営者の息子として生まれた。シリアを支配するアサド家が経済を刺激する政策を導入し、都市部でビジネスエリート層が生まれた時代に育った。1990年代初めにパリのアメリカン大学に留学。米国のボストンとサンディエゴの大学でも学んだことがあるという。 政権軍の空爆で破壊されたホムス市内の地区 政権軍の空爆で破壊されたホムス市内の地区 PHOTO: YOUSSEF BADAWI/EPA FOR THE WALL STREET JOURNAL シリアに戻ると、家業を広げ、農機具やセメントの輸入を手掛けた。しかし人脈がないことから事業はあまり成長しなかった。 それを一変させたのは、2011年に始まったシリアの内戦だ。戦闘が企業を追い出して経済に混乱をもたらし、アサド政権やさまざまな反体制組織に気に入られた機敏な企業家にとって有利な時代となった。 多くの実業界のリーダーが国外に逃げたため、フォズ氏はシリア紛争を利用してさまざまな陣営と取引する機会を得た。「私は4年間、競争相手が全くいないなかで働いた」 欧米諸国はシリアにとどまっていた一部の実業家に制裁を科し、企業や個人が取引するのを禁止し、彼らの海外資産を凍結した。 西側外交官によれば、フォズ氏が注目を集めるにつれて、ベイルートにある幾つかの欧州諸国の大使館は大使の会合で、アサド政権との緊密さを理由にフォズ氏を制裁対象に加えるべきだと提案した。ただEU加盟国のなかで、制裁手続きの最初のステップとして同氏の名前を正式に示した国はなかった。 ニュースレター購読 フォズ氏は、自分が制裁を免れたのは当然のことだと述べた。アサド政権軍とは無関係な産業部門に投資しており、食料品を配布したのは人道支援だという。「私が制裁されるなら、国連も制裁されるべきだ」と語った。 シリア紛争による経済的破壊は実業家にとって過酷な状況を作り出した。世界銀行の推定で2016年までに総額2260億ドル(約25兆円)相当に達した。そうした中でもフォズ氏は国内にとどまり、アサド政権とのパイプを築いた。 フォズ氏は最近、欧州につながりのある企業と最初の契約を結んだ。部下によれば2億5000万ドル相当の契約だ。相手はチュニジアに本拠を置くバイオマス・インダストリーズ・アソシエーツ社。同社がドイツの砂糖生産会社BMAグループから機械類を購入し、それをフォズ氏が所有するシリアの砂糖生産会社に出荷する。 ホムス県に建設中の砂糖工場 ホムス県に建設中の砂糖工場 PHOTO: YOUSSEF BADAWI/EPA FOR THE WALL STREET JOURNAL バイオマスはコメント要請に応じなかった。BMAグループは、バイオマスに機械類を供給する契約を結んでいることと、この機械類がシリアに出荷されると認識していることを認めた。フォズ氏はこのような取引を通じて、シリア再建を制約している国際制裁措置に抵触することなく外国投資をシリアに持ち込みたいと考えている。 ホムスは反政府勢力の拠点になったが、3年間にわたる政権軍の空爆作戦によって破壊され、屈服させられた。焼け焦げた住宅の残がいのわきに貼ってあるポスターでは、アサド氏が手を振って「われわれは共に再建する」と宣言している。 フォズ氏の製鉄所は、昨年買収した時には操業していなかったが、現在では溶鉱炉5基のうち3基が稼働中だ。 「再建とは人々を呼び戻し、彼らに職を与えることだ。それは物事を開始することだ」とフォズ氏は語った。
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