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米中貿易戦争はトランプに勝算、エコノミストが予想(ニューズウィーク)
http://www.asyura2.com/18/kokusai23/msg/411.html
投稿者 赤かぶ 日時 2018 年 7 月 07 日 09:59:25: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

米中貿易戦争はトランプに勝算、エコノミストが予想
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2018/07/post-10551.php
2018年7月6日(金)20時30分 プロニタ・ナイドゥ ニューズウィーク


米中貿易戦争はアメリカが有利とエコノミストは予想する  Aly Song-REUTERS


<二大経済大国が高関税をかけあう異例の事態。成長率が高くドルも強い今のアメリカなら、中国の報復関税によるマイナス効果も吸収できる>

ドナルド・トランプ米大統領は貿易戦争で中国を追い詰めるのに、最高のタイミングを選んだようだ。アメリカは年500億ドル相当の中国製品に追加関税を7月6日に発動し、対抗して中国もすぐ同じ規模の米国産品に報復関税を実施した。制裁と報復を繰り返す「貿易戦争」の始まりだ。

だが米エコノミストはトランプ政権の中国製品に対する追加関税について、2018年のアメリカの経済成長に大した害はないと予想していることが、Newsweek/IBTが行った調査で明らかになった。

むしろ形勢が不利なのは中国経済の方だ。もし全面的な米中貿易戦争に発展すれば、失うものが多いのは中国側だとエコノミストたちは指摘する。

同時に、トランプの好戦的な態度は、中国を交渉のテーブルに引きずり出すための戦略ではないか、とアナリストたちは疑う。「トランプ政権の目的は、中国と貿易問題でディール(取引)を結ぶこと。アメリカの企業は貿易戦争を支持しておらず、もし交渉に失敗しても、高関税を支払う能力も意志もない。トランプはその状況を、逆にアメリカが強硬姿勢に出て中国とのディールを果たす稀なチャンスと見ている」、と米調査会社アクション・エコノミクスのチーフエコノミスト、マイク・エングルンドは言う。

■強気のアメリカVS弱気の中国

世界第2位の中国経済は失速中だ。2ケタ成長を続けた2000年代と比べて、最近は実質成長率が6.6%前後まで減速している。中国の株式市場は弱気相場に転じ、今年に入って20%下落した。その要因について、シンガポール大手銀行のDBSグループ・ホールディングスは、資金の流れが一時的に滞る流動性不足やデフォルト(債務不履行)、米中貿易摩擦の激化などを挙げている。

逆にアメリカの2018年の経済成長率は約3%に上向くと予想され、アメリカの経済や株式市場の指標となるダウ工業株30種平均も過去12カ月は好調を維持している。トランプが大統領に就任してから株式相場は堅調で、ダウ平均は2017年1月20日の大統領就任式でつけた1万9827ドル25セントから、現在は約25%も上昇した。

最新の統計によれば、アメリカの小売業や製造業は最高益を記録し、失業率は低下して完全雇用に近づくなど、経済は勢いを増している。製造業に関する調査を見ても、事業拡大に関する数値や消費者信頼感指数は異例の高水準だ。

2人のアナリストはアメリカの経済状況の方が力強いとしたうえで、もし貿易戦争が激化すれば、中国の方がより深刻な経済的苦痛に直面する、と予想する。

「(貿易戦争が)経済成長に悪影響を及ぼす恐れはもちろんある。その影響も、アメリカより中国の方が深刻だ」、と経済研究所であるコンティナム・エコノミクスのシニアエコノミスト、デービッド・スローンは言う。

■アメリカは戦う準備万全

中国が報復措置に出て貿易戦争が本格化するリスクが危惧される一方、短期的にはアメリカの力強い経済成長や強いドルで、異例の高関税がかけられても損失を回避できる、と予想するエコノミストもいる。

「今のところ貿易全体に占める制裁関税の割合は小さいことから、われわれはアメリカや中国の国内総生産(GDP)の予想値はまだ変更していない。たとえ米中間で言葉の応酬が激化しても、現実の金額の上でもっとずっとエスカレートしなければ影響は小さい、と見ている」、とエングルンドは言う。 

貿易戦争の長期化に対する企業の不安を吹き飛ばすほど米経済は堅調だ、と独金融大手ドイツ銀行のエコノミストはNewsweek/IBTの調査に回答した。ドイツ銀行は、貿易戦争が株式投資で得られる利益に与える影響は最小限で、2018年の株式相場はさらに上昇する、と予想している。

■アジア市場に暗雲

米ネット証券最大手のチャールズ・シュワブのチーフ投資ストラテジスト、リズ・ソンダースもこう書いた。「(株式市場は)少なくとも一時的には、前向きの情報で心配を克服し、『心配の壁』をよじ上っているようだ」

外国為替市場のボラティリティ(価格変動率)の高まりは今後も続きそうだが、強いドルは維持され、逆にアジアの為替市場が急落する可能性がある、とアナリストは予想する。中国の人民元が下落するにつれ、アジアの新興市場の為替は低迷する見込みで、特にトランプの貿易戦争に相場を左右されやすい韓国のウォンや台湾のドルなどは、下落する可能性が高いという。

実際、中国が保有する1兆2000億ドル相当の米国債を大量売却すると脅しても、少なくとも短期的には無駄だ。

DBS銀行のマクロ経済ストラテジスト、ネイサン・ハン・ライ・チョウは、中国が米国債の購入ペースを落とすことはあっても、大量売却はしないはずだ、と言う。「アメリカが米国債の売却に対抗するのは難しくない。連邦制度準備理事会(FRB)はいつでも米国債を買い増す準備ができている。次の質問は、米国債を売却後、他にどんな選択肢が中国にあるかだ。米国債以外に大した運用先はない。ユーロ圏の国々が発行する国債の利回りはゼロに近い」

それでも、トランプが始めた貿易戦争が最後はアメリカ経済にも大打撃を与える可能性は否定できない。

「さらなる関税障壁や非関税障壁を一方的に相手国に課すことになるような、貿易紛争の相当程度激化しているのは事実だ」と、カナダのスコシアバンクのチーフエコノミスト、ジャンフランソワ・ペローは言う。「2019年には、貿易面の不確実性はアメリカの成長率の足を引っ張る要因になるだろう」

コンティナム・エコノミクスの予想はもっと深刻だ。報復関税の応酬はアメリカの経済成長を脱線させるかもしれないと。希望は、貿易戦争の当事者がいずれはテーブルについて交渉し、市場の心配を取り払ってくれることだ。そうすれば経済への悪影響は最小限に抑えられる。

関税率は当該国の貿易赤字にほとんど影響しないと、ピーターソン国際経済研究所のゲーリー・ハフバウアー上級研究員は言う。

トランプは、アメリカの雇用を奪う中国の不公正貿易慣行を正させるためには、関税が強力な武器になると雄弁に語ってきた。

だがハフバウアーによれば、もしトランプが公約のすべてを実現したとしても、巨額の貿易赤字に大した変化はないという。2018年の貿易赤字は3000〜3500億ドルだろうと言う。それに対して、アメリカの中国に対する貿易赤字は2017年で3750億ドルだった。

「対中貿易赤字は、減っても500億ドルぐらいだろう。お互いに輸出も輸入も減るだろうが、それでも赤字が大きく減ることはない」

(翻訳:河原里香)


 

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コメント
 
1. 2018年7月07日 11:35:31 : 1hFwhl5XF6 : A44FqszPm3Y[714]
トランプを貶しているEUは、とうに管理貿易を発動している。
なにか問題でも。

---
鉄鋼製品に適用される輸入監視措置
適用法令
第三国から輸入される特定の鉄鋼製品に対し、事前監視措置を導入する2016年4月28日付欧州委員会実施規則2016/670(Commission Implementing Regulation (EU) 2016/670 of 28 April 2016 introducing prior Union surveillance of imports of certain iron and steel products originating in certain third countries外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)
概要
EUは、近年、中国などを原産国とする低価格の鉄鋼製品の輸入が急拡大しており、域内の鉄鋼産業に大きな打撃を与えていることを受け、2016年4月30日より、監視措置を導入した(監視措置については、後述の「輸入管理その他」の項目を参照)。
同措置は、鉄鋼輸入の推移と現況を把握・分析し、必要に応じて措置を講じることが目的で、ノルウェー、アイスランド、リヒテンシュタイン以外の第三国から輸入される、重量2,500キログラム超の鉄鋼製品に適用される。対象となる鉄鋼製品は、規則2016/670の付属書Tに、監視書類(surveillance document)を発行する加盟各国当局のリストは付属書Uに、それぞれ記載されている。同規則は2020年5月15日に失効する。



2. 2018年7月07日 15:54:59 : ioi7C6Azq2 : xSYYRQ2mbpA[59]
http://blog.livedoor.jp/sobata2005/archives/52100251.html?1530662200#comments
だいたい、米国はバブルを取り戻すために、マネーを増やし、脆弱な経済国家を確立したから、今頃、貿易赤字を問題にしなければならないのだ。

米国の旺盛な国内消費と、中国が自国の金融バブル崩壊を避ける目的でやっている金融緩和と旺盛な中国の国内投資に支えられて、世界経済は安定を保っていた。これらの需要は中国のほうが先に崩れてくる。

時間とともに問題の核心が見えてきただけであろう。

Posted by 星野 at 2018年07月04日 08:56
----------------------------
http://blog.livedoor.jp/sobata2005/archives/52100476.html#comments
貿易戦争の幕があがったが、最終的な決着は予想がつく。

これからの世界経済が対米貿易黒字に依存しない方向に進むことになり、最も対米貿易黒字に依存している中国経済から変革されることになる。つまり、中国の巨額な投資水準は維持できなくなる。

米国以上に世界経済の拡大の役割を果たしていたのが中国の投資であった。中国国内の不動産投資を含めた巨額投資の減少が、今の世界経済をバブルの頂点にひきあげ、世界の各国で生じた様々なバブルを徐々に崩壊させることになる。
Posted by 星野 at 2018年07月07日 06:20


3. 2018年7月07日 19:15:41 : pxgwgovz2Q : W8I8Zx2GSxE[501]
剥き出した 勝ってほしいと 願望を

4. 2018年7月07日 22:31:20 : sbq2F0YOck : _23WclvFZ@0[1]
>「アメリカの企業は貿易戦争を支持しておらず、もし交渉に失敗しても、高関税を支払う能力も意志もない。トランプはその状況を、逆にアメリカが強硬姿勢に出て中国とのディールを果たす稀なチャンスと見ている」、と米調査会社アクション・エコノミクスのチーフエコノミスト、マイク・エングルンドは言う。

まったく意味不明の分析ですが。こんな支離滅裂な論を持ってくるなんて、この記事のいかがわしさがわかりますね。


5. 2018年7月08日 02:18:08 : UohDuikM9s : SPi9nZD9anc[105]
こういうの知ってる。大本営発表でしょ。
もしくは金融業界に携わる人らの希望観測。
慌てる必要はない。アメリカは勝ちますよ。
そうして自分らに都合の良い方向に
誘導させようとしているんでしょ。

6. 2018年7月08日 02:24:49 : UohDuikM9s : SPi9nZD9anc[106]
>>1
WTOで処理すれば良いのでは。何か問題でも?
そうして仮にも敗訴すれば「偏ってる!」ですか。呆れますね。

7. 2018年7月08日 09:30:26 : RXqSZ3UQXw : Ec0z8KAL0vg[3]
阿修羅はこの赤かぶ様がもってくるタイムリーなニューズソースのおかげで天下太平まったくのんきだな。世界は今のんきにそんな話してる場合なのか?あたまダイジョブか?

8. 2018年7月08日 10:34:21 : Ef236fAa4M : IuOMV0v5Lh0[135]
ポルシェ(ドイツ)なんか今じゃ中国が最大の顧客ですが

アメリカさんはどこに製品売りつけて儲けてるんですか?

ああ、奴隷国家日本ですか


9. 2018年7月08日 21:06:33 : 6M5knNOIQD : fJD7WqLNCMo[1]

まあ^^

斯う為ないと、中国を内戦状態には持ち込めないわなあ^^


10. 2018年7月08日 21:39:49 : hrrazP31oU : WE0OXcOmoqo[1]
無理じゃないかな。
エコノミストが言うのは大体が嘘と言うのは抜きにしても
関税障壁を作るって事は国内のインフレ率が上がるって事で
その所為でいまや捏造だらけになった経済指標だけ見て好景気と語らせているだけで
実質インフレが昂進しているに過ぎない。
それがいつまで持つかと言うところが問題なんだけど
こういう記事を載せだすということはかなりヤバイ水準になってるって事なんだろう。
デフレは革命を起こさないけどインフレは革命につながる。
アメリカは余裕が無いときほど強がりを言いたがるからこういう記事を出すという条件にもあってる。
貿易戦争の結果がどうあれ今後はアメリカが世界市場を失ってるって事の方が後々より大きく響いてくると思う。

つまり基軸通貨が死んで今の時代が終わるって事なんだろう。


11. 2018年7月08日 23:10:35 : QY1wTUBANQ : r@6xv_resV0[1]
藤原直哉氏の講演みれば大抵の事は腑に落ちる。世界で何が起きているか把握したいのなら必ず見とけ。

12. 2018年7月09日 01:52:42 : cd4e0ftkn2 : twWrF_alZc4[-248]

デフレと云うのは^^

突発的に起こる可能性はあるけれども^^

慢性化すると云うことは、経営の怠慢でしかない^^

普通は^^

デフレに陥るしか能のない経営は淘汰される^^

しかし^^

デフレに陥った経営を守るために^^

グローバル資本や、グローバル営業スタイルの導入を拒否する社会が存在している^^

これが日本の問題だ^^




[18初期非表示理由]:担当:混乱したコメント多数により全部処理

13. 2018年7月09日 01:58:55 : cd4e0ftkn2 : twWrF_alZc4[-247]

デフレに陥るしか能のない経営は^^

グローバルな競争では勝てない^^


そこで^^

国家が市場に介入(国家社会主義)することで^^

強制的に、機能不全に陥っている企業を救済すると云う^^

有り得ない選択を行なっているのが日本である^^


此れを^^

グローバル化させようとしているのが^^

一部の自民党員だ^^

残念なことに、自民党でも一部である^^


官僚の中にも^^

グローバル化を目指すグループは存在するようだが^^

基本、グローバル化とは、天下りの撤廃なので^^

官僚は、どうしてもグローバル化に抵抗する勢力と成る^^


此処を、如何に突破するか?^^


日本に、未来が有るか否かは^^

グローバル化できるか否かに、かかっている^^



[18初期非表示理由]:担当:混乱したコメント多数により全部処理

14. 2018年7月09日 18:55:21 : LiAK8mOVpk : JfLzxe_9T5I[689]
アメリカの歴史を見れば、この貿易戦争、是非アメリカに負けてもらいたい。
大体がかっぱらうか皆殺ししかしないのだからアメリカはこの地球に存在する必要は有りません。
アメリカが居るから世界は豊かに成れない、平和にも成れない、アメリカ要らない。

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