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G7閉幕 調整難航の貿易 大筋合意 首脳宣言公表へ
動画→https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180610/k10011470921000.html
2018年6月10日 7時33分 NHK
カナダで開かれているG7サミットは、日本時間の午前4時すぎ閉幕しました。調整が難航していた貿易について、ルールに基づく国際貿易体制の重要性を指摘し、不公正な貿易慣習と闘うなどと明記することで大筋合意し、首脳宣言が公表されることになりました。
カナダ東部ケベック州のシャルルボワで開かれているG7サミット=主要7か国首脳会議は一連の日程を終え、日本時間の午前4時すぎ閉幕しました。
これに先立って、安倍総理大臣やアメリカのトランプ大統領ら各国首脳は、首脳間で合意した成果文書の取りまとめに向けて、徹夜で行われた事務レベルの調整を踏まえ、首脳レベルでも調整を行いました。
この中では、アメリカのトランプ政権の保護主義的な政策に対し、G7の中からも反発が出て調整が難航していた貿易や、海洋汚染の原因となっているプラスチックゴミ対策、それにイランへの対応などをめぐって主に意見が交わされました。
その結果、貿易についてはルールに基づく国際貿易体制の重要性を指摘し、不公正な貿易慣習と闘うとしたうえで、WTO=世界貿易機関をより公正にするため、早期に改革・近代化するなどと明記することで大筋合意しました。
また、アメリカが核合意から離脱したイランをめぐっては「イランの核計画が引き続き平和的なものであることを恒久的に確保。イランに対し、地域におけるテロに対抗し、政治的解決、復興および平和を達成するための取り組みに貢献することにより、建設的な役割を果たすよう求める」などという方向となりました。
その結果、首脳宣言は公表されることになりました。
独メルケル首相「米との議論は続くことになる」
ドイツのメルケル首相は、G7首脳会議の成果について記者団に対し、「関税を引き下げ非関税障壁をなくすために、取り組んでいく必要があるという認識を、われわれは共有している。しかし、詳細については問題があり、特にアメリカとの議論は続くことになる」と述べ、貿易問題について、アメリカとの間で立場の違いが埋められなかったことを明らかにしました。
またメルケル首相は、しばしば対立が指摘されるトランプ大統領との個人的な関係について「非常に率直な関係で、今回の首脳会議でも多くの話をした。意見の違いはあっても、直接話ができることは大切だと思う」と述べました。
英メイ首相 自由貿易推進で粘り強く米説得の考え
記者会見をしたイギリスのメイ首相は、アメリカとの貿易問題について「同盟国に対し反対すべきことがあれば、われわれはオープンに率直な議論を行う」としたうえで、「EUに対するアメリカの不当な決定に深い失望の意を表明した。貿易の機会が失われることはすべての国の利益を損なう」と述べました。
そして「自由貿易を推進する立場から、イギリスは引き続き努力を続ける」と述べ、粘り強くアメリカの説得を続けていく考えを示しました。
一方、トランプ大統領が米朝首脳会談のためにシンガポールに向かったことについて、メイ首相は「北朝鮮の非核化を議論することは、朝鮮半島や周辺の国だけでなく世界全体の利益に関わることだ」と述べ、首脳会談の成果に期待を示しました。
仏マクロン大統領「議論重ね貿易摩擦の激化は回避」
フランスのマクロン大統領はG7サミット閉幕後の記者会見で、「議論を重ねたことで貿易摩擦の激化を食い止めた。合意文書を見る限り、トランプ大統領がこれ以上一方的な決定に走らず、事態が正常化に向かうものと理解している」と述べ、当初危ぶまれていた首脳宣言が採択されたことで、貿易摩擦がこれ以上激しくなる事態は回避できたという認識を示し、引き続きトランプ政権の対応を注視していく考えを示しました。
また「トランプ大統領はわれわれを残して北朝鮮の指導者と重要な議論をするためシンガポールへ向かった」と述べ、史上初の米朝首脳会談を後押しする姿勢を強調する一方で、「各国で協力して署名したイラン核合意と同じ精神で朝鮮半島の非核化に向けた議論を進めてほしい」と述べ、イランの核合意から離脱したトランプ政権を暗に批判しました。
一方、フランスが来年のG7の議長国を務めることから、マクロン大統領は、来年のサミットをフランス南西部のリゾート地、ビアリッツで開催する意向を明らかにしました。
“首脳たちが激論”ネット投稿の写真に注目集まる
G7サミットでアメリカのトランプ大統領と6か国の首脳が、ぎりぎりまで激しい議論を交わしていたことをうかがわせる写真が、インターネットに投稿されて注目を集めています。
このうち、ドイツ政府の報道官がインスタグラムに投稿した1枚の写真は、最終日の9日、公式の討議の合間に行われた議論の様子を、政府のカメラマンが撮影しました。
メルケル首相やフランスのマクロン大統領などヨーロッパ各国の首脳が、トランプ大統領と向き合って詰め寄るように立つ中、トランプ大統領は腕組みをしながら座っていて、安倍総理大臣がその様子を見守っています。
また、マクロン大統領が自身のツイッターに投稿した写真には、マクロン大統領が身ぶりを交えながら、トランプ大統領を説得しているような様子が映っています。
マクロン大統領は「長く、とても率直な議論の末に、野心的な合意を目指しているところだ」と説明しています。
フランス大統領府によりますと、この写真が撮影された直後にトランプ大統領は記者会見を行い、サミットの会場を後にしたということです。
これらの写真は、各国の首脳が合意文書の作成に向けて、ぎりぎりまで激しい議論を交わしていたことをうかがわせていて、注目を集めています。
G7って仲良くお食事している印象しかなかったけど、各国の利害がぶつかりあう時はこういう場面もあるんですね。 / “Trump at G7: Who's who in Merkel's photo? - BBC News” https://t.co/IO70jObR9R
— ハナさん@はてなブログ! (@hanahana3kit) 2018年6月10日
昨夜、そして今朝も予定を変更して首脳が集まって、コミュニケ(首脳宣言)の議論を行いました。異例とも言うべき首脳同士の議論です。特に貿易については、昨日のセッションでかなり激しい議論が行われましたが、安倍総理が、G7で結束して自由で公正な貿易の推進を発信すべきと議論を主導です。 #G7 pic.twitter.com/DWy6TYnstn
— 西村 やすとし (@nishy03) 2018年6月9日
G7首脳会議、貿易摩擦問題で激論の末 閉幕 TBS NEWS https://t.co/BS4ZesMMIR
— taco yaki or bell (@fairfaxcat) 2018年6月10日
3人の北朝鮮拘束者の返還にお金を支払ったのか?と尋ねた記者にそれを否定して不快感を表したように見えましたけど。
1vs6を、貿易大筋合意に持って行ったのは安倍総理の功績だ。そこを全く報じない。それにしてもトランプ大統領の今までの政策は支持するが、貿易については誤った考えに基づいている。貿易赤字を誤解している。
— nishichan3 (@nishichan3) 2018年6月9日
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