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今起きている日本を取り巻くもう一つの重大事!
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2018/03/18 14:18 半歩前へ
▼今起きている日本を取り巻くもう一つの重大事!
トランプが米外交の要であるティラーソン国務長官を解任した。更迭の理由は「彼とは意見が合わない」である。ティラーソンは国際協調と自由貿易を重んじ、北朝鮮政策では話し合いを重視してきた。米大使館のテルアビブ移転にも反対した。
至極まっとうな考え方だと私は思うがトランプは違った。後任の国務長官にポンペオCIA長官を起用した。そしてトランプが言った。「ポンペオとは波長が合う」―。米外交を好き嫌いで決めていいのか?
ポンペオは極めて保守色が強い、というより右翼的なキリスト教右派で、対北朝鮮政策でも当初から「武力による解決」を主張してきた。トランプの後ろに常に控えている副大統領のペンスもキリスト教右派だ。
これまでのも多くの側近が辞任、更迭され、ホワイトハウスから去っていった。主なスタッフだけでも23人。その中にはフリン大統領補佐官(国家安全保障担当)、コミーFBI長官、スパイサー報道官、プリーバス首席補佐官、バノン大統領首席戦略官らがいる。
トランプは言った。「私はクビにするのが好きだ。まだ9人いる」
トランプは劇場型で、思い付き。周囲と相談することなく、頭に浮かんだことを反射的に言葉にする。それをツイッターで発信。世界中がその都度、振り回される。
こんな調子では、とてもトランプについていけないと思うのも当然だ。今月はコーン国家経済会議議長が辞任。マクマスター大統領補佐官やケリー首席補佐官の名前も挙がっている。
肝心の大統領指名人事はこの期に及んでもまだ50人程度しか承認されていない。同時期の過去のオバマや、ブッシュ、クリントン政権の200人を超える数と比較にならない。外交をつかさどる国務省も国防省も幹部スタッフはスカスカだ。
こんな状態で果たして北朝鮮と満足な会談ができるのだろうか?
今回の米朝首脳会談に失敗したら「戦争になる」と言われている。
大丈夫だろうか? (敬称略)
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朝日新聞はこう言った。
大統領の激情に駆られた人事が続く一方、国務省や司法省、情報機関といった主要な政府機構の士気が損なわれているとの指摘も多い。米政府全体の機能低下が深まれば、世界にとっても深刻な懸念材料だ。
この状況下でまず不安視されるのは、トランプ氏が計画している米朝首脳会談である。北朝鮮やアジア政策に精通した人材が乏しいままで、会談の実現を急ぐのは極めて危うい。
トランプ氏もポンペオ氏も、朝鮮半島の非核化と安定への道筋を描くために、まずは大統領府と国務省の本来の態勢を整えるのが先決だ。北朝鮮問題を含むアジア政策の専門家チームを組み、指針を練るべきだ。
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