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米国で国務長官がティラーソンからポンピオCIA長官に交代、新CIA長官は拷問に関与してきた人物
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201803130000/
2018.03.14 櫻井ジャーナル
国務長官をレックス・ティラーソンからマイク・ポンピオCIA長官へ交代、新しいCIA長官にはCIAで非公然活動を行い、拷問にも関与してきたジーナ・ハスペルをドナルド・トランプ大統領はあてる意向のようだ。
ティラーソンを外してポンピオに替えるという話は昨年(2017年)11月に伝えられていた。これはジョン・ケリー大統領首席補佐官(ジョン・ケリー元国務長官とは別人)のプランだと言われている。バニティ・フェア誌はH・R・マクマスターとケリーがまず解任されると推測していたが、そのケリーの意向が通ったとなると、トランプ大統領の力はされに低下する可能性がある。
ダナ・ローラバッカー下院議員によると、昨年8月に同議員がロンドンのエクアドル大使館でWikiLeaksのジュリアン・アッサンジから聞いた電子メールに関する情報をケリーは大統領へ伝えていない。大統領へ伝えられるべき情報をケリーはブロックしてしまったのだ。
このケリーはマクマスターと同じネオコン、つまりヒラリー・クリントンを担いでいた勢力に含まれているが、新国務長官のポンピオもネオコンだ。もしジャレド・クシュナーやイワンカ・トランプがホワイトハウスを離れることになると、トランプに対するベンヤミン・ネタニヤフ首相の影響力も低下、逆にジョージ・ソロスやその背後にいる巨大金融資本の存在感が強まる。
ネオコンは一貫してロシアとの軍事的な緊張を高めようとしてきた。ボリス・エリツィン時代のようにロシアを自分たちの属国にするため、恫喝して屈服させようとしているのだが、今のロシアがそうした脅しに屈するとは思えない。かつてはアメリカや西ヨーロッパに対する憧れを持つロシア人が少なくなかったが、エリツィン時代に西側に対する幻想は消えた。現在、アメリカやEUの手先として動いているのは、ロシアをアメリカの属国にした方が自分たちの個人的な利益になることを理解している人びとだろう。
ネオコンはロシアを敵視、庶民に反ロシア感情を植え付けるために有力メディアを使って偽情報を流し続けてきた。そのプロパガンダの柱がロシア政府による2016年の大統領選挙への介入、いわゆるロシアゲートだが、本ブログでも繰り返し書いてきたように、その嘘は明らか。すでに司法省/FBIゲートになっている。
そうした中、ネオコンにとって都合が良いことに、イギリスで毒物騒動が引き起こされた。3月4日に元GRU(ロシア軍の情報機関)大佐のセルゲイ・スクリパリとその娘のユリアがイギリスのソールズベリーで倒れているところを発見され、神経ガス(サリン、またはVXだとされている)が原因だとされ、テレサ・メイ英首相はロシア政府が実行したかのように発言している。勿論、いつものように証拠は示していない。
セルゲイはGRU時代にスペインで活動しているが、そのスペインで1995年にイギリスの情報機関MI6のエージェント、パブロ・ミラーにリクルートされ、99年に退役するまでイギリスのスパイとして活動していた。このミラーはロシアの治安機関FSBに所属していたアレキサンダー・リトビネンコともコンタクトをとっていたと言われている。
イギリス政府の主張が正しく、ノビチョクという神経ガスが使われたとしても、これはソ連時代の開発されたもので、1992年の段階で存在が明らかにされた。この化学兵器を生産していた主要施設はウズベキスタンにあるのだが、1991年にウズベキスタンは独立、アメリカと結びついている。
このノビチョクの毒性はVXガスの10倍だと言われているが、VXガスは1滴で人を殺すことができる。そのノビチョクが使われてスクリパリ父娘が死ななかったのは不可解だと指摘されている。リトビネンコのケースと同じように、ロシア政府が実行したというイギリスの主張は怪しい。
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