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ベネズエラは陸域に油田があります。
ベネズエラ国営石油会社
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%8D%E3%82%BA%E3%82%A8%E3%83%A9%E5%9B%BD%E5%96%B6%E7%9F%B3%E6%B2%B9%E4%BC%9A%E7%A4%BE
>ベネズエラはマラカイボ湖やオリノコ川流域を中心に非常に多くの石油が埋蔵していることから、古くからいわゆる国際石油資本(石油メジャー)による油田開発が進められてきたが、1976年にベネズエラ政府が国内の油田の国有化を宣言したことに伴いPDVSAが設立された。
>主にマラカイボ湖周辺の油田からは軽質油が産出するほか、オリノコ川流域の油田からは「オリノコ超重質油」と称される重質油が産出する。ただしオリノコ超重質油は比重が重いことに加え流動性がなく、通常の石油精製施設では精製ができないという問題があることから、膨大な埋蔵量があるとされながらも生産が本格化したのは1990年代以降である[2]。
>1990年代までは国営企業ながらも政府からの経営介入はほとんど無く、世界的に見ても優秀な経営が行われている石油会社の一つと言われてきたが[2]、1999年2月にウゴ・チャベス大統領政権が誕生して以後政府からの経営介入の姿勢が強まっており、経営の圧迫要因となっている。一方で国有化されたベネズエラ国内の様々な産業の受け皿企業となっている側面もあり、2006年には電力事業、2008年にはセメント事業を傘下に収めているほか、2008年に食品流通・販売部門としてPDVALを設立している。
いわば、この国営石油会社がベネズエラの経済を握っているわけで、経済混乱の元凶がこの会社。
石油売却収入がどの程度あるのか、全く報道に挙がってこないのはカダフィ大佐斬殺後のリビアも同じ。つまり、ベネズエラの石油は完全にアメリカ軍産複合体に乗っ取られているはず。
現在のニコラス・マドゥーロ大統領は多分アメリカの傀儡、北朝鮮の金一族と同じ。
本来、ベネズエラは温暖な気候で農業に向いた農地も多く、それなりに豊かな生活が送れる国。それがなぜか、貧困に苦しみ、食物さえないという。
背景にあるのは演出された対立であり、その演出された対立が口実になり、社会全体が崩壊へ誘導されている。
日本も、首都直下地震を契機に経済が一気に落ち込み、それ以降は社会対立が過激化するはず。
輸入依存度の高いものの自給率を高めることが必要です。エネルギーと食糧であり、両方に役立つのが地熱開発。
https://www.asahi.com/articles/ASL2N2CT9L2NUHBI003.html
困窮ベネズエラ、国境に出国者の波「食べ物も薬もない」
サンアントニオ=田村剛2018年2月24日06時38分
南米ベネズエラとコロンビアにかかる国境の橋。老若男女で押し合いへし合いの中、男の子の手を引いた女性が悲痛な声を上げた。
ベネズエラ側の町サンアントニオからは毎日、カバンや段ボールを抱えた人々があふれ出す。世界最大の原油埋蔵量があり、かつて「南米で最も豊か」と言われたベネズエラはいま、深刻な食料不足やハイパーインフレ、政治的混乱に耐えかね、国外へ逃れる人が絶えない。
「食事は1日に1回。病院には薬もない。もう限界だった」。夫や息子と一緒に来たジュスレイ・ガリドさん(26)はトランク一つを手に国境を越えた。「家も車も手放した。これまでの人生が荷物一つだけになった」と涙を浮かべた。
コロンビア側に着いたベネズエラ人は、価値が急落した通貨ボリバルの札束を持って両替所に殺到する。全貯金を持ってきた男性が窓口で出したのは30万ボリバル。闇レートで2米ドル(約210円)以下だ。「これではバスにも乗れない。信じられない」
国境の橋の横には、現金を得たいベネズエラ人女性から髪の毛を買う業者が集まる。ブローカーの男性は「1日に数十人が髪を売る。ベネズエラ人の窮状ぶりに驚く」。カツラ製作用で、女性が手にするのは8万〜25万ペソ(約3千〜9千円)。周辺の町ではベネズエラ人の売春が急増し、未成年者も多いという。
ログイン前の続き教師をしていた男性はこう吐き捨てた。「国を捨てるのはつらい。でも生きるためには仕方ない」
廃れた国内産業
ベネズエラはかつて、格差はあるものの、国民の生活は安定していた。しかし、1999年に発足した反米左派のチャベス前政権は格差是正を掲げて急速に社会主義的な政策を進めた。企業や農場を接収して国有化し、貧困層のために食品や生活必需品を非常に安く統制したため、国内産業は廃れた。
さらに主要輸出品の原油価格の下落や、チャベス氏の後継として独裁姿勢を強めるマドゥロ現大統領の政策で経済が急速に悪化。国際通貨基金(IMF)によれば、昨年のインフレ率は2400%で、今年は1万3千%と予想されている。食料や医薬品の不足で栄養失調や感染症での死者が相次ぎ、国際機関や周辺諸国は「人道的危機」と警鐘を鳴らす。
コロンビアへの出国は昨年ごろから急増し、この国境周辺だけで1日約3万5千人が国境を越える。食料調達が目的の人も多いが、約3千人はベネズエラに戻らない。民間調査では、この2年間で120万人が国外に脱出した。近隣諸国は押し寄せるベネズエラ人の対応に苦慮している。
看護師「食べ物も薬もない」
記者は、ベネズエラ東部シウダーグアヤナにある人口500人ほどの集落も訪れた。昨年ごろから、食料不足による飢えとマラリアの感染で死者が相次ぐようになったという。あちこちに痩せて寝たきりになった人たちの姿が目に付いた。
病院でも栄養失調や医薬品の不足による死者が相次いでいる。町中心部の病院では、小児病棟のベッドの上で、亡くなったばかりの乳児の遺体が青い布に包まれていた。死因は栄養失調。この病院で20年間働いてきた女性看護師は「子どもが毎日のように亡くなっている。全力を尽くしても、食べ物も薬もない。絶望的な状況だ」と語った。
国内の子どもの健康状態を調べている栄養士のスサナ・ラファリさんは「2016年に8%だった深刻な栄養失調の子が今年2月に16%を超えた。状況は急速に悪化している」と語る。(サンアントニオ=田村剛)
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