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40年後もなくならないお仕事は? トラブル処理はAIより人間の方がいい
https://bizspa.jp/post-119947/
2019.02.05 bizSPA!フレッシュ
人生100年と言われる今、定年後も働き続けるのは当たり前の時代かもしれない。我々、bizSPA!世代の20〜30代が老後を迎えたとき、高齢者人口はピークを迎える。
※画像はイメージです(以下、同じ)
周りの高齢者やこれから生まれてくる若い世代がいり乱れる市場で仕事の奪いあいが起こり、やりたくもないキツい労働をするハメになるかもしれない。そうならないために、今から“老後の仕事”を考えよう。
未来もなくならない仕事とは?
人事・戦略コンサルタントで、『「ラクして速い」が一番すごい』(ダイヤモンド社)などの著書がある松本利明氏はこう語る。
「現在も高齢者の仕事として需要が多いのが、警備や清掃の仕事。単純労働のように思えますが、レジ打ちやコールセンターと違って現場ごとのカスタマイズが必要な仕事です。
具体的な監視・巡回作業はAIが担って、最終的なチェックは人間がする、というように、機械化されることによって需要が減ったり、給料が安くなる可能性はありますが、意外となくならない仕事といえるでしょう」
<ひとりアルソック>カメラによる監視、巡回などはAIが担うようになっても、実際に不慮の侵入、トラブルなどが起きたときに備えて、人間のスタッフは必要。警備という業務の性質上、最終的な管理は日本人に任せたいという心情も働きそうだ
<お掃除老人Z>「ここまでやれば終わり」という正解や目安がわかりづらく、現場によって仕事内容が異なるので、AIによる代替が難しい。若い外国人労働者との仕事の奪い合いになる可能性はあるが、高齢者ならではの細やかさはアドバンテージ
「謝る仕事」はAIにはできない
高齢の日本人だからこそニーズがあるという仕事もある。
「コールセンターでのトラブル処理やクレーム対応はAIが代替するようになるでしょうが、相手の元へ直接出向いて謝罪する仕事は、AIや外国人では担うことができませんし、高齢であることがハクにもなります」(松本氏、以下同)
<謝り侍>「人間が言葉を尽くして謝る」ことが重要なので、AIや外国人には代替できない。さまざまな企業の謝罪業務を担う「謝罪バンク」のような企業のディレクションで、高齢の謝り侍が活躍する日がやってくる!?
ペット人口が増え続け、さらにペットケアへの意識が昔よりも高まっているなか、依頼者の細かい希望に合わせられるペットシッターのニーズも増えていく。
「自動餌やり機や見守りカメラなどのシステムは進歩するでしょうが、生き物相手の仕事はAIが完全に代替することは難しい。ペットの扱いに慣れている人であれば、高齢であることが依頼主にもペットにも安心感につながるというアドバンテージもあります」
<ペットコンシェルジュ>少子高齢化が進み、子供のいない夫婦や、子供が独立した老夫婦などによるペットのニーズは今後も増加。お金持ち老夫婦が海外旅行に行っている間、貯金のない老人はシッター業務で生活費を稼ぐという格差感は否めない
高齢化社会ならではの需要
高齢化社会が進むことで需要が増える仕事もある。
「ひとつは便利屋。DIYが得意な人だったら、男手のいない女性の独居老人相手に家の中の簡単な補修やプチリフォームをしたり、逆に女性だったら奥さんに先立たれた男性老人向けに家事代行をしたりする仕事です。
老後の人生が長くなるゆえ、習い事や趣味へのニーズも高まりますから、稽古事の先生もアリでしょう。現在は若い世代のものと思われているネットニュースなどのコンテンツも、今後は高齢者向けのコンテンツが増えるでしょうから、高齢者向けの記事を書けるライターなどもニーズはあるでしょう」
<レンタルおじいちゃん>DIY、家事代行など、得意分野や暇を生かしてできる仕事は高齢化社会において確実にニーズが高まる。実際はそこまでの技術がなくても、老人なら長年培った匠の技風に見える。ただし、体力があることが重要となる
<シニア専門WEBライター>スマホやSNSを使いこなす世代が老人になったときに、同世代の目線で「高齢者のセックス事情」など、老人向けのコンテンツを提供。ライター以外にも、高齢者向けの出会いを提供するSNSビジネスなども可能性アリ
高齢化社会において、高齢者は労働力であると同時に、市場を支える消費者でもあるのだ。
接客業は経験が付加価値に
また、前回消える仕事として紹介した接客業だが、付加価値を提案できれば話は別だ。投資家として活躍するぐっちー氏はこう語る。
「コンビニの100円のドリップコーヒーで満足な人もいれば、技術のある人間が丁寧に淹れた1000円のコーヒーを飲んで、おしゃべりを楽しみたいというニーズも必ずあります。AIによる無人サービスが増えるからこそ、経験に裏打ちされた技術とコミュニケーション能力がある、高齢者によるサービスの価値が高まるのです」
<愚痴聞きバリスタ>丁寧にコーヒーを淹れる作業はもちろん、身よりのない老人とおしゃべりをしたり、若者の愚痴を聞いてあげたりできる人当たりのいい老人の需要増、さまざまな接客業においてアドバンテージを発揮できる可能性が大
<グレートシニアティーチャー>平均寿命が毎年更新され、老後の人生が長くなっていくなかで、金銭的に余裕のある老人による趣味や習い事への需要が高まる。ペットシッター同様、お金持ち老人を相手にした商売だが、「先生」という立場ならプライドは保てそう
高齢者だからこそできる仕事も、探せば意外とあるのだ。
― 老後の仕事を今から考える ―
<イラスト/アビディ井上>
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