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定年前のちょっとした工夫で、年金額をグンと増やす裏ワザ
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190125-00010000-php_s-bus_all
PHP Online 衆知 1/25(金) 11:56配信
経済ジャーナリストの荻原博子氏は、「年金だけで悠々自適に暮らす勝ち組は多い」と語る
<<老後を過ごすためには定年時に3,000万円の貯蓄が必要と言われるが、経済ジャーナリストの荻原博子氏は、その条件に当てはまるのはごく一部だと指摘する。では当てはまらない人は全員「老後破産」の憂き目にあってしまうのか!?
荻原氏は著書『年金だけでも暮らせます』において、年金だけで暮らす“勝ち組“は多く存在していて、そういう人たちが現行制度への正確な知識をもって、制度をフル活用していると述べている。
本稿では同書より、あまり知られていない年金制度の裏ワザで年金額を増やす方法を示した一説を紹介する。>>
※本稿は荻原博子著『年金だけでも暮らせます』(PHP新書)より一部抜粋・編集したものです
※本稿で紹介する年金制度に関する情報は、2018年12月時点のものであり、変更になる場合があります
■なぜか知られていない“申請すればオトクになる制度“
保険料を事前にまとめ払いすればおトクに(2018年度、口座振替の場合)
ここでは、少しでも多く年金をもらうためのコツをご紹介しましょう。
不思議なことにテレビ等では、ほとんど扱われない内容なので、あまり知られていません。なかには一部の人しか利用できないものもありますが、年金事務所に申請すればほとんどの方の年金がオトクになります。ぜひ、検討してみてください。
自営業者など国民年金に加入している方は、どうせ保険料を支払わなくてはならないなら、毎月支払うより、口座振替でまとめて支払ったほうがおトクです。
2018年度の口座振替の場合のまとめ払いの割引額ですが、1年分の保険料をまとめて支払うと、4110円安くなります。
さらに、2年分をまとめて支払うと、1万5650円安くなります。1年ごとに支払うより、7430円も安くなります。1年分、2年分のまとまったお金がないという人は、6ヶ月分をまとめて支払っただけでも、1110円おトクになります。
また、早割(当月末振込)という本来の保険料よりも1ヶ月早く支払うパターンにすれば50円割引になります。1回早く支払っただけで、同じように月払いしても50円ずつ安くなるのです。
■「付加年金」は2年で元がとれて、あとは一生ラクできる
付加年金もまとめ払いすればオトクに
国民年金は、満額支給されても77万9300円(2018年度)。月約6万5000円と、老後資金としてはかなり心細い。この年金支給額を少しでも増やしたいなら、付加保険料をプラスするといいでしょう。
付加年金とは、国民年金の保険料に月額400円を上乗せして支払う年金のこと。国民年金基金に加入している方は納めることができませんが、付加年金を払っておくと、将来もらう「老齢基礎年金」に200円×付加保険料納付月数の付加年金額がプラスされます。
例えば、10年間、月400円の付加保険料を支払ったとします。すると400円×12ヶ月×10年で、累計で4万8000円を支払うのですが、そうすると、老後にもらう年金額が200円×12ヶ月×10年で、年額2万4000円増えます。
これだけだと、4万8000円を支払って2万4000円だけかと思うかもしれま
せんが、年金は死ぬまで毎年もらえます。
つまり、2年経つとあわせて4万8000円もらえることになるので支払った保険料が回収され、10年経つと、24万円ですから19万2000円おトクになり、20年経つと43万2000円、30年経てば67万2000円おトクということになります。
この付加年金をよりおトクにするのが、付加年金のまとめ払い。
口座振替で1年払いにすると、100円引きになります。
付加年金のデメリットは、物価上昇に弱いこと。
通常の公的年金は、物価が上がればそれに応じて支給額も上がりますが、付加年金の場合は、10年後も20年後も支給額は変わりません。
極端な話、20年後ラーメンが1杯1万円になっていたら、年2万4000円もらっても、ラーメン2杯半分にしかならないということ。
ただ、将来はどうなっているのか誰にも予想ができないので、月400円くらいなら、支払っておいてもいいかもしれません。
■「繰り上げ受給」と「繰り下げ受給」、おトクなのはどっち?
年金は、基本的には65歳から支給されますが、希望すれば、60歳から
70歳のあいだなら、好きなタイミングでもらい始めることができます。
65歳より早くもらい始めることを「繰り上げ受給」といい、65歳より後にもらい始めることを「繰り下げ受給」といいます。
65歳よりも早くもらい始める「繰り上げ受給」では、1ヶ月早まるごとに年金額が0.5%減額されます。
例えば60歳からもらい始めると、0.5%×12ヶ月×5年で65歳からもらい始めるよりも30%支給額が減ります。65歳で10万円の年金をもらえる人だとすれば、60歳でもらい始めると月7万円に支給額が減るということです。
この場合の損益分岐点は、76歳。30%の減額は一生続くので、75歳までに死ぬと、60歳からもらい始めたほうがよかったことになり、76歳より長く生きれば、65歳からもらったほうがよかったということになります。
65歳より後にもらい始める「繰り下げ受給」では、1ヶ月遅くなるごとに
年金額が0・7%ずつ加算されます。
例えば、70歳からもらい始めると、0.7%×12ヶ月×5年で42%支給額が増えます。
65歳で月10万円もらう人なら、70歳まで支給を遅らせると、70歳から月
14万2000円の年金をもらえます。
この場合の損益分岐点は、81歳。80歳までに死ぬと、65歳からもらい始めたほうがよかったことになり、81歳以上生きれば、70歳からもらったほうがよかったことになります。
■働けるだけ働いてから年金をもらえば、長い老後も安心
もちろん、人の寿命は誰にもわかりません。
また、「平均寿命」だけでなく、「健康寿命」も考慮したほうがいいでしょう。「健康寿命」は、身体に支障がなく、健康に動ける平均的な年齢で、男性72・14歳、女性74・79歳(厚生労働省・平成28年)。
ですから、額は少なくても遊べるうちに年金が欲しいという人は、支給開始年齢を早めるという選択も考えられます。
けれども、これからは「人生100年時代」。あまり早くからもらってしまうと、少額しかもらえないので長生きしたらお金が足りなくなってしまうかもしれません。
それが心配なら、働き続けられるうちは働いて、年金はそれ以降にもらうという選択もいいでしょう。
荻原博子(経済ジャーナリスト)
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