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株価は上昇がつづくも…
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2019年01月09日 在野のアナリスト
米国ではトランプ大統領が国境の壁建設について、大統領執務室から演説を行いました。しかし直後、民主党も反論演説を行い、メディアもそれを報じる。米国民も政府機関の閉鎖は大統領のせい、との認識を強めており、今回も非常事態宣言をだす演説ならまだしも、従来の説明に終始したため国民の理解も得られにくいのでしょう。苦境を察知したのか、やたら米中次官級協議を「うまくいっている」とTweetし、それが市場でも好感された、と報じられます。ただでてきた内容は失望の強いものです。 2日の予定を 1日伸ばした米朝協議、米産品の購入拡大には進展、一方で知財関係では合意に程遠い、とされます。米軍は南シナ海で航行の自由作戦をとり、中国は北朝鮮の金正恩氏を協議に合わせて北京に招くなど、双方の場外戦も激しかった。しかし覇権を狙う両国にとって、安易な妥協はできない。今や新たな冷戦構造とされ、米・中露による知財、情報、規格など無形の分野で争う構図となっています。 株価が堅調です。ただし、巷間語られる米中協議の進展を好感…というのとは、少し異なる感想を抱いています。大体、年初はファンドなどが新たな資金を動かすため、値上がりしやすい。そこに悪い材料がないことから、イベントドリブン勢も買いで応えている。ただ、毎年鏡開きまではこうした動きがもたないので、週内いっぱいもつかどうか、であって来週から米国は業績相場に入ってきます。昨日もNASDAQが一時弱含んだように、業績相場に入ると悪材料もでてくるので、流れも変わってきます。 以前から指摘しているように、今は需給の方が重要です。決して昨年の悲観の行き過ぎで、今が上がっているわけではない。こんな相場でも新規資金が入るので、機械的に買う主体が多い。そうした需給とそれを見越した思惑により、今は上がっているのです。これは原油などの商品市場も同じ。上昇の説明をつけないといけないので、サウジの減産や米中協議の進展で世界景気の減速も回避される、などと語られますが、買い需要が一巡すると、悪材料がでて急落するのは昨年末と同じなので注意も必要です。 そんな中、深刻なのは日本です。円高はもどりが鈍く、株価も指数寄与の大きいSB株をいじって高くみせかけてはいますが、株価が下がる業種の方が多いなど中身は乏しいですし、大幅高というには商いも低調です。昨年、外国人投資家は5.7兆円も売り越しており、今年は買うなどという人もいますが、安いころに買った外国人投資家が、利益のでる間に逃げだしたとするなら、もどりは鈍い。新規資金の入る時期なのに、この低い売買代金という点をみても、外国人投資家による日本パッシングは顕著といえます。 そんな中、毎月勤労統計の不正がじわり重し、という意見もあります。14年もの間、公表されていた統計手法と異なる手法で算出したデータを公表していた。しかも、それがバレないように計算するソフトまで導入していたのですから、組織ぐるみの捏造です。昨年、急に毎月勤労統計の数字が高くでるようになったのも、データを弄ったからでは? と噂されており、尚且つそれまでは失業給付などを低く抑えるため、数字をあえて低くでるよう見せかけていたのでは? など様々な疑惑がもたれています。市場からみれば、日本の統計は信用できない、日本の景気は本当に大丈夫なのか? との疑念がもたれるところです。 さらに12月の日銀による「生活意識に関するアンケート調査」は深刻です。1年後の景況判断指数(DI)は-32と、安倍ノミクスを掲げて以来、最低です。「世界的な株安が影響した可能性」と日銀は分析しますが、調査した11月9日から12月5日は日経平均で22000円前後、米ダウも25000$前後で推移しており、高値からは下落したものの辛抱していた時期です。国民でさえ日本の景気に自信がもてない、嘘をつく政府、行政という問題もあって、本当に日本は大丈夫か? そう考える国民が増えてきたのでしょう。世界では冷戦構造がくすぶりますが、日本では安倍ノミクス失敗による零落構造が、より深刻になってきているのでしょうね。 |
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